ユースウェア: 2011年6月 アーカイブ

 通常、"ePub 電子書籍" などを "iPad/iPhone/iPod touch" へと転送するには、言わずと知れた方法、"iTunes" を通した "同期" 機能で実行することになる。
 PCのブラウザでダウンロードした "電子書籍" なども、 "iTunes" を通して、ダウンロード・ファイルを格納したPC内のパスを指定しつつ "同期" 転送をするのが一般的であろう。

 だが、"iPad/iPhone/iPod touch" などのブラウザ "Safari" では、ウェブサイト上でダウンロード設定が施されている "ePub" などの限られたファイルについては、それに対応したアプリに直接、スマートにダウンロードすることができる。
 つまり、PCのブラウザからダウンロードするのではなくて、"iPad/iPhone/iPod touch" などのブラウザ "Safari" で直接ダウンロードを実行してしまうのである。しかも、所定アプリ、ここでは "iBooks" であるが、そこに手間いらずでインストールまでしてくれるのである。




















 昨日、図らずも "節電" について書いたところだった。すると、偶然にも日本マイクロソフトが、「Windows PC 自動節電プログラム」を無償で提供すると発表していた。
 こちらの "節電策" は、さほどの "我慢" を強いるわけでもなく(この点が実は大きい!)、またプログラムを "無償で提供" という点も含めて実にリーズナブルな "節電対策" だと思えた。

―――― Windows PC 節電策  マイクロソフトの検証において、Windows PC (以下パソコン) の設定を変更することで約 30% (1 台あたり 約 16W) の節電ができることがわかりました。夏の電力需要増加に向けて、1 人 1 人の個人、1 社 1 社の企業がパソコンの節電を積み重ねることによって、日本全体では大きな節電量になります。未曾有の災害によって引き起こされた電力不足という難局に対処するため、みなさまのご協力をお願い申し上げます。 マイクロソフトでは、節電に向けて有効な設定をまとめて適用できる「Windows PC 自動節電プログラム」を無償で提供しています。......>Windows PC 節電策/日本マイクロソフト/2011年 6月 23日

 電子書籍のあり方に "多様性・新奇性" を求めるのも良いが、"平凡な機能" ではあるが、"紙の書籍" では叶わない機能、"辞書機能" を大いに活用すべきであろう。ただし、この機能は、"ePub eBook" では可能だが、 "PDF eBook" (画像だけで、Text が組み込まれていない PDF )は対象外である。
 "平凡な機能" ではあるが、読み手(ユーザー)にとっては "有難い!" に違いない機能なのである。几帳面な読み手(ユーザー)にとっては、読書中に出会った単語の "読み、意味" が分からずに、イラつくこともあるかもしれない。わざわざ "紙の辞書" を本棚に探しに行くようなことがあったとしたら、それこそ "お笑い草" 以外ではない。
 そして、この機能の便利さを十分に自覚した上で、制作に当たるべきだろう。と言っても、制作上で特別にすることがあるわけではない。強いて言えば、こうした機能が、通常の "eBook リーダー" には備わっていることへの注意を喚起するくらいであろうか。
 とかく、人々は "注意力不足(?)" が相場なのであり、TVでも音声部分をご丁寧に "字幕表示" をすることで喜ばれる環境なのだから......。

 もはや、"iPhone 4/iPhone 3GS/iPad/iPad 2/iPod touch(第3世代と第4世代)" などは、<パソコンを介さずにデバイスのアクティベーションとセットアップ、ソフトウエアアップデートが実行できる>(下記記事[1]より)ようになるのだと言う。
 その点に限っても、いわば<ポストPC時代>(下記記事[2]より)の本格的 "幕開け" に突入することになるのであろうか。
 Apple が仕掛けるそのプロダクツとは、<「200以上の新機能を追加した」とするiOS 5>( および "Mac OS Xの最新バージョン『Lion』" )である。

[1] <Appleが次期モバイルOS「iOS 5」を今秋リリースへ、「Mac OS X Lion」は7月
 米Appleは米国時間2011年6月6日、次期版モバイルプラットフォーム「iOS 5」(写真1)のプレビューを実施し、開発者に向けたベータ版の配布を開始した。一般向けの最終版は今秋リリースする予定。「iPhone 4」「iPhone 3GS」と「iPad」「iPad 2」、および「iPod touch」(第3世代と第4世代)で利用可能。......>(<Appleが次期モバイルOS「iOS 5」を今秋リリースへ、「Mac OS X Lion」は7月/ITpro/2011/06/07>)

 元々、PCよりも "ケータイ" に人気が集まったこの国。加えて昨今の "スマートフォン/タブレット端末" ブーム。この背景には、タッチパネル操作の快適さやPCを敬遠する傾向が潜んでいるとは言うものの、もう一つの理由として、物理的なフルキーボード嫌いという点もあるのだろうか......。
 "ケータイ" での "ボタン親指操作" から、スマートフォンの "ソフトキーボード" へと速やかにシフト、まるでフリックでもして行く気配である。
 自分はどちらかと言えば "物理的フルキーボード" が好きな方である。頭に浮かぶ言葉が "キータッチの手堅い感触" としっかり同期する瞬間がが不可欠だと感じている。古い"物理的フルキーボード" 派ということなのだろうか......。
 しかし、良くは分からないが、人間の思考と "キーボード操作" とは親和性がありそうな気がしている。もっと言えば、"手書き筆記" がベストではないのかという思いもある。
 "イメージ vs. 直観" の平面と、言葉やロジックが駆使される平面との、その両面を活かすにはどんな入力ツールがふさわしいのかということなのであろう。

