携帯: 2011年11月 アーカイブ

 この間、"ソーシャルメディア"の"威力!" とも言うべき展開に、まさに視線が釘付けとされてきた。また、その "威力!" が発揮される場であるならば、"ジャンルの違い" はさほど問題でないという気もしてきた。
 だから、"電子書籍" をめぐる "ソーシャルメディア" にせよ、マーケティング・ジャンル、さらには "アラブの春" から "ウォール街占拠デモ" に至る政治的ジャンルまで視野に入れておこうという意識が働いていた。
 恐らく、"ソーシャルメディア" についてのこうした "ジャンル横断的" な関心の向け方に問題はないだろうと今でも考えている。それというのも、人間のコミュニケーション( "ネットワーク"、"つながり" )にとっては、便宜的とさえ思われるジャンルという仕分けなぞは低い壁なのであり、これを超えて共通するものが多々あると直感しているからかもしれない。
 それよりも、もし、"ジャンルの違い" ではないものを想定するとするならば、それは何だろうか? 現在、人間のコミュニケーションのあり方に多大な影響を及ぼしているものとは何か? こちらの方がはるかに重要な問いのはずだと。
 そんな問題意識が、"ソーシャルメディア"の"威力!" へと目を向けさせてきたのだろう、と振り返ったりしている。

 こうした思いを抱いていたところ、まさにその意を強めさせるようなサイト記事に巡り合った。
 "ウォール街占拠デモ" と、マーケティング・ジャンル での事象だというべき "スタートアップ企業"(創業したばかりのベンチャー企業のこと)とをいわば "ジャンル横断的" に考察した下記引用のブログ記事である。
 "ソーシャルメディア" を介して活性的に展開する両者に、通底する類似点、共通項を見出そうとする踏み込んだ視点には、まさに共感を覚えざるを得なかった。ジャンルが異なるのだから一緒にすることにはムリがある......、と事なかれ的に考えずに、こうした視点を持ち込むことによってこそ "すべての真相" が見えてくる、つまり、"ウォール街占拠デモ" の真相であり、マーケティング・ジャンル での事象での真相、そして "ソーシャルメディア" の "威力!" に関する真相が解きほぐされてくるはず、と意を強めたわけなのである。
 下記叙述の中では、特に<【1】敢えて目標(ビジネスモデル)を明確にしないことでユーザーベースを拡げることに成功>という解釈は、"ウォール街占拠デモ" の "アキレス腱" とも評されてきただけに、目を見張るものがあった。




















 企業の "ソーシャルメディア" 対応で、"炎上" 騒動などを引き起こしてしまう担当者、マーケターには、何か共通した難点がありそうであるという話を進めている。昨日の分の≪続≫という位置づけとなる。
 昨日と同様、<武田隆 (著)『ソーシャルメディア進化論』ダイヤモンド社 2011.07.29>をレビューするかたちで進める。
 ◆参照 ソーシャルメディア"炎上"原因の"見える人"と"見えない人"/"スモールワールド"! ( 当誌 2011.11.07 )

 昨日は、"ソーシャルメディア(SNS)" への企業サイドからの対応の成否は、以下の点に掛かっていると結んだ。
元々、人と人との "つながり" の現象を "質的に理解する" ということは、体験的 "実感" が理屈に勝るものと思われる。この点は、インターネット上のネットワークでの人と人との "つながり" においても変化したとは考えにくい。
 冒頭で触れた "ソーシャルメディア" での "炎上" 問題発生に対する警戒にしても、小手先でのテクニック習熟よりも、人と人との "つながり" の現象を "質的に理解する" というこまめな体験的 "実感" の、その蓄積こそが王道なのだと了解されそうである。
>( 当誌 2011.11.07 )
 前掲書では、これを "ネットワーク" 概念のひとつである "スモールワールド" という視点で補いつつ、<スモールワールドに「住む人」と「住めない人」の違い>、それが "ソーシャルメディア" の本質が<見える人と見えない人>との違いとなって表れる、と述べられていたはずだ。

 これらを、より単刀直入に言い換えればどうなるのか? 企業での実践的指針としては、むしろそうしたものこそが探られているのかもしれない。そこで、結論的に端的に言うと、次のようになりそうである。もちろん、昨日述べた事柄を前提にしての話だ。

