Android OS: 2011年6月 アーカイブ

 


 昨日、"日本エイサー" の "android" タブレット "ICONIA TAB A500" について書いたところだが、実は、このタブレットには、OS/"Windows(7)" 版があったのですね。
 それで、結構人気が高まっているのだとか......。
 こうなると、タブレット端末の市場は、現国会情勢か格闘技ジャンル並みの "異種混戦" の模様を呈してきたかのようである。


タブレット市場に台風の目! Windows搭載機と合体・分離型が人気急上昇中
 タブレット端末市場をリードするアップルの「iPad 2」。価格比較サイト大手の「価格.com」のタブレット端末・PDAの売れ筋ランキングでは、トップ10の中に6機種がランクインしている。1位は64GBのWi-Fiモデルだ。

 タブレット端末・PDAの中でiPad 2に続く、2番手、3番手争いに変化が見られる。iPad対抗の本命は板型のAndroidタブレットと見られていたが、OSにWindows 7を搭載した日本エイサーの「ICONIA TAB W500」と、アスーステック・コンピューターの「Eee Pad Transformer TF101」が順位を上げているのだ。ともに板型のAndroid 3.0タブレットとは、一線を画す個性的なモデルだ。......




















 "android" タブレットで "お手頃" なものは......、とそれとなく探していたが、"日本エイサー" の "ICONIA TAB A500" は検討に値しそうだ。
 OSが "Android 3.0"、"液晶ディスプレイは10.1型で1280×800"、"SSD 16GB"、"USB端子 2個(内一つがホスト対応)"。ただし、"3Gの通信機能" は搭載せず "Wi-Fi" のみ、また "重さ 765g" (ex. iPad : 680-730g/iPad2 : 601-613g )は、手で持っている重さとしてはやや重いのが......。
 だが、価格が "4万円前後(3万9800円との報道もある)" というあたりは、如何にも価格設定が上手い台湾ビジネスだと思えた。

 <"WebM" ファイル/"HTML5" に対応しだブラウザである "Firefox"、"Google Chrome" などで問題なく表示されることを確認した<"WebM" ファイル×"HTML5">スクリプトが、"Android SDK エミュレータ" 上では表示不可であった......。> と、昨日書いた。
 大ざっぱに言えば、自分は、"大きな錯覚" をしていたようだ。つまり、簡単に言えば、"Android" = "Google Chrome" あるいは、"Android" ⊃(含む) "Google Chrome" と勝手に思い込んでいたわけだ。
 だから、PCのブラウザ "Google Chrome" で表示可能なメディアコンテンツならば、"Android" で表示されて当然だろう......、と。

 ところが、そうじゃないんですね。
 <いずれにしても、AndroidのBrowserとChromeは違う、という点が重要だ。どちらもベースはWebKitで、JavaScriptエンジンはGoogleのV8だが、ChromeにあってBrowserにない-まだない?-機能は何十件もある。>(下記サイトより)という事情をまるで知らなかったのである。
 しかも、"Android" のブラウザと "Google Chrome" との間には、以下のような "確執(?) or 固執" が横たわっていて、<しかもその固執は、永遠に続くのかもしれない。>(下記サイトより)そうだから、自分のようなユーザーが "錯覚" をするのもムリないか......、と思った次第なのである。

 以前に、"Android SDK エミュレータ" を利用して、"自作ePub電子書籍" の表示を試みたことがあった。この試みによって、"iPad/iPhone/iPod touch" 向けに制作した "電子書籍" が、ほぼ問題なく "Android" 上でも表示できることがわかったのだった。

◆ 参照 <"Android SDK エミュレータ"でも"自作ePub電子書籍"は無難に表示!その画面例!(当誌 2011.04.11)> ほか。

 そんな経緯もあって、今、関心を向けている<"WebM" 動画フォーマット video>が、対応ブラウザで表示されるのは当然として、果たして "Android" 上ではどういう反応を返すのか、それが気になり出したのである。

 もはや、"iPhone 4/iPhone 3GS/iPad/iPad 2/iPod touch(第3世代と第4世代)" などは、<パソコンを介さずにデバイスのアクティベーションとセットアップ、ソフトウエアアップデートが実行できる>(下記記事[1]より)ようになるのだと言う。
 その点に限っても、いわば<ポストPC時代>(下記記事[2]より)の本格的 "幕開け" に突入することになるのであろうか。
 Apple が仕掛けるそのプロダクツとは、<「200以上の新機能を追加した」とするiOS 5>( および "Mac OS Xの最新バージョン『Lion』" )である。

[1] <Appleが次期モバイルOS「iOS 5」を今秋リリースへ、「Mac OS X Lion」は7月
 米Appleは米国時間2011年6月6日、次期版モバイルプラットフォーム「iOS 5」(写真1)のプレビューを実施し、開発者に向けたベータ版の配布を開始した。一般向けの最終版は今秋リリースする予定。「iPhone 4」「iPhone 3GS」と「iPad」「iPad 2」、および「iPod touch」(第3世代と第4世代)で利用可能。......>(<Appleが次期モバイルOS「iOS 5」を今秋リリースへ、「Mac OS X Lion」は7月/ITpro/2011/06/07>)