 自サイトに "アフィリエイト" のバナーなどを置くことは、もはや "当たり前" とさえ言えそうである。まあ、ホンキで稼ごうという人と、ついでに......と言う人とに分かれるのであろうが、もし本当に稼ごうとするならば、"通販"の実態を認識しないわけには行かないはずである。
 ちなみに、下記のような記事があった。

通信販売で携帯利用急増 08年の約1・5倍に
 日本通信販売協会が4日までにまとめた2010年の通信販売の利用実態調査によると、携帯電話や携帯端末でサイトを見て利用する人が全体の16・1%と、08年の約1・5倍に増えたことが分かった。29歳以下の女性に限れば54・3%に及んだ。
 従来型の携帯電話に加え、スマートフォン(多機能携帯電話)の普及もあり、時間や場所にとらわれず手軽にネット注文ができるようになっていることが背景にあるとみられる。同協会は「スマートフォンは専用サイト開設も進んでいる。いずれ通販の主力になるのではないか」と分析している。>(<通信販売で携帯利用急増 08年の約1・5倍に/【共同通信】/2011/06/04 16:15>)

 スマートフォンなどの携帯通信端末において、"SIMロック解除" の趨勢が加速しているようである。
 これまでは、"携帯端末と通信料金との一体化" 路線が "キャリア(大手通信事業者)" によって実施されていた。ユーザーには、自由な選択肢が許されていなかったわけだ。
 それが、いわば "規制緩和" の一環として開放され、自由化されたと言えよう。
 スマートフォンなどのユーザーにとっては、基本的には歓迎すべき環境変化のはずである。ただし、選択に当たっては "自己責任" のスタンスで "機能と料金" について十分に吟味する必要がありそうだ。
 "テザリング" ( ※ 注 )を利用しているユーザーにとっは、若干の注意を要する場合もありそうである。

 昨日は、スマートフォン活用の "口述筆記的キータイピング" の活用例について書いたところだった。そんな折だからか、"音声認識" に関するニュースが目に付いた。
 こちらは、"音声認識技術" を利用したスマートフォン(Android)向けアプリである。ちょっと "気になった付随事項" があったので併せて記すことにした。

NTTドコモが音声認識技術利用サービスをトライアル提供、メール作成や検索など
 NTTドコモは2011年5月31日、音声認識技術を利用したサービスのトライアル提供を開始すると発表した。
 一つはメール作成機能であり、スマートフォンに話しかけることで、メールなどの文字入力ができるアプリ「Speakey」である。これまでの音声認識による文字入力機能にはなかった機能として、単語毎に文章を分割し変換候補を表示する。変換候補は、ユーザーの単語の変換頻度やつながりを分析して優先的に表示される。この結果、訂正操作の回数が減るという。オムロンソフトウェアと共同開発した。
 もう一つは、インターネット検索や端末機能の呼び出しができるアプリ「VOICE IT!」である。音声認識によって発話内容から予測されるジャンル(グルメ情報など)のインターネットサイトに直接誘導したり、利用したい端末機能(電話、メールなど)を起動することができる。ブリリアントサービスと共同で開発した。
 いずれも、2011年5月31日から2011年11月30日、Androidマーケットでアプリを提供する。今回のトライアル提供を通じてサービスの改善を図り、本サービス提供に向けた技術開発に生かしていく。 >(<NTTドコモが音声認識技術利用サービスをトライアル提供、メール作成や検索など/ITpro 日経ニューメディア/2011/05/31>)

 このニュースが素晴らしい点は、単に "IT" が "単独" で活用されるのではなく、高性能な "IT" と、ヒューマンな善意の努力とが見事に歩調を合わせて事を成しているところであろう。
 "音声" の "文字変換" の技術も "部分的" には高度化しているが、その技術の認識率には多々問題が残されていて、残念ながら外国語翻訳での "同時通訳" ほどの実用的水準には至っていないようだ。
 "同時通訳" とて、専門能力を持つ "人力" が介することで実用に耐えているのが実際であり、"音声" の "文字変換" に当たっても同じことが言えそうである。"音声" を聴きながらの "口述筆記的キータイピング" とでも言えようか。
 しかも、その "タイピング" 成果の文章を即座にネット配信して、所定の "スマートフォン" を手元に置くユーザーが、流れるテロップを見るように閲覧できるというものなのである......。それもビジネスではなく、聴覚障害学生の受講サポートのために、ボランティア学生ら "口述筆記的キータイピング" を行っているというのが感動的!
 マイクを通した教官の "音声" をヘッドフォンで聴きながら、別室(別箇所)で集中しながら "同時入力" を敢行して、即、ネット配信するのだそうだ。

 実は、この事を知ったのは下記の報道ではなくて、今夕のNHKの報道番組からであった。だが、その番組に関する文字となった記事が見当たらなかったので、同一のニュースと思しき下記の記事を紹介することになった次第である......。

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