科学一般: 2013年4月 アーカイブ

 スマホなどを活用して、"SNS" などの "ウェブ" メディアと繋がる頻度や時間は益々増える傾向にあるようだ。中には、"これ無し" では片時もいられない、というようないわば "ウェブ中毒" 気味の人もいるとかだそうだ......。
 こうした生活習慣になっている者にとっては、二三時間の間とて "オフライン" で我慢し切ることは耐え難いのかもしれないと想像する。

 まさに "パーソナル" なことなので、とやかく言うこともなさそうだが、下記引用サイト記事:試験に合格する秘訣は「オフライン」だった/WIRED/2013.04.29 では、かなり "問題視" されている。
 つまり、<採用試験や卒業試験、国家試験、何回目かわからない大学のテストを抱えていて、絶対に合格しなければならないとき> などにあっては、"ウェブ中毒" 気味の状態ではマズイ! と......。

 ただ、いくら "大事な試験に合格するため" とは言え、どっぷりと浸かってしまっている "ウェブ中毒" 生活に "ケジメ" をつけ、一時 "棚上げ" にするのは、さぞかし難しいことであろう......。
 しかし、<アメリカのある研究が、メディアの濫用と大学や学校での成績低下のつながりを実証> したとあり、その対策としては、<完全にオフラインになる時間を確保すること> だそうなのである。

 <解決策はひとつしかない。「オフライン」にすることだ。FacebookやTwitterの濫用を抑制して、「投稿やツイートをしなければ」という強迫観念と戦い、完全にオフラインになる時間を自分のためにつくるのだ> と......。<自分のCDを聴いたりお気に入りの本を読むこと>などが意外に効果的だとも......。

 何故? という直接的な解説は見いだせないが、何となく了解できる。身の入った学習のためには、"心ここにあらず" とは真逆の "集中力" が欠かせないと言われてきたことと深く関係していそうである ......。




















 "腎不全" という腎臓の病気には、今のところ "人工透析(じんこうとうせき)"(<医療行為のひとつで腎臓の機能を人工的に代替することである。正しくは、血液透析療法である。腎不全に陥った患者が尿毒症になるのを防止するには、外的な手段で血液の「老廃物除去」「電解質維持」「水分量維持」を行わなければならない。 この医療行為を血液透析と呼び、人工腎、血液浄化と呼ばれることもある。ウィキペディア ]>) のほかに有効な治療法はないとされている。それ以外には、良く知られているとおり、ドナーから提供される "臓器" を待っての移植手術しかないとされている。
 したがって、将来的には、何としても "人工腎臓" の登場が、期待されざるを得ないわけでもある。

 下記引用サイト記事:人工腎臓の実現が近づいている:研究結果/WIRED/2013.04.27 は、その "人工腎臓" の登場に向けた "研究" の現状が伝えられている。
 まだ、"緒についたばかり" という印象が拭えない段階のようではあるが、"待ち望まれたスタート" だと思われる。

 いわゆる "再生医療" 的な手法でアプローチされていて、<実験室でラットの腎臓を成長させ、体内に移植したのちも、自然の腎臓と比べて非常に低いパーセンテージではあるけれども、機能させることに成功> とある。

 その焦点は、<科学者たちがどのようにしてこのような複雑な臓器を複製し、再生医療と移植医療に革命を起こせるかもしれない技術を生み出すことができたか> ということになる。

 門外漢には理解が行き届かないのであるが、

 <研究者たちが用いた手法は、いわゆるDecellularization(脱細胞化)」を基礎にしている。つまり研究者たちは、まずドナーとなるラットから腎臓を摘出した。それから細胞の構成要素を取り除いて、タンパク質の構造のみを元のまま残した。専門家たちの説明によると、こうして腎臓は不活性の生体材料だけを維持する。言い換えれば、受入先の体内に移植されても免疫反応を引き起こすことがなくなる> のだそうである......。

 そして、これを<バイオリアクター(生体触媒を用いて生化学反応を行う特別な装置)> に入れて、<約2週間> の間 "寝かせる(?)" と、<腎臓の構造/機能> が回復することになり、"移植" 可能な "臓器" に仕上がるとのことだ......。

 じわじわと広がる "H7N9型鳥インフルエンザ" から目が離せない......。
 そうした状況で、心配されているのが "人から人への感染" である。"世界的大流行(パンデミック)" への可能性が高まると懸念されているからだ。
 幸いにも、現時点ではその事実は確認されていない

