Web: 2012年10月 アーカイブ

 "iPad mini" の発売とともに、"Google Nexus 7"、"Kindle Fire(HD)" などによって "小型タブレット" の激烈な販売競争が始まった。
 そこで、なぜ今、10インチ "iPad" サイズから、7インチ "小型タブレット" サイズへの移行が始まっているのか? について、"おさらい" 的な確認をしてみることにした。

 下記引用サイト記事:小型タブレットがタブレット市場を支配するに至る理由 iPadがタブレットの未来となり得ないのはなぜか、サイズと価格の問題を考える/COMPUTERWORLD/2012.07.14 によれば、理由は大きく分けて二つ。
 一つは、"低価格性とそれに伴う諸メリット" であり、もう一つは、 "マルチメディア電子書籍市場に直結する教育市場攻略に有利( Apple 戦略!?)" ということになりそうだ。

 ポイントを抜粋してみると以下のようになる。

■ 小さなタブレットが消費者市場を支配するに至る理由

 ◎ 重要な要素は、低価格!
 ◎ Wi-Fi 活用の小型タブレットの場合、購入者は1度、少額を支払うだけだ。出費はそれだけで済む。
 ◎ 価格が安ければ、その物的価値も下がる=持ち歩くリスクの低いガジェットとなるのだ。盗まれる心配が少ない。なくしたり壊れたりしても、簡単に買い替えられる。
 ◎ 形状が小さいこと(=ポケットにも収まる。)も、タブレットを使う場所や機会が増える要因となる
 ◎ 低価格=機動性向上=形式張らない使用に向いている
 ◎ 小型タブレットはソーシャル・ネットワーキング用のマシンにも最適
 ◎ 使用する場所や状況から見れば、小さなタブレットが断然便利
 ◎ 小型タブレットは、仮想アシスタントやソーシャル・ネットワーキング用としてなど、より個人的な利用に使われるようになる

■ 小型タブレットが教育市場を支配するに至る理由
 ◎ 教育市場、特に幼稚園から高校までの市場では、いつタブレット革命が起きてもおかしくはない/このタブレット革命を押しとどめているのが価格のみ
 ◎ iPadの金額を支払って、学生一人一人に配布するようなことはない
 ◎ iPadのように、皆がほしがり盗難に遭いやすい電子機器を持たせて、子どもたちを校門から送り出すことはしない
 ◎ Appleは、インタラクティブなマルチメディア電子書籍市場の要としての教育出版の市場をねらう――「iBooks Author」!――教育関連資料を作成するあらゆる人を取り込む意図――将来著者になるべき世代に向けて、Appleの手法で出版するという考えをすり込む意図
 ◎ 幼稚園から高校までの世代がiPadを使わない限り、そうしたすり込みは実現しないだろう。そして500ドルのiPadでは無理に違いない
 ◎ Appleが出版業界の未来を支配するには、より小さい、低価格のiPadが重要になる!




















 スーパーマン(クラーク・ケントという記者)は、米国のコミックの代表作で、コミックのみならずアニメ、映画、TVドラマ作品と半世紀以上にわたり人気を博してきたスーパーヒーローだ。
 TVドラマ(1952年~1958年)放映時には、最高視聴率:74.2% だったというから驚きの人気だ。

 ご存知、この "遠い星からやって来た異星人" のスーパーマンは、日頃は<「デイリー・プラネット」という新聞のクラーク・ケントという記者>( 下記【 引用記事 1 】)に身をやつしている。
 そのクラーク・ケントという記者が、最新版のコミック誌では、とうとうその新聞社を辞めたということのようだ。

 何でも、
クラーク・ケントは、会社で「スクープ記事が少ない」と言われてけんかになりました。そして、会社の幹部と話し合ったときに、「新聞が娯楽のためのものになっている」と会社の考え方に反対して、新聞社を辞めてしまいました
とある。

 "娯楽" の雄であるコミックの主人公が叫ぶ「新聞が娯楽のためのものになっている」という批判的セリフが気が利いている。
 すでに "ジャーナリズムの危機" が叫ばれて久しいが、そうした懸念はネットを通じた "デジタル・コンテンツ" の普及によって増幅されているかのようだ。
 こうした懸念は、ジャーナリズム(ジャーナリスト)側の問題であるには違いないが、受け手側の姿勢にも目を向ける必要がありそうだ。

 下記の【 引用記事 2 】では、<そもそもニュースを楽しむ人が減っている>という "さもありなん" とでも言うべき事実が伝えられている。
 "新聞" はもとより、"ニュース" にも関心が向かないほどに "日常的関心" のあり様が変化してしまったということか......。
 こうした "感性" の "維新" で "巻き戻す(?)" ともなるとほとんど不可能かと思われもするが、その意味では、
<「クラーク・ケントは、インターネットにニュースのウェブサイトを自分で作るかもしれません」>
という点には興味が湧いたりする......。

