科学一般: 2013年9月 アーカイブ

 "地球温暖化" に関する "危機予測" は、何度も伝えられているが、その都度悪化の一途をたどっているのが実情だ。
 どこかで "他人事" と受けとめたり、きっと誰かが何とかするだろうという "切迫感" の無さなどが、事態を益々悪化させているのであろう......。

 しかし、今夏の猛暑にせよ、頻発する竜巻にせよ、あるいは豪雨や猛烈な勢いの台風などが、もはや "他人事" 感覚を揺さぶり、また "誰かが何とかするだろう" という楽観的な依存姿勢を逆撫でしはじめてもいるかに見える......。

 そんな状況下で、下記引用サイト記事2本は、身近に迫り来る "危機" のイメージを、不気味に浮かび上がらせている。

 下記引用サイト記事 【 引用記事 1 】「温暖化は緊急事態」早急な対策必要/NHK NEWS WEB/2013.09.28 - 07:30 では、ついに<緊急事態>という言葉が使われるに至った。

 <世界の平均気温が今世紀末には最大で4.8度上昇する/ 温暖化は人間の活動によって引き起こされた可能性が極めて高い/ 温暖化の進行はもはや緊急事態で、今後、その傾向は強まるだろう/ 早急な対策が必要だ

 そして、下記引用サイト記事 【 引用記事 2 】温暖化 日本の海面上昇を予測/NHK NEWS WEB/2013.09.27 - 19:30 では、こうした事態の宣告にたたみかけるかのように、"日本付近が特にリスキーであること!" が報じられている。

 <海水は温度が上がると体積が膨脹して海面が上昇するため、十分な温暖化対策を取らないと、2100年ごろまでに平均で水位が最大82センチ上昇する/ 今から22年後の2035年には、1950年と比べて世界の平均でおよそ20センチ上昇/ 日本付近は、暖かい黒潮の影響で、世界の中でも特に海面が上昇すると予測/ 東京湾の周辺では温暖化で上昇した水面が気圧の低下に伴って吸い上げられ、さらに風により吹き寄せられて、高潮と高波が発生/ 満潮時、横浜港では波が地盤の高さを2メートル余り上回って、工場地域や地下街など広い範囲で浸水/ 東京都の沿岸など防潮堤が整備されている地域でも波が乗り越えて被害が発生するおそれもある/ 風速70メートルを超えるような猛烈な台風は14年間で12個と、ほぼ毎年のように発生し、この中には最大風速が80メートル以上と、これまでに経験したことのない予測も/ 農産物などに大きな影響か......

 この日本の自然環境の場合、警戒すべきは "地球温暖化" 問題に止まらず、"巨大地震" 発生の可能性という危機まで横たわっている......。




















 "1964年" 開催の "東京五輪" での思い出は、"天高く、すがすがしい秋!" の空気とともに蘇る......。つまり、"スポーツの秋、10月" に開催されたからだ。
 したがって、かつての "東京五輪" を経験したわれわれが、再度の "東京五輪" を思い描く場合には、ややもすれば "天高く、すがすがしい秋!" の季節感を滑り込ませてしまいそうである。

 ところが、"2020年東京五輪" の開催期間は、"真夏の7月24日〜8月9日" と定められている。これはもはや動かない既成事実なのだそうだ。
 子供たちの "夏休み" とも重なり、結構なことだと受けとめそうでもあるが、やはり、大いに気になるのが "気温、酷暑" だと言うべきであろう。
 今夏の "猛暑、酷暑" を、大袈裟ではなく "危機感" を持って体験したばかりだけに、「大丈夫?」という心配が、あながち見当外れでもなさそうに思えるわけだ。
 まして、"地球温暖化" 傾向は、緩和される気配を見せず、"気温上昇" はじわじわと更新し続けているとも聞く......。

 下記引用サイト記事:20年東京五輪:酷暑、大丈夫? 7年後の夏さらに温暖化/毎日新聞/2013.09.23 - 08:00 は、こうした "心配事" を冷静に見つめている。

 <2020年の東京五輪は10月開催だった1964年の時と違い、開催期間が真夏の7月24日〜8月9日と決められている今年の同期間の天候を日本体育協会が定める熱中症予防指針に照らすと、17日間のうち12日間が運動の中止が推奨される酷暑だった。「アスリートファースト(選手第一主義)」を掲げる20年東京五輪だが、世界中から集まる選手たちは耐えられるのか。都や招致委員会は期間中の対策だけでなく、地球温暖化に対する取り組みも迫られている

 なお、もしこの期間を今年に置き直してみるならば、次のような惨憺たる推移内訳となってしまうのだと......。

 <今年の7月24日〜8月9日のうち「原則中止」は2日間「厳重警戒」10日間「警戒」5日間男子マラソン予定日の8月9日は、午前11時で既に原則中止レベル> であったと。

 <招致委が国際オリンピック委員会(IOC)に提出した開催計画書は「この時期は晴れる日が多く、かつ温暖で、アスリートに理想的な気候> と記したことを、今さら、<ウソに近い> と批判してみても虚しさが募るばかりだが、せめて、<「アスリートファースト(選手第一主義)」> を虚しいスローガンにすることだけは回避して欲しいものだ......。

 生涯のうちに "がん" に罹る可能性は、大雑把に言えば "二人にひとり" だとされているだけあって、自分の身近にも "がん" に罹り、治療中の方が大勢おられる。だからこそ、他人事だとは思えず、こうして関心を向け、関連情報の整理を行ったりもしている。

 話を伺ってみると、やはり恐いのは、"再発/転移" だとおっしゃる。せっかく、苦しい "抗がん治療" を掻い潜って治ったと感激しても、それがぬか喜びとなり、かえってショックが大きいと......。

 これまで、"がん" の "再発/転移" の具体的な仕組みは、肝心な点が "未解明" であったようで、その結果、"再発/転移" への対応も後手に回りがちだったとされる。自分の知り合いの中にも、他の臓器のみならず "脳" への "転移" にまで至った方もおられる......。

 ところが、現在の "がん治療最前線" では、漸く、この "がん" で最も警戒すべき "再発/転移" の、その "メカニズム解明" と、それに基づいた "新たな治療法" 追及が急速に進展しているとのことである。
 頼もしいこの動向に "拍車をかける" ことになったのは、どうも、通常の "がん細胞" とは区別された "がん幹細胞" の発見だと理解される。

 こうした経緯については、この間も以下のように関心を向けてもきた。

 ◆ 参照 ① <......「がん幹細胞」の構造に潜む<Fbxw7」というたんぱく質> に着眼して、これに対処することで、抗がん剤が効きにくい「がん幹細胞」に、抗がん剤を効かせてしまう "状態"("増殖" 開始状態 ?!) を作り出すという "新アプローチ"......>( がんの"再発転移"を阻止!"がん幹細胞"に"抗がん剤"を効かせるための新研究と新治療!( 当誌 2013.03.22 )
 ◆ 参照 ② アルツハイマー型認知症の原因物質:タウ蛋白質集積"画像化"に成功!早期診断に奏功!( 当誌 2013.09.20 )

 そして、ここに来て、こうした "がん幹細胞" に関する研究が飛躍的に発展し、そうした成果が、TV番組などで一般人にも分かるかたちで報じられるようになった。
 今回、下記に引用した記事は、そうしたTV番組の紹介記事である。もちろん、自身で視聴してみたわけだが、アニメーション解説もあり大変分かり易いものであった。

【 引用記事 1 】 がん"根治"の時代は来るか ~"がん幹細胞"研究最前線~/クローズアップ現代 - NHK ONLINE/2013.09.19 (木) 放送

【 引用記事 2 】 シリーズがん幹細胞(1) がん再発の謎が解けた! 新発見「がん幹細胞」/サイエンス ZERO/2013.09.08 放送

【 引用記事 3 】 シリーズがん幹細胞(2) がん根絶も夢じゃない! がん幹細胞 最新攻略法/サイエンス ZERO/2013.09.15 放送

 "がん患者" にとって、その "再発/転移" への不安と恐怖は並々ならぬものがあるはずだ。そうした方たちにとって、下記TV番組のような情報は、大変貴重であるばかりか、苦しい "闘病生活" にとって不可欠! でさえあると思える。
 とりわけ注目せざるを得なかったのは、【 引用記事 3 】における<意外にも「身近な薬」が特効薬となることが判明! ついにがん根絶は実現するのか?> という箇所であった。(【 注 】筆者は、専門的資格を持つ者ではないので、誤解が生じないように、これ以上の詳細に触れることは差し控えておく。)

 冒頭でも書いたとおり、"がん" は、"二人にひとり" が "行き着く病気" だとされるのであれば、"がん" についての "基礎知識" は、もっと広く普及されて然るべきではないかと思っている......。

 認知症の代表とも言われる "アルツハイマー病" が、脳内に "アミロイドベータ(Aβ)やタウという異常なたんぱく質が蓄積" することによって、神経細胞が障害を受け、発症することは、これまでに明らかにされている。

 ◆ 参照 <アルツハイマー病患者の脳では、インスリンをつくったり利用したりするしくみが壊れている/ 高血糖が続くと脳にAβがたまりやすくなるほか、タウという別のたんぱく質にも異変が起きて神経細胞が壊れやすくなる>( "アルツハイマー病"と"糖尿病"との関係に熱い視線が!"インスリン"の働き周辺に注目!( 当誌 2013.07.30 )

 ただ、治療の上で必要となる、その "脳内での蓄積状況" の "画像化" 技術は、"アミロイドベータ(Aβ)" 向けのものはあるが、"タウ" 向けのものはなかった、とされる。

 下記引用サイト記事:アルツハイマー:原因物質?「タウ」集積画像化に成功/毎日新聞/2013.09.19 - 07:00 は、その "タウ" 向けの "画像化" 技術に成功したことを報じるものである。

 <アルツハイマー型認知症の原因の一つとされる「タウたんぱく質」が患者の脳に集積する様子を画像化することに成功したと、放射線医学総合研究所の研究チームが19日、米科学誌ニューロン電子版に発表する。タウの集積は従来、死後に脳を解剖しなければ分からなかったが、画像化で発症前の早期発見につながる可能性がある/ 画像化は早期診断や症状進行の客観的な指標になる> という。

 <日本のアルツハイマー型認知症の患者は推定100万人。......65才以上の10人に1人は発症する......>( アルツハイマー病・認知症の診断と治療 )と言われているだけに、その "原因物質" 蓄積の "可視化(画像化)" を叶えたという今回の研究成果は、今後の治療法研究にとって、少なからぬ弾みをつけたものとして期待される......。

 自分も、つい先日、はじめて経験する "全身麻酔" による手術を受けただけに、下記引用サイト記事:県立がんセンターの医療過誤訴訟:麻酔科医無罪判決 「不在に過失なし」 検察主張退ける /神奈川/毎日新聞/2013.09.18 - 地方版 は、他人事とは思えない微妙な心境にさせられた。

 <県立がんセンター(横浜市旭区)で2008年、乳がん手術を受けた女性患者に麻酔後の対応ミスで脳障害などを負わせたとして、業務上過失傷害罪に問われた麻酔科医の男性(44)について、17日の横浜地裁判決は無罪とした。手術室を離れずに全身麻酔の患者を常時観察すべきかどうかが争点だったが、判決は医療現場の実態を踏まえ「国内の麻酔担当医が絶え間なく観察しているとは言えない」と判断した。
 判決によると、麻酔科医は女性に全身麻酔を施した後、同時に行われていた他の手術室で研修医を指導・補助するために退室し、何かあれば連絡するよう看護師に声をかけていた。その後、手術中に酸素を供給する管が外れ、執刀医や看護師らも異変を知らせるアラームに気づかず、女性に18分間、酸素が送られなかった


 自分の経験に引き寄せて言うなら、自分が少なからぬ "不安" を抱いたのは、"執刀"(胆嚢摘出手術)と言うよりも "全身麻酔" の方であった。
 まさに、上記記事のような "ミス" に見舞われる "不安" が、はじめての経験だということもあって、拭い切れないでいた。幸い、自分の場合の "全身麻酔" は、「お見事!」と讃えたいほどの完璧な首尾であったため、取り越し苦労であったようだ。
 しかし、元より、昨今は様々な時代現象を見せつけられることから、"人為的ミス" というものは "想像以上に起こり得る!" というような心境にもさせられていた。だからこそ、一身上の "全身麻酔" にも気が気ではなかったのである。

 ところでこれは、患者の多くが経験することであるが、ちょっとした手術などの際には『 ~ 承諾書』というものへの "サイン" を迫られるのが通常であろう。"執刀" に関しても、"全身麻酔" に関してもである。
 これが、逆に、"不安を逆撫でする" かのようである。もし、取り返しのつかない "ミス" に見舞われた時、この『 ~ 承諾書』が独り歩きするのではなかろうか......、と。

 さて、当該のサイト記事に戻るが、自分が了解に苦しんだ点は、<日本麻酔科学会の指針> を巡っての "検察側 vs 弁護側" による攻防である。

 そして、結局、"判決" では、"弁護側" が主張する指針はあくまで努力目標> となった、と読める。つまり、
 <全身麻酔を施した患者の状態を適切に維持・管理する役割があり、常時在室して観察すべきだ> という<日本麻酔科学会の指針> は、<指針は学会としての望ましい姿勢を示すもの> であり、<指針はあくまで努力目標> だというわけなのである......。

 どうも、<医療現場の実態>、<医師不足の実情に加え、麻酔科医が当時、院内の手術全体を調整する立場だったこと> などが、"判決" を支える判断材料となったようである。
 とするならば、時代の<医療現場の実態> がさらに劣化して行くならば、何が、"医療上のミス" を "抑制" して行くことになるのであろうか?......。
 ふと、そんな疑問が脳裏を過ぎるのだった......。

 東京電力福島第一原発での、いわゆる "汚染水問題" は、"心配/懸念材料" ばかりが未だに報じ続けられている。
 先の、2020年五輪東京招致に向けた安倍晋三首相による海外向けのメッセージでは、"心配ご無用!" という内容の大見得が切られたわけだが、どうも実情はと言えば、甚だ芳しくないようである。

 下記引用サイト記事 【 引用記事 1 】:福島第一 外洋近く 溝に汚染水/東京新聞/2013.09.13 - 朝刊 によれば、事態はただただ深刻さを深めているかのようだ。

 <地上タンクから原子炉を冷やした後の処理水が漏れた問題で、東電は十二日、外洋に近い排水溝で採取した水から、高い濃度の放射性ストロンチウムなどを検出/ ストロンチウムなどを検出したのは、外洋から約百五十メートルの位置にある排水溝内。その先は急坂で、外洋にまっすぐ延びている> とあり、再び、"高濃度放射性物質の外洋への流出" が問題視されている。さらに、

 <安倍晋三首相は国際オリンピック委員会(IOC)総会で「汚染水の影響は、港湾内で完全にブロックされている」と強調。すでに外洋への流出が確実視されていた中、発言は事実でないと批判された。今回の検出で国際社会への信用がさらに揺らぐ可能性がある> という "国際的信用問題" に発展することさえも懸念されている。

 こうした事態の深刻さについては、日本国内の "甘い認識" とは別の、"海外からのリアルな視点での批判!" が参考となりそうだ。
 それを報じているのが、下記引用サイト記事 【 引用記事 2 】:米専門家「スリーマイルより状況複雑」/NHK NEWS WEB/2013.09.12 - 19:57 である。

 <東京電力福島第一原子力発電所で汚染水の問題が深刻化していることを受けて、アメリカスリーマイル島原発の廃炉作業を指揮した専門家(レイク・バレット氏)が現場を視察し、「福島第一原発の場合、地下水が関係しているためスリーマイルよりも状況は複雑で難しい」と述べました/ バレット氏は、すべてのタンクから汚染水が漏れたとしても周辺に流出しないよう周りのせきの高さを設定するなどの設計思想が必要だったとして、東京電力のリスク管理の甘さを指摘/ 「スリーマイルでは汚染水が原子炉建屋の中にとどまっていたが、福島では地下水が関係しているので状況はより複雑で難しい」/ 「汚染水を完全に管理するためには複雑なプロセスが必要だ。特に地下水など低レベルの汚染水は動きが複雑になるのでその管理は大きな課題だ」/ 「まずは国内外の基準以下になるまで放射性物質を取り除いていかなければならないが、次の段階はどう処分するかが課題となる。非常に膨大な量なのでため続けることはできず、おそらく海に流すことになると思うがその際は、技術的な課題よりも社会の合意を得るためのコミュニケーションが重要な課題になる」と述べました

  "安倍晋三首相のメッセージ" の内容もどうかと思えるが、むしろ危惧すべきは、もし首相が、"メッセージ" どおりの現状認識でいるとするならば、国際的な注目度も高まっている東京電力福島第一原発 "汚染水問題" の、その解決への道は、予断を許さないと思われる......。

 多くの病気などが "遺伝子" と深く関係していることがかねてより注目されてきた。―― 下記の関連リスト参照。
 そうした観点の妥当性を裏付けるかのようなニュースが続いている。

 一つは、"被ばく後に発症する白血病など" であり、もう一つが、"肥満体" である。それぞれと深く関わる "遺伝子" が発見/特定されたというのである。

 下記引用サイト記事 【 引用記事 1 】:白血病:原因遺伝子を特定 広島大チーム/毎日新聞/2013.09.10 - 07:00 では、"白血病とその原因遺伝子" が発見されたと報じている。

 <被ばく後に発症する白血病などの原因となる遺伝子を発見/ 染色体に存在する数百種類の遺伝子の中から、細胞分裂を調整する役割を持つとみられる「Samd9L遺伝子」が白血病などの発症にも関与している可能性があることを見つけた> という。

 また、下記引用サイト記事 【 引用記事 2 】:肥満:要因になる遺伝子の一つ特定 京都府立医大グループ/毎日新聞/2013.09.11 - 00:00 では、"肥満体とその要因となる遺伝子" が特定されたと伝えている。

 <脂肪がたまって肥満体になる要因の遺伝子の一つを特定/ 「ARIA」という遺伝子で、この働きを抑制する方法を研究すれば、肥満防止薬の開発や治療につながる可能性がある> のだそうだ。

 なお、当日誌で注目した "病気とその原因遺伝子" 関連記事を以下にリスト化しておきたい。

遺伝子操作で寿命延びる可能性!タンパク質を作る「リボソーム」細胞の遺伝子に着目!( 当誌 2013.08.31 )
血液を作る細胞ががん化する「骨髄性白血病」などを抑制している遺伝子を発見(特定)!( 当誌 2013.08.20 )
再発しやすい肺がんの発見方法を開発!"ACTN4:遺伝子"が作るたんぱく質の量に着目!( 当誌 2013.08.19 )
iPS細胞を使わずに"心筋細胞"を作製!慶大成功!"心筋梗塞"治療に遺伝子治療から光!( 当誌 2013.07.17 )
多くのがん発症に関与するタンパク質"Ras(ラス)"の働きを阻害する化合物発見される!( 当誌 2013.05.01 )
"がん"になる可能性がある"遺伝子配列のわずかな違い(SNP)"!国際共同で新たに特定!( 当誌 2013.03.29 )
自閉症の原因遺伝子(GPR37)特定される!虐待や過保護による「母原病」なぞではない!( 当誌 2013.01.07 )
遺伝子の構造は先天的でも、その働きは努力で可変!DNAは運命ではないことが実証!( 当誌 2013.01.04 )
金メダルの持つ魔力! "遺伝子ドーピング・アスリート"になりたいと望む五輪選手!?( 当誌 2012.08.12 )

 昨日、今日と、今さらのように恐ろしい "竜巻" の被害に遭われたお宅に、心より同情いたします。まさに、あっと言う間の惨たらしい災難に、言葉を失う驚きと恐怖であっただろうと思います......。また、信じ難い "家屋損壊" を目の当たりにして、茫然自失であろうこともTVニュースでの現場の光景から痛いほど伝わってきます......。

 それにしても、ここしばらくの "異常気象" 現象は、まさに気象庁が使い始めた言葉、「これまでに経験したことのないような......」がそのまま当てはまる酷さである。
 人の世、社会の度外れた混迷もさることながら、"異常気象" と言い、迫り来る "地震" と言い、今や "自然現象" が、"悪意" なんぞがあるわけでもなかろうに、何か、人間への "リベンジ/報復" に打って出ているかのような感さえ禁じえない。

 こうした状況下で、自分もそうであるが、必死に、何か "救いの情報(?)" を求めているかのようだ。以下のような動向も見受けられたという......。

 <4日午前9時過ぎから約2時間、気象庁のホームページが閲覧しにくくなった。台風17号の九州への上陸に、関東などで最大震度4を観測した地震の発生が重なり、アクセスが殺到したためという。......>( 気象庁サイトにアクセス100倍 閲覧困難に/朝日新聞/2013.09.04

 そして、今、恐怖の対象の最大は、何と言っても不気味な "竜巻" 以外ではない
 下記引用サイト記事:竜巻予測、精度低く悩む自治体 注意呼びかけ及び腰に/朝日新聞/2013.09.04 - 10:25 によれば、

 <正確な予測が難しい竜巻に、どう備えればよいのか。気象庁は「竜巻注意情報」に加え、より詳細な危険度が予測できる「ナウキャスト」情報の活用を呼びかけている。> とある。
 ただし、<確実な予測は難しいため、今回も自治体によって受け止め方や対応に温度差があった> とのことで、"竜巻予測" の困難さや、付随する問題 ―― 予測情報の役立て方 ―― などが、この現象への対応の難しさを物語っていそうだ。

 "竜巻" の "発生メカニズム" が詳細に解明されるならば、"都市建設" 的レベルでの予防措置などが講じられるのであろうか......。

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