Android: 2011年8月 アーカイブ

 この二、三日、スマホの "スマート" さにことさらこだわって書いてきた。
 と言うのも、この "スマート" さというコンセプトには、技術ジャンルに留まることなく、どうも現代という "時代の何か" を鋭く照らし出すものが潜んでいる予感がしてならなかったからかもしれない。
 そしてそんな "こだわりの文脈" の網に、タイムリーにも以下のような洞察力に富んだフレイズが絡まってきた。

<iPadは「キュレーティッド・コンピューティング」の時代の幕開けを告げるもの / 「キュレーティッド・コンピューティング」 / 「キュレーティッド・コンピューティング」とは、機能が絞られているが、使いやすい機器のことを指す。キュレーションとはもともと、博物館や美術館等で作品や資料を整理・管理・研究し、わかりやすい展示を行なう作業のこと / 機能をキュレートされたデバイス ―― 『Kindle』、携帯電話、デジタル音楽プレーヤー、GPSなど特定用途のデバイスは、機能をシンプルにキュレートすることで、汎用のデスクトップ・コンピューターを上回る体験を提供している。>「情報過多の時代」の鍵は「キュレーション」/WIRED ARCHIVES/




















 
"iPadアプリ版表紙
 "Android" スマホ/タブレットの人気や、"Linux" ディストリビューション "Ubuntu" の普及などで、"Linux" への関心はこれまでになく高まっている。
 こうした点から、"Linux" を学ぼうとする人たちも増加傾向にあるようだが、"教材" 選びにはちょっとした苦労をしているかと思われる。
 自分も経験しているが、巷には、とにかく売り捌くことを主眼した "イージーな雑誌類" が溢れ返ってもいる。まあ、ちょいと遊んでみる向きには適当なのかもしれないが、長い目で見て "スキル" 構築を狙うとしたら問題含みかもしれない。
 かと言って、"技術書" となると価格が高いばかりかハードルも高い......。
 そんな環境にあって、"NPO法人" が "無償" で提供している "教材" は、十分に一目置いて良さそうだ。

 この二、三日、<GoogleがMotorolaを買収>というニュースが大きく取り上げられてきた。そして、"9600億円" とも言われる買収額の大きさもさることながら、"端末製造(ハードウエア)参入" か!? という憶測が独り歩きすることにもなっている。
 こうした文脈で、戦々恐々とした空気が立ち込めているのは、何も米アップル周辺だけではなく、同サイドの<Android連合>側にも "波風が立つ" 雰囲気だそうである。
 ただ、どうも大局的には、<今回のGoogleによる買収は、Motorolaの特許がその狙いであるとみてほぼ間違いない。......少なくともハードウエアが主目的ではないことは明らかだろう。>と読むのが妥当なように思える。

 Amazonには、既に、AppleのモバイルOS「iOS」搭載端末向け電子書籍リーダーアプリケーションがある。ところが、このアプリは、つい先ごろ実施された "Apple の App Storeポリシー変更" によって "不利な立場(?)" に立たされることとなった。その事情は、以下の記事でも説明されているので省略する。
 そこで、挽回策として打ち出されたのが この "Webアプリ版" 電子書籍リーダー「Kindle Cloud Reader」ということになりそうだ。
 "iPad" で実際に使ってみた(下記の Screen-Shot を参照!)ところ、"iPad" のブラウザ "Safari" を使った "Webアプリ版" でありながら、App アプリと見間違うほどの出来栄えとなっている。
 この "Webアプリ版" からならば、"Kindle Store" にリンクさせようがどうしようが、Apple が口を差し挟むことはできない。ユーザーにとっての利便性も向上したことになろう。

   

 以前に、Androidタブレット<着脱式キーボードが付属するタブレット端末「Eee Pad Transformer TF101」>について関心を向けたことがあった。

◆ 参照 アスーステックの着脱式キーボード付属タブレット/タブレットでの文字入力改良!( 当誌 2011.05.26 )

 ITビジネスが上手で機転が利く台湾ならではのプロダクツだと思えたのだった。
 しかも今回は、<タブレット単体モデル>のリリースという "新たな戦術" に打って出てきたのだから二度も感心させられたことになる。恐らくは、当初の販売 "戦略" の中にこの "戦術" は組み込まれていたのであろう......。
 実に悪くない販売 "戦略" だと思えた。"着脱一体型" で、若干の "差別化" サプライズを伴ったデビューをしておき、それを踏まえた上で、今回のような "コンポーネント" 方式の販売を展開するというビジネス・スタイルは、ビジネスとしてはかなりの良策ではないかと思われる。

 今、"Android端末を狙ったウイルス" が頻出しているとのことだ。もはや高を括ってはいられない。
 利便性やうかつな好奇心と、貴重かつ希少な生活資金とを引き換えにするのは、まったく シャレにならない。
 "敵" は "遊びではなく仕事" でやっているはずだから、半端な防御姿勢では防げないと認識すべきなのであろう。

―――― <スマートフォンがウイルスに感染してしまった場合に想定される被害例として、以下が考えられます。
スマートフォン内データ、GPSによる位置情報等、個人情報を含む重要な情報が悪意ある第三者に送られてしまう。
★ 悪意ある第三者にスマートフォンを乗っ取られて、自由自在に操られてしまう。
★ スマートフォンがボットネット ※5 の1つとして組み込まれ、知らぬ間に特定の組織にサイバー攻撃を行うなどの犯罪の道具として使われてしまう。

 ※5 ボットネット:攻撃者が、ボットと呼ばれるウイルスに感染させた多くのコンピュータを使って、ターゲットに対し遠隔で攻撃を行うために構築されたネットワークのこと。>
IPA (独立行政法人情報処理推進機構)コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[7月分]について「 スマートフォンを安全に使おう! 」

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