 "高度な" なぞという形容を使うのは憚られるとも思われるが、"一連の事件" を引き起こした "遠隔操作ウイルス" のその正体が次第に判明してきているようだ。

 "ボット"/"バックドア型" の不正プログラムは、その作成ツールがネット上でも出回っているとされてきたが、今回の当該不正プログラムは、それらを使ったものではなく独自に "悪知恵" が駆使されたマルウェアであろうと解析されている。

 下記の【 引用記事 1 】/【 引用記事 2 】によれば、
パソコン内部に登録された情報を特定のアドレスに送信/ 日本の特定の掲示板に書き込みを行ったり、その掲示板を通じて指示を受けたりする機能/ 動作を終えたあと、みずからを削除して、感染した痕跡を消す機能/ 「電子掲示板システム(BBS)」を利用して攻撃者との通信を行い、BBS に作成したスレッドを経由して攻撃者からの指令の受信や情報の送信を行う感染端末上では、特定のスクリーンショットの取得、ファイルのアップロード・ダウンロード、特定URL の操作、ユーザのキー入力操作情報の記録など、様々な操作が可能になる>といった巧妙な仕掛けが施されているとのことである。

 こうした "巧妙な仕掛け" が駆使できるスキルが、無意味な犯罪行使に注がれていて、社会的に有用なネット活用アプリに活かされない現状の歪(いびつ)さが何とも残念に思えてならない......。

 インターネット上に犯罪を予告する書き込みをしたとの容疑で逮捕され、釈放された大阪と三重の男性2人の事件。
 その後の "続報" に接してみると、尚のこと一般ユーザーが危険に曝されている現状が浮かび上がってくる。

 下記の【 引用記事 1 】【 引用記事 2 】によれば、注目かつ警戒すべき点は以下のようになる。

 1.2人のパソコンが感染していた特殊なウイルスは感染を調べるソフトをすり抜ける>仕組みになっていた点。

 2."仕組みその1" :<海外のサーバーを経由すると誰が操作したのか特定が難しくなる>点。

 3."仕組みその2" :<ファイルの名前やプログラムの一部を(遠隔操作で)変更することでウイルスの感染を調べるソフトをすり抜けた>点。

 4.2人がいずれもインターネット上で写真のデータを読み取る無料の同じソフトをダウンロードしていたこと>が、"感染源" として濃厚に推測される点。

 <写真のデータを読み取る無料ソフト>゛とはいかにも "怪しげ" な気配がする。
 一概には言えないし、また当該のソフトが何であるかは不明なのではあるが、"無料ソフト" × "写真のデータ" アプリ(?)というのは、筆者も日頃 "大丈夫かなぁ?" と感じないわけではなかった。とにかく、安直に "無料ソフト" をダウンロードすることは、この時期、"絶対に禁物!" だと心得たほうが良さそうだ。

 この "濡れ衣を着せられ" 逮捕・起訴までされた事件! の恐ろしさは、運が悪ければ誰でもが陥れられるリスクのある点だ。ちょっとしたことでその不運は舞い込んで来る。
 見知らぬメールを開けたり、信用できないサイトからの不注意なダウンロードなどによって、知らぬ間に、"ある種のウイルス" がパソコン内に侵入する。そして、そのウイルスが、悪意ある者による "遠隔操作" を手助けして、パソコン所有者を "犯罪者" に仕立て上げてしまう......。
 いわゆる "ボット" ウイルスというとんでもない "悪性プログラム" である。

ボットとは、コンピュータを悪用することを目的に作られたプログラムで、コンピュータが感染すると、インターネットを通じて悪意を持った第三者が、あなたのコンピュータを外部から遠隔操作することを目的として作成された悪性プログラムです。
感染すると、この悪意を持った攻撃者(以下、攻撃者)があなたのコンピュータを操り「迷惑メールの大量配信」、「特定サイトの攻撃」等の迷惑行為から、あなたのコンピュータ内の情報を盗み出す「スパイ活動」など深刻な被害をもたらします。
 この操られる動作が、ロボット(Robot)に似ているところから、ボット(BOT)と呼ばれています
>( ボットとは/Cyber Clean Center

 これまでにも話題にはなっていたが、"今回の事件" は、この種の "ワナ" が一般の個人にも降り懸り、身に覚えのない "犯罪!" の張本人とさせられるという怖さをリアルに示している。
 幸い、"無実" であることが判明して釈放されたものの、さまざまな面で被害を被ったことになる。

 下記の【 引用記事 1 】/【 引用記事 2 】は、それらを報じている。"同一のボット・ウイルス" によって、"なりすまし" 的に "IPアドレス" が詐称され、犯罪に悪用されたという事件である。
 "人騒がせ" という次元の話ではなく、人の人生を台無しにさえする "極悪犯罪!" なのだから、当局は、関係方面からの協力を得て、徹底的に真の犯罪者を追い詰めるべきである。

 また、IT業界も、この種の犯罪を放置していたのではやがて "自滅" しかねないという危機感をもって、専門的な知恵を発揮した方が良さそうだ。
 ユーザーとしては、先ずは "不用意なアクション" を控えることに徹し、"不審な仕掛け" には一切接近しないことだ......。

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