ソーシャルメディアで失敗する人、スモールワールドに住むことができず、ネットワークの影響が「見えない人」の世界観は、「つながりを軽視する」という態度に集約できる>(下記引用部分より)

 そして、「つながりを軽視する」という態度とは、<消費者を受動的で操作可能な存在としてとらえる消費者観>そのものであり、<個人を大衆としてひとくくりにして、単発的な一方向の施策で、それを戦略的にコントロールしようとする>態度だとされる。
 この克服は、一見何でもないことのようにも思えるが、実は、かなり "難易度" が高いハードルだと考えるべきなのである。
 それというのも、こうした<消費者観>や<戦略的コントロール>方法は、つい最近までマーケティング領域で金科玉条とされていた<20世紀のマーケティングのあり方>だったからなのである。

 つまり、より画期的な意識改革とトレーニングを進めない限り、"従来型マーケター" の多くは、消費者との「つながりを軽視する」という態度を打破できないと推測される。
 付け加えて言うならば、しかも、こうした "ソーシャルメディア" 対応というものは、一度、頭で認識すれば事足れりというものではなかろう。ルールを設ければ済むわけでもないはずぶある。
 "ソーシャルメディア" 対応の現場では、ビミョーな案件が溢れ、かつスピード感が要求されるものばかり......。したがって、まるでスポーツプレーのような迅速な振舞いと判断力が要求されるはずだ。とすれば、すべての対応スキルは "付け焼刃" では済まず "板に付いた" ものでなければならない......。

 
ソーシャルメディア
進化論

武田 隆 (著)
 "ソーシャルメディア" という人と人との "つながり" がクローズアップされたネットワーク・メディアを理解しようとする時、どうしても避けられないテーマとして、"つながり = ネットワーク" というもの自体の "不思議な現象・構造" という面がありそうである。

 ところで、現代社会のように<「ここがダメなら、あそこ」「あそこがダメなら、こっち」というふうに、人間関係に関していつでも代替可能性を考えられる>、そんな<流動性>( 宮台真司 著『 日本の難点 』幻冬舎新書 2009.04.15 )の激しい社会で生きていると、人と人との "思わぬつながり具合" に無頓着となりがちであろう。
 たしかに、こうした風潮が支配的であることは否めない。しかし、現在、日常生活で繰り広げられている人間関係、人と人とのつながりは "過剰な流動性" の中でホントに "無きに等しいもの" となっているのであろうか......。支配的な風潮とは、ひょっとしたら現代環境が仕掛けていそうな、人と人との "つながり" における "ワナ!" による産物なのだと振り返ってみることも、あながち無意味ではなさそうな気がする。

 人と人との "つながり" 現象は、たとえ当事者が目先の関心事で意識に上らせることがなくとも、意外と "粛々と" 浸透していたりして、<「世間は狭いね!」>という結果に遭遇させられることもまた事実としてありそうだからだ。今日の関心事は、この周辺の事実に関わることになる。
 話題の核心に迫るためには、多少極端な典型的事例の方が分かり易い。そこで、"ソーシャルメディア" の事例で否応なく関心が高い "炎上" 問題に目を向けることになる。

 "ソーシャルメディア" ジャンルに造詣が深い 武田隆 氏 はその最新著書( 武田隆 (著)『ソーシャルメディア進化論』ダイヤモンド社 2011.07.29 )において、実に興味深い叙述をしている。話はこうだ......。
 "ソーシャルメディア" ジャンルでも、このジャンルでひと際<相性のよいテーマ>である<「子育てコミュニティ」>に、<何かしらの「口コミサービス」を利用したと思われる>企業サイドからの "宣伝" 主旨のエントリーが "乱入(?)" したのである。もちろん、"炎上" もどきの事態が生まれる......。

 "ソーシャルメディア" とは、ユーザーが情報を発信し、形成されていくメディアのジャンルの、その総称のことであり、そこで培われる "ユーザー同士のつながり" のあり様に特徴が見出されるところから今大いに注目されているわけだ。
 その特徴としては、"友達関係" が代表的であり、その関係のあり様によっては "コミュニティ" 的性格が強いものもあるとされる。そこから、"口コミ" としてのコミュニケーションの影響力、伝播力が強いことも認識され、マーケティング領域においても大きな関心事となっている。

