Web: 2012年4月 アーカイブ

 Google の "オンライン ストレージ「Google Drive」" が、"やっと" と言うべきか、 "とうとう" と言うべきか登場した。(下記【 引用サイト記事 】参照 )
 そんな印象を受けるのも、"クラウド" 型の "オンライン ストレージ" は、各社が Dropbox、SkyDrive(Microsoft)、iCloud、Box などを提供しており、目新しくはなくなっているからだ。
 "新規性" は何なのか、どんなメリットが盛り込まれているのか、そこに関心が集まるはずだ。

◆参照 「Google DriveをDropbox、SkyDrive、iCloud、Boxと比較しました。」/GIZMODO/2012.04.26

 「Google Drive」の特徴を、次のように表現する記事があった。
グーグル・ドライブはグーグル・ドックスの進化版だ。>( 【コラム】早速グーグル・ドライブを試してみた/THE WALL STREET JOURNAL/2012.04.25

<...... ドロップボックスグーグル・ドライブの1つの大きな違いは、後者はただ保存し閲覧するだけではなく、ファイルの作成・編集が可能だということだ。グーグル・ドライブにはグーグル・ドックスに使われている基本的なワードプロセッサー、スプレッドシート、プレゼンテーション用や他のアプリが含まれているからだ。
 しかし、落とし穴もある。保管した文書がマイクロソフト・オフィスのフォーマットだった場合、閲覧しかできない。編集するにはグーグルのフォーマットに変換するコマンドボタンをクリックするか、もしくはオフィスのファイルをアップロードする際に変換する設定をしなければならない。......>
( 同上 )

 "グーグル・ドックス" をはじめとする、グーグル傘下のアプリとの連携をユーザーがどう受けとめるのかが焦点となっていそうだ......。




















 最近、"AR(拡張現実)" という新しい言葉【 注.参照 】をしばしば目にするようになった。
 "下の画像" は、その "AR(拡張現実)" の技術を試しに味わわせてもらった display 画像である。
 背景の現実の光景の手前に、宙を浮くようなアルファベットの文字が円環を作ってグルグルと回っている。つまり、"バーチャルリアリティ(VR)" のように "仮想空間" だけの光景が展開するのではなく、"現実の光景" と一体化された光景が展開する、というのが "AR(拡張現実)" の世界なのだそうだ。(真ん中の紙片に印刷された "QR コード" のようなマークが......)


【 注.】
< 拡張現実(かくちょうげんじつ)とは、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。英語の Augmented Reality の日本語訳であるため、それを日本語発音した「オーグメンテッド・リアリティ」や、省略形のARも用いられる。......
 拡張現実はバーチャルリアリティ(VR)のバリエーションのひとつであり、その時周囲を取り巻く現実環境に情報を付加・削除・強調・減衰させ、文字通り人間から見た現実世界を拡張するものを指す[1]。
 VRが人工的に構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、拡張現実は現実の一部を改変する技術である。
 例えばバーチャルリアリティでは、仮想の部屋に居て、仮想のテーブルに置かれた仮想のティーポットを見ているかのような五感情報を人に提示するのに対し、拡張現実では人が実際に居る現実の部屋のテーブルの上に、仮想のティーポットが置かれているかのような情報提示を行う。
 コンピュータにより現実を強化することから強化現実と呼ばれることもある。現実環境を情報ソースとして用いることから必然的にリアルタイム処理を必要とする場合が多い。技術課題としてはバーチャルリアリティでのそれに加えて、仮想物体と現実環境・物体との相互作用、例えば視覚要素では照明、影、接触、オクルージョンなどを解決することが特に課題になる。......
ウィキペディア

 冒頭の "実験" へと誘ってくれたのは、下記引用サイト記事:デジタル時代の「飛び出す絵本」? AR を活用した「Between Page and Screen」[百式管理人]/japan.internet.com/2012.04.24 なのである。

 "情報過多の現代" において、もはや "検索" サービスは不可欠となっている。
 しかし、その一方で、<えっ、こういう情報が欲しかったわけではないのに>(下記引用サイト記事:「ほしいモノは「ソーシャル・キュレーション」で探せ、米で急拡大 ネットのアルゴリズム検索はもう古い?」/日本経済新聞/2012.04.19 )という "もどかしさ" に見舞われるのも実情......。

 そうした現状だから、"ソーシャル・サーチ" というアプローチが関心を集めているわけである。このブログでも以下のように注目したことがある。

<<⑤ ソーシャル・サーチ(検索)の進歩>についてだが、"ソーシャルメディア" を活性化させた原因でもある "情報過多の現代" にあっては、"情報検索" 自体が困難を極めるわけであり、最悪の場合には、何をどう検索すれば自身の関心情報に辿り着けるのかを思い煩うことにもなりかねない。
 この困惑を、"ソーシャルメディア" に蓄積された人々の同種の情報(ex.知恵袋、質疑問答etc.)を還元することで救おうとするのが、"ソーシャル・サーチ(検索)" の考え方かと思われる。>
Socialメディア来年の動向:Social-コマースの成長! Social-サーチ(検索)の進化!( 当誌 2011.11.29 )

 今回、取り上げる下記引用サイト記事は、こうした流れの好例だと思われる。"ソーシャル系サービス" の "「ピンタレスト(Pinterest)」" と "「Snip.it(スニップ・イット)」" である。
 今後、こうしたサービスや "ソーシャルメディア" を活用した "検索" が人気を集めそうな気配である。

