短期間の"断食"(2〜4日間)が"免疫系を再生させる"とする科学的実験成果!"PKA"減少!

| | コメント(0) | トラックバック(0)

 "食事制限"( 短期間の "断食" を含む )が、種々の観点から "健康回復" にとって有意味であることは、しばしば注目され、指摘されている

 ◆ 参照 当誌過去の "食事制限" 関連記事

 (1) <40代〜60代の被験者4人での実証実験では30パーセント減らした食事を3〜7週間続けただけで、長寿を担っているサーチュイン遺伝子が目覚めて働き始めた/ サーチュイン遺伝子は殆ど休眠中で、その結果、老化が進行/ 飢餓状態になると目覚め、細胞中のミトコンドリアを活性化/ 活性酸素の害を防ぎ、免疫力低下、動脈硬化、高血糖、惚け、骨粗鬆症、脱毛白髪等の老化症状を防ぎ改善して、美肌と持久力と抗がん作用を高める/ 更に注目すべきは遺伝子損傷の修復能力で、今、福島で問題になっている放射線被曝への抵抗力も期待できる......> ( "長寿遺伝子サーチュイン"と"中年太り"との関係が解明!"肥満/メタボ"では長寿不可!?/当誌 2013.12.28

 (2) <早稲田大学人間科学学術院の千葉卓哉准教授(早稲田大学人間科学学術院・早稲田大学応用脳科学研究所)、長崎大学医学部の下川功教授らのグループは、食事制限による寿命延長、抗老化作用に関して、神経細胞で発現している神経ペプチドの一つである、ニューロペプチドY(NPY)が重要な役割を持つことを明らかにしました。約80年ほど前から、ネズミに与える餌を自由に食べる量の30%程度減らす食事制限を行うと、寿命が延長することが知られていました/ 今回の研究では、NPYを持たない遺伝子改変マウスに対して食事制限を行っても、活性酸素によって誘導される酸化ストレスに対する抵抗性が高まらず、結果として寿命延長が見られないことが明らかとなりました/ NPYは摂食行動を促すホルモンの一種/ 食事制限の寿命延長、抗老化作用には、NPYが必須の因子であることが示唆されました> ( "食事制限による寿命延長/抗老化作用"を進める必須の因子"NPY"(神経ペプチド)を解明!/当誌 2014.04.07

 もちろん、自己流でムリをすることは論外で、"適切な状態管理" が大前提となるはずだ。(特に、糖尿病患者における "低血糖" などは要警戒とされている)

 今回注目する下記引用サイト記事断食の効用:免疫系を再生させる科学的確証/WIRED/2014.06.16 - MON では、"短期間の断食" が "免疫系を再生させる" という "科学的確証" を得たという研究成果を報じている。 科学的実験における "免疫系" に対する "良好な作用" という点が注目される

 <南カリフォルニア大学長寿研究所のヴァルテル・ロンゴの行った 研究 が、科学的確証をもたらしている。3日間の断食は、免疫系全体を再生させる。これは、高齢者においても/  研究によれば、短期間食事をしないことで細胞は刺激を受け、新しい白血球を生み出すことになる  白血球は、感染に打ち勝ち、病気を遠ざけることで、免疫系を回復させる/  断食の間に、体は、損傷し老化して不要となった細胞から解放されます  エネルギーを節約しようとするからでしょう。高齢者や、化学療法を受けている人の体のことを考えるなら、私たちはこの効果の重要性をよく理解することができます。断食は、文字どおり新しい免疫系を作り出すのです/  分析からは、断食が、老化や腫瘍の成長のリスクと関係する酵素、PKA(プロテインキナーゼA)を減少させることに貢献したことがわかった/  化学療法を受けている患者においては、食事を控えることで、副作用が最小限になることが観察された。「わたしたちは、断食が幹細胞を活性化させられることを発見しました。幹細胞は、免疫細胞を再生し、化学療法によって起きる免疫抑制の防止が可能になるようです。さらにマウスにおいては、免疫系を若返らせられるようになります」/  もし確証が得られれば、この発見は、研究者たちが実験を行い始めた腫瘍患者たちにとって、この上なく有利なものになるだろう。断食は、......化学療法の効果を最大20倍強化することができるだろう/  断食は、完全に健康な体にとっても、体調を改善するのに役立つ  数日間食事を控えることが人体に害を与えるという証拠は何もありません。その一方で、特筆すべき恩恵をもたらすという強力な確証が存在します> とある。

