社会一般: 2011年8月 アーカイブ

 いよいよ "3G回線が数年内にもパンクする恐れ" が出て来たという。パンクには至らずとも、不安定な通信状況に見舞われる恐れがあろう。
 つい一昨日も、ドコモの sp モードで障害があり長時間に渡りつながりにくい状況が生じた。原因は通信設備のハードウエア故障だということだが......。
 "ヘビーユーザー" に自粛を呼びかけることほど無意味な策はなかろう。少なくとも、一昨日書いた "KDDI" の "警告" 的対策なり、その強化策なりを実施して一般ユーザーの利用に支障が及ばないセッティングをするのがキャリアとしての責務であろう。
 米国では、"定額制" を廃止し、"従量課金制" に切り替えたキャリアもあるとかで、日本の場合もグズグズしている暇はないのではなかろうか......。

◆参照 <スマホ対象、大量通信に速度制限 KDDIが......>はリーズナブルな対応だ!( 当誌 2011.08.17 )




















 スマートフォンの利用者が飛躍的に増加する状況で、通信状況が悪化する事態が嘆かれてきた。
 利用者の増大で、通信量の総量が増えるのは当然だから、通信設備の増強が望まれるところであろうが、今一つ、キャリア側での "運用上の改善策" があっても良かろうと思ってきた。
 例えば、パケット通信料金での "定額制" というのは、"通信料上限額" が定まっていて安心して使うことができる。どうして "こんな契約制度" が成り立つのかは簡単な道理であり、量的に多く使う利用者がいる一方で、ほとんど使わない利用者もいて平均すればキャリア側が損をすることにはならないかららしい。
 これはこれで "合理的" な仕組みだと思われる。が、"定額制" 契約利用者の中には、それをいいことにして "破格" の量と頻度で(業務使用的に)利用する者もいるようである。そして、こうした利用者によって通信状況がパンクに近い状態になることも大いに懸念されるわけだ。
 そうなると、"定額制" 料金が高いと思いつつも念のためと考えて契約している一般利用者が "わずかな量" を利用する際にも、通信状態の悪化のために満足に使えない場合さえ生じることになる......。

 今、"Android端末を狙ったウイルス" が頻出しているとのことだ。もはや高を括ってはいられない。
 利便性やうかつな好奇心と、貴重かつ希少な生活資金とを引き換えにするのは、まったく シャレにならない。
 "敵" は "遊びではなく仕事" でやっているはずだから、半端な防御姿勢では防げないと認識すべきなのであろう。

―――― <スマートフォンがウイルスに感染してしまった場合に想定される被害例として、以下が考えられます。
スマートフォン内データ、GPSによる位置情報等、個人情報を含む重要な情報が悪意ある第三者に送られてしまう。
★ 悪意ある第三者にスマートフォンを乗っ取られて、自由自在に操られてしまう。
★ スマートフォンがボットネット ※5 の1つとして組み込まれ、知らぬ間に特定の組織にサイバー攻撃を行うなどの犯罪の道具として使われてしまう。

 ※5 ボットネット:攻撃者が、ボットと呼ばれるウイルスに感染させた多くのコンピュータを使って、ターゲットに対し遠隔で攻撃を行うために構築されたネットワークのこと。>
IPA (独立行政法人情報処理推進機構)コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[7月分]について「 スマートフォンを安全に使おう! 」

 昨今の "迷惑メール""売込みメール" の粗雑さ、粗悪さには閉口する。
 今に始まったことでもないが、"みんなで渡れば怖くない" 風に他でもやっているからとでも言うのだろうか。もっと、まともな "想像力" と多少なりとも "美意識" を持ちなさい、と言いたい。
 ほかにコスト安な営業ツールが許されていない名もない個人事業者ならまだしも、世間に名も通ったそこそこの規模の企業がこんなことをやっていると、マーケティングの "いろは" も心得ないお粗末極まりない会社かと侮蔑したくもなる。
 多分、そんな企業は、経営責任者IT事情に疎いのに加えて、現在の消費者の感性がまるで了解できないという、経営者にとっての致命的な能力不足が災いしているのではなかろうか。
 そんな事をも覗わせるだけに、「おとといおいで」とばかりに即座に "削除" 処理をしてしまうのが自分の流儀となる。

 しかし、"この作法" がこの国の低レベルな企業体質水準を象徴していると言うべきなのかもしれない。"買ってもらえるには" というベクトルでものを考えるのではなく、"買わせる! 売り込む!" という荒っぽい商法を未だに信じて疑わないそのアナクロニズムが不快感を誘う。
 TVコマーシャルの場合は、視聴者に情報を "流し込む" ことも不可能ではなかったかもしれない。下品な術ではあるが。
 しかし、受け手による取捨選択がなされるメールでは、"横恋慕" の "売込みメール"消費者の機嫌を損ない、企業イメージを貶めるだけで期待効果はほとんどないのが実情だそうだ。
 これは、たとえコスト安であっても、"営業活動" をしているという無意味な錯覚(営業活動アリバイ作り?)を組織内に醸し出し、効果のある販促活動を怠けさせる点を想定すると、むしろ、経営にとって大きなマイナスだと言った方が良さそうではないか。

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