 ただ、一概に "ソーシャルメディア" と括られるものの中には、いろいろなメディアがあり、それぞれが異なった展開をしているのも事実だ。
 今回注目してみる "ソーシャルメディア" は、"mixi、facebook" と同じ種類の "SNS[ social networking service ](交流サイト)" の一つであり、つい最近 "日本上陸" となった "Linkedin(リンクトイン)" である。
 あえて注目してみる理由は、これまでの "SNS" とはやや性格が異なっており、"ビジネス向け・職業人向け" に特化して位置付けられているからだ。"ソーシャルメディア" 全体の理解のためには、こうした異質な性格のメディアをも視野にいれておくことが必要だと思ったわけである。
 その概要は、以下のニュース記事からも窺い知ることができる。

―――― < ビジネス向け交流サイト(SNS)大手の米リンクトイン(カリフォルニア州)は20日、日本語版サービスを開設し日本市場に本格参入したと発表した。......リンクトインは無料が原則で、仕事上の人脈づくりに特化したSNS。会員登録時に職歴や学歴、資格のほか著書や出願した特許などを細かくプロフィルに公開する。名刺代わりに仕事上のつながりがある人を「知人」として登録できる。  知人を通じて「知人の知人」を紹介してもらい人脈を広げられる点が欧米で人気になっている。企業が採用に役立てるほか個人が事業上のパートナーを探して連絡を取るなどの用途を想定している。......>米SNS大手リンクトイン日本参入 ビジネス需要に的 /日本経済新聞/2011.10.20

 "仕事上の人脈づくりに特化した" という点、"人材採用" や "業務上の提携" などといった "ビジネス・ニーズ"が焦点化されている点(いわば "B to B" !)、そこが興味深いところであるに違いない。
 こうなってくると、"ソーシャルメディア" で注目すべき点は、その基本的性格における "コミュニティ" 性だけではなく、機能面での "ネットワーク" の "効果的拡大拡充" という重要な側面も外すことができないことが認識させられる。

 この辺の事情を考察するに当たっては、下記のサイト記事は大いに参考となった。

 昨日に引き続き、<ソーシャルメディア上で友達登録100 人以上を対象とした「SNS100 友調査」(by dentsu)>の結果に基づき、実際の "ソーシャルメディア" の姿を垣間見てみたい。
 昨日は、ザックリとした観点、つまり リアル社会での "リアル・コミュニティ(自生的コミュニティ)" と、ネット社会での "ソーシャルメディア" 上の "ニュー・コミュニティ(バーチャル・コミュニティ)" とを対照させつつ、"コミュニティ" としては "後者" が優先されつつある傾向を確認した。

 ◆参照 "ソーシャルメディア"での"友達意識"が照らし出すもの!/電通「SNS100 友調査」 ( 当誌 2011.11.04 )

 昨日は、やや "希望的観測" に傾いた書き方をしたかに思われるが、今日は、やや "醒めた見方" で検討することにしたい。
 "醒めた見方" と言えば、既に、調査結果自体においてもそれが表明されていたことに気づかされるわけである。

―――― <5. 「友達が多い」ことは、現実生活での充実感=「リア充」には必ずしもつながらない

 「現実生活が充実しているか?」という質問に対して、友達数が100~149人で13%、150~299人で14%、300人以上で21%の人が、「現実生活は充実していない」と答えました。>ソーシャルメディア上で友達登録100 人以上を対象とした「SNS100 友調査」を実施 ~ 友達登録 平均256 人、ミニブログでは6 割と「ネットだけの交流」~/dentsu NES RELESE/2011.11.02


 この部分は、<「現実生活」>という言葉の解釈によっては、「現実生活は充実していない」から "ソーシャルメディア" 上で友達数を増やしている、と受け取れないこともない。
 が、ここでは、"ソーシャルメディア" 上で友達数を増やしている者ほど「現実生活は充実していない」と答えた比率が高かったと解釈すべきのようである。
 [ 記事後半の【調査概要】での解説 ]でも、<友達が多いことは、必ずしも現実生活での充実感にはつながらないようです。同質さに依りがちな関係は、快適な一方、現実生活ほど「摩擦」や「手応え」が感じられないからかもしれません。>と解説されているからだ。

