遺伝子治療、ゲノム編集の分野では、海外に比べ、国内の動向の遅れが指摘されるとともに、"副作用" の可能性なども危惧されているのが現状だ。
◆ 参照 当誌過去の "ゲノム編集" 関連記事
○ <一方、日本には明確な指針が無く、先例も出ていないため、研究者は二の足を踏む。関連する遺伝子治療の指針を見直すことを厚生労働省の専門委員会で議論しているが、具体的な新指針の話は進んでいない。 ゲノム編集による治療は他にも課題がある。今年に入り、遺伝子の切断による副作用を指摘する論文が相次ぎ発表された。がん化リスクが上がるという実験例や、遺伝子の誤った部分の切断による副作用が起こる可能性があるという。大規模な遺伝子の欠失が起こるという論文もある。 そうした副作用を減らす新たなゲノム編集の手法の研究も進む。> ( ゲノム編集、遺伝性難病の治療に道!海外先行も、国内制度遅れ、研究者二の足を踏む!/当誌 2018.09.27 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 政府、遺伝子治療の実用化推進 研究支援や規制緩和で/KYODO/2018.09.22 - 18:51 は、 <政府は22日までに、欧米でがんや難病の新しい治療薬として承認される例が相次いでいる遺伝子治療の開発を強化することを決めた。実用化が有望な研究や、次世代の技術と期待される「ゲノム編集」を使った薬の開発を優先的に支援。文部科学省が19年度予算の概算要求に24億円を計上したほか、厚生労働省が研究をしやすくするための規制緩和も進めて、出遅れが指摘される日本の医療産業の巻き返しを図る> と報じている。
<......遺伝子治療は、遺伝子の異常が原因で病気になった患者に対し、外部から遺伝子を導入する治療法。安全性の問題は克服され、12年以降、欧米でがんや難病の治療薬が少なくとも7種類承認された> とある。
政府、遺伝子治療の実用化推進 研究支援や規制緩和で/KYODO/2018.09.22 - 18:51
政府は22日までに、欧米でがんや難病の新しい治療薬として承認される例が相次いでいる遺伝子治療の開発を強化することを決めた。実用化が有望な研究や、次世代の技術と期待される「ゲノム編集」を使った薬の開発を優先的に支援。文部科学省が19年度予算の概算要求に24億円を計上したほか、厚生労働省が研究をしやすくするための規制緩和も進めて、出遅れが指摘される日本の医療産業の巻き返しを図る。
遺伝子治療は、遺伝子の異常が原因で病気になった患者に対し、外部から遺伝子を導入する治療法。安全性の問題は克服され、12年以降、欧米でがんや難病の治療薬が少なくとも7種類承認された。
<政府は22日までに、欧米でがんや難病の新しい治療薬として承認される例が相次いでいる遺伝子治療の開発を強化することを決めた。実用化が有望な研究や、次世代の技術と期待される「ゲノム編集」を使った薬の開発を優先的に支援> とある。 "安全性の問題" が課題視される向きもありそうだが、その検証も含めての推進かとうかがえる...... (2018.09.29)
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