 しかし、"専門家" の見解の中には、必ずしもそうでもなさそうなケースもある......。
 下記引用サイト記事:日本上陸までに知っておきたい、H7N9型鳥インフルエンザウイルスの基礎知識/WIRED/2013.04.18 によれば、

 <今回、離れた複数の地域でH7N9型ウイルスに感染した患者が見つかっていますが、すべてが鳥から直接感染したとは考えにくい。すでに、人から人への感染が広がっている可能性があります>(北海道大学大学院の喜田宏特任教授)

という見解が報じられている。ただし、

 <このウイルスが人から人に感染するとしても、ウイルスの伝播力は強いが、病原性は弱いでしょう。感染しても症状のない人がはるかに多いと考えなければなりません> という事情も付け添えられている。

 これをどう受けとめるかであるが、少なくない死者が発生している一方で、このウイルスの病原性は弱い>という点を頷かせる側面もありそうか......。

 <これまでの分析でH7N9型は、鳥が感染しても病気になりにくい低病原性(LPAI)だとされる。鳥にとって危険性が低い......>( "ハト"からH7N9型ウイルスが検出!"ヒトからヒトへの感染"の可能性も!既に死者6人!( 当誌 2013.04.06 ) ) という点から、人が<感染しても症状のない人がはるかに多い>と解釈できる可能性が否定できないからである。

 ただし、これらは "類推" の域を出ない。が、それでもこの見解に意を傾けるのは、もしそうであった場合、当該ウイルスの検出は、ますます難しくなっていると危惧しなければならないからである。

 生きた鳥類に関して "感染の判別が難しい" だけでなく、人についても "感染の判別が難しい" となれば、"感染個体数の裾野" が目に見えないかたちで広がるリスクが潜んでいるからだ......。
 そして、この推移の過程で、よりリスクの高いウイルスへの "変異" が繰り返される可能性が想定されるからである......。

 正直言って、"この狂気の時代(?)" にあって "酒(アルコール)" は、過剰なストレスを往なしてくれる実に有難い存在だと実感している。まあ、こうした言い草は "酒飲み" の言い訳染みていないとも言えないが......。

 ただ、有難さの陰で迷惑がっているのが何あろう "肝臓" のようだ。
 下記引用サイト記事:お酒に強い、思い込み禁物 肝臓に脂肪蓄積の恐れ 飲んでも1日2合まで/日本経済新聞-ライフ-健康づくり/2013.04.14 によれば、

 <「酒は百薬の長」といわれるように、程よく飲めば、ストレス発散や心筋梗塞のリスク低下など健康によい影響をもたらす> 一方で、

 <「毎日、日本酒3合以上を5年以上飲み続けると脂肪肝に、5合以上を10年以上飲み続けると肝硬変になりやすい」> そうである。おまけに、<日本人はアルコールに弱い体質の人が多く、肝臓もダメージを受けやすい。ただ「沈黙の臓器」と呼ばれ、トラブルを抱えてもすぐには症状が表れにくい> のだそうだ。

 要するに、"肝臓"をいたわっての飲み方が大事だという事! のようだ......。

 "温暖化" 傾向の深まりによって "異常気象" が発生していることは、もはや周知の事実となっている。
 そんな中で懸念される一つが "河川氾濫/洪水/土砂崩れ" であろう。都市部でも予断を許さない状況ではあるが、これらが発生するのは過疎地域が多く、そうした地域に住む高齢者たちが犠牲者となるのが痛ましいかぎりだ。

 下記引用サイト記事:温暖化進めば河川氾濫4.4倍のおそれ/NHK NEWS WEB/2013.04.14 では、

 <温暖化防止の対策を積極的に取らなかった場合、今世紀末の日本の平均気温は20世紀末と比べて2度1分から4度上がると予測/ この影響で集中豪雨の発生が増え、土砂崩れが起こりやすくなり、川が氾濫する確率は1.8倍から最大で4.4倍に高まる> との分析予測が報じられている。

 こうした分析予測に接するにつけ "気になる" のは、現在、広く日本列島が "深層崩壊"( 参照 NHKスペシャル『深層崩壊が日本を襲う』(2010年6月27日(日) 午後9時00分~9時49分 総合テレビ)のリスクに曝されているという事実なのである。

 集中豪雨の発生で、単なる土砂崩れを上回る巨大な土砂崩れとしての "深層崩壊" が発生したというニュースは、われわれも幾度か見聞きしているはずだ。

 しかし、上記のNHK番組によれば、注意すべきは、日本列島の各地に "深層崩壊" が発生し易い "地層構造" が存在しているという点なのである。
 こうした地域こそは、集中豪雨を警戒しなければならず、それが "深層崩壊" への導火線となってしまうと言うわけなのである。

 引用サイト記事では、"今世紀末には......" と報じられているが、決して悠長に構えている場合ではなさそうだ......。

 中国の鳥インフル "H7N9型ウイルス" がじわじわと脅威を増している
 昨日、既に明らかにされたように、

 <これまでの分析でH7N9型は、鳥が感染しても病気になりにくい低病原性(LPAI)だとされる。鳥にとって危険性が低いということは、H7N9型が静かに拡散する可能性も意味する。>( "強毒性"で"ヒトに感染し易く"「変異」したか?鳥インフルエンザの"H7N9型"ウイルス!( 当誌 2013.04.05 )

という点が厄介なところであろう。

 そして、下記引用サイト記事:中国・鳥インフル:死者6人に 市場閉鎖し消毒作業/毎日jp/2013.04.05-13:12中国・鳥インフル:死亡者と接触後発熱 ヒトからヒトに?/毎日jp/2013.04.05-11:59 によると、<上海市松江(まつえ)区の農産物卸売市場>にて、<ウイルスに感染したハトが見つかった>とある。

 従来、ハトはウイルスに感染しにくい鳥だと見られていた。また、<H7N9型は、鳥が感染しても病気になりにくい低病原性(LPAI)>という指摘から類推すると、"そのハト" は死んでいたのではなく、外見上は元気だったのかもしれない......。まさに "厄介なこと" だと思われる。

 <【上海・隅俊之、北京・工藤哲】中国でH7N9型の鳥インフルエンザの感染が相次いでいる問題で、上海市政府は4日夜、新たに感染が判明し、死亡した52歳女性の接触者の1人に発熱などの症状が出ていることを明らかにした。H7N9型に感染しているかは不明だが、ヒトからヒトへの感染の可能性もある。一方、上海市当局は、ウイルスに感染したハトが見つかった松江(しょうこう)区の農産物卸売市場を閉鎖し、消毒作業を開始した。
 浙江省湖州市で入院中だった64歳男性が死亡し、感染者は計14人、うち死者は6人となった。......>
中国・鳥インフル:死者6人に 市場閉鎖し消毒作業/毎日jp/2013.04.05-13:12

 さらに憂慮されることは、<死亡した上海市の52歳女性と接触し、発熱した患者>が発生している点である。
 <(その患者が)H7N9型に感染したのかはまだ明らかになっていない。しかし、ヒトからヒトへの感染の可能性もあり......>と伝えられており、最も警戒すべき「パンデミック」へと繋がりかねない "ヒト-ヒト感染" の可能性が、現状では否定され切っていない点が少なからず心配な点である。

 <中国版ツイッター「微博」では「もしヒトからヒトに感染したなら上海は終わりだ」......>と書き込まれてもいるとか......。

 "鳥 (野鳥)" が媒介するという "鳥インフルエンザ" が、再び、警戒される気配となっている。

 下記引用サイト記事:焦点:鳥インフル変異で「パンデミック」の恐れ、感染源なお不明/REUTERS/2013.04.04-16:09 によれば、

 <中国で初めてヒトへの感染が確認されたH7N9型の鳥インフルエンザ> が憂慮されており、<3日までに死者は3人、感染者は9人に増加> という状況だという。

 一見、わずかな数字のようにも思えるが、警戒されるには相応の理由があるようなのだ。それというのも、次のような事態となっているからである。

 <ウイルスは既にある程度までは哺乳類やヒトに適応/ ヒトへのパンデミック(世界的大流行)を引き起こしやすいタイプに変異/ ヒト感染が初めて確認された

 つまり、当該ウイルスが "ヒトへの感染" が可能なかたちに "変異" したのだという。
 なお、<これまでのところ、ヒト同士の感染はないとみられている> ようだが、今後、どのような "変異" を遂げるかは予測不能であり、予断を許さない。
 だからこそ、<大流行の可能性>が憂慮されているわけだ。

 そして、現状の問題点としては、

 1.今のところ、このウイルスの感染源は分かっていない。どの動物が感染源かも分からない>という点、また、

 2.H7N9型は、鳥が感染しても病気になりにくい低病原性(LPAI)/ 鳥にとって危険性が低いということは、H7N9型が静かに拡散する可能性も意味する/ 発見が難しくなる>という点、なのだそうである。

 いざ、「パンデミック」に至ってからでは "万事、手遅れ!" なのであり、発覚したばかりの現時点で、可能な限りの警戒体制が必要とされる......。

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