"クスリ万能主義、クスリづけ" の風潮が危惧され続けて久しい。 "副作用" のない薬はない! と言われるだけに憂慮される事態である。 しかも、それが "子どもにも押しつけられている" となると、残酷きわまりない現状だと言わざるを得ない。
◆ 参照 当誌過去の "抗精神病薬" 関連記事
○ 認知症高齢者の"抗精神病薬"/服用開始3~6か月:死亡リスク2倍!現場の事情とは言え!?/当誌 2014.00.00
今回注目する下記引用サイト記事 : 知的障害児1割に精神病薬 長期処方は副作用リスクも/共同通信/2017.01.14 - 17:15 は、 <知的障害のある子どもの約1割に、統合失調症の治療薬である抗精神病薬が処方されていることが、医療経済研究機構(東京)などの研究チームによる調査で分かった。このうちほぼ半数には年300日以上と長期にわたり薬が出ていた> と報じている。
<......知的障害には、自傷行為や暴力などの行動障害を伴う場合があり、薬はその治療のためとみられるが、長期の使用には副作用のリスクもある。 世界精神医学会は精神疾患が原因でない行動障害には、特性に応じた環境調整などを勧めている。同機構の奥村泰之主任研究員は「日本では知的障害児の行動障害に診療の指針がなく、薬物の使用を含めた指針が必要だ」としている> とある。
知的障害児1割に精神病薬 長期処方は副作用リスクも/共同通信/2017.01.14 - 17:15
知的障害のある子どもの約1割に、統合失調症の治療薬である抗精神病薬が処方されていることが、医療経済研究機構(東京)などの研究チームによる調査で分かった。このうちほぼ半数には年300日以上と長期にわたり薬が出ていた。
知的障害には、自傷行為や暴力などの行動障害を伴う場合があり、薬はその治療のためとみられるが、長期の使用には副作用のリスクもある。
世界精神医学会は精神疾患が原因でない行動障害には、特性に応じた環境調整などを勧めている。同機構の奥村泰之主任研究員は「日本では知的障害児の行動障害に診療の指針がなく、薬物の使用を含めた指針が必要だ」としている。
やはり、"何でもクスリに任せてしまう!" といった "丸投げ(?)方式" は問題であろう。
<世界精神医学会は精神疾患が原因でない行動障害には、特性に応じた環境調整などを勧めている> とし、<「日本では知的障害児の行動障害に診療の指針がなく、薬物の使用を含めた指針が必要だ」> と指摘される点に注意を向けたい...... (2017.01.17)
コメントする