スマートフォン: 2011年6月 アーカイブ

 通常、"ePub 電子書籍" などを "iPad/iPhone/iPod touch" へと転送するには、言わずと知れた方法、"iTunes" を通した "同期" 機能で実行することになる。
 PCのブラウザでダウンロードした "電子書籍" なども、 "iTunes" を通して、ダウンロード・ファイルを格納したPC内のパスを指定しつつ "同期" 転送をするのが一般的であろう。

 だが、"iPad/iPhone/iPod touch" などのブラウザ "Safari" では、ウェブサイト上でダウンロード設定が施されている "ePub" などの限られたファイルについては、それに対応したアプリに直接、スマートにダウンロードすることができる。
 つまり、PCのブラウザからダウンロードするのではなくて、"iPad/iPhone/iPod touch" などのブラウザ "Safari" で直接ダウンロードを実行してしまうのである。しかも、所定アプリ、ここでは "iBooks" であるが、そこに手間いらずでインストールまでしてくれるのである。




















 <"WebM" ファイル/"HTML5" に対応しだブラウザである "Firefox"、"Google Chrome" などで問題なく表示されることを確認した<"WebM" ファイル×"HTML5">スクリプトが、"Android SDK エミュレータ" 上では表示不可であった......。> と、昨日書いた。
 大ざっぱに言えば、自分は、"大きな錯覚" をしていたようだ。つまり、簡単に言えば、"Android" = "Google Chrome" あるいは、"Android" ⊃(含む) "Google Chrome" と勝手に思い込んでいたわけだ。
 だから、PCのブラウザ "Google Chrome" で表示可能なメディアコンテンツならば、"Android" で表示されて当然だろう......、と。

 ところが、そうじゃないんですね。
 <いずれにしても、AndroidのBrowserとChromeは違う、という点が重要だ。どちらもベースはWebKitで、JavaScriptエンジンはGoogleのV8だが、ChromeにあってBrowserにない-まだない?-機能は何十件もある。>(下記サイトより)という事情をまるで知らなかったのである。
 しかも、"Android" のブラウザと "Google Chrome" との間には、以下のような "確執(?) or 固執" が横たわっていて、<しかもその固執は、永遠に続くのかもしれない。>(下記サイトより)そうだから、自分のようなユーザーが "錯覚" をするのもムリないか......、と思った次第なのである。

 以前に、"Android SDK エミュレータ" を利用して、"自作ePub電子書籍" の表示を試みたことがあった。この試みによって、"iPad/iPhone/iPod touch" 向けに制作した "電子書籍" が、ほぼ問題なく "Android" 上でも表示できることがわかったのだった。

◆ 参照 <"Android SDK エミュレータ"でも"自作ePub電子書籍"は無難に表示!その画面例!(当誌 2011.04.11)> ほか。

 そんな経緯もあって、今、関心を向けている<"WebM" 動画フォーマット video>が、対応ブラウザで表示されるのは当然として、果たして "Android" 上ではどういう反応を返すのか、それが気になり出したのである。

 一昨日、<不況のIT業界/当面ソフトの時代衰退,クラウド中心のサービス型ビジネスが主流?>と、"クラウド" の上昇機運について書いたばかりだ。が、米アップルは、そんなこと先刻承知! とばかりに鮮やかに "クラウド" へと舵を切っていたというニュースなのである。

Apple、「iCloud」を発表、音楽/アプリ/電子書籍などクラウドで管理
 米Appleは米国時間2011年6月6日、クラウドコンピューティングを利用して音楽や写真、アプリケーション、文書ファイルなどを保存、管理できる無料のサービス「iCloud」を今秋から始めると発表した。
 「iPhone」「iPad」「iPod touch」「Macintosh(Mac)」やWindowsパソコンのアプリケーションと連動し、ユーザーのコンテンツを自動で同社のデータセンターに保存するというサービスで、すべての機器でデータを最新の状態に保てるとしている。
 iCloudは、これまで同社が提供していたオンラインサービス「MobileMe」や、アプリケーション配信サービス「App Store」、電子書籍配信の「iBookstore」なども組み合わせた包括的なサービスとなり、これらに加え新たに、iOS端末のコンテンツをバックアップする「iCloud Backup」、文書ファイルを保存する「iCloud Storage」、写真を一時的に保管する「Photo Stream」、音楽配信サービスと連動する「iTunes in the Cloud」を用意する。
 このうち、iTunes in the Cloudでは「iTunes Match」と呼ぶ、年間24.99ドルの有料サービスを米国で始める予定。iTunes in the Cloudでは、ユーザーがAppleの音楽配信サービス「iTunes Store」で過去に購入した楽曲ファイルを追加料金なしでiOS端末に再ダウンロードできるようになる。iTunes Matchでは、iTunes Store以外で入手した楽曲について、Appleが配信権利を持つ約1800万曲と照合し、合致したものをAAC形式(256kbps)で提供する。これによりユーザーは、「照合できない残りのごく一部の楽曲だけをアップロードすればよく、音楽ライブラリ全体をアップロードする必要がなくなる」とAppleは説明している。
 このほか、文書ファイルを保存するiCloud Storageでは、同サービスのAPIを使って作成した書類をクラウド上に保存し、それらを自動的に各機器にプッシュ配信する。このサービスでは、5Gバイトまでのストレージ容量を無料で提供する。Appleで購入する音楽やアプリケーション、電子書籍と、写真保管サービスで必要となるストレージ容量はこの5Gバイトの制限外となる。また、ストレージ容量の追加購入オプションも用意する予定で、料金については後日明らかにするとしている。
 Appleは同日から、iCloudのベータ版とCloud Storage APIの提供をiOSとMacの開発者プログラムで始めた。このほか、iTunes Match機能を搭載しないiTunes in the Cloudベータ版を米国で始めた。iCloudの正式版は今秋、iOSの新版「iOS 5」のリリースに合わせて提供する予定。(小久保 重信=ニューズフロント)>(<Apple、「iCloud」を発表、音楽/アプリ/電子書籍などクラウドで管理/ITpro/2011/06/07>)

