スマートフォン: 2011年7月 アーカイブ

 "電子書籍" の読書においては、読み手が最も好ましいと思える操作環境が設定されて然るべきであろう。それが、"紙の書籍" から "脱皮(!)" した "電子書籍" の、いわば "ノブレス・オブリージュ"(仏: noblesse oblige、直訳すると「高貴さは[義務を]強制する」の意味。一般的に財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指す。)なのかもしれない。
 作り手側の都合による "お仕着せ" 的な操作環境を、読み手側に押しつけることは極力避けるべきだということなのである。

 そんな事例のひとつに、読書時における "辞書" の参照がある。
 昨日から書いているように、iBooksで、"ePub 洋書" を読む際、辞書を呼び出すと "お仕着せ" 的に "英英辞書" が起動されてしまう設定のことなのである。
 日本語圏の読み手に対しては、先ずは "英和辞書" が呼び出されて当然なのではなかろうか......。その上で、"英英辞書" への切り替え選択肢が備わっているならば、ナルホド感が伴うことにもなろう。
 まあ、愚痴を言っても始まらない。あとは、ならば "自前" 的に調整するしかないか、となるだけである。




















 "ePub" の "電子書籍" の場合、"iPad/iPhone/iPod touch" 向けの "iBooks" アプリでは、画面を "長押し" して部分テキストを選択すると、<コピー 辞書 ハイライト メモ 検索>という選択肢が表れ、その内の<辞書>を立ち上げることができることは良く知られている。
 "日本語書籍" の場合の日本語テキストであれば、日本語の辞書が言葉の意味を指し示す。また、"英語書籍" の場合は、"英英辞書(New Oxford American Dictionary) " が立ち上がり、英語によって言葉の意味が説明される。
 では、日本語書籍の中の "英単語" の場合はどうなるか?
 試してみると、その "素性" はよくは分からないが、どうやら "英和辞書(小学館プログレッシブ英和・和英辞書?)" が立ち上がるという "現象" になるのである。

 となると、同じ "英単語" が選択されながらも、それが "英語書籍" 中の場合と、"日本語書籍" 中の場合で呼び出される辞書の種類が異なるという区分けのあることに気付かざるを得ないわけだ。
 とともに、もうひとつ気付く点は、"iBooks" は、英語については、"英英辞書" だけではなくて "英和辞書" も保持していて "取り扱っている" ! ということである。
 なぜこんなことになっているのか? にも興味が湧くところではあるが、むしろそれよりも、どんな "仕掛け" が隠されているのか? そして、この "秘密(?)" をコントロールするならば、いわゆる "洋書(英語書籍)" を読む時に、"英和辞書" を立ち上げて活用することが可能となるのかもしれない......。

 先日、"iPad/iPhone/iPod touch" の "VoiceOver" という機能について書いた。

 ◆ 参照 電子書籍と"読み上げ"/先ずは"iPad/iPhone/iPod touch"での"VoiceOver"の場合?( 当誌 2011.06.26 )

 視覚障害の方たち向けに用意されて<アクセシビリティ機能>に収められたツールを、"読み上げ" 機能への関心の延長で、念のため確認してみたというわけである。
 それはそうとして、その "実体験" をした際にも、薄々感じていたのではあったが、どうもこのツールは "不用意" に使い始めると、"まごつく(?)"ようである。
 実を言うと、今日、別件で" 読み上げ" 機能 を使いたいことがあって、この "VoiceOver" という機能の "ON 設定" をしたのはよかったが、トラブルに巻き込まれて "設定解除" ができずに右往左往してしまったのである。
 どういうものか、途中で "設定リスト" のスクロールが効かなくなってしまったのである。何とか、"設定解除" ができないかと小一時間もあれやこれやの試行錯誤をすることになってしまった。