 こうした "醒めた見方" が生じる理由は、なるほど<同質さに依りがちな関係>であるところから来るのかもしれない。
 そこで、この<同質さ>に焦点を合わせて "ソーシャルメディア" 上の "ニュー・コミュニティ(バーチャル・コミュニティ)" を見つめ直すと、以下のような[ 記事後半の【調査概要】での解説 ]部分がクローズアップされる。


 "ソーシャルメディア" は、しばしば "つながり" というキーコンセプトで了解されている。また、その "つながり" は "コミュニティ" としての性格が色濃いことも指摘されているところだ。
 リアル社会(←→ネット社会)での家族・地域社会・学校・職場などの "リアル・コミュニティ(自生的コミュニティ)" が、その凝集性や吸引力を弱めているだけに、ネット社会での "ソーシャルメディア" が "ニュー・コミュニティ(バーチャル・コミュニティ)" として熱い眼差しで見られているとしても不思議ではない。

 だが、"ソーシャルメディア" とはどんな特色を秘めた "コミュニティ" であるのかについての詳細は意外と語られることがないようだ。
 "コミュニティ" の基軸とされてきた "血縁・地縁・職縁" に替わり、どんな基軸が働くことで、どのような特色や性格が付与されるものなのか......。

 この点についての考察は、マーケティング云々の領域の課題以前に、現状の社会が、人間社会の原点である "縁" を喪失した "無縁社会" に急接近しているだけに、もっと関心が寄せられて良さそうだと思われる。

 こうした文脈において、"ソーシャルメディア" 参画者たちの(友達)意識についての調査結果が、下記引用記事のごとく発表されていた。詳細については、下記引用記事並びに当該サイトを参照していただきたい。
 その調査結果を、"コミュニティ" 問題に焦点を合わせて眺めてみると、何と言っても次の点に注目せざるを得ない。

<ソーシャルメディアで参加しているコミュニティの種類は、トップが「趣味」つながりの65%、続いて「学校」の54%、「地元や家族」の40%となりました。現実生活におけるコミュニティを、必ずしも現実生活だけのつながりではないコミュニティが上回る結果になりました。>

 現在の生活周辺や社会事象を思い浮かべれば周知の事実となり始めているかに思えるが、"ソーシャルメディア" 参画者たちにとっての "コミュニティ" 選択が、"リアル・コミュニティ(自生的コミュニティ)" よりも、ネット上の "ニュー・コミュニティ(「趣味」つながり)" へとシフトし始めているとする点は、これが調査結果であるだけに着目に値すると思える。
 リアル社会で、"つながり"="コミュニティ" の生彩が乏しいが故に、<共通の「趣味・関心事」等で結びつき、お互いの同質さを確認しあうこと>を出発点としたネット社会での "ニュー・コミュニティ" 参画へと向かっているかのようである。
 ただ、この "ニュー・コミュニティ" には "自生的コミュニティ" が備えていた "直接的接触" や "暗黙の了解" などが無いため、<ネットでの振る舞い方>については "気を使う" 部分も少なくないようである。<「なるべく空気を読む」が44%と一番多くなりました。>とある。"同質性" キープのための "気遣い" と言ったところか。
 ふと思うのは、家族という "コミュニティ" には、"血縁" という "自生的" な関係に基づく "親子関係" と、"愛情と契約" という "選択的" な関係である "夫婦関係" とが重なっているという事実だ。
 ネット社会での "ニュー・コミュニティ" を、"気遣い" も不可避の "夫婦関係" 的 "コミュニティ" に譬えてみたりして......。

 以上のほかにも、この調査結果から考察可能なポイントは多々ありそうだ。いずれにしても、生活現場を含めた世界が、ますますリアル社会ネット社会との "二重化" を強め、人と人との "つながり" の原点である "コミュニティ" の "再構築" が始まっているかのようだ......。


