科学一般: 2012年12月 アーカイブ

 "ナノテクノロジー" の発展が期待されている分野には、"半導体" などの分野ほかに、"医療用分子ロボットの開発" があるという。
 <DNAやタンパク質、脂質など細胞を構成する分子を使ってつくり上げた「生体分子ロボット」>( 下記引用サイト記事:日本勢が快挙達成! 「分子ロボット」が拓くナノテクノロジーの未来/WIRED/2012.12.27 )がそれであり、現在は "プロトタイプ" の段階だが、将来的には、<がん細胞にのみ抗がん剤を注入する医療用分子ロボットや特定の化学反応を促進させたり、より大きな分子を組み立てたりしていく産業用分子ロボット開発への応用が期待されている>( 同上 )というから驚きである。

 さらに驚くべきは、この分野の国際的コンペティション( 国際生体分子デザインコンペティション「BIOMOD2012」 )で、東北大が総合優勝、東工大が総合3位、さらに東工大と東京大・柏チームが分子ロボティクス賞を同時受賞するという快挙を成し遂げたというのだ。

 "iPS 細胞"( ノーベル賞 山中伸弥・京都大教授 )に対する国際的評価があり、こうした "医療用分子ロボットの開発" という成果があったりすると、"細胞" のことなら日本におまかせ! となって行くのであろうか。大いに期待したい......。




















 一体、この寒さはどうしたというのか? 明朝はさらに冷え込む見込みだそうだ。
 日本海側の地域では、"ホワイトクリスマス" だなんぞと浮いたことが言えない積雪のようである。

気象庁によりますと、日本付近は冬型の気圧配置になって上空に強い寒気が流れ込んでいて、日本海側を中心に断続的に雪が降っています>( 西日本の日本海側や北陸 強い雪に注意/NHK NEWS WEB/2012.12.24

気象庁によりますと、冬型の気圧配置と上空の強い寒気の影響で、24日は九州から北海道にかけての広い範囲で雪が降り、日本海側や山沿いでは雪が強まりました。>( 日本海側26日にかけ積雪増の見込み/NHK NEWS WEB/2012.12.24

 それにしても、今夏は "猛暑" に悩まされ、それゆえにその延長線には "暖冬" が控えていると希望的観測をしたりしたものであった。
 ところがどうだ......。待ち受けていたのは、次々に訪れる "寒波" ! 夏はより暑く、冬はより寒いという、まるで "安アパート" もどきの気象環境と相成った。

 "どうして?" と、当然の疑問が湧く
 どうも、"猛暑" と "厳冬" という二者は、同じ原因、"地球温暖化現象" がもたらしているようなのである。ただ、"北極海の海氷" 状態という、やや込み入った事情が介在しているようなのだ。
 それを解説しているのが、下記引用サイト記事:「地球温暖化」でも厳冬なのはなぜ? 原因は夏の北極海に 日経サイエンス/2012.12.24 である。

 要するに、次のようなカラクリとなっているらしい。

夏の北極海における海氷の減少/ 氷が解けた海洋から秋に余分な熱が放出され、北極付近の気圧が高まり、北極と中緯度地方の温度差は小さくなる/ この結果、極渦やジェット気流の勢いが弱まり、極寒の北極の大気が欧米や日本などの中緯度地域に流れ出ることになる/ 温暖化時代の厳冬という逆説的な現象はこれからもしばしば現れそうだ。> と。

 "科学の進展" はもちろん喜ばしいことであるには違いない。
 しかし、手放しで喜んでばかりはいられないのが現代という "危うい時代" だ。
 つい先日も、"北朝鮮によるミサイル発射" に関連して、<"技術の国籍" が失われる状況( 技術流出 )>( 参照 侮るべからず北朝鮮ミサイル発射!技術進歩面には"技術輸入"アプローチだって想定可!( 当誌 2012.12.13 ) )が不思議でも何でもなくなった現状に目を向けた。
 "科学技術" の成果が、"ボーダレスに流出する可能性" が否定できないのが現代の危うさであり、その点において、開発当初の "適用目的" が "独り歩き!" してしまうことが大いにあり得るということになる......。

 こうした事情を想定するならば、"戦慄を覚えざるを得ない" のが、下記引用サイト記事:「第6の戦場」:ネットの次は、人間の脳が戦いの場になる/WIRED/2012.12.13 である。

 この "技術" の "新規性" は、<人間の脳とデヴァイスを接続する「ブレイン・コンピューター・インターフェイス(BCI)」>だということになろう。

ブレイン・マシン・インタフェース(Brain-machine Interface : BMI、脳介機装置) とは、人と機械の意思や情報の仲介のためのプログラムや機器であるマンマシンインタフェース(人介機装置)のうち、脳波を解析して機械との間で電気信号の形で出入力するためのプログラムや機器である。出力先がコンピュータである場合にはブレイン・コンピュータ・インタフェース(Brain-computer Interface : BCI、脳介電装置)とも呼ばれる。共に想念技術の一形態である。>ウィキペディア - ブレイン・マシン・インタフェース

 つまり、従来の "洗脳" 方法が、言葉やその他の外部刺激による "(脳に対して)間接的" なアプローチであった(?)のに比べて、"脳に対して直接的" な働きかけをする点が "新しいばかりか、恐ろしい" ということになるわけだ......。

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