"がん検診" の簡易版として定番となりつつあるのは、"血液検査" であろう。 が、更なる 簡易版として注目されているのが、"尿の匂い" を "線虫" や "がん探知犬" に判定させる、といった "簡易検診" だ。
◆ 参照 当誌過去の "がん探知犬" 関連記事
(1) 尿1滴での"線虫"活用のがん診断手法"n-nose"!苦痛なく簡便で素早く低コスト目指し!/当誌 2015.09.13
(2) "がんのにおい"!"口臭"から"食道がん"の早期発見につなげようという研究!(順天堂大)/当誌 2015.06.09
(3) "がん探知犬"を使ったがん検診を試験的に導入!"がん患者の尿のにおい"をかぎ分ける!/当誌 2015.05.05
今回注目する下記引用サイト記事 : がん探知犬を自治体が健診に導入 におい判定、山形・金山町/共同通信/2017.06.17 - 17:24 は、 <山形県金山町は、人の尿のにおいをかいで、がんの有無を判定する「がん探知犬」による検査を健康診断に導入した。受診者は尿を少量採取するだけ。内視鏡検査などに比べて体への負担は小さく、がんの早期発見につながると期待される> と報じている。
<......金山町を含む最上地域で胃がんによる死亡率が高いとの記事を目にした鈴木町長が昨秋、がんのにおい物質を研究する日本医大千葉北総病院の宮下正夫教授が講演に訪れた際に相談。研究事業の一環として今年5月から検査を始めた。 採取した尿は冷凍し、千葉北総病院に送付。検査は探知犬の育成施設で行われ、犬はがんのにおいをかぎ当てると振り返ったりして知らせる> とある。
がん探知犬を自治体が健診に導入 におい判定、山形・金山町/共同通信/2017.06.17 - 17:24
山形県金山町は、人の尿のにおいをかいで、がんの有無を判定する「がん探知犬」による検査を健康診断に導入した。受診者は尿を少量採取するだけ。内視鏡検査などに比べて体への負担は小さく、がんの早期発見につながると期待される。
金山町を含む最上地域で胃がんによる死亡率が高いとの記事を目にした鈴木町長が昨秋、がんのにおい物質を研究する日本医大千葉北総病院の宮下正夫教授が講演に訪れた際に相談。研究事業の一環として今年5月から検査を始めた。
採取した尿は冷凍し、千葉北総病院に送付。検査は探知犬の育成施設で行われ、犬はがんのにおいをかぎ当てると振り返ったりして知らせる。
"がん検診" のあり方の条件は、何が何でも簡易であるべし、ということではないにせよ、被験者側の負担が馬鹿にならない現状については再考されるべきであろう。 上記記事での "がん探知犬" 登用という取り組みは、判定精度向上の努力が継続されて行くかぎり、今後、信頼性も高まって行くのではなかろうか...... (2017.06.19)
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