"がん患者の部位別10年生存率" については、既に公表されている(昨年に続き2回目)。
◆ 参照 当誌過去の "10年生存率" 関連記事
(1) がんと診断された人の"10年後の生存率は58.5%"だったと発表!(国立がん研究センター)/当誌 2017.02.17
(2) "がん10年生存率"、58%! 初の大規模集計、3万5千症例、国立がん研究センター(東京)/当誌 2016.01.21
今回注目する下記引用サイト記事 : 前立腺95%、膵臓5% ...がん患者の部位別生存率に大きな開き/yomiDr. ヨミドクター/2017.02.16 は、 <全国がん(成人病)センター協議会は16日、がん患者の部位別10年生存率を公表した(表)。算出は昨年に続き2回目。全体の生存率は58・5%だったが、前回同様、部位別の生存率には大きな開きがあった。 2000年~03年に専門的ながん治療を行う20病院で診療した4万5359人のデータを基に、診断から10年後のがん生存率を算出した。がん以外の病気などで亡くなる場合もあるため、がん以外の死亡の影響は補正した。 生存率が最も高いのは前立腺がんの94・5%、最も低いのは 膵臓 がんの5・1%だった> と報じている。
<......5年と10年で生存率の経過を見ると、乳がん(5年89・3%→10年81・7%)、肝臓がん(5年34・1%→10年16・4%)などは低下の幅が大きく、5年以降も定期的な診療を受ける重要性が浮かび上がった。一方、胃がん(5年70・1%→10年67・3%)や大腸がん(5年72・2%→10年69・2%)は低下の程度は小さかった。 群馬県立がんセンター前院長の猿木信裕・群馬県衛生環境研究所長は「生存率は患者一人ひとりの余命を予測するものではない。がん治療は進歩しており、現在治療を受けている人の生存率は向上する可能性がある。主治医と治療方針などを相談する時の参考にしてほしい」と話している> とある。
前立腺95%、膵臓5% ...がん患者の部位別生存率に大きな開き/yomiDr. ヨミドクター/2017.02.16
全国がん(成人病)センター協議会は16日、がん患者の部位別10年生存率を公表した(表)。算出は昨年に続き2回目。全体の生存率は58・5%だったが、前回同様、部位別の生存率には大きな開きがあった。
2000年~03年に専門的ながん治療を行う20病院で診療した4万5359人のデータを基に、診断から10年後のがん生存率を算出した。がん以外の病気などで亡くなる場合もあるため、がん以外の死亡の影響は補正した。
生存率が最も高いのは前立腺がんの94・5%、最も低いのは 膵臓 がんの5・1%だった。
5年と10年で生存率の経過を見ると、乳がん(5年89・3%→10年81・7%)、肝臓がん(5年34・1%→10年16・4%)などは低下の幅が大きく、5年以降も定期的な診療を受ける重要性が浮かび上がった。一方、胃がん(5年70・1%→10年67・3%)や大腸がん(5年72・2%→10年69・2%)は低下の程度は小さかった。
群馬県立がんセンター前院長の猿木信裕・群馬県衛生環境研究所長は「生存率は患者一人ひとりの余命を予測するものではない。がん治療は進歩しており、現在治療を受けている人の生存率は向上する可能性がある。主治医と治療方針などを相談する時の参考にしてほしい」と話している。
集計結果は、同協議会のホームページ( http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/ )で見られる。
"がん患者10年生存率" と言っても、その "部位別の差異" は歴然としており、一概に "がん" として括ってしまわずに、"差異に応じた対応" の必要であること、が浮かび上がっているわけである...... (2017.02.21)
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