Android: 2011年9月 アーカイブ

 スマホの人気急上昇によって、通信回線の混雑(輻輳[ふくそう]現象)が問題視されている。"回線のパンク" 状態に至らずとも、通信速度が極端に遅くなるという現象に苛立つ利用者もいるようだ。
 と言うような事情から、今やスマホ選びは、端末機種自体の性能のみならず、キャリア(通信事業者)が敷設する高速通信環境にまで眼が向けられる状況となったようだ。
 各キャリア側は、新しい高速通信方式「LTE」を整備したりして対応を急いだり、"公衆無線LANスポットサービス" を広げたりしているが、そうした対応策のひとつとして注目されているのが "WiMAX(ワイマックス)" 方式だ。

―――― <WiMAX  WiMAX(ワイマックス、Worldwide Interoperability for Microwave Access)とは無線通信技術の規格のひとつである。  人口希薄地帯や、高速通信(光・メタル)回線の敷設やDSL等の利用が困難な地域で、いわゆるラストワンマイルの接続手段として期待されている。近年は、高速移動体通信用の規格も策定されている。WiMAXは当初、中長距離エリアをカバーする無線通信を目的としておりWiMAXアクセス網は「Wireless MAN」(MAN: Metropolitan Area Network)と定義される。  WiMAXは異なる機器間での相互接続性確保のため、IEEE 802.16作業部会と業界団体のWiMAX Forumにより規格標準化が進められている......>WiMAX/ウィキペディアより

 ところで、"KDDI(au)" は、今後の "iPhone5" 発売見込みで大きな話題を集めているが、"Android" に関しても上記の "WiMAX(ワイマックス)" にも対応する機種を追加発売し充実させることで利用者の取り込みを図ろうとする構えのようだ。
 利用者にとっては、あたかも "渋滞時" には "裏道(?)" も選べるという選択肢もあれば、安心材料が増えるのかもしれない。




















 米アップルのスティーブ・ジョブズ氏が最高経営責任者(CEO)を退任(2011.08.24)したことによる衝撃波は、株式市場のみならず各方面に広く及んでいる。
 そして今後一体、米アップルおよび関連業界がどう変貌していくのか、そこに人々の関心が集まっている。
 そんな中、大前研一氏は『アップルは「ジョブズ的天動説」を崩せるか』 ( 大前研一の「産業突然死」時代の人生論 『アップルは「ジョブズ的天動説」を崩せるか』/nikkei BP net/2011.09.07 ※ 以下引用部分は同記事より。) で、大胆な提言を展開している。
 主要な論点は二点だと覗える。いずれも "iPhone" に追撃する "Android" 陣営に抗した策となるが、そのひとつは、無償ではないかたちを目指すとしても、"iOS" をオープン化! すること
 そして、もうひとつは、現行の、キャリア(通信業者)までが固定されている状況(=「ジョブズ的天動説」)を、<トップキャリアに売らせる>べく戦略変更! を推し進めること。
 新たにCEOに就任したティム・クック氏による新生アップルの動向は、以上の二点が果たして選択されてゆくのかどうかに掛かっている、と大前氏は端的に主張する。
 "Android" の追撃速度が目覚ましいだけに、躊躇することが許されていないようであり、アップルおよび関連業界の動向は眼が離せない事態を迎えつつある。

 心配になって、先月に書いたばかりである。
 <いよいよ "3G回線が数年内にもパンクする恐れ" が出て来た>スマホで回線パンク寸前 定額制見直しも>/回線が数年内にもパンクする恐れ!( 当誌 2011.08.19 ) )と。
 だが、スマートフォンでの大量通信による、"携帯電話回線のパンク危機" は、かなり "深刻な様相" を呈しているようだ。
 言うまでもなく、<抜本的な対策として、高速・大容量の次世代携帯通信への移行>がとにかく急がれなければならない。なのに、<LTEが本格的に普及する時期は14~15年ごろと見込まれ、それまでをどう乗り切るかが焦点。>なんぞと、当事者意識の希薄なことを言っているから、事は "深刻" だと覗えるのだ。
 多分、ここに来て "Andoroid" が急速な普及を遂げていることを視野に入れると、回線のひっ迫状態は公式発表を遥かに上回るのではなかろうか。

 通信の専門事業者であれば、スマホのような通信機器が "通信量" を貪欲に食い荒らすことは十分に予想されたはずなのである。
 それは、まるで日本の池や湖に無造作に放たれた "ブラックバス" や "ブルーギル" のように、湖沼の生息環境をあっという間に変える "獰猛さ" を秘めた通信ツールであり、その点は、十分にマークされていたのではなかったか......。
 スマホを咎めるつもりはさらさらない。"ブラックバス" や "ブルーギル" 自体を責められないのとまったく同様である。
 それを、この期に及んで、「まさか、これほどまでに......」という方便はない。それではまるで、先ごろの "原発事故" への方便として、「まさか、これほどまでの規模の津波になることは......」と言うのと同じではないかと思えてしまう。
 何とも、"場当たり的" な対応に呆れ返るばかりだ......。


 "スマートフォン" の "スマート" さ(超小型ポータブルPC、Anytime/Anywhere、快適な操作性......)には、必然的に "接触情報量増大" が含意されていると見てよかろう。それが言い過ぎであるなら、"スマートフォン" はそのユーザーに、急激な "接触情報量増大" をもたらしがちだと......。
 もちろん、スマホ登場以前からも、情報化時代の現代が "情報過多" 時代でもあることがしばしば指摘されてきた。要するに、情報の受け手側の "情報そしゃく(処理)能力" を大幅に上回ってしまう過剰な情報環境が、さまざまな問題を引き起こす! と警戒されてきたわけだ。
 過剰な情報群は、最悪は "アパシー(無反応)" の心境をもたらしたり、そうでなくとも "真贋" の見極め判断を難しくさせたり......と。
 そして、環境が持つこうした弊害のために、情報先進国ではその弊害へのプロテクト策として "情報リテラシー" 教育の機運が高まり、初等教育でも実践されるようになった、と。
 今確実に始まっている "スマホ時代" にあって、改めて、この "情報についていくリテラシー= "情報そしゃく(処理)能力" 課題が、注目されなければならないと思われる......。


 パーフェクトに "パーソナル" で、時と所も選ばず便利で操作性が良い、そんな "スマート" さが売りである "スマートフォン" ! そのユーザーたちの実情がどんなふうであるのかについては興味のあるところであろう。
 その辺を実にタイムリーに調査して分析した記事があった。マーケティング関係者にとっては、かなり "貴重な指針" となりそうである。

―――― スマートフォンユーザーの実態と展望
目次
スマートフォンユーザーとは?
"アーリーアダプター層"へ急速に広まるスマートフォン
購買行動にも変化、スマートフォンが消費に与える影響とは
インフルエンサーであり、情報キーマンとなったスマホユーザー
調査で分かったスマートフォンユーザーの特徴
( 江尻 尚平/丸山 夏名美 )>
スマートフォンユーザーの実態と展望/ITpro/2011/08/29~2011/09/02

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