子どもの "重いぜんそく症状 プラス 発熱・まひ" という症状が、先ごろ注意喚起されていたところの <エンテロウイルスD68感染症> に関するその後の情報である。
◆ 参照 当誌過去の "エンテロウイルスD68" 関連記事
○ <......このウイルスに感染すると呼吸器症状を起こす場合があることが知られているが、調査を担当した大分大医学部の是松聖悟教授(小児科)は「健康な子どもでも重いぜんそく症状が出る可能性がある」と注意喚起する。ぜんそくとは別に、発熱に伴いまひを訴える子どもの症例と感染との関連も指摘され、同ウイルスの実態解明が急務となりそうだ......> ( "エンテロウイルスD68感染症"!重いぜんそく症状の可能性、発熱に伴うまひの症状!/当誌 2016.05.18 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 子供が原因不明の手足まひ、8割が症状残る/yomiDr. ヨミドク/2016.08.10 は、 <昨年夏以降、手足に原因不明のまひなどが起きた子どもが相次ぎ、一部の患者から「エンテロウイルスD68」が検出された問題で、日本小児科学会は、まひが表れた患者のうち8割に症状が残ったとする中間報告をまとめた> と報じている。
<......中間報告によると、手足のまひが起きた患者のうち、ウイルス性の脊髄炎が原因とみられる54人を分析した。 まひが完全に治ったのは5人のみで、33人は改善が一定程度でとどまり、11人は改善が見られなかった。 手足のまひ以外に、4人に意識障害、11人に手足に感覚障害が起きた。8人は顔面まひやのみ込みの悪さを覚えていた。 45人の画像分析では、全員に脊髄に異常が見られ、このうち20人は脳幹にも異常が確認された> とある。
子供が原因不明の手足まひ、8割が症状残る/yomiDr. ヨミドク/2016.08.10
昨年夏以降、手足に原因不明のまひなどが起きた子どもが相次ぎ、一部の患者から「エンテロウイルスD68」が検出された問題で、日本小児科学会は、まひが表れた患者のうち8割に症状が残ったとする中間報告をまとめた。
中間報告によると、手足のまひが起きた患者のうち、ウイルス性の脊髄炎が原因とみられる54人を分析した。
まひが完全に治ったのは5人のみで、33人は改善が一定程度でとどまり、11人は改善が見られなかった。
手足のまひ以外に、4人に意識障害、11人に手足に感覚障害が起きた。8人は顔面まひやのみ込みの悪さを覚えていた。
45人の画像分析では、全員に脊髄に異常が見られ、このうち20人は脳幹にも異常が確認された。
症状が、果して "後遺症" と呼ばれるべきものかどうかについては今後を待つとしても、インフルエンザのような "一過性の症状" とは言い切れない点が、やはり懸念され、危惧される...... (2016.08.13)
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