がんの "早期発見/早期治療" に向けた検査法では、"血液検査" と "尿検査"( 昨日注目 "尿検査"で"がんにかかっているかを判別"する技術を開発!老廃物解析で!(日立と住商)/当誌 2016.06.16) とが両雄だとされている。
◆ 参照 当誌過去の "血液検査 がん" 関連記事
(1) 早期発見が難しい"膵臓がんの血液検査法"(特定RNAの含有量測定)を開発!(東大病院)/当誌 2016.06.06
(2) わずかな血液で "がん遺伝子(遺伝子異常)"60種類検出!多くのがんに対応 (国がん研セ)/当誌 2015.12.29
(3) 味の素の"がんスクリーニング検査「AICS」"、早期発見が難しい"膵臓がん"にも対応!/当誌 2015.08.10
(4) 味の素 "血液検査"で膵臓がんリスク判定 早期発見!人間ドックのオプション検査開始!/当誌 2015.06.15
今回注目する下記引用サイト記事 : 血液調べがん早期発見 遺伝子研など、技術高め検査普及へ/日本経済新聞/2016.06.16 - 07:00 は、"血液検査法" の最新動向に注目し、 <検査受託会社の日本遺伝子研究所(仙台市)は米国企業との共同研究で血液からがんを早期に発見する検査手法を新たに確立した。検査板に血液を流し、微細な溝にかかった体内物質からがん細胞を見分ける仕組み。実証実験で9割のがん検出成果が得られたという。今後大学との研究を進めて技術の信頼性を高め、全国の医療機関からの受託を目指す> と報じている。
<......遺伝子研は現在、白血病患者の染色体検査などを医療機関から請け負っている。今回は検査機器メーカーの米セルシー(ミシガン州)と共同で、プレパラートに似た板の微細な溝に血液を流すことで早期のがん細胞を発見する技術を確立した。 板の溝には直径8ミクロンの微細な穴を無数に空けており、穴を通過できずに引っかかった体内物質の中にがん細胞がないかを確認する。セルシーとの研究で、血液を板に流し込む際に細胞を壊さずに検査する技術を確立できたという。 遺伝子研はセルシーの機器を導入し、実際のがん患者150人以上の血液を調べた結果、約90%の患者の血液からがん細胞を検出したという。 一般的な検査では直径5ミリメートル程度以上のがん組織が見つかることが多いが、新技術では1~3ミリ程度の早期がんから発見できる可能性があると同社は説明している。がんは1ミリ程度まで大きくなると、血液中にがん細胞が流れ出すとの研究に基づいているという。 今後は国内の大学医学部などとの共同研究も進め、技術の信頼性を高める。将来的には全国の医療機関から受託して検査の普及をめざす。 医療機関で同社の早期がん検査を受ける場合、患者が払う費用は1回あたり10万円程度になる見通し。がんは長年にわたって日本人の死因の上位を占め続け、早期発見と早期治療が一段と重要になっている> とある。
血液調べがん早期発見 遺伝子研など、技術高め検査普及へ/日本経済新聞/2016.06.16 - 07:00
検査受託会社の日本遺伝子研究所(仙台市)は米国企業との共同研究で血液からがんを早期に発見する検査手法を新たに確立した。検査板に血液を流し、微細な溝にかかった体内物質からがん細胞を見分ける仕組み。実証実験で9割のがん検出成果が得られたという。今後大学との研究を進めて技術の信頼性を高め、全国の医療機関からの受託を目指す。
遺伝子研は現在、白血病患者の染色体検査などを医療機関から請け負っている。今回は検査機器メーカーの米セルシー(ミシガン州)と共同で、プレパラートに似た板の微細な溝に血液を流すことで早期のがん細胞を発見する技術を確立した。
板の溝には直径8ミクロンの微細な穴を無数に空けており、穴を通過できずに引っかかった体内物質の中にがん細胞がないかを確認する。セルシーとの研究で、血液を板に流し込む際に細胞を壊さずに検査する技術を確立できたという。
遺伝子研はセルシーの機器を導入し、実際のがん患者150人以上の血液を調べた結果、約90%の患者の血液からがん細胞を検出したという。
一般的な検査では直径5ミリメートル程度以上のがん組織が見つかることが多いが、新技術では1~3ミリ程度の早期がんから発見できる可能性があると同社は説明している。がんは1ミリ程度まで大きくなると、血液中にがん細胞が流れ出すとの研究に基づいているという。
今後は国内の大学医学部などとの共同研究も進め、技術の信頼性を高める。将来的には全国の医療機関から受託して検査の普及をめざす。
医療機関で同社の早期がん検査を受ける場合、患者が払う費用は1回あたり10万円程度になる見通し。がんは長年にわたって日本人の死因の上位を占め続け、早期発見と早期治療が一段と重要になっている。
"がん検査/検診" は、被験者の負担度が小さいこと、簡易さなどが求められる一方、もちろん "精度の高さ" が大前提となるはずだ。 たとえ "高精度" ではあっても、"誤診" であった場合の "被験者のショック" は十分に斟酌されるべきであろう...... (2016.06.17)
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