Web: 2012年3月 アーカイブ

 "クラウド" 型のいわゆる "オンラインストレージ" は、WEB上に自分専用のハードディスクを持つニュアンスで、しかも使用中のデバイス間で "一元的" に自分のデータが管理できるため便利である。今後ますます注目度を高めるものと思われる。

< "クラウド(Cloud)" の便利さを実感したのは、実を言うと "Evernote" であった。複数のPCや "iPad,iPod touch" などにアプリ/"Evernote" をインストールしておくと、そこで作成したデータ類は "クラウド(Cloud)" のストレージに保存される。だから、どこでPCや "iPad,iPod touch" を使っても "一元的" に "Evernote" のデータが活用可能となる。
 ただ、こちらも "無料ストレージ" が "月間60MB" に限定されているため、有料のストレージである "プレミアムにアップグレード" しなければならなくなることを注意(?)している......。>
確かに"アップルの真の強さはiPadではなくiCloud!"か!? "パーソナルクラウド"!( 当誌 2012.03.22 )

 今のところそれらの利用頻度が限られているため、"無料" 範囲の "記憶容量" で我慢しているが、上記の "月間60MB" ("Evernote"の場合)というのはいかにもさみしい。
 そこで、遅ればせながら、"無料で2GB" という定番オンラインストレージソフト "Doropbox" に着目することになった。
 しかし、あれこれ目配りしていたら、"Doropbox" はあれこれの "キャンペーン" によって、"記憶容量" を "無料" で "増加" するらしいと知った。

 そのひとつが、下記引用サイト記事:前回逃した人に朗報! Dropboxの容量を無料で3GB増やす方法/lifehacker/2012.03.27 によるものだ。

Dropboxが配布しているCamera Uploadアプリを使って、自分のアカウントに500MBの写真かビデオをアップロードすると、最初に500MBの容量が追加されます。

 実際に試してみて、"3GB 無料増加" を果たし、使用可能な "記憶容量" として "計 5GB" を確保することができた。
 下記の画像はその作業プロセスで "1.5 GB" が増加された時のものである。



 このキャンペーンの全体像が今一つよく分からなくて困惑したのだが、手順としては、以下のようになる。

(1) 先ず、"2GB" 程度の "SDカード" を用意して、"500 MB" を超えるサイズの写真や動画を収めておく。デジカメやビデオで利用している "SDカード" そのままが良いようだ。写真や動画の "付帯データ" が必要なのかもしれない。

(2) この "SDカード" を、"Doropbox" がインストールされている(※ 指定Version [ 1.3.4 ] があるようなので注意!)PCの "SDカード" 用スロットに挿入する。

  ◆参照 Experimental Forum Build - 1.3.4

(3) すると、下図のようなウィザード画面表示が現れる。これが表示されない場合は、どこかに手違いがあったことになる。



(4) このウィザード画面では、赤矢印の二箇所に要注意。<インポートの開始>ボタンのクリックで "SDカード" 内の写真や動画データが、<カメラアップロード>フォルダにインポートされ、完了後、"記憶容量" が "0.5 GB" 増加するはず......。


(5) 結果が確認できるのは、"Doropbox Web サイト" での自分のアカウントページであり、そのページの左上のロゴ<Doropbox>をクリックすると当該のページが開く。そのページの左サイドに<イベント>のアイコンがあり、これをクリックすると上記の "イベント画面" が表示されいろいろな点が確認できることになる。反映されるまでに、多少の時間が掛かったりもした......。




















 IT 環境の進展は次々に新技術要素の機能を提供している。それらはユーザーを魅了するとともに、"悪意" のある者にもあざとく利用され、新しい手口を提供する結果ともなっているようだ。その使われ方に別け隔てのないのが技術であるから、"詐欺" の新しい小道具、新手口として悪用されてしまったところで新技術要素を責めるわけにはゆかない。
 しかし、カメラの撮影音(シャッター音)やスマートフォン本体の振動でユーザーを慌てさせるという "新演出" で、ぬけぬけと "詐欺" を働くという、その狡猾さと非道さには目が点となる思いである。

