文化一般: 2013年8月 アーカイブ

 十数年も一緒に暮らしてきた "外猫扱い" の "ミー(ミーコ)" が、とうとう "天敵/クルマ" の餌食となり、"地味" で "慎ましく" そして "頼もしい" その命を閉じた。

 午前6時前だというのに、唐突に電話が鳴ったことからそれは始まった。
 今日は朝一番での所用があったため、既に目は醒ましていたが今しばらく......、と躊躇している時であった。
 階下から、家内が沈んだ声での電話応対をしている声が聞こえていたが、何やら不吉な雰囲気が漂っていた。
「はい、はい、はい、これから直ぐに伺います......」
「どうしたぁ?」
 すると家内は、
「"ミーちゃん" がクルマに轢かれて死んだって。通りの向こうのレンタルビデオ屋さんの店員の人から......」

 一度に眠気が消失して、一瞬、鳥肌の立つ緊張感が襲ってきた。まさに、"寝耳に水" の感であり、熱帯夜で寝苦しかった寝床から跳ね起きた。

 電話によれば、直ぐ近くのレンタルビデオ店の前の道路で "ミー" が轢かれて血を流しているのを、その店の店員が見つけたというのだ。
 "ミー" の首輪のネームプレートには、自宅の電話番号を記していたので、それを見つけて連絡してくれたのだった。まだ、役所に電話連絡ができる時刻ではないため、"ミー" の遺体は店の一角で預かっています......、と。




















 「戦争は終わっていない」! と言われてみれば、その否定し難い説得性に思わず心を傾けてしまう。

 一触即発の観さえある東アジアの不穏な情勢があり、米軍基地で埋め尽くされている沖縄の戦時(?)状況もある。そして、何よりも傾注すべきは、この "終戦" を促したとされている "広島・長崎" に投下された "原爆"、その核兵器が、今なお "廃絶" されていないばかりか、相変わらず世界を "恐怖と狂気" で包み込んでいるからだ

 しかも、世界で唯一の "被爆国" であるこの国、日本は、"核兵器廃絶" を唱えつつも、次のように、喫緊の "核兵器の非人道性を訴える共同声明" には署名しなかった! というサプライズまで上乗せされているのだ。

 <4月24日午後4時、スイス・ジュネーブ。2年後の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた第2回準備委員会で、核兵器の非人道性を訴える共同声明が発表された。南アフリカやスイスなど最終的に80カ国が賛同したが、日本は署名しなかった/ 「安全保障環境は厳しさを増し、米国の核戦力を含む日米同盟の抑止力で自国の安全を確保する必要がある」と強調/ 「被爆国の日本は核兵器の非人道性を最初に主張した。しかし核抑止論に固執し、多くの国が核の非人道性を訴える新たな潮流の中で、置きざりにされつつある」......

(孤立する日本)核兵器非難の声明「署名せず」の舞台裏/朝日新聞/2013.08.03 - 03:21





 この時期に、「戦争は終わっていない」! と喝破したのは、下記引用サイト記事【 引用記事 1 】:ストーン監督「戦争は終わっていない」/NHK NEWS WEB/2013.08.15 - 04:12 が伝えるとおり、米国の社会派映画監督オリヴァー・ストーン監督だ。

 <ベトナム戦争を題材にした社会派の映画作品などで知られるアメリカのオリバー・ストーン監督が、14日夜、沖縄県宜野湾市で講演し、「多くの基地が存在する沖縄の現状を見ると、まだまだ戦争は終わっていないという印象を受ける」と述べました

 オリヴァー・ストーン監督と言えば、ベトナム戦争の狂気と暗部をこれまでにないリアルな視点で描き出した『プラトーン』(1986年度アカデミー賞作品賞受賞。彼自身もベトナム帰還兵。作品は凄絶なる体験を告白した自伝的作品)の社会派映画の巨匠。
 同監督の透徹した視線と視界に映った沖縄の現状からは、未だに沖縄とそこから覗ける世界の実態は、"戦時体制" としか見えなかったようなのである。
 壮絶な沖縄戦を知らないはずのない同監督が、沖縄の人たちの "消えない記憶" に寄り添いつつ述べた言葉が、「戦争は終わっていない」であったことは、政治を司る者たちが口にしている硬直、形骸化した綺麗事の羅列を見事に粉砕して余りある......

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