高齢者が"使用中止を考慮すべき"薬50種!10年ぶり改定、"新指針"案!(日本老年医学会)

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 "抗がん剤" がひとつの典型かもしれないが、一般的に服用されている薬についても、その"副作用" については、かねてより少なからず懸念されてきた。何も、今更という話でもなさそうだ。

 ◆ 参照 当誌過去の "薬 副作用" 関連記事 (以下は一般的なもののみ)

 (1) 市販薬副作用!うち死亡が15件、うち8件は風邪薬の副作用による死亡!消費者庁が初!/当誌 2015.04.10
 (2) 現状では多くの人に薬の基本的な知識の不足が目立つ! 啓発団体が「10カ条提言」!/当誌 2014.08.09
 (3) 『医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて 元気に 長生きする方法』はお薦め!/当誌 2014.02.22
 (4) 一般用医薬品の"ネット販売"を認める判決!その影響と波紋はどう広がって行くのか?!/当誌 2013.01.12


 今回注目する下記引用サイト記事高齢者「中止考慮すべき薬」50種...10年ぶり新指針案/yomiDr. ヨミドク/2015.04.01 は、 <日本老年医学会などは、副作用が大きいために高齢者への使用の中止を医師が考慮すべき薬を約50種類挙げた一覧を作成した。10年ぶりに改定予定の「高齢者の安全な薬物療法指針」の中に盛り込む。......同学会が2005年に策定した指針では、効果より副作用の害が大きい薬について「慎重投与」としていたが、今回の改定で「使用中止を考慮すべき」と記述し、医師などに強く注意を促した。新しい薬も検討のうえ、一覧に加えた> と報じている。
 やや以前の記事にあえて注目するのは、"高齢者における薬の副作用" 問題が、頻度と深刻さにおいてただならないと思われるからだ。


 <日本老年医学会などは、副作用が大きいために高齢者への使用の中止を医師が考慮すべき薬を約50種類挙げた一覧を作成した。10年ぶりに改定予定の「高齢者の安全な薬物療法指針」の中に盛り込む。  同学会のホームページに指針案を掲載し、1日から広く意見を募ったうえで、正式決定する。  さまざまな病気を抱える高齢者は多くの薬剤を漫然と長期間処方されがちだが、特に体力が低下した高齢者には有害な副作用が出やすい薬剤もある。  同学会が2005年に策定した指針では、効果より副作用の害が大きい薬について「慎重投与」としていたが、今回の改定で「使用中止を考慮すべき」と記述し、医師などに強く注意を促した。新しい薬も検討のうえ、一覧に加えた。  一覧に挙げた副作用として、作用時間の長い睡眠薬は、認知機能の低下やふらつき、転倒を招く危険がある。抗精神病薬は認知症患者の徘徊(はいかい)や暴力を抑えるために投与すると、脳血管障害と死亡率を上昇させる。  指針案では、こうした薬剤それぞれについて、別の薬剤に変更したり、使用期間を短くしたりするなどの対処法を示している。ただし、患者が自己判断で服用を急にやめると、急激な悪化を招く危険もある。指針案をまとめた秋下雅弘・東大教授は「薬の減量、中止は、医師や薬剤師と相談して進めてほしい」と話している。  ◇ 使用の中止を医師が考慮すべき薬約50種類が掲載されている「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(案) (2015年4月1日 読売新聞)> とある。

 高齢者「中止考慮すべき薬」50種...10年ぶり新指針案/yomiDr. ヨミドク/2015.04.01

 日本老年医学会などは、副作用が大きいために高齢者への使用の中止を医師が考慮すべき薬を約50種類挙げた一覧を作成した。10年ぶりに改定予定の「高齢者の安全な薬物療法指針」の中に盛り込む。

 同学会のホームページに指針案を掲載し、1日から広く意見を募ったうえで、正式決定する。

 さまざまな病気を抱える高齢者は多くの薬剤を漫然と長期間処方されがちだが、特に体力が低下した高齢者には有害な副作用が出やすい薬剤もある

 同学会が2005年に策定した指針では、効果より副作用の害が大きい薬について「慎重投与」としていたが、今回の改定で「使用中止を考慮すべき」と記述し、医師などに強く注意を促した。新しい薬も検討のうえ、一覧に加えた。

 一覧に挙げた副作用として、作用時間の長い睡眠薬は、認知機能の低下やふらつき、転倒を招く危険がある。抗精神病薬は認知症患者の徘徊(はいかい)や暴力を抑えるために投与すると、脳血管障害と死亡率を上昇させる

 指針案では、こうした薬剤それぞれについて、別の薬剤に変更したり、使用期間を短くしたりするなどの対処法を示している。ただし、患者が自己判断で服用を急にやめると、急激な悪化を招く危険もある。指針案をまとめた秋下雅弘・東大教授は「薬の減量、中止は、医師や薬剤師と相談して進めてほしい」と話している。

 使用の中止を医師が考慮すべき薬約50種類が掲載されている「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(案)

(2015年4月1日 読売新聞)


 "副作用" が昂じての "薬害" が、決して特殊な問題ではなくて、薬品メーカーの過剰な "商業主義" によっていつでも起こり得る状況にあることは、少なからぬ人々が気づいている。
 ただ、医療分野における問題は、患者たちの個人努力よりも、医師たちに影響力を持つ学会、団体がリーダーシップを発揮してこそリアルに方向づけられるものと思われる
...... (2015.05.06)













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