 
バイラル・ループ
あっという間の急成長にはワケがある
 "バイラル・ループ" とは、<インターネット上でブログやツイッター、ユーチューブなどのソーシャルメディアを経由して、情報がウイルスのように伝播していく現象のこと>《 佐々木俊尚「まえがき」/『バイラル・ループ』アダム・ペネンバーグ (著), 中山 宥 (翻訳) 講談社 (2010/9/25) 》だという。
 "ソーシャルメディア" による強力な伝播力については、これまで、勝手に "レバレッジ効果" にたとえたりしてきたが、むしろ "バイラル(viral)= ウィルス感染的 " と表現した方が当を得ていると痛感した。
 また、製品やサービスに関する「口コミ」を意図的に広め、低コストで効率的に商品の告知や顧客の獲得を行なうマーケティング手法のことは "バイラルマーケティング" と呼ばれている。
 マーケティングもさることながら "ソーシャルメディア" の理解を深めるためには一読に値するかと思われる。

 ◆参照 VIRRL LOOP.jp

 ところで、今回、着目したいのは、この "バイラル・ループ" 現象そのものではなく、それを引き起こすとされる "ソーシャルメディア" の、その "特質" について遡りたいと思う。別に事新しいポイントではないが。
 "バイラル・ループ" 現象をも喚起する "ソーシャルメディア" での "口コミ" 機能は何ゆえに効果的なのか、というありふれたテーマであり、その答えもまたありふれた事実、"つながり" という "コンテキスト(文脈)" に担保された "情報" であるからだ! に尽きる。
 ただ、なぜ、こんな "再確認" をしてみる気になったかという点なのである......。

 今や "ソーシャルメディア" は、ネットユーザー個々人の主要なトレンドの場であり、もちろん企業によるマーケティング活動の主戦場となり、そして社会的ムーブメント( アラブの春、OWS運動 )醸成の坩堝(るつぼ)としての器にもなっている。
 そんなことから、この "ソーシャルメディア" 関連のサイト記事をレビューしつつ、"ソーシャルメディア" という "新しい革袋" とそこに盛られる "新しい酒" の "新しさ" の実態を理解しようとしているところだ。

 "ソーシャルメディア" は個々人の生活の現場から "自生的" に形成される点に特徴があると言われている。ただ、個々人は抽象的な場で生活しているわけではないので、"ソーシャルメディア" に盛られる内容は、周囲の社会環境から様々なものが流入し影響を被っていることは当然の成り行きであろう。
 つまり、"ソーシャルメディア" 自体が周囲の社会環境から受ける影響の問題なのである。とかく現在、"ソーシャルメディア" が放つ影響力ばかりに目が向けられがちなのかもしれないが、実は "ソーシャルメディア" 自体が何によって影響を受けているのかという問題に目を向けることも重要な課題だと思われる。
 言い換えれば、"自生的" な "ソーシャルメディア" の側面と併せて、"ソーシャルメディア" が影響を被っているであろういわば "被拘束面" をも考察することが不可欠な課題ではないかという点なのである。
 すでに、企業による "ソーシャルメディア" 対応では、"ソーシャルメディア" を効果的に取り込む意図で、こうした考察がアクティブとなっているはずだろう。もちろん、稚拙な "やらせ" 的アプローチとは異なった次元の話である。

 こうした問題意識に関係して、「世の中ゴト×仲間ゴト×自分ゴト」の法則 ソーシャルメディア時代の戦略PRと題する興味深いサイト記事(「世の中ゴト×仲間ゴト×自分ゴト」の法則 ソーシャルメディア時代の戦略PR 本田哲也/ブルーカレント・ジャパン代表取締役/株式会社ビデオリサーチインタラクティブ/2011.10.26)に関心が引き寄せられた。
 結論から言うならば、"ソーシャルメディア" が上位の社会環境から被っているであろう "被拘束面" を焦点にしつつ、上位の社会環境レベルにおいて<世論をつくり出す「空気づくり」を行う>といった「戦略PR」※ 注.)の手法を駆使することによって、間接的に "ソーシャルメディア" を通じた商品販売を活性化する、と理解されよう。

 以下、同記事の主旨が追える範囲内での引用をさせていただくことにする。

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