Chrome OS: 2011年6月 アーカイブ

 <Apple社はなぜクラウド・サービスが苦手なのか (WIRED.jp)/ITpro/2011/06/15>と題された記事を興味深く読ませてもらった。
  "米Apple社" と "米Google社" という現代を代表する二大企業は、しばしば比較され、そして "対照的" な存在だとも評されて来た。

 その "米Apple社" が、いわば "苦手(?)" なジャンルである "クラウド・サービス" に乗り出したことをオーソドックスな "企業組織論" 的な視点からクリアに分析していたので感心させられたのである。
 そこそこ "長文の記事" であったため、全文引用は憚られた。そこで、以下のように "抜粋要約" および部分強調の編集をさせてもらった。(これでも "長い" か......)




















 <"WebM" ファイル/"HTML5" に対応しだブラウザである "Firefox"、"Google Chrome" などで問題なく表示されることを確認した<"WebM" ファイル×"HTML5">スクリプトが、"Android SDK エミュレータ" 上では表示不可であった......。> と、昨日書いた。
 大ざっぱに言えば、自分は、"大きな錯覚" をしていたようだ。つまり、簡単に言えば、"Android" = "Google Chrome" あるいは、"Android" ⊃(含む) "Google Chrome" と勝手に思い込んでいたわけだ。
 だから、PCのブラウザ "Google Chrome" で表示可能なメディアコンテンツならば、"Android" で表示されて当然だろう......、と。

 ところが、そうじゃないんですね。
 <いずれにしても、AndroidのBrowserとChromeは違う、という点が重要だ。どちらもベースはWebKitで、JavaScriptエンジンはGoogleのV8だが、ChromeにあってBrowserにない-まだない?-機能は何十件もある。>(下記サイトより)という事情をまるで知らなかったのである。
 しかも、"Android" のブラウザと "Google Chrome" との間には、以下のような "確執(?) or 固執" が横たわっていて、<しかもその固執は、永遠に続くのかもしれない。>(下記サイトより)そうだから、自分のようなユーザーが "錯覚" をするのもムリないか......、と思った次第なのである。

 もはや、"iPhone 4/iPhone 3GS/iPad/iPad 2/iPod touch(第3世代と第4世代)" などは、<パソコンを介さずにデバイスのアクティベーションとセットアップ、ソフトウエアアップデートが実行できる>(下記記事[1]より)ようになるのだと言う。
 その点に限っても、いわば<ポストPC時代>(下記記事[2]より)の本格的 "幕開け" に突入することになるのであろうか。
 Apple が仕掛けるそのプロダクツとは、<「200以上の新機能を追加した」とするiOS 5>( および "Mac OS Xの最新バージョン『Lion』" )である。

[1] <Appleが次期モバイルOS「iOS 5」を今秋リリースへ、「Mac OS X Lion」は7月
 米Appleは米国時間2011年6月6日、次期版モバイルプラットフォーム「iOS 5」(写真1)のプレビューを実施し、開発者に向けたベータ版の配布を開始した。一般向けの最終版は今秋リリースする予定。「iPhone 4」「iPhone 3GS」と「iPad」「iPad 2」、および「iPod touch」(第3世代と第4世代)で利用可能。......>(<Appleが次期モバイルOS「iOS 5」を今秋リリースへ、「Mac OS X Lion」は7月/ITpro/2011/06/07>)

 一昨日、<不況のIT業界/当面ソフトの時代衰退,クラウド中心のサービス型ビジネスが主流?>と、"クラウド" の上昇機運について書いたばかりだ。が、米アップルは、そんなこと先刻承知! とばかりに鮮やかに "クラウド" へと舵を切っていたというニュースなのである。