 やや気になる点があるとすれば、"腫瘍(がん?)患者たち"、"化学療法(抗がん剤?)の効果" への言及である。また、"幹細胞" については、それは、"正常細胞" に限らず "がん細胞" にも備わっているわけだが、その点はどう理解されているのだろうか......。

 断食の効用:免疫系を再生させる科学的確証/WIRED/2014.06.16 - MON

断食することにより、免疫系が回復するという研究結果が発表された。高齢者やガンの化学療法を受けている患者にとってとりわけ有益な発見だ。



 TEXT BY MICHELA DELL'AMICO
 TRANSLATION BY TAKESHI OTOSHI
 WIRED NEWS(ITALIA)

image: SHUTTERSTOCK

 わたしには、毎年数日間断食をする友人が2人いる。彼らは、最初は疲労して空腹を感じるけれど、その後すぐに、より力強く、集中して、活動的で、エネルギーがあふれているように感じるのだと証言する。私はこうしたことに常に魅力を感じてきた。しかし、完全に納得したことはなかった。ほかでもなく、怠慢のためだったが。

 しかし今、南カリフォルニア大学長寿研究所のヴァルテル・ロンゴの行った 研究 が、科学的確証をもたらしている。3日間の断食は、免疫系全体を再生させる。これは、高齢者においても

 これまで断食は確かに「流行」したが、栄養学者たちの見解は反対だった。しかし、研究によれば、短期間食事をしないことで細胞は刺激を受け、新しい白血球を生み出すことになる、というわけだ。白血球は、感染に打ち勝ち、病気を遠ざけることで、免疫系を回復させる

 ロンゴはこう説明する。断食の間に、体は、損傷し老化して不要となった細胞から解放されます。おそらくは、エネルギーを節約しようとするからでしょう。高齢者や、化学療法を受けている人の体のことを考えるなら、私たちはこの効果の重要性をよく理解することができます。断食は、文字どおり新しい免疫系を作り出すのです

 実験の間、被験者たちは、6カ月ごとに2〜4日間、食事を避けなければならなかった。分析からは、断食が、老化や腫瘍の成長のリスクと関係する酵素、PKA(プロテインキナーゼA)を減少させることに貢献したことがわかった

 化学療法を受けている患者においては、食事を控えることで、副作用が最小限になることが観察された。「わたしたちは、断食が幹細胞を活性化させられることを発見しました。幹細胞は、免疫細胞を再生し、化学療法によって起きる免疫抑制の防止が可能になるようです。さらにマウスにおいては、免疫系を若返らせられるようになります」

 もし確証が得られれば、この発見は、研究者たちが実験を行い始めた腫瘍患者たちにとって、この上なく有利なものになるだろう。断食は、ジェノヴァのガズリーニ病院でロンゴが行った先行研究ですでに示されたとおり、化学療法の効果を最大20倍強化することができるだろう

 断食は、完全に健康な体にとっても、体調を改善するのに役立つとも言えるようだ。「数日間食事を控えることが人体に害を与えるという証拠は何もありません。その一方で、特筆すべき恩恵をもたらすという強力な確証が存在します」と、ロンゴは語った


 いま少し詳細な周辺情報が欲しいところかと思われるため、<断食は、完全に健康な体にとっても、体調を改善するのに役立つ> という視点で受けとめておこうかと...... (2014.06.17)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 短期間の"断食"(2〜4日間)が"免疫系を再生させる"とする科学的実験成果!"PKA"減少!

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://adhocrat.net/mt/mt-tb.cgi/2702

コメントする

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このブログ記事について

このページは、yasuo hiroseが2014年6月17日 00:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は、
 「喫煙者の認知症リスク2倍(九州大)!脳神経細胞障害、動脈硬化促進が認知症の誘因か!?
です。

次のブログ記事は、
 「"脊髄損傷"の新治療法(たんぱく質HGF投与)臨床試験開始(慶応大)!寝たきり患者回復!?
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック