iPod/iPhone/iPad: 2012年9月 アーカイブ

 
 仕事ならばいざ知らず、生活にあってデジタル機器で埋め尽くされるのは、やはり "不自然" 過ぎるような気がしてならない......。

 そもそも、人の心や感覚は "漸増漸減" で "不規則" で "意表が衝かれる" こともある "アナログ" 以外ではないはず。そんな受け皿であってみれば、"境界線" を容易に引くことのできるデジタル処理だけで収まり続けるわけがなかろう。"デジタルへの厭き" が知らぬうちに蓄積し、静かにアナログ復権という反乱を目指し始める......。

 とまあ、そんな大袈裟なことでもなさそうだが、デジタル機器を使って、"アナログの感触"に復帰してみたいという衝動は、案外自然なのかもしれない。"アナログの感触" にこそ "創造性" への広い入り口があるのではないかと直感しているのであろうか......。

 下記引用サイト記事:タブレット用の絵筆「Sensu」/WIRED JAPANESE EDITON - CULTURE/2012.09.26 における<タブレット用の絵筆>とは、そんな文脈に目を向けさせる......。

  「Sensu の きゃぷりきとれば 毛のしっぽ すぎかきすらの 絵筆さらさら」 ―― 詠み人知らず




















 なるほど! と感じさせる記事である。
 下記引用サイト記事:iPhone 5が「退屈」な理由/WIRED JAPANESE EDITON - CULTURE/2012.09.14 は、近々リリースされる "iPhone 5" を決して揶揄しているというのではなく、米アップルがこれまで "偉業!" を進めてきたがゆえに、いわば "宿命的な「退屈」感" を振り撒くことになっている、と指摘しているのである。

 その<奇妙なパラドックス>は、"歴史におけるパラドックス" とでもいう現象を彷彿とさせる。
 つまり、歴史上の "革命(revolution)" 的出来事の多くは、いつしか "日常" に融け込み、風化して、やがて "退屈" へと埋没していく "宿命" にあったかと思われる......。
 下記記事では、韻を踏んで<革命(revolution)は進化(evolution)になった>と洒落た言い回しをしている。

 こうした視点から眺めると、"革命(revolution)" 的製品をリリースし続けることがいかに大変なことかを、一方で痛感させられる。
 と同時に、思いを寄せざるを得ないのは、"現代人の生き方" だと言うべきか......。とかく、"新奇なモノ" に目敏くなり、あるいは "サプライズ" に慣れ切ってしまっている "超・耳年増(?)" になった現代人にとって、皮肉にも最大の敵は "退屈感" ではないかと思えるからだ。現代人がことさら "サプライズ" を待望する事実がそれを裏書きしている。

 自身の "生きざま" に忍び寄る "退屈感" をどう払しょくし、"革命(revolution)" 的とまでは行かなくても、リフレッシュされた躍動感をどう創り出していくか......。そうした課題は決して小さくはないはずだからだ。
 市場に現れる "新奇なモノ"や"革命(revolution)"的製品を待望する日々ではなく、何か手立てはないものか......、と。

 この12日に米アップルが発表した「アイフォーン5」の話題で、今日あたりはサイト記事が埋め尽くされている。

新型アイフォーンの画面は、従来の3.5インチ(約8.8センチ)から4インチ(約10.1センチ)へ広がり、厚さも18%削ってこれまでで最も薄い7.6ミリとなった。やはり、最近のアップルの携帯電話やタブレット端末に採用している高解像度の「Retina(レティナ)」技術を使った画面となっている。
 また、通信については第4世代の高速通信であるLTE(ロング・ターム・エボルーション)に対応しており、データや画像の処理が従来のアイフォーンの2倍の速度で可能となる「A6」と呼ばれるチップを搭載している。他の新たな特徴としては、内蔵のカメラやスピーカー、イヤフォーンが改良されている。
>(アップル、アイフォーン5を発表―日本での発売は米国と同じ21日/THE WALL STREET JOURNAL/2012.09.13

 ところが、どうも "セールス・ポイント" の一つである "LTE" については、日本に限って "ちょっとした問題?" があるとか。
 下記引用サイト記事:アイフォーン5、日本での発売にちょっとした問題?/THE WALL STREET JOURNAL/2012.09.13 によれば、「アイフォーン5」を発売するのはKDDIソフトバンクの2社であるが、ちょっとした問題がある。両通信会社とも、アイフォーン5で利用可能な高速通信規格「ロング・ターム・エボリューション(LTE)」に、まだ対応していないのだとある。
 片や、NTTドコモは既にアイフォーン5で利用可能なLTEネットワークを提供しているが、同社はアイフォーンを扱っていないという皮肉な実情......。

 そんな事情があったとしても、<日本ではアップルの新製品が発売されるたびに店の前に長蛇の列>ができるという "慣例(?)" は相変わらず繰り広げられることであろう......。

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このアーカイブについて

このページには、2012年9月以降に書かれたブログ記事のうちiPod/iPhone/iPadカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは、
 iPod/iPhone/iPad: 2012年8月
です。

次のアーカイブは、
 iPod/iPhone/iPad: 2012年10月
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック