この間、"サイバー(標的型)攻撃" などに関する "情報セキュリティ" について書いてきた。自分自身の "甘さ" を戒める観点がそうさせているのだろう。
ところで、かねてより「Adobe Reader 及び Acrobat の脆弱性」がそうした攻撃のための "付け入るスキ" を与えるという点については指摘されてきた。
"PDF" ファイルは、便利であるため、メール添付としてもよく使用されるだけに、その便利さが仇(あだ)ともなりかねない。
ベンダー側は、その都度 "脆弱性を修正したアップデート版" を提供しているわけだが、問題は、それに気づかなかったり、迂闊にもアップデートを怠ったりして被害に巻き込まれるケースかと思われる。
もはや、"プログラム" の不備は、できればアップデートした方が良い、という水準ではなく、しなければならない! という危険水域に踏み込んでいるから要注意だ。
そこで "ものぐさ" な自分も、無意識に行ってきたアップデートに関して、念のためにバージョンを確認してみたりした。幸い、"Adobe Reader X" に関しては "バージョン 10.1.1" に更新されていて一応 "安全圏" が確保されていることがわかり安堵した......。
時事問題: 2011年9月 アーカイブ
これは "新しい movement!" じゃないかと思える。
下記の記事に誘われて、「脱原発 NO NUKES ポスター展」を閲覧させてもらった。思わず、ナルホドと頷かされた。そして、もう原発依存のためにタラタラと能書きを言うのはやめようじゃないか! という思いが込み上げてきた。
今回の東日本大震災、もし原発事故を伴わなかったらどんなにか復旧復興とて速やかに行われたかを想定しなければならないはずであろう。加えて、今後の長期にわたる "放射能汚染" が、どれだけの人々を苦しめるかについては先送りの問題となっている。
唯一の被爆国である日本が、不幸にも原発事故で想像を絶する "放射能汚染" を繰り広げてしまったのだから、四の五の言わずに "脱原発" へと舵を切るのが国内的にも、国際的にも順当である。
将来不安ばかりが積み重ねられているこの国、一つ位は "巨大な不安" を取り除き、日本人の "聡明さ" を確認し合っても良さそうではないか。既に、ドイツはこの "聡明さ" を実行に移しているわけだし、政治は、今、この決断と実行のために知恵と勇気を出さないとするなら、何時、何をしようというのか......。
あの悲惨さからもう半年も経つ。なのに、<行方不明者も依然、約4千人に上る。> とある。自然災害=巨大津波の猛威に眼を向けることは不可避としても、半年を経過しても "約4千人に上る "行方不明者" という事実には改めて驚かざるを得ないでいる。
そして、その驚きは、自然の猛威に対するよりも、人為(政治ほか)の無力さと無策ぶりに向かっていることが否めない。復旧復興の現場で命懸けで努めている方々の苦労には重々頭が下がる。そうした方々もいなければ一層悲観的であった......。
しかし、それとは別に、頼りにすべきはずの "国のパワー発揮"、それが何と頼りないものか! と驚いているのである。
"想定外" の原発事故のせいにはして欲しくない。原発建設時に巨大地震の可能性は視野に入り、"想定" されていたと聞く。それを想定外にした上で、この期に及んで原発事故が "想定外" だとするロジックにはムリが大き過ぎるからだ。( ◆参照 「東北南部で大津波」02年に予測 政府対策に生かされず 地震調査委・島崎委員長代理が明かす/日本経済新聞/2011.09.11 )
さらに、スタートしたばかりの内閣の大臣が、一般の常識人よりも "危機感" のない言動をして国民に絶望を強いたのは、実に象徴的だと受けとめざるを得ない。
この "危機感" のない言動には、政治家が国難の現実をどこか "他人事" としている、そんな姿勢が滲み出ているかに思えてならなかった。
人が口にする言葉は、その者の "人格の深層" とどこか一脈通じるものがあるとされるが、今回の "失言" も、どうもそれに類するかに見えた。
心配になって、先月に書いたばかりである。
<いよいよ "3G回線が数年内にもパンクする恐れ" が出て来た>( スマホで回線パンク寸前 定額制見直しも>/回線が数年内にもパンクする恐れ!( 当誌 2011.08.19 ) )と。
だが、スマートフォンでの大量通信による、"携帯電話回線のパンク危機" は、かなり "深刻な様相" を呈しているようだ。
言うまでもなく、<抜本的な対策として、高速・大容量の次世代携帯通信への移行>がとにかく急がれなければならない。なのに、<LTEが本格的に普及する時期は14~15年ごろと見込まれ、それまでをどう乗り切るかが焦点。>なんぞと、当事者意識の希薄なことを言っているから、事は "深刻" だと覗えるのだ。
多分、ここに来て "Andoroid" が急速な普及を遂げていることを視野に入れると、回線のひっ迫状態は公式発表を遥かに上回るのではなかろうか。
通信の専門事業者であれば、スマホのような通信機器が "通信量" を貪欲に食い荒らすことは十分に予想されたはずなのである。
それは、まるで日本の池や湖に無造作に放たれた "ブラックバス" や "ブルーギル" のように、湖沼の生息環境をあっという間に変える "獰猛さ" を秘めた通信ツールであり、その点は、十分にマークされていたのではなかったか......。
スマホを咎めるつもりはさらさらない。"ブラックバス" や "ブルーギル" 自体を責められないのとまったく同様である。
それを、この期に及んで、「まさか、これほどまでに......」という方便はない。それではまるで、先ごろの "原発事故" への方便として、「まさか、これほどまでの規模の津波になることは......」と言うのと同じではないかと思えてしまう。
何とも、"場当たり的" な対応に呆れ返るばかりだ......。
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