「人の痛みは分からない」という言い方がある。 ひょっとしたら、これに最も当てはまるのは医者ではないか、と思うことがある。
現に、日本の "緩和ケア" でも、<日本では、がん患者の疼痛(とうつう)(痛み)緩和が遅れている。......患者の痛みに対する医師の認識不足。> ( "疼痛緩和ケア"は「正義」だ! 日本では"がん患者"の疼痛(痛み)緩和が遅れている!( 当誌 2015.08.14 ) ) との声も上がっている。
そして今、"子宮頸がんワクチン" 接種後の痛みに関して......。
◆ 参照 当誌過去の "子宮頸がんワクチン" 関連記事
○ "子宮頸がんワクチン"副作用、重い副作用例が千件超(1112件)と研究者チーム分析発表!/当誌 2014.09.15
今回注目する下記引用サイト記事 : 子宮頸がんワクチン接種後の痛み、「心の問題」と診断しないで/読売新聞/2015.08.20 は、 <子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に体の痛みなどの重い症状が出ている問題で、日本医師会と日本医学会は19日、全国の医療機関を対象とした診療の手引を公表。 「心の問題」などとして医療機関で理解してもらえないという患者や家族の訴えを受け、診療の注意点などを示した。 手引では、ワクチン接種後に痛みなどを訴える患者が受診した場合、患者・家族の話にしっかり耳を傾けることが重要とした。その上で「心因」という表現は「気のせい」などの誤解を招く恐れがあるため、患者に用いないことを明記した。> と報じている。
<子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に体の痛みなどの重い症状が出ている問題で、日本医師会と日本医学会は19日、全国の医療機関を対象とした診療の手引を公表した。 「心の問題」などとして医療機関で理解してもらえないという患者や家族の訴えを受け、診療の注意点などを示した。 手引では、ワクチン接種後に痛みなどを訴える患者が受診した場合、患者・家族の話にしっかり耳を傾けることが重要とした。その上で「心因」という表現は「気のせい」などの誤解を招く恐れがあるため、患者に用いないことを明記した。 子宮頸がんワクチンは2013年4月、国の定期予防接種となったが、体の痛みなどの症状が出たという報告が相次ぎ、同年6月以降、積極的に接種を勧めることを中止している。厚生労働省の有識者検討会は昨年1月、接種後の症状は「痛みや不安に対する心身の反応が引き起こしたもの」との見解を示したが、一部の専門家から批判の声が上がっていた。> とある。
子宮頸がんワクチン接種後の痛み、「心の問題」と診断しないで/読売新聞/2015.08.20
子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に体の痛みなどの重い症状が出ている問題で、日本医師会と日本医学会は19日、全国の医療機関を対象とした診療の手引を公表した。
「心の問題」などとして医療機関で理解してもらえないという患者や家族の訴えを受け、診療の注意点などを示した。
手引では、ワクチン接種後に痛みなどを訴える患者が受診した場合、患者・家族の話にしっかり耳を傾けることが重要とした。その上で「心因」という表現は「気のせい」などの誤解を招く恐れがあるため、患者に用いないことを明記した。
子宮頸がんワクチンは2013年4月、国の定期予防接種となったが、体の痛みなどの症状が出たという報告が相次ぎ、同年6月以降、積極的に接種を勧めることを中止している。厚生労働省の有識者検討会は昨年1月、接種後の症状は「痛みや不安に対する心身の反応が引き起こしたもの」との見解を示したが、一部の専門家から批判の声が上がっていた。
"患者の痛みに対する医師の姿勢" は、純粋に、"患者志向の治療の観点" によるものと考えたいとは思う......。
ただ、その思いが支えられるためには、まさに "インフォームドコンセント" をベースにした医師にによる "分かりやすい説明" が不可欠のはずである...... (2015.08.23)
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