 下記の 【 引用記事 1 】スマホを狙うワンクリ詐欺の新手口、シャッター音や振動で驚かす 悪質アプリでアンドロイド端末を「乗っ取り」/日本経済新聞/2012.03.09 がその新手口の実態と若干の対処法を伝えている。
 "Android OSを搭載したスマートフォンやタブレット端末" がウイルス被害を受けやすいことはこれまでにも指摘されてきた。そして、最近では、アプリ(動画再生アプリなど)に見せかけてウイルスを侵入させるという手口が頻発しているという。
 "料金請求のメッセージ" 表示とともに、"電話番号" が盗まれることもあるとのことなので、要注意だ。とにかく、不用意に "アプリ" インストールを許可することは禁物である。

 "詐欺" と言えば、こちらは、IT 環境に依存と言うよりも "人間の注意力の盲点" を衝くという従来型手口の "振り込め詐欺" についてだ。
 下記の 【 引用記事 2 】米国でも「振り込め詐欺」急増、ナイジェリアから電話も/REUTER ロイター/2012.03.0 によれば、"米国でも急増" という点が目を引いた。
 これまで日本国内で頻発し続けている "振り込め詐欺" は、日本の高齢者が "情にもろい" からではないかと解されてきたかに思う。
 しかし同記事が伝えるところでは、"米国"( 被害総額は幾分低い? )でも同種の被害が発生しており、加えて被害者の年齢が若い層にも広がりつつあるとのことでもある。
 また、詐欺グループはカナダやスペイン、メキシコ、ナイジェリアなど海外から電話をかけることがあるため、追跡するのが難しいという背景もあるとのことで、その点では、IT 環境の副産物としての "ボーダレス" 環境が "副作用" をもたらしていると言えなくもない。

 いずれにせよ、"持てる者" をレバレッジを効かせてさらに富ませる IT 環境の、その裾野では、IT 環境の "ネガティブな副作用" のようなかたちで "泣かされる者" も跡を絶たないというのが不快な現実......。

 ウェブユーザーは、通常範囲のウェブ利用においても、知らず知らずのうちに様々なリスクに直面しているようだ。
 そのリスクとしては、"スパイウエア" で "個人情報" が盗まれるという最悪の事態に陥らないまでも、ウェブ利用における "行動"、つまり "どのようなサイトを訪問したか" の個人的 "行動" が密(ひそ)かに "追跡" され "監視" されている可能性も含まれる。
 ウェブユーザー側の利便性のためという意味を持ついわゆる "クッキー Cookie" は、基本的には心配はいらないのだが、"クッキー" の中には、"サード・パーティの Cookieトラッキング Cookie )" と呼ばれる "怪しげ" なものもある。

 その詳細は、【 引用記事 2 】を参照していただきたいが、要するにウェブユーザー側の "行動" が、ユーザーに感知されないかたちで "仕掛け側" によって "追跡" され "監視" されてしまう、ということなのである。
 ただこれは、氏名、住所、電話番号やクレジット情報といった主要な個人情報が知られることはないし、またウェブブラウザでの閲覧履歴のすべてが知られるわけでもないので大きなリスクではないとも言える。

 では "仕掛け側" は "トラッキング Cookie" で何をしようとしているのか?
 要は、"マーケティング" 向け個人情報の収集だということになりそうだ。そのユーザーが、どのようなWebサイトを好んで閲覧しているのかという "部分的アクセス履歴・ブラウジング傾向" を掴むことで、"より効果的な広告表示" を果たそうとしているわけだ。
 なお、この "マーケティング" 向け個人情報の収集がネット関連企業や広告主側企業にとって大きな価値を持つことは、オンライントラッキング関連の大手企業収入は合計で390億ドルにも上る(【 引用記事 1 】より)との指摘でも示されている。

 しかし、その "行動" が "追跡" され "監視" されるウェブユーザーにとっては、大きなリスクではないとは思えても "心外" であることに変わりはない。
 そこで、密かに "追跡" し "監視" するその動きを、ウェブユーザー側が "監視=可視化" してしまおうとする試みが登場することになった。下記の【 引用記事 1 】TED 2012:あなたの"監視者"を可視化する新アドオン/WIRED JAPANESE EDITON - TECHNOLOGY/2012.03.02 の "Mozilla Firefox 向けアドオン" ソフトである。
 このアドオンは、"Mozillaのサイト" で公開され、ダウンロードできる。
 使い方は実に簡単であり、インストール後、以下の手順を踏むだけで、自サイトと直接・間接にリンクした "ノード(サイト)" の一覧が表示される。

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