  ◆参照 「Pinterest Guide Pinterestを楽しむための情報サイト『ピンタレストガイド』」

 今日では "知識や教材" は、その気がありさえすれば "溢れ返って" いる! したがって学習する者にとってむしろ問題なのは、それらをどう "取捨選択" して "より効果的なアプローチ" をするかとなっているはずだ。
 また教育側としても、そうしたアプローチを可能とするようなカリキュラム(コース)をどう構成するかであるに違いない。
 現代のような "情報過多" 環境における学習・教育の基本的課題はそんなところに潜んでいるはずだと思われる。

  "溢れ返って" いる!というのは、書籍・マスメディア・インターネットなどに限らず "Social" メディア上の知識・情報も含まれる時代だということだ。YouTubeなどが好例であろう。
 しかし、今やその質量は手に余るほどに膨れ上がってるのが悩ましい点! そこで注目されているのが、いわゆる "キュレーション"(編集)の視点だと言える。簡単に言えば、"交通整理" であり、"お見立て" である。まあ、"信頼し得る" という条件付ではあるが。

  ◆参照 情報過多の時代の鍵"キュレーション"で問われるのは"メタ鍵"としての編集能力!( 当誌 2011.09.01 )"キュレーション"への佐々木俊尚氏の熱い眼差し!"編集" に関する松岡正剛氏!( 当誌 2011.09.02 )

 教育側にとってもう一つ悩ましい問題は、学習ニーズの多様化や急速に変化する時代環境が、"教材制作" に時間的ゆとりを与えていない! という実情ではないかと思われる。より "スピーディーな対応" が求められているというわけだ。

 こうした現代特有のシビァな課題に応えるかたちで、<YouTubeなど既存の教材から学習コースを組み立てる>というアイディアを実践しているのが、今回の下記引用サイト記事:「YouTubeなど既存の教材から学習コースを組み立てるCourse Heroに一流投資家たちが殺到」/TechCrunch/2012.04.13 である。
 思わず "お見事!" とガッテンしてしまうほどに優れた発想の "スタート・アップ(新ビジネス)" だと感心させられた。

 "トロイの木馬" 型などの "マルウェア" が相変わらず猛威を振るっているようだ。
 つい最近も、Android 向け人気ゲームの海賊版にマルウェアが仕込まれていた( Android向け「Angry Birds Space」にマルウェアを仕込んだ海賊版出現/ITmedia エンタープライズ/2012.04.13 )との発表もあった。
 知らぬ間に、自分のPCやデバイスが攻撃者の管理下に置かれ "ボットネット" に加担させられたりするという "マルウェア" だ。"敵" が巧妙なら、こちらは賢く対処しなければならない。

 今ひとつ大きな話題となったのが、Apple の "Mac OS X" コンピュータを標的とした "トロイの木馬" 型の "マルウェア" の "Flashback" である。世界中で "60万台" 以上の "Mac" が感染しているとの推測もなされた。

 "Flashback" は、Java の脆弱性につけ込んで感染するようで、"Flash プレーヤー" のインストーラーに見せかけて自身をインストールさせ、個人情報を盗むことから命名された "トロイの木馬" 型の "マルウェア" だ。
 この "攻撃" に対して、Apple がこの"Flashback" を削除するツールをリリースしたというのが、下記引用サイト記事:AppleがMacのFlashback Trojanマルウェアを削除するツールをリリース/TechCrunch JAPAN/2012.04.14 である。
 要するに、<今回の新しい削除ツールは、OS Xの一部のバージョン上ではJavaアプレットをデフォルトで排除し、そのMacがFlashback Trojanに感染していたら削除する>というものだ。

 対応する "Mac OS X" については、<もっぱらOS X Lion用>とされているため、注意を要する。
 他の "Mac OS X" の場合は、下記サイト情報が参考となる。

  ◆参考 Mac OS X マルウェア「Flashback」の無料駆除ツール、F-Secure が公開/japan.internet.com/2012.04.13

 いずれにしても、"Mac OS X" ユーザーは、対応に急を要する。

 先日、ウェブ上での "アンケート" に関して、米Google が以下のような動きを始めたとの記事を目にした。あの "Google AdSense" 方式を "アンケート" にも広げたというわけだ。

< 米Googleは29日、既存広告と異なる、コンテンツサイト収益化の新たな方法「Google Consumer Surveys」を発表した。
 例えば、インターネット利用者は、Googleが配信する簡単なマーケティング調査アンケートに回答することで、そのサイトの有料コンテンツを閲覧できるようになる。一方、コンテンツサイトにとっては、自社サイトにアンケートを表示することで、Google AdSenseと同じような仕方で収益を受け取れる。......>
「米Google、ウェブサイト収益化の新方法「Consumer Survey」を発表 アンケート回答で有料コンテンツを閲覧可能に」/INTERNET Watch/2012.03.30

 そんな矢先、ウェブ上での "アンケート" に関して、ちょいと "風変り" な記事に遭遇した。下記引用サイト記事:全680問のアンケートに答えると3万円分の「V プリカ」を進呈 -- ライフカードがキャンペーン/japan.internet.com/2012.04.02 がそれだ......。
 "アンケート" は「景品表示法」の規制を受けないため "謝礼" の額に制限はなさそうであるが、この世知辛い時代での "3万円分の「V プリカ」を進呈" というのは、やはり気持ちが揺さぶられる......。

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