文化一般: 2012年7月 アーカイブ

 この暑さを、決してなめてはいけないようだ。国内各地での高気温状態が頻繁に報じられているのは周知の事実。
 どうも、この暑さはローカルなものではなさそうで、"地球的規模(?)" での暑さのようだ。
 <グリーンランドほぼ全域 氷とける>( 暑い!「異常天候早期警戒情報」(気象庁7/24発表)!「3カ月予報」の方でもウンザリ!( 当誌 2012.07.27 ) )というのも驚きではあったが、いよいよ公的機関が "お墨付き(?)" を発表したとか。

 < 5〜6月の地球の陸地の平均気温が、統計の残されている1880年以降の同時期としては過去最高を記録した。米海洋大気局の調べで、29日分かった。7月以降も同じで、日本だけでなく、北半球の多くの地域が酷暑に。今年の世界は歴史的な「暑い年」になりそうだ。>( 地球気温:歴史的な「暑い年」に 北極圏の氷、急速に消失/毎日jp/2012.07.29

 と言ってもわれわれにできることは、"自己防衛策"、つまり身体への "水分補給" くらいだろう。しかし、これが "決め手" のように思われる。

 ◆参照 この暑さ!熱中症よりも怖いのが"夏の脳梗塞や心筋梗塞"!"五輪"観戦寝不足も要注意!( 当誌 2011.07.29 )

 ところが、この "水分補給"であるが、意外と "錯覚と誤解" に包まれているらしい。
 まあ、考えてみると、今でこそスポーツでは常識とされている "水分補給" だが、以前の体育会系文化では「水を飲むと疲れが出る」とか、「集中力が途絶える」と言われ忌避されてもいたのだ......。まるで "血液ドロドロ礼賛主義(?)" の向きがあったかのようだ。

 下記引用サイト記事:ビールの飲み方に注意 暑さに負けない水分補給法/日本経済新聞/2012.07.14 は、そうした、"水分補給" の "錯覚と誤解" に目を向けさせる。

 ■"錯覚と誤解 1" ...... "必要摂取量" への誤解
  <より汗をかく夏には1日1.5~2リットルを飲料から摂取>とあるが、概してそれほど必要だとは思っていないのではなかろうか。

 ■"錯覚と誤解 2" ...... "飲み方" への誤解
  <ちびりちびりと、こまめにたくさんの回数飲むことが有効です>とあるが、とかく "水分補給" の目的は喉の渇きをいやすことだと思い、「がぶ飲み」をする誤解。

 ■"錯覚と誤解 3" ...... "アルコール" への誤解 
 <100ミリリットル飲むごとに体内ではアルコールの分解などで120ミリリットルの水分を消費する。またアルコールには利尿作用もある。酒だけで水分を補給しようとすると、実は体内の水分は少なくなる
  この最後の点が最大の "錯覚と誤解" であろうと思われる。しかも、ビールは、"喉の渇き → ビール!" という固定習慣があるだけに、"水分補給" の "代用" と勝手に決めつけてしまいがちだ。
  酔い醒め時、やたらに喉が渇くといった感覚を、もっと科学的(?)に見つめた方が良さそうだ......。




















 絶対にしないに決まっているのが、"チャリンコ" の発電機での "発電量""原発発電量" との比較!

 ◆参照 <福島第一原発には1号機から6号機までの6機があり、6機全体(稼働率80%)で2009年度の年間発電量は32,949,000,000キロワット時だそうです>太陽生活 MORE/2011/04/01

 感じ取るべきことは "チャリンコ" の発電機での "発電量" の "非力さ" ではなくて、約33テラワット時という "危ういモンスター" に支えられた現代文明が、"実のところ幸せなのかどうか" なのではなかろうか......。
 だから、ギネスブック視点に立ち、主催者側発表の何千万台もの "チャリンコ" 総結集で実験に挑むといった、それこそ暑苦しい想定は却下したい。

 深入りをして、これまた暑苦しい議論をするつもりもない。ただ、"時代錯誤" であろうがなかろうが、"人力(自力)発電" で灯りをともすべく "発電" する、そうした "健気さ" を忘れてしまっては、人は幸せな気分なんぞに包まれることはなさそうな気がするのだ。
 "チャリンコ" 発電のバリュー感。それは、日暮れて道遠しに遭遇してしまった際の心もとなさに対して、「ふつつかながら行く手を照らしますからめげずに漕いでください」とばかりに揺らぐ灯りをともし出す、そんな "健気さ" にあると実感する。決して、互いの "非力さ" を咎めずに、寄り添ってできることに邁進し合う関係、マン-マシーン(?)......。

 こんな "チャリンコ" の "人力(自力)発電" への思いを蘇らせてくれたのは、下記引用サイト記事:自転車を漕いでスマートフォンを充電!―エコな発電機「Tigra BikeCharge」/japan.internet.com/2012.07.27 であった。
 <最近はスマートフォンを自転車に取り付けて GPS として利用している人も多い。このような人たちにとって、スマートフォンのバッテリー切れは大きな問題となる。>かどうかまでは知らない。

 もちろん、<自転車はガソリンも電気も使わないエコな乗り物>だ。おまけに、たとえ "非力" ではあっても "人力(自力)発電" のデバイスが装着できるという点!
 自然災害時で "危ういモンスター" たちが息絶えた場合への "イメージ・トレーニング" 機器という意味でも着目してみた。

 この連続猛暑日! 気力だけに頼るのではダメ! かもしれない。
 熱中症なぞを他人事と見なし、"こまめな水分補給" をどこか軽んじたりしているとトンデモナイことになりかねない。
 いや、自分自身がそんな "非科学的な精神主義" になりがちなので気をつけたいと思っている。
 何せ "生活習慣病" 的生活に浸り、"ストレス" はといえばほどほど以上に背負っている感触もあったりする。そして、この "連続猛暑日" だ。

 おまけに、今回の "ロンドン五輪" 開催期間と、"異常天候早期警戒情報" の期間( c.f. 暑い!「異常天候早期警戒情報」(気象庁7/24発表)!「3カ月予報」の方でもウンザリ!( 当誌 2012.07.27 ) )とは重なってもいる。
 "五輪" 観戦寝不足もいい加減にしておかないとマズイかなぁ、と......。
 あえて、下記引用サイト記事:熱中症だけじゃない 意外と多い夏の脳梗塞 脱水、血管詰まりやすく/日本経済新聞/2012.07.27 を取り上げてみたのも、多分にありそうなこの "五輪" 観戦寝不足が懸念されるからでもある......。

 ところで、"猛暑対策" と言えば、言うまでもなく<こまめに水分を補給>することに尽きる。
 そして、それは、"喉の渇き" 云々というより、もの言わぬ身体自体が必要としていることによる。とりわけ、<血液の水分減少>に対する "水分補給" が重要だと言われる。
 <血液中の水分が減って、どろどろした状態になると、血液が血管に詰まりやすくなる>という現象が問題であり、これを放置していると、あの恐い病状である "脳梗塞、心筋梗塞" を誘発することにもなりかねないのだそうだ。

 決して "猛暑" だけが要注意の敵なのではない。既に積み重ねている諸々の "悪条件"(悪しき生活習慣) に上乗せされた "猛暑" だから警戒を要するというわけだ......。

 困難過ぎる課題・問題に取り囲まれている現代人にとって、"喉から手が出る" 願望とは、"いきなりパワー・アップ!" できてしまうことであろう。
 恐らくそんなことが可能であれば、飛びつく者も少なくないのかもしれない。アーチストなどが "ドラッグ" に手を染めたり、アスリートが "ドーピング" に踏み込んだりする例はそれを裏書きしていそうだ。

 必ずしも一様には言えないが、"いきなりパワー・アップ!" という現象(への願望)の根底には、"元々、人間には「潜在能力」がある!" とする "真実めいた事実" が横たわっていると思われる。
 つまり、現状の凡庸なパワー水準は、脳の働きその他によって "抑制されている状態"(ストッパーが掛けられた状態?)であり、だから何らかの手立てでこの "ストッパー" を解除すれば、封印されていた「潜在能力」が立ち上がり、 "いきなりパワー・アップ!" も可能だ......、と。

 確かに、「火事場の馬鹿力」ということわざを待つまでもなく、一理ある視点だとは思われる。日常生活での人間のパワーは、決して "Max" 水準ではなくて、いわば "エコノミー走行" 的水準に抑えられているようだから。
 そもそも、生物学的な人間の構造自体にこうしたメカニズムめいたものが働いているらしい。以前に、人間の "赤ちゃん" について以下のように書いたことがある。

< 多分このメカニズムは、生きものが、現実的環境で生き残るという生存のために、限られたパワーから少しでも "ムダ" なエネルギーを消費しないようにと、いわば "エコノミカル" な戦略戦術を選択している......、と言えるのかもしれない。

 思い起こすのは、いつぞや観てなるほどと頷いたことがある、 "赤ちゃん" に秘められた能力に関するTV番組である。
 生まれて間もない "赤ちゃん" は、これから遭遇するであろうあらゆる現実環境のために、大人以上の幅広い "潜在力" を秘めているらしい。たとえば、確か、 "音声" を聞き分ける能力にしても、まさに万国の言語 "音声" に対して反応できる "潜在力" を持っているという。
 これに対して、成人は母国語の "音声" はもちろん微細に聞き取れる能力を高めているが、他国の言語の "音声" に関しては、特に特殊な発音部分などについては "聞き流し" して単なる "音" と解するようになっているらしい。 "英語耳" とか何とか言われて話題にされるのは、その辺の事情に関係しているものと思われる。
 このほかにも、日常的動作(運動神経)にしても、あらゆる可能性から、人間として行動するにあたっては差し当たって "ムダ" だと見なされた(誰かが見なしたというよりも、この辺は、DNA情報の発現であるのかもしれない)運動神経は "機能不可" となって行くのだという。>
"記憶" や "忘却" と "今を生きる" という "生き方" の在り様の検証( 当誌 2010.03.21 )


 ここで、今回の本題に入る。
 下記引用サイト記事:脳への刺激で「サヴァン症候群」の潜在能力を解き放てるか/WIRED JAPANESE EDITON - SCIENCE/2012.07.25 によれば、"サヴァン症候群" とは、<自閉症などによる脳の障害や脳の損傷により、数学や芸術、音楽など、特定の事柄について驚異的な能力を発揮するようになった人々>が持つ症状のこと。
 <ダスティン・ホフマン主演の映画『レインマン』>(1988年)で感動を与えられたことを思い起こす。

 この<サヴァン症候群と呼ばれる症状の人々に見られるような潜在的な認知力が、あらゆる人のなかに眠っており、脳にちょっとした電気ショックを与えるだけで、この潜在能力を引き出せる可能性があるという。>のである。
 <通常の脳では、取り入れる大量の生のデータを脳中枢が抑制し、人々が全体像により集中できるようにしている>ため、<脳に刺激を与えることで、一時的に脳の抑制を取り除き、人間の潜在能力を解き放つことができる>というのだそうだ。

 さて、こうした "実験" をどう受けとめるかは人さまざまだろう。ただ、"ドラッグ" 常習者のような "高感度依存症" になってしまうと、年がら年中、"電極付のヘッドギア" を被るという鬱陶しさとなりそうだが、それはどうも......。

 <いかに雇用を創出するかが大きな課題>となっている事情は、米国に限らない。日本もまさに同じだ。
 また、<グローバル化による仕事の流出>という現象が懸念されはじめている点も同様であろう。
 そしてさらに、これまで何の抵抗もなく諸手を挙げて歓迎してきた "機械化"、さまざまなジャンルでの "機械化" に、何がしかの "警戒心" が向けられはじめている点も、日米でさほどの差はないように見える。
 つまり、 "機械化" は、その社会的貢献面を排斥できないまでも、<雇用創出に大きな脅威をもたらす新たな要因>として "視野" に入れなくてはならないのではないか......、という状況のことである。

 下記引用サイト記事:レイス・アゲンスト・ザ・マシーン:機械に「雇用」が奪われてゆく?/WIRED JAPANESE EDITON - TECHNOLOGY/2012.07.19 に触発されて書いている。
 この記事の主旨を "ラッダイト運動"( 英国産業革命期の1810年代、繊維工業を中心に起こった職人や労働者の機械打ち壊し運動。)の "焼き直し" と決めつけて退けてしまうことは容易い。
 しかし、この際、"機械化" と "その社会的影響" について考えてみることも悪くはないと思う。いや、重要でさえあるかと。
 関心の向け方としては、もちろん "機械化" の否定については論外だとして、むしろ<機械には対応できない職種や業種>、<人間にしかできない仕事と機械による仕事とのバランスをうまくマネジメントしていく能力>といった点あたりが焦点となりそうだ。

 よく言われる表現として、「ひと(他人)と同じことをしていておカネ(報酬)は取れない」という言葉がある。同じように、「人間が、機械にできる仕事をしていてはおカネ(報酬)の取れる仕事にならない」、そんな時代になったと言うべきか......。
 しかし、困ったこと(?)に、"現代のデジタル技術" は "機械" の守備範囲、レパートリーを格段に広げ、深化させているのだ......。

 先ずは、筆者の浮ついた能書きを読むよりも、"映像" を目にしていただいた方が良さそうである。

 母イルカ、死んだ子を背負って泳ぐ/日本経緯材新聞 電子版/2012.07.18






( 引用者注.上記画像は下記<動画 video >より。)

 中国南部の欽州市の海で、母イルカが死んだ子イルカを背負って泳ぐ姿が撮影され、話題になっている。発見した漁師によると、母イルカは波で子イルカが海に落ちても、何度も背中に乗せ直していたという。中国テレビが報じた。



 <母イルカは波で子イルカが海に落ちても、何度も背中に乗せ直し、数日にわたって子イルカと行動をともにしていたという>大自然の中で生きる "イルカ母子" の切なくも神々しい光景!
 永遠の別離の哀しみ、守ってやれなかった母としての悔恨、生きて海原を泳ぎ、大空に跳ね上がることの素晴らしさをもっともっと教えたかった心残り......。
 しかし、母イルカの想いはきっと子イルカに通じているのではなかろうか。われわれ荒んだ人間にも確実に伝わってきたのだから......。
 この地球上には、与えられた命を尊び、子を愛しむ無数の生命が人知れず黙々と、生きているのだと...... (2012.07.19)

 このうだる暑さの中、子どもが三人、忙しそうに "作業" をしている。まるで繁忙時間帯の食品工場や外食店厨房での職員さながらの動きだとでも言うべきか......。

 そんな光景に目が奪われたのは、自転車で近くの書店に出向いた帰り途であった。広い公園のグラウンドには、この暑さだから人っ子ひとり遊んでいない。そうだろうなぁ、と頷いたものだ。
 と、視界の隅から、奇妙な光景が飛び込んできた。公園の隅の一角に設えられた砂場である。その砂場は、銭湯にありがちな楕円状の湯船のような形状であったが、その縁石の上に、何と、ぐるり一周、黒々とした "砂の塊" が並べ尽くされていたのだ。
 それらが何であるかは、言うに及ばない。砂場の中でテキバキと蠢く子どもたち三人の "仕業、成果物" 以外ではなかった。

 小学3年生くらいの女の子を筆頭にして、ほかに年端の行かない子、妹と弟であろうか、その二人を含む三人が "砂饅頭" とでも思われるものを "製造" していたのだ。
 この暑さであり、通常ならば砂は乾き切っていたはずだ。だが、昨夜まで、激しい雨が降り続いていた。砂場は、やや掘り起こせば、表面の砂の下には雨水を含んだ黒い砂が "製造待ち" の状態になっていたのだ。

 "スピード感と急変・激変" が現代という時代の最大の特徴とは言え、世界中の気象状況までがそうした傾向を孕むようになってしまった。
 日本でも、"梅雨前線" が異常に刺激されて西日本では記録的な豪雨が災害を引き起こしたばかりだ。

 "地球温暖化" 現象の一環だとは指摘されている "異常気象" であるが、その被害によって多数の死者が発生するということになれば、やはり最大限に注視されなければならない。

 偶然ということではあるが、下記引用サイト記事(【 引用記事 1 】:ロシア 洪水死者170人超える/NHK NEWS WEB/2012.07.09 | 【 引用記事 2 】:米で厳しい暑さ 46人が死亡/NHK NEWS WEB/2012.07.09 )によれば、<ロシア 洪水死者170人超える>とあった同時期に、<米で厳しい暑さ 46人が死亡>とある。

 これら両者に繋がりがあるわけではない。しかし、もし関係があるするならば、地球全体の気象状況のそれぞれの変化が、"スピード化" している(?)とでも言えそうか......。
 気象現象と、人々の生活に滲み込んでいる "気象変化についての時間感覚" とのズレが急速に大きくなっていることは間違いなさそうだ。だから、"異常気象" と言われるのだから当たり前のことか......。
 気象現象の "変化" に "緩やかさ" がなくなり、"急速化" するならば、当然人間側の "避難行動" が追いつかなくなる。あるいは、現象の "急速化" は同時に "局所化" をも引き起こすに違いないから、"豪雨" といったお手上げ状態にも繋がる。

 気象の専門家ではない者が感想を縷々述べたところで大した意味はなさそうだ。だが、同時代に生きる人間として肌身でひしひしと感じることは、とにかく "文明の時間(感覚)" と "自然の時間(経過)" とが "乖離(かいり)" し、前者が後者を "制御" し切れないままに、ただ "撹乱" し続ける結果に終わっている......、という点。
 それが、突出する "異常気象" となって現象化しているのだと見えてならない。唐突にも想起する現象はと言えば、 "" であり、"ウイルス" であり、そして "放射能汚染" ! もし人類が滅びるとしたら、その原因となり得る "強敵" のラインナップだ!  "異常気象" もその "一翼" にある......

 他愛無い発想だが、現在の社会環境を "秀吉による刀狩り" にたとえたことがある。

<スマートさを標榜する現代ではあるが、社会や国家は本当にスマートであり続けられるのだろうか......、という "不信感" が拭い切れないでいるのも事実である。
  "巨大な財政赤字" と "国家の財政破綻" という危機の可能性! 現在の国家状況は、まるで全身をスマートに着飾った者が、足元だけは "裸足" か "ボロ靴" で済ましているような "アンバランス" だからである。
 そして、現代社会は、あたかも "秀吉による刀狩り" のように人々から "自給自足" のための手段と能力とを召し上げておきながら、"破局" に至っても到底必要なリカバリーができないと来たら、人々はあらゆる点、可能な限りの "自前力" に関心を向けておくしかないような気がするのである。
 庶民の "自前力" ・"自力救済" 力・"自給自足" 力なぞは、高が知れたものであることは疑う余地はない。ただ、今や、 "親方日の丸" だの "安全神話"だのという、見る見るうちに腐食劣化してしまった言葉などにとてもすがれる事態ではなさそうな気がする。
 社会や国家が何とかしてくれるという "妄信" からは漸次醒めるべし、か......>
社会や国家が何とかしてくれるという "妄信" からは漸次醒めるべし( 当誌 2010.03.07 )

 単刀直入に言えば、庶民がアルバイト程度に "稼ぐチャンス(スキマ)" が圧倒的に "目減り" しているのが、この時代だということ。かつては、家計補填の象徴であった "内職仕事" なども今では耳にしなくなった。
 理由はいろいろで、必ずしも当局による規制ばかりではなく、残しておけばいいものを "スキマ" をまで相応規模の資本が "事業化" して奪い去ったこともあろう。まるで、子ども用の砂場を横取りする印象さえある。

 こうしたことで、"農作物" などの "自給自足" 的チャンスさえ持たない給与所得オンリーの都市生活者は、給与目減り、公的支援の目減り、相互扶助機能の目減りの中で "丸裸" にされている......、のが一般的イメージかもしれない。
 しかも、家計にのしかかる "固定費支出(税、保険、光熱費 etc.)" の高い比重は、"節約" という庶民の抵抗をも無力化しつつある。

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