 "新型iPhone" の話題への関心は、その性能のスペックアップもさることながら、"二年契約縛り" (キャリアとの通信契約)というタイミング問題との関係が大きいようだ。
 もし、新型iPhone発売がこの9月だとした場合、比較的最近に "iPhone4" で "二年契約縛り" に踏み込んだユーザーは、何とも悩ましい空気に包まれてしまう......、と。
 だから、「iPhone4を買った人は負け組か?......」といった視点の話題がネット上でも始まっているとか......。

 現在、"Androidのアクティベーション"(登録)が "毎日50万台" に上ると言われ、米Apple社の "iOS" 製品を猛追撃しているようだ。

―――― 「Androidのアクティベーションは1日50万件」 (WIRED.jp)  米Google社の『Android』部門責任者、アンディ・ルービンが『Twitter』上で述べた内容によると、Android機器は現在毎日50万台がアクティベーションされており、しかもアクティベーション数は毎週4%以上の割合で増え続けているという。  米Apple社は今年1月、(遠回しな方法で)『iOS』のアクティベーションが1日あたり36万件を超えていると発表した。そのとき、Androidのアクティベーション数は30万件だった。  Apple社の現在のアクティベーション数が、1月から飛躍的に増えているのは明らかだ。特に、米Verizon社版の『iPhone』と『iPad 2』が発売されていることを考慮すれば。しかしiOSは現在、50万台の大台に達しているだろうか。 ......  しかしいずれにしろ、この数字は印象的だ。  TEXT BY Charlie Sorrel>「Androidのアクティベーションは1日50万件」 (WIRED.jp)/ITPro/2011/06/30
 
" 7 notes mini " の画面
 
" タッチペン "

 "日本語手書き入力" アプリの "7notes mini (J) for iPhone" については、再三書いている。まさに "手頃なメモ" として使い勝手が良く、気に入っているからだ。

 ◆ 参照 "シンプル&スピーディー"の大原則に立ち返った"7notes mini (J) for iPhone"!( 当誌 2011.06.13 )

 <ひとまず "書き込み" が終わると、デバイス内に自動保存されるのだが、自分の場合、"テキスト" モードで自分宛の "メール" を打っておくことにしている。いわば、これがPCでのテキスト・エディターを使った作業における "セーブ(保存)" に相当する、とばかりにである。>(同上)
 というように、 "メール" 送信によるメモ内容が、PCで再活用できるという点も悪くないと感じている。

 かねがね、 "Flashアニメ" が "iPad/iPhone/iPod touch" などのデバイスでは表示されないことを懸念し続けて来た。多分、多くのウェブ関係者たちも同じ思いであったに違いない。何しろ、現在のウェブサイトのページには数限りない "Flashアニメ" が溢れ返っているからだ。
 そんな折、下記のような報道があった。

―――― FlashアニメをHTML5に変換するツールをGoogleが公開、iPhoneでも表示可能
 米Googleは米国時間2011年6月28日、Flashのコンテンツ(SWFファイル)をHTML5に変換するWebツール「Google Swiffy」を、Google Labsで公開した(写真1)。

 変換結果はGoogleのChromeや米AppleのSafariなど、レンダリングエンジン「WebKit」を搭載するWebブラウザで表示できる。iPhoneやiPadのSafariブラウザにも対応している。例えばFlashコンテンツを提供しているWebサイトが、iPhone/iPadなどFlash非対応の端末にもコンテンツを提供したいといった場合に活用できる。Googleによれば現時点ではゲームのように複雑なコンテンツを変換できるわけではないが、アニメーションなどは変換できるという(写真2)。
 Swiffyでは、アップロードされた任意のSWFファイルからJSON(JavaScript Object Notation)形式のファイルを自動生成する。それをWebブラウザのJavaScriptランタイムが読み込み、ベクター画像フォーマット「SVG」やCSSを利用して元のSWFファイルの内容を再現する仕組みである。>
FlashアニメをHTML5に変換するツールをGoogleが公開、iPhoneでも表示可能/ITpro/2011/06/29


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