他の筋肉とは異なる "拍動する心筋細胞" から成り立っている "心臓の心筋" の "再生医療" は、心筋梗塞、拡張型心筋症など "心筋細胞" が大量に失われてしまう事態(病気)に対する治療として期待がかかる。 そして、そのために、"心筋細胞" が "シート状" に培養され、移植用として作製される研究が進められてきた。
◆ 参照 当誌過去の "心筋シート" 関連記事
(1) 心臓に"細胞シート"移植、これまでの確認研究踏まえ「医師主導治験」1例目!(大阪大)/当誌 2015.08.24
(2) <"心臓の心筋" は、他の筋肉とは異なる "拍動する心筋細胞" から成り立っている。 この "心臓の心筋" がことさら注目されるのは、心筋梗塞、拡張型心筋症など "心筋細胞" が大量に失われてしまう事態(病気)に対する治療という差し迫った課題があるためだ。 このため、再生医療の研究分野では、"心筋の細胞シート" の作製と移植というアプローチが研究されている。......> ( iPS細胞から作った"心筋細胞シート" 心臓に同化を確認!大阪大 3年以内に臨床研究!/当誌 2015.01.28 )
今回注目する下記引用サイト記事 : iPSシート治験申請へ 心臓病患者に移植、大阪大チーム/共同通信/2016.01.06 - 12:24 は、 <人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した「心筋シート」を心臓病の患者に移植し、心臓の機能を改善させる治療について、大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームが臨床試験(治験)の実施を2016年度にも国に申請する計画であることが6日、分かった> と報じている。
<......チームの福嶌五月講師は「17年度をめどに始めたい。シートはiPS細胞を使った世界初の再生医療製品になる可能性がある」と話した。 治験では、iPS細胞を心筋細胞に変化させ、直径数センチ、厚さ0・1ミリほどのシート状に加工。心不全患者の心臓にはり付け、効果や安全性を確認する予定> とある。
iPSシート治験申請へ 心臓病患者に移植、大阪大チーム/共同通信/2016.01.06 - 12:24
人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した「心筋シート」を心臓病の患者に移植し、心臓の機能を改善させる治療について、大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームが臨床試験(治験)の実施を2016年度にも国に申請する計画であることが6日、分かった。
チームの福嶌五月講師は「17年度をめどに始めたい。シートはiPS細胞を使った世界初の再生医療製品になる可能性がある」と話した。
治験では、iPS細胞を心筋細胞に変化させ、直径数センチ、厚さ0・1ミリほどのシート状に加工。心不全患者の心臓にはり付け、効果や安全性を確認する予定。
<治験では、iPS細胞を心筋細胞に変化させ、直径数センチ、厚さ0・1ミリほどのシート状に加工。心不全患者の心臓にはり付け、効果や安全性を確認する> とあるが、"iPS細胞から作製の「心筋シート」" であるため、"拒絶反応" などの懸念はないものと思われる。順調な経過が期待される...... (2016.01.08)
コメントする