Web: 2011年8月 アーカイブ

 この二、三日、スマホの "スマート" さにことさらこだわって書いてきた。
 と言うのも、この "スマート" さというコンセプトには、技術ジャンルに留まることなく、どうも現代という "時代の何か" を鋭く照らし出すものが潜んでいる予感がしてならなかったからかもしれない。
 そしてそんな "こだわりの文脈" の網に、タイムリーにも以下のような洞察力に富んだフレイズが絡まってきた。

<iPadは「キュレーティッド・コンピューティング」の時代の幕開けを告げるもの / 「キュレーティッド・コンピューティング」 / 「キュレーティッド・コンピューティング」とは、機能が絞られているが、使いやすい機器のことを指す。キュレーションとはもともと、博物館や美術館等で作品や資料を整理・管理・研究し、わかりやすい展示を行なう作業のこと / 機能をキュレートされたデバイス ―― 『Kindle』、携帯電話、デジタル音楽プレーヤー、GPSなど特定用途のデバイスは、機能をシンプルにキュレートすることで、汎用のデスクトップ・コンピューターを上回る体験を提供している。>「情報過多の時代」の鍵は「キュレーション」/WIRED ARCHIVES/




















 "YouTube" の動画には、膨大な回数で視聴されているものがある。そして、どーれ、と思って観てみると、情報としては意外と淡々としたものであることに気づかされる。
 どうしてこれが......、と訝しがる気持ちを抱くが、それを下記の記事は説得力を持って解き明かしている。
 "YouTube" 自体への人気の秘密も了解されてくるし、この辺の事情に無頓着であってはいずれの情報発信であっても、マーケティングであっても功を奏さないという点が再認識させられる思いであった。
 理性的な事実認識の共有がなければ危うい! ではないか......、と正論を打(ぶ)つ前に、状況の事実認識を徹底させることの方が先決なのかもしれない。

 今、"Android端末を狙ったウイルス" が頻出しているとのことだ。もはや高を括ってはいられない。
 利便性やうかつな好奇心と、貴重かつ希少な生活資金とを引き換えにするのは、まったく シャレにならない。
 "敵" は "遊びではなく仕事" でやっているはずだから、半端な防御姿勢では防げないと認識すべきなのであろう。

―――― <スマートフォンがウイルスに感染してしまった場合に想定される被害例として、以下が考えられます。
スマートフォン内データ、GPSによる位置情報等、個人情報を含む重要な情報が悪意ある第三者に送られてしまう。
★ 悪意ある第三者にスマートフォンを乗っ取られて、自由自在に操られてしまう。
★ スマートフォンがボットネット ※5 の1つとして組み込まれ、知らぬ間に特定の組織にサイバー攻撃を行うなどの犯罪の道具として使われてしまう。

 ※5 ボットネット:攻撃者が、ボットと呼ばれるウイルスに感染させた多くのコンピュータを使って、ターゲットに対し遠隔で攻撃を行うために構築されたネットワークのこと。>
IPA (独立行政法人情報処理推進機構)コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[7月分]について「 スマートフォンを安全に使おう! 」

 昨今の "迷惑メール""売込みメール" の粗雑さ、粗悪さには閉口する。
 今に始まったことでもないが、"みんなで渡れば怖くない" 風に他でもやっているからとでも言うのだろうか。もっと、まともな "想像力" と多少なりとも "美意識" を持ちなさい、と言いたい。
 ほかにコスト安な営業ツールが許されていない名もない個人事業者ならまだしも、世間に名も通ったそこそこの規模の企業がこんなことをやっていると、マーケティングの "いろは" も心得ないお粗末極まりない会社かと侮蔑したくもなる。
 多分、そんな企業は、経営責任者IT事情に疎いのに加えて、現在の消費者の感性がまるで了解できないという、経営者にとっての致命的な能力不足が災いしているのではなかろうか。
 そんな事をも覗わせるだけに、「おとといおいで」とばかりに即座に "削除" 処理をしてしまうのが自分の流儀となる。

 しかし、"この作法" がこの国の低レベルな企業体質水準を象徴していると言うべきなのかもしれない。"買ってもらえるには" というベクトルでものを考えるのではなく、"買わせる! 売り込む!" という荒っぽい商法を未だに信じて疑わないそのアナクロニズムが不快感を誘う。
 TVコマーシャルの場合は、視聴者に情報を "流し込む" ことも不可能ではなかったかもしれない。下品な術ではあるが。
 しかし、受け手による取捨選択がなされるメールでは、"横恋慕" の "売込みメール"消費者の機嫌を損ない、企業イメージを貶めるだけで期待効果はほとんどないのが実情だそうだ。
 これは、たとえコスト安であっても、"営業活動" をしているという無意味な錯覚(営業活動アリバイ作り?)を組織内に醸し出し、効果のある販促活動を怠けさせる点を想定すると、むしろ、経営にとって大きなマイナスだと言った方が良さそうではないか。

 グーグル検索(他の検索でも同様)を実行すると、検索結果のリストが列記されるが、その各々のリストの先頭には、"チェック印" が記された丸い緑色のマークが付いたものと、"?印" が施された丸いグレーのマークが付けられたものとがあるのに気付く。
 今や、検索結果リストの表示はネット検索ユーザーにとって少なからず重い意味を持つようになったと言えよう。より上位に表示されれば、それだけアクセス可能性が高まるからだ。
 そんなある意味では "ナーバスな空間" に、無造作にも<"?印" が施された丸いグレーのマーク>が付くというのは、どうでもいいということにはならないはずであろう。
 昨今、"怪しげ" なサイトを警戒しなければならない環境であってみれば、神経質なユーザーではなくとも、たとえどんな意味が託されていようとも、<グレーの "?印" マーク>がユーザーの "警戒心" を刺激することは間違いない
 これらのマークは、"TrendMicro ウイルスバスター" を搭載していると、そのカスタマー向けの "Trendプロテクト" サービスの一環として、"テスト済み/未テスト" を仕分けする表示として付けられるようなのである。検索サービス側の "仕業" ではない。

 ちなみに、自分のサイトに関する検索結果にもこの "忌まわしい" <グレーの "?印" マーク>が付いていたことを、不覚にもこの二三日前に気付くことになった。
 もう長年複数のサイトを運営し、メンテナンスも卒なく行ってきたはずなので、何とも解せない処遇だと思えた。が、ふと思い出したのは、半年ほど前であったかレンタルサーバー会社側での小さくない "サーバー環境改変" があったことだ。これに起因して、従来からのネット環境の一部が変わってしまったようだからだ......。

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このアーカイブについて

このページには、2011年8月以降に書かれたブログ記事のうちWebカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは、
 Web: 2011年7月
です。

次のアーカイブは、
 Web: 2011年9月
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック