文化一般: 2011年10月 アーカイブ

 "ソーシャルメディア" の話題が絶えない今だからこそ、極めてコンテンポラリーなテーマである「匿名性と実名性」の問題=「ネット上の人格」の問題
 いや、"問題" という表現ではなくて "テーマ" と言うべきかもしれない。"問題" と表現すると、何か "ネガティブ" なニュアンスに囚われて<アイデンティティーが抱える中核的な問題>を見失う恐れがありそうだからだ。

 そもそも人間個々人の "アイデンティティー" とは何なのか? このテーマこそを、ナイーブかつシリアスに問うべきなのだろう。特に、「ネット上の人格」云々が論議を呼ぶ環境であればこそである。真面目くさって言えば、世界(秩序)のために個々人があるのか、(現実の)個々人のために世界があるのか......、に関わる本質的なテーマだからである。
 このテーマを正面切って取り上げたのが、いつも斬新な切り口の記事で "心地良さ" をプレゼントしてくれる "WIRED 紙" であり、その記事の表題は下記のとおり匿名性と実名性:「ネット上の人格」を考えるである。

 この時代環境にあって、一体、"統一感ある確固たるアイデンティティー" を自負できる人がいるのかと問うてもみたい。"多重人格" の問題をあげつらうまでもなく "アイデンティティーの危機" が叫ばれて久しいからだ。
 もちろん、既成社会にとって所属する個々人の "統一体" としての分かり易い "アイデンティティー" という概念が必要なことは十分に了解できる。しかし、個々人は多くが環境の産物、つまり「所属する集団」によって多くが形成されるとするならば、時代環境がとっくにかつての牧歌的な時代の「単一集団への所属」というは事情とは異なっている点に目を向けるべきだろう。
 現在の個々人は、目まぐるしいほど多くの集団に「多重に所属」しているはずだ。そして、当然ながら "個々の集団向けの顔(ペルソナ)" を持たされ、現に持っていると言うべきだろう。それは別に "欺き" という種類の振舞いなのではなくて、そうでなければ社会が混乱するからと諭されているからかもしれないし、また、当人もあながち不本意ではなかったりする。"全部ホントなんです" と言いたいのかもしれない......。

 要するに、元々が現代の個々人は "多面的!な人格" であらざるを得ない環境で生きて生活しているということではないかと思う。"統一体" としての個人の "アイデンティティー" というものは、かなりの無理によってキープされていると見なした方が自然なのかもしれない。
 いや、事のついでに言い進むならば、ひょっとしたら "多面的!な人格" への傾向というものは、時代環境のせいだと言うよりもいわば人間本来の特質だと考えることもあながち不可能ではないかもしれない。成長と発展、可能性への挑戦が特質である人間は、その "機会" さえあれば、"多面的!な人格" 形成を志向する存在なのだ、と言ったら言い過ぎであろうか。
 で、現代という時代、とりわけこれまでにはない "バーチャル" 空間を用意した "ネット時代" は、"多面的!な人格" 形成挑戦への "機会" 提供が一般化してしまった時代なのだ、と考えてみてはどうなのだろうか......。
 こうした時代には、"ネガティブ" な社会現象(犯罪etc.)が発生しがちであることは周知の事実であるが、だからといって<アイデンティティーが抱える中核的な問題>までをも封殺して、"安全地帯" の拡張工事に雪崩込むのは人間として寂しい気がするのである。

 さて、"自分探し" というような "ゆるい" 言葉で悩んでいるつもりのわれわれは、この際、いささか物議を醸すかもしれない視点であっても、"アイデンティティー" というものについてシリアスに考えてみても良さそうでないか。




















 "Amazon サイト" に馴れ親しんだ者であれば、ふんだんに用意された商品情報に満足するだけでなく、このサイトの "居心地良さ" を感じているのではなかろうか。
 その "居心地良さ" を構成しているのは、① 自分と同じ消費者の声( "カスタマーレビュー"、"おすすめ度" )や、② 単なる "マス向け情報" ではなく、カスタマー各個人に向けた "パーソナル" な個別情報( "おすすめ商品"、"ほしい物リスト" )を掲載している点であるのかもしれない。
 これらは、商品に関する一大 "ソーシャルメディア" そのものなのであり、"ソーシャルメディア" の一方での典型だと言えよう。
 ただ、Facebook のような "パーソナル間(プロファイル間)での交流" が棚上げされている点だけが "ソーシャルさ" に欠ける側面なのかもしれない。

 ところで、今回レビューする下記記事は、"新種" の "ソーシャルメディア"、"ソーシャル戦略" かと思われる。が、何と、このシステムの "仕掛け人" は、"元Amazon社員" だというから、思わずナルホドとガッテンさせられた。
 "ソーシャルメディア" として進化していると思われる点は、① <顧客はマス向けの情報ではなく、よく利用する店限定の情報を入手できるようになる>という「ハイパーローカル」な方法、そして、②<いずれは各個人に向けて、より高レベルのパーソナライズ・サービスを提供>という点などであるに違いない。
 特に、① の点は、<ウェブをストアに持ってくること>という観点に眼を開かせるものであり、"ソーシャルメディア" の "ローカル活用" という方途を切り開こうとしている点が注目に値する。
 "ローカル" 地平から "グローバル" 地平へと駆け上るのが通例の "ソーシャルメディア" としては、再び "ローカル化" するというのもヘンな話ではあるが、"マス向け情報" に終始してきた "マスメディア型" サイトの "ソーシャルメディア" 化! だと見れば了解できる......。


 ハンバーガー、牛丼、立ち食い蕎麦といった "ファストフード( fast food )" は、何かと時間に追われる現代人にとってお馴染み以上に欠かせない存在である。何と言っても、空腹感 = 食欲に対してストレートに、スピード感をもって振舞える点がうれしい。
 そこで、ふと思うのだが、"スマートフォン" はそんな "ファストフード( fast food )" にどこか似てはいないか......、と。


 PCは、情報(information)の閲覧・加工・送受信を的確に成し遂げる "フォーマル(正式・公式的)" なツールではあるが、何かと "段取り" が必要となる。その結果、その煩わしさがアクションを起こす意欲を損なわないではない。
 その点、"スマートフォン" は、PC機能を備えながら、"段取りいらず""カジュアル" 型であり、いつでもどこでも即時に立ち上がり、その操作も実に簡便でスムーズである。情報(information)アクセスに向けたアクションへの衝動が一向に邪魔されることがない。情報アクセスへの意欲がストレートに、スピード感をもって実現されるわけだ。


 だから、"スマートフォン" は、まるで "ファストインフォメーション( fast info )" だと言っても決して間違いではなさそうな気がするのである。 "スマホ" は、"fast info(ファストインフォ)"と......。

 ―――― 以前からしばしば書いている "スマートネイティブ" たちのその「特性」を、この "fast info(ファストインフォ)" 性だと解釈してみるのもあながち的外れではなかろう。

  ◆ 参照 "スマートネイティブ"と呼ばれる新世代とスマートデバイス&ソーシャルメディア!( 当誌 2011.08.25 )


 片や、"ソーシャルネットワーク( = SNS、ソーシャルメディア)" が人気を博するのも、どうも余計な "段取りいらず" というこうした"fast info" 的な仕掛けがあるからだとも言われている。一切の "段取り" 抜きで実感を語ったり、"つぶやき" を発信したりできるそんな仕掛けを備えているのが "ソーシャルネットワーク" だからである。
 となると、"fast info(ファストインフォ)" 志向のデバイスと、同じ志向性を持つメディアとが "意気投合!" するのは「火を見るより明らか」だと言うほかなかろう。
 そして、その通り、現在、"ソーシャルネットワーク" は "スマートフォン" の普及によって急速にアクティブとなり、また "スマートフォン" は "ソーシャルネットワーク" を主要なターゲットとするように、技術的イノベーションを重ね、ユーザーを増大させているわけである。


 今日、レビューするサイト記事は、下記引用の通り昨日に続く連載記事で、この辺の事情について述べたもの、その表題も<スマートフォンとソーシャルは両輪>とされている。内容は、次のようになろうか。

1.スマートフォンとソーシャルネットワークは両輪といってもいい。
2.個人情報の扱いが変わってきている。
  ① ソーシャル系のサービスがスマートフォンで使われるようになったことで、個人情報の扱いが変わってきている。
  ② 個人情報がどんどんオープンにされている現状。(漏洩ではなくて積極的に)
  ③ 個人情報を自ら発信するという文化。
  ④ 自分のプロファイルをオープンにして、それによって様々な人の反応を見るというコミュニケーションパターン。
  ⑤ 以上の結果、これまで以上に情報の精度と伝搬速度が期待できるようになる。
3.個人と個人の間にもあるソーシャルデバイド。
  ① その一つとしての世代。
  ② 40、50代の人々の情報発信に対する考え方と、20代の人々における情報共有や情報に対する意識は違う。
  ③ 10代、20代は、自分の情報を発信したり、相手の情報もそれを通じて入手したりするのが当たり前の世代。逆にそうしないとコミュニティに参加できなくなり、日常的な付き合いができなくなる。発信することがデフォルト。自分の個人情報が第三者に取られるという意識より、「情報を出さないとそもそも何も始まらないという意識を持っている。
  ④ ソーシャル化が進むことによって、「すべての人々のすべての情報が、結果的に社会から見ると透明化されていく時代になる。


 やはり、<個人情報を自ら発信するという文化>が形成されつつあるのではないか、とする視点が、いろいろな意味で興味深い。まさに、10代、20代の "スマートネイティブ" たちが主導する世界が始まっている......


 顧客に関して、「お客様は神様です!」とまで持ち上げるとかえって "慇懃無礼" と言うか、"敬して遠ざける" の雰囲気となろう。だが、一般的に使われている「顧客管理」というタームも、考えてみれば妥当さを欠きそうな感触ではないか。
 「管理」という言葉には "上から目線" の雰囲気が払拭し切れない。"モノを制御する" というニュアンスが付きまとってしまうからだ。

 こんな疑問を今さらのように思い起こさせるのが、現在、各企業が喫緊の課題として直面している "ソーシャルネットワーク( = SNS、ソーシャルメディア)" との関係性構築というテーマなのである。
 平たく言えば、「お客様は神様です!」というポーズでもなければ、「顧客管理」という "上から目線" でもなく、個人間で日常的に展開されている "フレンドリー" さ、やや条件付けるならば "結果志向" を忘れない "聡明なフレンドリー" さを旨とした対顧客関係がどう築けるか、という課題である。
 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。」(夏目漱石『草枕』)という古来からの難問、ジレンマに、各企業は今さらのように遭遇していることになりそうだ。"ソーシャルネットワーク" が活性化した現在、少なくとも「知に働けば蔵が建つ」(内田樹)という路線の旧態依然たる「顧客管理」体制だけでは企業経営は難しくなっているということか。
 こう書くと、それは単純化し過ぎるとの誹(そし)りを受けそうだが、あれこれと「知に働く」前に、先ずはザックリと事の本質を鷲掴みしておいた方が良さそうな気がする。

 今日、レビューしようとする "記事" は、下記引用の通りとなる。
 先ずは、企業が直面している現況と課題とが述べられる。再三、指摘されるように "顧客や従業員" などの "個人" は、スマートフォンなどを駆使して活発な "ソーシャルネットワーク" を形成しているのに対して、各企業はそうした "個人" とのつながり、かかわりを持つことに立ち遅れている。その実情が "ソーシャルデバイド(亀裂!)" という言葉で表現されている。そして、もはやこの "亀裂" を放置しておくわけにはゆかなくなったのだと。

 次に、その背景が述べられる。ひとつが、"ソーシャルネットワーク" が活性化していることを指し示す数値的な実情であり、これがスマートフォンの普及によって加速されているという点。
 もうひとつは、"ソーシャルネットワーク" ならではの特徴から、"アラブの春" の事象に象徴されるような強力な影響を現実の世界に与え始めている点である。

 そうした背景を踏まえると、企業と個人との間に認められる「ソーシャルデバイド」は早急に解消されなければならない、と強調され、<ソーシャルデバイドを埋め、企業が変わるための三つのステップ>が提唱されることになる。各ステップの内容は引用部分の通りである。

 なかなか充実した内容であり、圧縮し切れないため全文引用となってしまった。(理解度を高めたいために、文字表現の小細工をしてみたが......)


 Twitter や Facebook などの "ソーシャルメディア" は、情報をすばやく、効果的に拡散させる点で、これまでのメディアとは比較にならない "パワー" を発揮する。まさに、 "レバレッジ(テコ)" の効いた "パワー" と言うべきか。
 市場経済に向かって、企業各社はその "パワー" を何とかして "手懐けたい" と願っている実情は昨日も書いた。が、今、この "パワー" が存分に発揮されているのが、「アラブの春」に触発されて始まった運動、"ウォール街占拠" をスローガンとした "ソーシャル・ムーブメント(社会運動)" であろう。
 社会的・経済的な "格差是正" を訴えつつ、富を占有する人口 "1%" に対して「われわれは99%」の市民であると叫ぶ、そうした声が "ソーシャルメディア" の時空に響き渡っているという......。


 ただ、この "運動" の行方については、戸惑いの声がないでもない。
 <彼らの目標については、一致した意見があるとは言えない。マスメディアは、彼らの運動についてなかなか解釈できないでいる。アラブの春においては、数十年続いた独裁政権を倒すという目標が明確だった。しかし米国では、企業による貪欲をどうやって停止させればいいのだろうか。>(下記引用記事より)
 しかし、"短兵急" に着地点を急ぐ発想自体が行き詰まりをもたらしているとも思える。<マスメディアは、彼らの運動についてなかなか解釈できないでいる。>という観測も実はその発想によるものなのかもしれない。
 誰もが現状を "当然視" して、そして "諦めと絶望" に身を託している時、 "抗議" の思いを "ソーシャルメディア" に響かせてみるとどうなるのか......、そんな "社会的実験!" が進行中なのだと思える。


 唐突な話となるが、亡き "ジョブズ氏" は、かつて "iPhone" を初リリースした際、今日の "スマホ・フィーバー" を想定していたであろうか? きっと、"止むに止まれぬ創造意欲" だけが彼を支配していたに違いなかった、と想像する。
 彼は、そうした "創造意欲" を立脚点としながら、刻一刻と変貌してゆく環境と直面しつつ、構想自体を柔軟に変容させ適応させていった......。そしてその結果、"前人未踏" の業績へと導かれていったと考えるのが自然であろう。
 上記の "運動" もまた、同じように考えることが妥当なのかもしれない。"賢い" はずのマスメディア自体が<なかなか解釈できないでいる>のは、意外と正解なのかもしれない......。今は、この "運動" の着地点は誰にも予見できない......
 以下に、こうした事情の解説を含む「ウォール街占拠」運動の最新動向を扱った記事を引用する。

 ウォール街占拠デモの宿営地(ズコッティ公園内)内部の光景が、Photo アルバム風に紹介された。参加者たちの "クール × 熱意"、およびそれらに接して、"感染(?)" したに違いない記事制作者たちの "ハイテンション" がスンナリと伝わってくる貴重な記事だと思えた。
 その記事では、アメリカの俗語で "ギーク (geek) " と呼ばれる卓越した知識がある者たちの活動光景がいろいろな角度から伝えられている。まるでかつての映画 "大脱走"風の、スペシャル協業(?) をエンジョイ(?) しつつ、運動を持続させようとしている、そんな雰囲気がリアルに伝わってくるのだ。
 言うまでもなく、かつての映画 "大脱走" は、ナチスドイツの捕虜収容所からの大量脱走だったわけだが、今彼らは、"金融経済社会" = "超格差社会" からの "大脱走" という、言ってみれば "The Impossible Dream"( MAN OF LA MANCHA )に挑もうとしつつ、その持続スタイルを虎視眈々と模索しているように見える。
 現代の "IT" は、その "レバレッジ" のパワーによってスピーディに膨大な規模の "マネーゲーム" を遂行している。
 そこで、彼らもまた、存分にその "IT・レバレッジ" をカウンター・パワーとして活かしつつ、運動の裾野を急速に広げようとしているかのようだ......。

