東日本大震災の際、"SNS(Facebook,Twitterなど)" の活用は、人々にタイムリーな情報を与え、どんなにか人々の不安や恐怖感を癒し続けたであろうか。それについては、もはや広く知れ渡っている。( ex. 東日本大震災でSNSが私たちを支えて助けてくれたこと | DIME )
そんな中で、<特にリアルタイムの情報収集に威力を発揮し、地震発生直後の安否確認から現地の被災状況、復興支援計画に至るまで、今回の震災に関するありとあらゆる情報発信に使われているTwitter>(上記サイト)に対して、<実名利用で比較的プライバシーが保てることから、位置情報や個人情報が公開しやすく安否情報の確認に使えたと言われるFacebook>(同上)は、"知人・友人" の "安否確認" においては的確に役立ったと評価されている。
現在、"大震災予測" については日本各地で指摘され続けるといった "不安な日々" でもある。こうした状況下で、Facebook が「災害用伝言板」を世界に先駆け日本で開始することになった、という。( 下記引用サイト記事:Facebook、「災害用伝言板」を世界に先駆け日本で開始/INTERNET Watch/2012.02.27 )
なお、この運用に向けて、いわば "予行演習(?)" が<2月28日~29日に日本国内限定で機能のテストを実施>というかたちで行われるとのことだ。
こうした「災害用伝言板」は、もちろん使われないに越したことはない。が、いざという場合には慌てることもあり得る。"予行演習(?)" には参加しておこうか、と......。
時事問題: 2012年2月 アーカイブ
不幸にも現在は、われわれの不安を掻き立てる事柄が多過ぎる。自然現象、社会現象と......。確かに、それらを一々真に受けていては身が持たない。ほどほどに聞き流しておくのも一つの処世術かもしれない。
ただ、どう考えても "好転" しない事柄、なおかつ必ずしも "対策ナシ" とはしないかもしれない事柄については、意を傾けるべきだと思える。
そんな事柄としては、"地球環境問題" があろう。だが、今一つ、この国この社会にとっては、著しく急速に進む "人口減少" の問題が挙げられる。
そんな不安な思いがあって、ここでの記事でも取り上げ続けてきた。
◆参照 ① もはや待ったなし危機!"生産年齢人口がほぼ半減する社会はサステイナブルか"?!( 当誌 2012.02.12 )
◆参照 ② Socialメディアではこんな議論もアリでは?2500万円以上の損か,300万円程度か!( 当誌 2012.01.11 )
この "マイナス・スパイラル!" が加速するならば、対策の可能性の大半が失われてしまう......。だからこそ、"想像するだに辛い近未来" をリアルに視野に入れなければならない。
今回は、<◆参照 ①>で目を向けた、この "人口減少" で<社会はサステイナブル(持続可能)か"?!>の具体例として、<企業活動はサステイナブル(持続可能)か"?!>という点に関心を向けてみた。
引用するサイト記事は次のとおりだ。
人口8000万人、うち3000万人が老人の国になるニッポン 客がいない! 商売が成り立たない! 人口激減社会有名企業はこう考える
大アンケートを実施! 鉄道、コンビニ、デパート、食品、銀行、NHK、ホテル、新聞業、学校、病院、不動産業者ほか「存廃の危機」
人が減ることの恐ろしさを、まだ日本人は分かっていない。わずかこの20年ほどで1割、1200万人もの人間が消える。何もしなければ、市場も当然1割縮むだろう。この縮小スパイラルがずっと続いていく。
( 人口8000万人、うち3000万人が老人の国になるニッポン 客がいない! 商売が成り立たない! 人口激減社会有名企業はこう考える/現代ビジネス|経済の死角/2012.02.20 )
日本での "少子化" 推移がこのまま続けば、<今後100年間で100年前(明治時代後半)の水準に戻っていく。この変化は千年単位でみても類を見ない、極めて急激な現象>となる点、これについては、以前にも書いた。
◆参照 Socialメディアではこんな議論もアリでは?2500万円以上の損か,300万円程度か!( 当誌 2011.01.11 )
その際に引用した図表を再度取り上げておくことにする。
その時には、いずれほぼ確実に訪れるであろう "年金制度破綻" に注意を向けた。
だが、それ以前に "気づくべき重要なこと" があった。そもそも、こんな急激な人口減少の推移では "この国は持ち堪えられるのか?" という点なのである。
下記引用サイト記事: 時系列で見た「2011年の地震」:動画/WIRED JAPANESE EDITON - SCIENCE/2012.02.07 で紹介されている 動画 を観るならば、「見ざる、聞かざる、言わざる」の "人生観" がメルトダウンしてしまいそうだ......。
もはやこの世界に "あり得ないこと"( the impossible )は無くなったと作家・辺見庸が語っていた( c.f. 私にとっての"3.11"「作家・辺見庸」(こころの時代~宗教・人生~ シリーズ)/NHK 番組表/2012.02.04 13:00~14:00 )のを思い起こす。
"あり得ないこと" 自体が "あり得ない!" ということを、"3.11" の悲劇的事実はわれわれに知らしめた。だが、それでも "知らんぷり" を決め込む "鈍感さ" に、このビジュアルなメディアは、静かに迫ってくるかのようだ。
勝手に信じ込んできた "平穏な日常"( c.f. 「終わりなき日常」宮台真司 )自体を、自身の頭と感性でじっくりと再吟味してみることが迫られているかのような気がしている......。
いつも "誰か任せ" となり、"いいとこ取り" さながらに振舞いつつ "気休め" に終始してきた、そんなライフスタイルが、徐々にメルトダウンしていることを、この動画は淡々と語っている......。
今現在のこの国この社会の "危機的状況" に目を向ける時、立ち上がってくる茫漠とした "不安感" と、まぁ、きっと何とかなるのだろうとする "気休め感"、それらが入り混じった何とも居心地の悪い心境にさせられる。
巨大な財政赤字(デフォルト危機)、高まる年金制度破綻可能性、急激な少子高齢化、産業空洞化、東日本大震災と引き続く大震災危機可能性、政治混迷......。
現況が深刻であることは伝わってくるが、それに輪を掛けて不幸な事態だと思われるのは、"不安感" が "不安感" のままであること、つまり、現況の深刻さが重みのある事実として共通認識されない(?)、そんな環境に放り出されていることなのかもしれない。
だからこそ、表題の<日本社会が抱えこんだ一番の問題はリアリティの欠如である>( 下記引用記事: 「31年ぶり」貿易赤字の大嘘、国内生産はもはや消滅の危機/nikkei BPnet〈日経BPネット〉財部誠一の「ビジネス立体思考」/2012.01.31 )というフレイズが応えるのである。
よく言われる方便に、より深刻な事態が知れ渡ると "パニック" が起こるから! と言われたりもする。だが、推測可能な事実が濁され共有されないでいると却って状況は悪化するはずであろう。その方便の背後には、「知らしむべからず、依らしむべし」という "官僚的思い上がり!" が色濃く隠されているかに窺える。
そして、この "官僚的思い上がり!" は、実際の "官僚" のみならず、彼らと共通利害関係を持つ "お仲間さんたち"(政治家、マスメディア、有識者......)にも共通している......。
こうして、"不安感" と "気休め" は充満しているものの、事態打開の大前提であるはずの認識における "リアリティ" が一貫して濁されていることになる。
まさに、<日本社会が抱えこんだ一番の問題はリアリティの欠如である>というアンビリーバブルな現実が、人々をたぶらかし続けている......。
"ソーシャルメディア" とてこの国の場合は、上記の "お仲間さんたち" と仲良しクラブを作っているに過ぎないのかもしれない......。
以下の引用記事は、"貿易赤字" の一点に話題は絞られているが、それに尽きない広がりを持っていることは簡単に読み取れるはずだ......。
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