 一昨日、<不況のIT業界/当面ソフトの時代衰退,クラウド中心のサービス型ビジネスが主流?>と、"クラウド" の上昇機運について書いたばかりだ。が、米アップルは、そんなこと先刻承知! とばかりに鮮やかに "クラウド" へと舵を切っていたというニュースなのである。

Apple、「iCloud」を発表、音楽/アプリ/電子書籍などクラウドで管理
 米Appleは米国時間2011年6月6日、クラウドコンピューティングを利用して音楽や写真、アプリケーション、文書ファイルなどを保存、管理できる無料のサービス「iCloud」を今秋から始めると発表した。
 「iPhone」「iPad」「iPod touch」「Macintosh(Mac)」やWindowsパソコンのアプリケーションと連動し、ユーザーのコンテンツを自動で同社のデータセンターに保存するというサービスで、すべての機器でデータを最新の状態に保てるとしている。
 iCloudは、これまで同社が提供していたオンラインサービス「MobileMe」や、アプリケーション配信サービス「App Store」、電子書籍配信の「iBookstore」なども組み合わせた包括的なサービスとなり、これらに加え新たに、iOS端末のコンテンツをバックアップする「iCloud Backup」、文書ファイルを保存する「iCloud Storage」、写真を一時的に保管する「Photo Stream」、音楽配信サービスと連動する「iTunes in the Cloud」を用意する。
 このうち、iTunes in the Cloudでは「iTunes Match」と呼ぶ、年間24.99ドルの有料サービスを米国で始める予定。iTunes in the Cloudでは、ユーザーがAppleの音楽配信サービス「iTunes Store」で過去に購入した楽曲ファイルを追加料金なしでiOS端末に再ダウンロードできるようになる。iTunes Matchでは、iTunes Store以外で入手した楽曲について、Appleが配信権利を持つ約1800万曲と照合し、合致したものをAAC形式(256kbps)で提供する。これによりユーザーは、「照合できない残りのごく一部の楽曲だけをアップロードすればよく、音楽ライブラリ全体をアップロードする必要がなくなる」とAppleは説明している。
 このほか、文書ファイルを保存するiCloud Storageでは、同サービスのAPIを使って作成した書類をクラウド上に保存し、それらを自動的に各機器にプッシュ配信する。このサービスでは、5Gバイトまでのストレージ容量を無料で提供する。Appleで購入する音楽やアプリケーション、電子書籍と、写真保管サービスで必要となるストレージ容量はこの5Gバイトの制限外となる。また、ストレージ容量の追加購入オプションも用意する予定で、料金については後日明らかにするとしている。
 Appleは同日から、iCloudのベータ版とCloud Storage APIの提供をiOSとMacの開発者プログラムで始めた。このほか、iTunes Match機能を搭載しないiTunes in the Cloudベータ版を米国で始めた。iCloudの正式版は今秋、iOSの新版「iOS 5」のリリースに合わせて提供する予定。(小久保 重信=ニューズフロント)>(<Apple、「iCloud」を発表、音楽/アプリ/電子書籍などクラウドで管理/ITpro/2011/06/07>)

 "IT分野" に関心を注ぎ続ける者たち(自分も含めて......)の中には、IT業界を "就労の場" としている人たちが少なくないと思われる。そして、概して、こうした人たちの多くが現状の "不況色" に大なり小なり塞ぎ込んでいると聞く......。
 何も "不況色" は "IT分野" に限らないとは言え、今後一体どうなって行くのか? と不安材料ばかりが目についてしまうのも事実かもしれない......。
 ところでこんな状況下では、先ずは 時代の "風向き" を確認しておくのも一手であろうかと思われる。
 何となくそんな感触を得ていたと言う人もいるかもしれないが、<クラウドに代表されるサービス型ビジネス>という、いわば "気になるコンセプト/ベクトル" について目を向けてみた。

 昨日は、スマートフォン活用の "口述筆記的キータイピング" の活用例について書いたところだった。そんな折だからか、"音声認識" に関するニュースが目に付いた。
 こちらは、"音声認識技術" を利用したスマートフォン(Android)向けアプリである。ちょっと "気になった付随事項" があったので併せて記すことにした。

NTTドコモが音声認識技術利用サービスをトライアル提供、メール作成や検索など
 NTTドコモは2011年5月31日、音声認識技術を利用したサービスのトライアル提供を開始すると発表した。
 一つはメール作成機能であり、スマートフォンに話しかけることで、メールなどの文字入力ができるアプリ「Speakey」である。これまでの音声認識による文字入力機能にはなかった機能として、単語毎に文章を分割し変換候補を表示する。変換候補は、ユーザーの単語の変換頻度やつながりを分析して優先的に表示される。この結果、訂正操作の回数が減るという。オムロンソフトウェアと共同開発した。
 もう一つは、インターネット検索や端末機能の呼び出しができるアプリ「VOICE IT!」である。音声認識によって発話内容から予測されるジャンル(グルメ情報など)のインターネットサイトに直接誘導したり、利用したい端末機能(電話、メールなど)を起動することができる。ブリリアントサービスと共同で開発した。
 いずれも、2011年5月31日から2011年11月30日、Androidマーケットでアプリを提供する。今回のトライアル提供を通じてサービスの改善を図り、本サービス提供に向けた技術開発に生かしていく。 >(<NTTドコモが音声認識技術利用サービスをトライアル提供、メール作成や検索など/ITpro 日経ニューメディア/2011/05/31>)

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