 下記の引用では、大半の Photo を削り文章部分のみとした。

 先日、"全米各地での抗議行動" について以下のように書いた。

―――― < もう半月以上続いているという、米ニューヨーク・マンハッタンにある世界最大の金融街・ウォール街近くで始まった "抗議デモ" は、ロサンゼルスやボストン、シカゴなど全米各地へと拡大しているという。
 低迷する経済、高失業率、広がる格差など、行き過ぎた市場経済に対して若者たちの不満に火が付いたかに見えるこの運動。
 "ツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディア" で若者らに広がり、運動の合言葉は「ウォール街を占拠しよう」であるとか。
 "ソーシャルメディア" を通じて展開された運動スタイルは、昨年来、アラブ世界で民衆が強権政権を倒した「アラブの春」に共通していることに気付く。いや似ているどころか、どうやらこの「アラブの春」に触発されての動きなのだとも言われている。......>
Facebookなどを使って連携/米抗議デモ各地に拡大/格差、高失業率に怒る若者!( 当誌 2011.10.04 )

 この時には、<"ツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディア" で若者らに広がり>と見えていたが、どうも "若者ら" に限定されない動きへと変わってきたような雰囲気なのである。
 米国経済の低迷が続き、高い失業率もなかなか改善されない現状。また、変革を期待してオバマ大統領を選出したのにもかかわらず、状況が一向に改善されない苛立ち......。
 「選挙を通して、変革ができなければ、自分たちが声を上げることで変革を目指したい」という国民が次第に増加しつつあるかのようだ。


 現在、国内には1000万人以上、1300万人とも言われる程多数に上る "糖尿病患者" がいると推定されている。
 要するに、その多くが "生活習慣病" としての "2型糖尿病" だと見られている。折しも、"生活習慣病" については、それを裏付けるかのような最新ニュースも目に付く。

―――― 一日の歩数、男性1千歩減 健康課題9項目悪化

 1997年と09年の国民健康・栄養調査などの結果を比較すると、日常生活での歩数の1日平均(15歳以上)が、男性は8202歩から7243歩に、女性は7282歩から6431歩に減った。背景には、エレベーターやエスカレーターなどが増えたことがあるとみている。......>
一日の歩数、男性1千歩減 健康課題9項目悪化 厚労省/asahi.com/2011.10.08

 その多くが "生活習慣病" であり、また自覚症状も無いことから "糖尿病" はややもすればおざなりにされ易い。しかし、怖いのは "合併症" だと言われている。(【 注 】
 そんな "糖尿病" に "新たな治療法" につながる研究成果が発表された。それも、今注目されている "神経幹細胞" を、自身の "鼻の粘膜" から採取して "膵臓に移植" するという "安全な治療法" だとされている。

 "新型iPhone:iPhone 4S" がこの4日に発表されたばかりだが、同時期に "iPhone" は "生みの親・育ての親" と永訣したことになる......。
 下記の通り、この8月にアップルのCEOを退任した創業者のスティーブ・ジョブズ氏の訃報が折り重なるように届いたのである。
 IT業界のみならず、彼を失ったことを悼む人々は少なくなかろう。苦渋や悲劇で充満しているかに見える現代世界にあって、久々に"魅力に満ちたサプライズ" を提供し続けたのがジョブズ氏その人だったと言えるからだ。
 また、当のジョブズ氏自身も、もし健康であり続けられたならば "iPhone" のみならず、"スマートネイティブ" たちと呼応して、まだまだ数々の独創的な製品を編み出したかったに違いなかっただろうと思われる。

 過剰なストレスを被って生活するわれわれ現代人は、もはや "不安や心的苦痛" からは逃れられないかのようである。したがって、これらを如何に無くすかというよりも、これらを如何に "往(い)なす" のか、と構えた方がより現実的であるかに思える。

 ところで、"心のあり様" が、内臓に、とりわけ "腸" の状態から影響を受けているという解説はこれまでにも聞いたことがあった。心の動きは "脳" が単独で操っているのではなく、その "脳" とリンク(?)しつつ "作用している" 身体部分と深い繋がりがある、というような解説であったかと思う。
 そうした解説を裏付けるような "実験と研究" についての記事が実に興味深く思われた。
 ヨーグルトなど乳製品に含まれる微生物、いわゆるプロバイオティクスが、"腸" に作用し、その結果、"脳" で構成される心の、そのあり様が変わるというのである。"抗不安" 的な効果が生まれるというのである。

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