Apple、「iCloud」を発表、音楽/アプリ/電子書籍などクラウドで管理
 米Appleは米国時間2011年6月6日、クラウドコンピューティングを利用して音楽や写真、アプリケーション、文書ファイルなどを保存、管理できる無料のサービス「iCloud」を今秋から始めると発表した。
 「iPhone」「iPad」「iPod touch」「Macintosh(Mac)」やWindowsパソコンのアプリケーションと連動し、ユーザーのコンテンツを自動で同社のデータセンターに保存するというサービスで、すべての機器でデータを最新の状態に保てるとしている。
 iCloudは、これまで同社が提供していたオンラインサービス「MobileMe」や、アプリケーション配信サービス「App Store」、電子書籍配信の「iBookstore」なども組み合わせた包括的なサービスとなり、これらに加え新たに、iOS端末のコンテンツをバックアップする「iCloud Backup」、文書ファイルを保存する「iCloud Storage」、写真を一時的に保管する「Photo Stream」、音楽配信サービスと連動する「iTunes in the Cloud」を用意する。
 このうち、iTunes in the Cloudでは「iTunes Match」と呼ぶ、年間24.99ドルの有料サービスを米国で始める予定。iTunes in the Cloudでは、ユーザーがAppleの音楽配信サービス「iTunes Store」で過去に購入した楽曲ファイルを追加料金なしでiOS端末に再ダウンロードできるようになる。iTunes Matchでは、iTunes Store以外で入手した楽曲について、Appleが配信権利を持つ約1800万曲と照合し、合致したものをAAC形式(256kbps)で提供する。これによりユーザーは、「照合できない残りのごく一部の楽曲だけをアップロードすればよく、音楽ライブラリ全体をアップロードする必要がなくなる」とAppleは説明している。
 このほか、文書ファイルを保存するiCloud Storageでは、同サービスのAPIを使って作成した書類をクラウド上に保存し、それらを自動的に各機器にプッシュ配信する。このサービスでは、5Gバイトまでのストレージ容量を無料で提供する。Appleで購入する音楽やアプリケーション、電子書籍と、写真保管サービスで必要となるストレージ容量はこの5Gバイトの制限外となる。また、ストレージ容量の追加購入オプションも用意する予定で、料金については後日明らかにするとしている。
 Appleは同日から、iCloudのベータ版とCloud Storage APIの提供をiOSとMacの開発者プログラムで始めた。このほか、iTunes Match機能を搭載しないiTunes in the Cloudベータ版を米国で始めた。iCloudの正式版は今秋、iOSの新版「iOS 5」のリリースに合わせて提供する予定。(小久保 重信=ニューズフロント)>(<Apple、「iCloud」を発表、音楽/アプリ/電子書籍などクラウドで管理/ITpro/2011/06/07>)

 "IT分野" に関心を注ぎ続ける者たち(自分も含めて......)の中には、IT業界を "就労の場" としている人たちが少なくないと思われる。そして、概して、こうした人たちの多くが現状の "不況色" に大なり小なり塞ぎ込んでいると聞く......。
 何も "不況色" は "IT分野" に限らないとは言え、今後一体どうなって行くのか? と不安材料ばかりが目についてしまうのも事実かもしれない......。
 ところでこんな状況下では、先ずは 時代の "風向き" を確認しておくのも一手であろうかと思われる。
 何となくそんな感触を得ていたと言う人もいるかもしれないが、<クラウドに代表されるサービス型ビジネス>という、いわば "気になるコンセプト/ベクトル" について目を向けてみた。

 いよいよ "HTML5" (と "CSS 3" )の時代到来かとの意を強めさせるものがあった。
 グーグルが制作・提供する "HTML5" で作成されデジタルWeb絵本<「ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと」>のことである。HTML5で作成されてので、Google Chrome ほか Firefox などのHTML5に対応したWebブラウザーで閲覧できる。
先ずは、その報道記事を見ておく。

グーグルがHTML5で作ったWeb絵本を公開
 グーグルは2011年6月3日、WebブラウザーやHTML5、JavaScriptなどのWeb関連技術について解説したデジタルWeb絵本「ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと」(写真)の提供を開始した。HTML5で作成されており、Google ChromeなどのHTML5に対応したWebブラウザーで閲覧できる。
 同Web絵本では、HTMLやJavaScript、CSS(Cascading Style Sheets)といったWebページを構成する基本要素/技術や、IPアドレスとDNS(Domain Name System)などインターネットの基盤技術、クラウドコンピューティングやWebブラウザーのセキュリティ対策などWeb関連の技術について初心者向けに幅広く解説している。HTML5の機能を活用し、実際にページをめくって本を読む感覚や絵本のカバーの質感などを体感できる。
 グーグルによれば、同Web絵本はChromeチームが作成したといい、作成に使った技術については米グーグルの開発者向けWebサイト「Google code」にてオープンソースとして公開しているという。 >(<グーグルがHTML5で作ったWeb絵本を公開 /ITpro/2011/06/03>)

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