 自サイトに "アフィリエイト" のバナーなどを置くことは、もはや "当たり前" とさえ言えそうである。まあ、ホンキで稼ごうという人と、ついでに......と言う人とに分かれるのであろうが、もし本当に稼ごうとするならば、"通販"の実態を認識しないわけには行かないはずである。
 ちなみに、下記のような記事があった。

通信販売で携帯利用急増 08年の約1・5倍に
 日本通信販売協会が4日までにまとめた2010年の通信販売の利用実態調査によると、携帯電話や携帯端末でサイトを見て利用する人が全体の16・1%と、08年の約1・5倍に増えたことが分かった。29歳以下の女性に限れば54・3%に及んだ。
 従来型の携帯電話に加え、スマートフォン(多機能携帯電話)の普及もあり、時間や場所にとらわれず手軽にネット注文ができるようになっていることが背景にあるとみられる。同協会は「スマートフォンは専用サイト開設も進んでいる。いずれ通販の主力になるのではないか」と分析している。>(<通信販売で携帯利用急増 08年の約1・5倍に/【共同通信】/2011/06/04 16:15>)

 スマートフォンなどの携帯通信端末において、"SIMロック解除" の趨勢が加速しているようである。
 これまでは、"携帯端末と通信料金との一体化" 路線が "キャリア(大手通信事業者)" によって実施されていた。ユーザーには、自由な選択肢が許されていなかったわけだ。
 それが、いわば "規制緩和" の一環として開放され、自由化されたと言えよう。
 スマートフォンなどのユーザーにとっては、基本的には歓迎すべき環境変化のはずである。ただし、選択に当たっては "自己責任" のスタンスで "機能と料金" について十分に吟味する必要がありそうだ。
 "テザリング" ( ※ 注 )を利用しているユーザーにとっは、若干の注意を要する場合もありそうである。

 昨日は、スマートフォン活用の "口述筆記的キータイピング" の活用例について書いたところだった。そんな折だからか、"音声認識" に関するニュースが目に付いた。
 こちらは、"音声認識技術" を利用したスマートフォン(Android)向けアプリである。ちょっと "気になった付随事項" があったので併せて記すことにした。

NTTドコモが音声認識技術利用サービスをトライアル提供、メール作成や検索など
 NTTドコモは2011年5月31日、音声認識技術を利用したサービスのトライアル提供を開始すると発表した。
 一つはメール作成機能であり、スマートフォンに話しかけることで、メールなどの文字入力ができるアプリ「Speakey」である。これまでの音声認識による文字入力機能にはなかった機能として、単語毎に文章を分割し変換候補を表示する。変換候補は、ユーザーの単語の変換頻度やつながりを分析して優先的に表示される。この結果、訂正操作の回数が減るという。オムロンソフトウェアと共同開発した。
 もう一つは、インターネット検索や端末機能の呼び出しができるアプリ「VOICE IT!」である。音声認識によって発話内容から予測されるジャンル(グルメ情報など)のインターネットサイトに直接誘導したり、利用したい端末機能(電話、メールなど)を起動することができる。ブリリアントサービスと共同で開発した。
 いずれも、2011年5月31日から2011年11月30日、Androidマーケットでアプリを提供する。今回のトライアル提供を通じてサービスの改善を図り、本サービス提供に向けた技術開発に生かしていく。 >(<NTTドコモが音声認識技術利用サービスをトライアル提供、メール作成や検索など/ITpro 日経ニューメディア/2011/05/31>)

 このニュースが素晴らしい点は、単に "IT" が "単独" で活用されるのではなく、高性能な "IT" と、ヒューマンな善意の努力とが見事に歩調を合わせて事を成しているところであろう。
 "音声" の "文字変換" の技術も "部分的" には高度化しているが、その技術の認識率には多々問題が残されていて、残念ながら外国語翻訳での "同時通訳" ほどの実用的水準には至っていないようだ。
 "同時通訳" とて、専門能力を持つ "人力" が介することで実用に耐えているのが実際であり、"音声" の "文字変換" に当たっても同じことが言えそうである。"音声" を聴きながらの "口述筆記的キータイピング" とでも言えようか。
 しかも、その "タイピング" 成果の文章を即座にネット配信して、所定の "スマートフォン" を手元に置くユーザーが、流れるテロップを見るように閲覧できるというものなのである......。それもビジネスではなく、聴覚障害学生の受講サポートのために、ボランティア学生ら "口述筆記的キータイピング" を行っているというのが感動的!
 マイクを通した教官の "音声" をヘッドフォンで聴きながら、別室(別箇所)で集中しながら "同時入力" を敢行して、即、ネット配信するのだそうだ。

 実は、この事を知ったのは下記の報道ではなくて、今夕のNHKの報道番組からであった。だが、その番組に関する文字となった記事が見当たらなかったので、同一のニュースと思しき下記の記事を紹介することになった次第である......。

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このアーカイブについて

このページには、2011年6月以降に書かれたブログ記事のうちスマートフォンカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは、
 スマートフォン: 2011年5月
です。

次のアーカイブは、
 スマートフォン: 2011年7月
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック