2012年4月 アーカイブ

 "200倍" 程度では顕微鏡と言うにはモノ足りないが、"小さな基盤回路" のチェック、"印刷物" の微細部分の確認、小さな虫の観察などでは十分に効果を発揮しそうだ。
 しかも、画像だけではなく、"動画(AVI 形式)" も撮り込めるとなると、ひょっとしたら意表を突く "昆虫の世界" の動画なども撮れそうか......。
  "解像度:2592×1944"、"オートフォーカス" で、価格が一万円未満だそうだから、"等身大" 世界にウンザリしている人には、"不思議の国のアリス" の冒険への "エントランス" になるのかもしれない......。


上海問屋」サイトより




















 PCに替って "タブレット" が益々人気を高めている現状だが、そんな中、"タブレット" 自体のシェアでは Amazon の "Kindle Fire" が急速にシェアを拡大させているとのことだ。( 参照【 引用記事 1 】:「Kindle Fire、ついに米国Androidタブレットの過半数に(comScore調べ)」/TechCrunch JAPAN/2012.04.27

 米国の "Android タブレット" 市場シェアでは、"54.4%" を占め、過半を制したと言う。世界中には数多くの "Android タブレット" メーカーが犇めいているが、その中での "54.4%" とはまさに "断トツ!" ぶりだと言うほかない。

 また、"全タブレット" シェアでも Apple の "iPad" にも迫る猛追撃ぶりのようだ。
 "全タブレットトラフィック" の最新の比率では、Apple の "iPad" が "48%" であるのに対して、Amazon の "Kindle Fire" は "33%" にまで追い上げていると言う。( 参照【 引用記事 2 】:AndroidとiOSでモバイル広告トラフィックの91%を占める。Kindle Fireはタブレット全体の33%(Jumptap調べ)TechCrunch JAPAN/2012.03.07

 一体何がこうした推移を生み出しているのだろうか? 下記引用記事では、次のように述べている。

Amazonが成功した要因は、価格破壊(199ドル)、そしてコンテンツ豊富な製品にするために、Amazon自身のコンテンツを活用するだけでなく、多数のタブレットユーザーを獲得することで、専用アプリを作ってくれるサードパーティー・デベロッパーを巻き込んだことだ> と。

 すでに、その "Kindle" 電子書籍事業が "年内にも日本参入" という動きも伝えられている。( 参照 「Amazon:"Kindle"電子書籍事業全般,年内にも日本参入へ! "新・Kindle Fire"は?」( 当誌 2011.04.16 )
 タブレットユーザーとしては、Apple の "iPad" と Amazon の "Kindle Fire" "とを "両睨み" しなければならないことになりそうだ......。

 "iPad 変身" の "キーボード・ケース" という着眼は、ひょっとしたら「コロンブスの卵」、いや「金の卵」なのかもしれない......。
 下記引用記事:iPadをMacBook Airのように使えるキーボードケース--Kickstarterプロジェクトで実現か/CNET Japan/2012.04.26 の中のプロモーション・ビデオを観ていたらそんな気がしてきた。

 つい先日、日本国内のメーカーが "苦肉の策" を講じつつ "iPadをMacBookに変身させるキーボード・ケース"!を販売し始めたことに注目したばかりでもある。

  ◆参照 "iPadをMacBookに変身させるキーボード・ケース"!スリリング(?)な商魂に好感!( 当誌 2012.04.13 )

 前記のプロモーション・ビデオの訴求ぶりからは、こうした "変身グッズ" が、単に "マニア向け" のアィディアなんぞではなくて、"広範囲に受け入れられる素地" のありそうなことに気づかされる......。iPad 創造自体が上手ければ、その人気ぶりに目を付けるフォローぶりも、米国は実に上手いと感心させられた。何が上手いと言って、商品ニーズに対する "くすぐり方" が上手い!

 今一つ注目したいのは、投資や融資とは異なる "Kickstarter" という "資金調達支援サービス" モデルを採用している点である。その特徴は、以下の二点にあるとされている。

<(1)プロジェクトに対して、多数の人が(比較的)少額の資金提供を行うこと
 (2)資金提供者への「見返り」が、PLEDGE(誓約)という形で製品やサービスの提供となっていること>
「購入と寄付の境界線 ~ Kickstarterに垣間見る境界線のゆらぎ」/Venture Now - Column/2010.09.07

 "Kickstarter" モデルでは、"金銭的な「見返り」" ではない"クリエイティブ(さ)を支援" することに眼目があるようだ。

Kickstarter が投資や融資という仕組みを取らない理由 ...... それは、クリエイティブなプロジェクトを支援したいという Kickstarter のターゲットに理由がある。上記のとおり、投資や融資は金銭的な「見返り」を前提としてしまうため、その金銭的な成果が重視されやすい。どんなに良いものを作っても、金銭に変換できなければ失望を与えてしまうことになる。おそらく、それを避けるためのスタンスが Kickstarter にはあると思われる。>( 同上 )

 Google の "オンライン ストレージ「Google Drive」" が、"やっと" と言うべきか、 "とうとう" と言うべきか登場した。(下記【 引用サイト記事 】参照 )
 そんな印象を受けるのも、"クラウド" 型の "オンライン ストレージ" は、各社が Dropbox、SkyDrive(Microsoft)、iCloud、Box などを提供しており、目新しくはなくなっているからだ。
 "新規性" は何なのか、どんなメリットが盛り込まれているのか、そこに関心が集まるはずだ。

◆参照 「Google DriveをDropbox、SkyDrive、iCloud、Boxと比較しました。」/GIZMODO/2012.04.26

 「Google Drive」の特徴を、次のように表現する記事があった。
グーグル・ドライブはグーグル・ドックスの進化版だ。>( 【コラム】早速グーグル・ドライブを試してみた/THE WALL STREET JOURNAL/2012.04.25

<...... ドロップボックスグーグル・ドライブの1つの大きな違いは、後者はただ保存し閲覧するだけではなく、ファイルの作成・編集が可能だということだ。グーグル・ドライブにはグーグル・ドックスに使われている基本的なワードプロセッサー、スプレッドシート、プレゼンテーション用や他のアプリが含まれているからだ。
 しかし、落とし穴もある。保管した文書がマイクロソフト・オフィスのフォーマットだった場合、閲覧しかできない。編集するにはグーグルのフォーマットに変換するコマンドボタンをクリックするか、もしくはオフィスのファイルをアップロードする際に変換する設定をしなければならない。......>
( 同上 )

 "グーグル・ドックス" をはじめとする、グーグル傘下のアプリとの連携をユーザーがどう受けとめるのかが焦点となっていそうだ......。

 "クラウド・ストレージ" の定番 "Dropbox" は、日頃便利に使わせてもらっている。
 その "Dropbox" が、"ファイル共有(シェア)" で画期的とも言える "超簡単" な新機能を提供し始めた。
 アカウントを持つ "Dropbox" ユーザーであれば、実に簡単に任意のファイル(画像ファイルとは限らず、Text や Word、video ファイルも)を "共有(シェア)" 対象として設定して、ブラウザ上での閲覧およびダウンロードを可能にすることができる。
 "共有" したい友人には、そのファイルに自動設定された 共有用URL を伝えればよく、仮にアカウントを持たない "Dropbox" の非ユーザーであってもかまわない。

 この情報を伝えたのは、下記引用サイト記事:「Dropboxがものすごく簡単なファイル共有機能をリリース」/TechCrunch/2012.04.24 だ。

 この "ファイル共有(シェア)" の方法は実に便利だと思われるので、これまで "Dropbox" に馴染みの薄かった人にも分かるように、【画像】で "操作手順" を説明しておくことにした。

 最近、"AR(拡張現実)" という新しい言葉【 注.参照 】をしばしば目にするようになった。
 "下の画像" は、その "AR(拡張現実)" の技術を試しに味わわせてもらった display 画像である。
 背景の現実の光景の手前に、宙を浮くようなアルファベットの文字が円環を作ってグルグルと回っている。つまり、"バーチャルリアリティ(VR)" のように "仮想空間" だけの光景が展開するのではなく、"現実の光景" と一体化された光景が展開する、というのが "AR(拡張現実)" の世界なのだそうだ。(真ん中の紙片に印刷された "QR コード" のようなマークが......)


【 注.】
< 拡張現実(かくちょうげんじつ)とは、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉。英語の Augmented Reality の日本語訳であるため、それを日本語発音した「オーグメンテッド・リアリティ」や、省略形のARも用いられる。......
 拡張現実はバーチャルリアリティ(VR)のバリエーションのひとつであり、その時周囲を取り巻く現実環境に情報を付加・削除・強調・減衰させ、文字通り人間から見た現実世界を拡張するものを指す[1]。
 VRが人工的に構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、拡張現実は現実の一部を改変する技術である。
 例えばバーチャルリアリティでは、仮想の部屋に居て、仮想のテーブルに置かれた仮想のティーポットを見ているかのような五感情報を人に提示するのに対し、拡張現実では人が実際に居る現実の部屋のテーブルの上に、仮想のティーポットが置かれているかのような情報提示を行う。
 コンピュータにより現実を強化することから強化現実と呼ばれることもある。現実環境を情報ソースとして用いることから必然的にリアルタイム処理を必要とする場合が多い。技術課題としてはバーチャルリアリティでのそれに加えて、仮想物体と現実環境・物体との相互作用、例えば視覚要素では照明、影、接触、オクルージョンなどを解決することが特に課題になる。......
ウィキペディア

 冒頭の "実験" へと誘ってくれたのは、下記引用サイト記事:デジタル時代の「飛び出す絵本」? AR を活用した「Between Page and Screen」[百式管理人]/japan.internet.com/2012.04.24 なのである。

 何となく "うるっとくる" 出来事......。
 古くは島崎藤村の詩歌 "椰子の実"、新しくは小惑星探査機 "はやぶさ" の帰還などの感慨に通じるものもありそう。
 と言うか、一年前のあの東日本大震災の津波の恐怖や悲惨さに、そっと添えられた "一輪の献花" というような印象を抱かされた......。
 まるで、あの『千の風になって』の歌詞「...... そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風になって 千の風になって あの大きな空を吹きわたっています ......」という優しいイメージをも想起させる。
 未だに戻って来ない被災者の方々の魂は、あるいは数千キロの海原を超えた対岸、アラスカへと渡った......。
 下記引用サイト記事:「漂流のボール 持ち主見つかる」/NHK NEWS/2012.04.22 にある、<自分の元に戻って来たら、ボールをなでてやりたいです>という村上クンの気持ちがしみじみと分かる......。

 アップルの "iBooks Author" は、電子書籍制作にとって実に魅力的なツールである。自分も、電子書籍/電子教材(教科書)などの制作に当たってジワジワと活用し始めている。

  ◆参照 "iBooks Author"では、"iBooks"fileと並行して"PDF"fileも出力できるのだが!?( 当誌 2011.04.08 )
  ◆参照 "iBooks Author"のTips!①iPadでの"表示向き(横・縦)"問題 ②"ヘルプ"で学べ!( 当誌 2011.03.27 )
  ◆参照 "Apple/iBooks Author"(for電子教科書)の実践的活用法!先ずは"自作小説"素材で( 当誌 2012.03.19 )

 但し、この間に吟味した限りでは、ひとつの "不満" に直面している。それは、"PDF file" の埋め込み(組み込み)が不可能だという点なのである。( "単一の画像ページ" としては取り込めるが......)
 そして、この点は、決して "些細なことではない" と思えた。
 と言うのも、より効率的でスピーディな制作が益々重要課題となっている電子書籍制作ツールにおいては、"既存の電子文書・素材" が縦横に活用でき、また新たな書籍にそれらの "埋め込み(組み込み)" ができて当然ではないかと思うからなのである。
 電子書籍制作ツールが、その素材を "新規に作成しなければならない" のだとしたら、その分 "手間ひま" がかかる。"既存の電子文書・素材" が "流用" できれば、それだけ効率的でスピーディな制作が促されるからだ。

 そして、"既存の電子文書・素材" に目を向けるなら、何と言っても "PDF file" ほどに "普遍的" な電子文書 file は他にないはずである。
 したがって、"PDF file" の埋め込み(組み込み)が不可能だという点は、"膨大な資産" の再利用の道が閉ざされているかのようで残念だと思うわけなのだ。

 この点を痛感させられたのは、過去に "PDF file" をふんだんに活用して制作した "とある教材" を、"リメイク" しようとして、いざ "iBooks Author" を駆使しようとしたら、何と、"ePub" フォーマットのように "PDF file" をサブシステムとして組み込むことはできないことが分かったのである......。

 あれこれと思案したが仕方なく、結局は、"ePub" フォーマットによる電子書籍制作方式に目を向け直したのである。まあ、"ツール" というものは、使用目的に応じて適時選択すべきものだと改めて知らされたというわけなのだ。
 そんな経緯で、"ePub" フォーマットによって "リメイク" したのが下記掲載の画像が示すとおりの "教材" なのである。もちろん、"PDF file" をサブシステムとして組み込むこと が叶い、複数ページ間の移動も可能である( ◆参照 下記掲載画像(7)、(8) PDF のPDF のページ表示 )。
 また、"ePub" フォーマットでは "Audio/Video" の "埋め込み(組み込み)" も可能である( ◆参照 下記掲載画像(6)Audio 再生/PDF Open の各ページ )。さらに、"ePub" フォーマットであれば、iPad で調整されたページ・レイアウトは、iPhone,iPod touch でもほぼまともに表示可能である。

 ところで、なぜ今この "教材" の "リメイク" なのかの講釈(?)については、後日機会を改めて述べる予定。今回は、"ePub 電子書籍" の編集作業面にだけ目を向け、先ずは "ePub" フォーマットは "不滅" です! とだけ言っておきたいと思う。
 誰もが過去に頻繁に利用して来たはずの "PDF file" を、サブシステムとして組み込み、使い勝手も良いかたちで閲覧してもらえる "ePub" フォーマットは、電子書籍制作方式としては相変わらず頼りになると再認識させられたわけだ。
 もちろん、"ePub" フォーマットでは "Audio/Video" などの "埋め込み(組み込み)" も何ら問題なく遂行できるため、電子書籍・電子教科書の制作に当たってはほぼ万能だと思われる。
 但し、iPad(iPhone,iPod touch)向けのレイアウト調整(とりわけ "縦置き←→横置き" 表示の共通化! など)では相変わらず苦労させられることになるのではあるが......。

 "情報過多の現代" において、もはや "検索" サービスは不可欠となっている。
 しかし、その一方で、<えっ、こういう情報が欲しかったわけではないのに>(下記引用サイト記事:「ほしいモノは「ソーシャル・キュレーション」で探せ、米で急拡大 ネットのアルゴリズム検索はもう古い?」/日本経済新聞/2012.04.19 )という "もどかしさ" に見舞われるのも実情......。

 そうした現状だから、"ソーシャル・サーチ" というアプローチが関心を集めているわけである。このブログでも以下のように注目したことがある。

<<⑤ ソーシャル・サーチ(検索)の進歩>についてだが、"ソーシャルメディア" を活性化させた原因でもある "情報過多の現代" にあっては、"情報検索" 自体が困難を極めるわけであり、最悪の場合には、何をどう検索すれば自身の関心情報に辿り着けるのかを思い煩うことにもなりかねない。
 この困惑を、"ソーシャルメディア" に蓄積された人々の同種の情報(ex.知恵袋、質疑問答etc.)を還元することで救おうとするのが、"ソーシャル・サーチ(検索)" の考え方かと思われる。>
Socialメディア来年の動向:Social-コマースの成長! Social-サーチ(検索)の進化!( 当誌 2011.11.29 )

 今回、取り上げる下記引用サイト記事は、こうした流れの好例だと思われる。"ソーシャル系サービス" の "「ピンタレスト(Pinterest)」" と "「Snip.it(スニップ・イット)」" である。
 今後、こうしたサービスや "ソーシャルメディア" を活用した "検索" が人気を集めそうな気配である。

  ◆参照 「Pinterest Guide Pinterestを楽しむための情報サイト『ピンタレストガイド』」

 iPad,iPhone などのモバイル・デバイスの良さは "いつでも、どこでも" 利用できる点であることはいまさら言うまでもない。
 ただ、気を付けなければいけないのは "水" だ。ところが、お風呂場で入浴時に利用したいと望むユーザーは少なくない。かく言う自分も、入浴時に iPod touch をよく利用している。湯に浸かっているとどういうものか、ふと、思い浮かぶこと、アイディアが浮かぶことがままあるからだ。
 一頃は、ビニール袋で手製の "防水ケース" を設えて、危なっかしく使っていた。が今では、市販の防水ケース( "Acase シースルー 防水ケース" ※ これはお勧め!)を愛用している。

 さすがに、iPad をまでお風呂場に持ち込むことは考えなかったが、意外とそうしたニーズや要望も "あり" のようだ。
 下記引用サイト記事:iPadを防水に--ソフトバンクBB、厚さ11mmの薄型「防水ケース for iPad(3rd/2nd)」/CNET Japan/2012.04.19 は、そうしたユーザー向け商品が "イケル!" と読んだかのようである。
 ただ、同新製品は<for iPad(3rd/2nd)>だということなので、"初代 iPad" 向けのモノはどうなっているのかが気になった。複数の商品があるようである。使ってはいないので "何にも言えネェ" の類ではあるが、どうも "iPadの防水" にも少なくないニーズや要望がありそうな点を了解した。

 取り立ててのことでもなさそうだが、引用記事と併せて掲載しておくことにした。

 "巨大地震とその被害の想定" は、言うまでもなく "予測、想定" である。また、"いつ?" については予測不可能とされている。
 ただし、その "蓋然性(がいぜんせい。起こる可能性)" の高さを否定することは無謀過ぎる。またその被害を想定する時、都内の住居環境が、あの "関東大震災"( 1923年、マグニチュード7.9、「死者・行方不明 10万5千余」 c.f.関東大震災/ウィキペディア )以降、完璧にに改善されたとは聞こえてこない。

  ◆参照  「首都直下地震:「被害最大」想定の大田区 道狭く住宅密集」/毎日jp/2012.04.18

 したがって、もし首都圏を襲う大規模地震が、"マグニチュード 7~8" 級のものであったなら、再び "関東大震災" ほどの悲惨さに見舞われるであろう "蓋然性" もまた高いと考えざるを得ない。
 下記引用サイト記事:「首都直下地震 最大震度7を想定」/NHK NEWS WEB/2012.04.18 の文面は、まさにリアリティをもって警鐘を鳴らしている。
 今、都民の最大の関心事は、遠い "南国の果て" にあると言うよりも、生活の足元の危険に! あると思われるのだが......。

 経済状況が低迷している昨今、どのような業界であっても "就職" することは難しく、いわば "買い手市場" 一色に染まっていそうだ。"IT業界" とて例外ではない。
 と思いきや、"IT Specialist" たちの "売り手市場" という話題がないわけではない。と言っても、別に "超・Specialist" ランク向けの話でもない......。
 下記引用サイト記事:「IT業界ではこんな人材が引く手あまた--売り手市場の10職種」/CNET Japan/2012.04.17 という話題である。

 読み進んでみると、ナルホドなぁ......、という感慨を禁じえない心境とさせられる。
 "IT Specialist" の "売り手市場" は、即ち"IT 企業" 側での "人材採用難" と表裏一体となっているわけだが、その "人材採用難" の足元には、結構、"重く悩ましい問題" が横たわっているのだ。
 その "重く悩ましい問題" とは、簡単に言えば "IT Specialist" でありながら、"IT Specialist" を超えた能力をも併せ持つ者を探す、という課題である。つまり、<一般的なIT職では獲得できないようなスキル>を持った "IT Specialist" を探すという "難問" なのである。
 これを裏返して言えば、今日の "IT Specialist" にとっての "就職への突破口" がここにある、ということにもなる。
 下記引用記事では、個々の職種でのそれぞれに個別の事情も見受けられるが、概ね、この種の "重く悩ましい問題" に帰着していると思われた。

 そう了解した時、 "十年、二十年昔と、少しも変っていない!" という思いが立ち上がってきたものだ。いや、この種の問題は一過性の原因によるのではなくて、"構造的" とも言える必然性の尾を引いている......、と。
 実を言うと、自分は長年この問題、つまり "IT Specialist" にとっての "周辺的なプラスα能力/スキル" というテーマに拘り続けてきたという経緯がある。―― 余談ではあるが、これに関係する "handmade 教材コンテンツ"(for iPad)を後日披露するつもりでいるが ――
 そんなことで、米国の IT 分野の事情(日本でも事情は全く同一!)紹介でありながら、実に興味深く下記引用サイト記事を読むこととなった。

 今日では "知識や教材" は、その気がありさえすれば "溢れ返って" いる! したがって学習する者にとってむしろ問題なのは、それらをどう "取捨選択" して "より効果的なアプローチ" をするかとなっているはずだ。
 また教育側としても、そうしたアプローチを可能とするようなカリキュラム(コース)をどう構成するかであるに違いない。
 現代のような "情報過多" 環境における学習・教育の基本的課題はそんなところに潜んでいるはずだと思われる。

  "溢れ返って" いる!というのは、書籍・マスメディア・インターネットなどに限らず "Social" メディア上の知識・情報も含まれる時代だということだ。YouTubeなどが好例であろう。
 しかし、今やその質量は手に余るほどに膨れ上がってるのが悩ましい点! そこで注目されているのが、いわゆる "キュレーション"(編集)の視点だと言える。簡単に言えば、"交通整理" であり、"お見立て" である。まあ、"信頼し得る" という条件付ではあるが。

  ◆参照 情報過多の時代の鍵"キュレーション"で問われるのは"メタ鍵"としての編集能力!( 当誌 2011.09.01 )"キュレーション"への佐々木俊尚氏の熱い眼差し!"編集" に関する松岡正剛氏!( 当誌 2011.09.02 )

 教育側にとってもう一つ悩ましい問題は、学習ニーズの多様化や急速に変化する時代環境が、"教材制作" に時間的ゆとりを与えていない! という実情ではないかと思われる。より "スピーディーな対応" が求められているというわけだ。

 こうした現代特有のシビァな課題に応えるかたちで、<YouTubeなど既存の教材から学習コースを組み立てる>というアイディアを実践しているのが、今回の下記引用サイト記事:「YouTubeなど既存の教材から学習コースを組み立てるCourse Heroに一流投資家たちが殺到」/TechCrunch/2012.04.13 である。
 思わず "お見事!" とガッテンしてしまうほどに優れた発想の "スタート・アップ(新ビジネス)" だと感心させられた。

 "電子書籍" はどう読まれていくのか、という関心事に対する "一つの典型" が提示されたような感触である。
 "重厚感" ある "紙書籍" に対して、"電子書籍" が秘めた "機能性・即応性" を存分に発揮したスタイル、ポップな "Web コンテンツ" に限りなく接近したようなスタイルだと言えそうか......。

 これを報じているのは、「米電子書籍に「廉価版」 1冊1ドル、数時間で読破」/日本経済新聞/2012.04.15だ。


電子書籍の普及が進む米国で、数時間で読めるオリジナル電子書籍「イーシングル」が台頭している。価格は1冊=1ドル弱からで、通常の電子書籍(10ドル前後)より格段に安い。手軽で安い新書の登場がハードカバーの単行本を脅かした出版業界の歴史が、デジタル出版革命の進行とともに電子書籍の世界で繰り返されようとしている。

 Amazon の Android タブレット「Kindle Fire」がリリースされ半年が経過する。

  ◆参考 Amazon Kindle Fireの実機レビュー (1/2)/電子書籍情報が満載 eBook USER/2011.11.29

 この "Kindle Fire" に魅力を感じつつも、今一つ、実感が伴いにくかったのは、このタブレットがいつ日本国内で購入可能となり、また国内の書籍コンテンツがいつ読めるようになるかが不明だったからだろう。

 下記引用サイト記事:Amazon、「Kindle」年内にも日本参入へ/ネットベンチャーニュース/2012.04.15 によれば、<同社のタブレット端末「Kindle」をもちいた電子書籍事業全般を、日本国内でも今年中には開始する>とのことだ。
 同記事では<タブレット端末「Kindle」>とあって、"Kindle Fire" も含まれるのかどうかが定かではないが、ついでに日本国内での "タブレット販売" についても展開されることを期待したいものだ。( "新・Kindle Fire" の発表情報もある?!)

  ◆参考 新しいKindle Fire製造中!来月の日本上陸と同時発表も?/ガジェット速報/2012.03.26

 "トロイの木馬" 型などの "マルウェア" が相変わらず猛威を振るっているようだ。
 つい最近も、Android 向け人気ゲームの海賊版にマルウェアが仕込まれていた( Android向け「Angry Birds Space」にマルウェアを仕込んだ海賊版出現/ITmedia エンタープライズ/2012.04.13 )との発表もあった。
 知らぬ間に、自分のPCやデバイスが攻撃者の管理下に置かれ "ボットネット" に加担させられたりするという "マルウェア" だ。"敵" が巧妙なら、こちらは賢く対処しなければならない。

 今ひとつ大きな話題となったのが、Apple の "Mac OS X" コンピュータを標的とした "トロイの木馬" 型の "マルウェア" の "Flashback" である。世界中で "60万台" 以上の "Mac" が感染しているとの推測もなされた。

 "Flashback" は、Java の脆弱性につけ込んで感染するようで、"Flash プレーヤー" のインストーラーに見せかけて自身をインストールさせ、個人情報を盗むことから命名された "トロイの木馬" 型の "マルウェア" だ。
 この "攻撃" に対して、Apple がこの"Flashback" を削除するツールをリリースしたというのが、下記引用サイト記事:AppleがMacのFlashback Trojanマルウェアを削除するツールをリリース/TechCrunch JAPAN/2012.04.14 である。
 要するに、<今回の新しい削除ツールは、OS Xの一部のバージョン上ではJavaアプレットをデフォルトで排除し、そのMacがFlashback Trojanに感染していたら削除する>というものだ。

 対応する "Mac OS X" については、<もっぱらOS X Lion用>とされているため、注意を要する。
 他の "Mac OS X" の場合は、下記サイト情報が参考となる。

  ◆参考 Mac OS X マルウェア「Flashback」の無料駆除ツール、F-Secure が公開/japan.internet.com/2012.04.13

 いずれにしても、"Mac OS X" ユーザーは、対応に急を要する。

 相変わらず "地震" が多くて不安が絶えない昨今だ。
 そんな中で、先日紹介した iPhone アプリの "ゆれくるコール" (無料) が頼もしいと実感している。

ゆれくるコール

価格:無料(2012年3月21日現在)

 緊急地震速報システムを搭載したアプリ。震度に応じてアラームが鳴り響き、地震に関する情報をプッシュ通知してくれる。地域、震度の設定も可能なので日本全国で使用可能。
iPhone ユーザーなら必携アプリか!? "災害時に備えるためのiPhoneアプリ10選"!( 当誌 2012.03.29 )


 インストール直後は、うんともすんとも言わずおかしいと思いながらもそのままにしていた。実は、基本的な "設定" をしていなかったからだ。

 然るべく "設定" をしたところ、実に "饒舌(?)" に "プッシュ通知" してくれるのだ。

 NHKサイン音の「チャランポラン、チャランポラン」(?)という"緊急地震速報" 音とともに、"オフ" となっている iPod が立ち上がり、下記掲載画面のような緊急地震速報を表示するのである。

 <震度2がおよそ47秒後>といった速報が随時更新されつつ表示されるのは、"吉報" ではないにもかかわらず、妙に頼もしく思われ、 "そうか、そうか" と頷いたり......。
 こうした "頼もしさ" を感じるためには、下記掲載画面の "(4) 設定/通知される震度" ほかの "設定" をしておかなくてはいけない。
 また、<通知震度>を、<全て>としておくと、テストにはなるが、やや "うるさい" はずだ。

 また、 "何秒後に......" という部分が "予測" されるために、自分の "現在地" も設定しておかなければならない。

 
NoteBookCase
for iPad2 KYBTINCA
 初代のiPadには対応していないので自分の場合は使えないが、下記引用サイト記事:iPadをMacBookに変身させるキーボード・ケース/WIRED JAPANESE EDITON - CULTURE/2012.04.11 が紹介するこの "キーボード付ケース":"NoteBook Case for iPad" は、ちょっと関心を引く商品かと思えた。

 iPad のようなタブレットは、閲覧には快適だが、いざ文字入力となると途端に煩わしくなるものだ。ソフトキーボードではなくて、やはり外付けキーボードが欲しくなる。悩んだ時期もあったが、結局は、"Bluetooth" 接続のキーボードを使うことにしている。

 こうした使い勝手における機能面の不足を補う外付けキーボードならば、既に各種出揃っているかと思う。  ただ、この商品は、"Mac" ファンにありがちな "デザイン志向" の面に着眼している点が注目に値する。

Apple社の美しいデザインをここまで念入りに模倣したiOS機器用ケース>に出会うことはほとんどなかった、という点である。また、次のように機能面でも遜色はなさそうである。

iPadを『MacBook Pro』のように変身させるこのケースは、つや消しアルミニウムのような外観[材料はプラスチック]と、黒いチクレット・キーボードを備えている。USBポートとミニUSBポートのほか、iPadの充電にも使えるリチウムポリマー・バッテリーも備えている。


 ところで、下記記事でも、この商品に関して "模倣" と "訴訟" とが言及されているが、"logo 覗き窓(?)" に関する以下の文面が実に可笑しく思えた。( 参照、上の画像 )

このNoteBook Case for iPadのメーカーは、Apple風デザインをこれほどまでに模倣したとして、Apple社の法務担当者から販売停止を求める文書を受け取ることになるのだろうか? メーカーはそういった問題を回避するため、カバーの一部を透かしにして、iPadのAppleロゴが見えるようにしている。

 PCやノートPCの "不調・故障" であれば、ちょっと器用なユーザーであれば自前で "修理" することも可能だ。
 しかし、"クローズドな製品" である "iOS 製品(iPhone・iPad・iPod)" などとなると、手が出しにくい。どうしても "メーカー修理" に頼らざるを得ない。
 しかし、どのようなサポート・サービスがあるのか、一般的にはあまり認識していない場合が多い。
 "iOS 製品(iPhone・iPad・iPod)" などの場合、<アップル正規サービスプロバイダ、Apple Premium Reseller>がその担い手となっているようだ。(◆参照 下記【 引用記事 2 】)

 このほど、この<アップル正規サービスプロバイダ>に、"カメラのキタムラ" が加わったという。(◆参照 下記【 引用記事 1 】:カメラのキタムラ、Apple Japanと正規サービスプロバイダ契約し、Apple製品の修理サービスを開始/Macお宝鑑定団Blog[羅針盤]/2012.04.10
 "カメラのキタムラ" と言えば、街中でよく見かけるチェーン店舗であり、そんな店舗が

店頭での即日修理を基本とし、その他の製品についても、店頭での検証を行い、数日内での速やかな修理対応を行なう

というのであれば、増え続ける "iOS 製品(iPhone・iPad・iPod)" ユーザーにとっては安心材料となりそうだ。

 それはそうなのだが、このご時世は、"修理" サービス自体が "魅力(?)" を失いかけてもいそうである。つまり、コストパフォーマンスを考慮すると、"修理" よりも "買い替え" の方が気が利いていたりするからだ。
 これは、上述店舗の問題というよりもアップル自体の問題に違いないが、"iOS 製品(iPhone・iPad・iPod)" の "修理" サービスについても、十分に "時代環境" を反映して、ユーザー側の "負担費用" は小さくないようだ。以下がそれを示している......。

 "Windows XP" は、早10年使い続けていることになる。"XP" は、もはや "Windows" の代名詞となるほどの馴染まれ方だ。
 後継の "Windows Vista" が冴えなかったことや、ポストPCのスマホやタブレットが人気を横取り(?)したこともあってか、"Windows XP" が "Windows" の "定番" 的ステイタスとなったのかもしれない。
 しかも、"Windows XP" は、使い慣れているということもあろうが、さほどの問題を感じさせない "安定 OS" だと思っている。
 "Windows XP" のサポートは、"2014年4月8日まで" あと2年だというが、多分、自分の場合はその後もこの旧友と付き合っていくことになるだろう。

 現に、最新の調査結果(2011.12.13)でも、<Windows XPはまだ最も使用されたオペレーティング・システム( 55か国 あるいは 44% )です。......中国では、シェア 74.02% ......>とある。(◆参照 下記【 引用記事 2 】:「The state of Microsoft Windows in 2011 - Win 7 and XP battle for domination」/pingdom/2011.12.13
 そんな中では、<これらの数を見ると、私たちは、Windows XPの死の宣言が時期尚早であると安全に言うことができます。>というのは大いに頷ける。あと2年後の話だとしてもだ。

 片や、Microsoft としては、こうした推移を歓迎できないであろうことは容易に推測できる。10年前にリリースした OS のサポートを引き摺っていても、一向に収益にはつながらないからだ。しかも、新 OS である "Windows 8" の売れ行きを損なう可能性も懸念される......。
 Microsoft が、できるだけ速やかに 現行の "Windows XP" ユーザーが "立ち退く(?)" ことを期待したとしても不思議ではなさそうだ。
 そこで、意味があるのかどうかは別として、<Windows XPのサポートはあと2年―「そろそろアップデートを」>と、Microsoft は "Windows XP" ユーザーに呼び掛けている......、というのが以下の【 引用記事 1 】:Windows XPのサポートはあと2年―「そろそろアップデートを」とMicrosoft/TechCrunch/2012.04.10 なのだ......。

 "音声入力ソフト"( 自分の場合は DragonSpeech 7.0 )を活用した "口述筆記(ディクテーション)" に一時凝ったことがある。今でも思い出したように使うこともある。自分側と、ソフト側とが共に "ラーニング!" を積み重ねれば、まずまず使えるようになるのだが、キーボード入力の方がやはり容易いのでいつの間にか離れている......。

◆参照 君は話しはうまいが、文章を書く段になるとどうして小難しくなるんだ?( 当誌 2009.11.25 )

 そんな折、もともと関心があった「音声認識......」という文字が目に飛び込んできた。下記引用サイト記事:音声認識で声をテキストに変換できるアプリ--「音声認識メール クラウド」/CNET Japan/2012.04.09 であった。

 "音声入力ソフト" では、相応に "苦労と努力(?)" を経てきただけに、え~? スマホのレベルでそんなことができるの? という疑問が先立った。
 と言うのも、"音声入力 → テキスト変換" 処理というものは、"音声辞書データ" の "DB" を含めて、ソフト的には、結構、"重装備" となるはずだからである......。
 が、よく読んでみると、<クラウド上で音声を解析 ...... 処理をクラウドに任せることにより、より正確で速い変換を可能にしている。>とあったからナルホドとガッテンした。

 まあ、最近の話題でもある人工知能の "音声入力ソフト" である "Siri" にしても、"クラウド"(クライアント - サーバ型?)援用らしいから、スマホ単体機能ということでないならば可能だということにになるわけか......。
 まだ "活用前" なので "何にもいえねぇ" わけだけど、もともと "音声入力ソフト" はビミョーなソフトであるため、<無理してすべてを音声で入力しようとするのではなく音声入力と手入力とを合わせて使用>というスタンスで臨むならば便利に使えるのかもしれない......。

 タブレットの iPad は、"Wi-Fi" 接続で使っているユーザーが多いと聞く。自分もそのひとりであり、快適に初代の iPad を "Wi-Fi" 接続のスタイルで利用している。
 ところが、新「iPad」はリリース直後から、"4G(LTE)" 接続は速いのに対して、"Wi-Fi" 接続が種々のかたちでモタツクとの声が上がっていた。(◆参照 【 引用記事 2 】)
 かつて "iPhone" の "内部アンテナ" の "位置" の問題などによって通信状態が問題視されたことがあったかと思う。あの時も、利用者たちは随分とストレスを感じたかと思うが、今回の新「iPad」での "Wi-Fi" 接続不調の問題もまた利用者たちに気を揉ませているのではなかろうか。

 どうやら、アップル側もこの問題を視野に入れざるを得ず、"調査" に乗り出した模様である。
 下記引用サイト記事(【 引用記事 1 】):アップル、新「iPad」のWi-Fi接続問題を調査中/CNET Japan/2012.04.06 によれば、

Appleが新しい「iPad」が抱えるWi-Fi接続の問題を調査中である ...... 問題が話題になったのは今回が初めてではないが、これを認めるAppleの文書が公になったのはこれが初めて

とのことだ。

 いずれ何らかの "対応措置" が講じられることにはなるのであろうが、iPad は "Wi-Fi" 接続の利用者が少なくないだけに、スピーディな対応が望まれるところだ。

 "電子教科書" 制作ツールとの触れ込みの、米Apple 提供の "iBooks Author" の使い勝手は上々である。
 何も、"iBooks Author" は、"電子教科書" 制作に限ったツールではない。むしろ、読者への少なからぬ支援を必要とする "教科書" でさえ作れるのだという意味で受けとめている。
 そして、自分はと言えば、使い勝手の感触がスマートで気に入っているため、自分本位に活用用途を広げようとしている。自作小説の二点目(『かもめたちの行方』)をも、"iBooks Author" で編集してみたり......。
 とにかく、"WYSIWYG"( "What You See Is What You Get"、「見たものが、手に入るもの」)方式が徹底されているので、制作プロセスでストレスを感じることが少ない。
 確かに、制作者の詳細な意向を叶えるため、細々としたルールがあるにはある。だが、それらも "ナルホド" と呑み込むならば、却って、気が効いているという感触さえ生まれる。

 さて、"iBooks Author" は、"出力=書き出し" ファイルとしては、"ePub" とは幾分異なる独特なフォーマットである "~.iBooks"(拡張子が .iBooks )がもちろんメインとなる。
 ただ、これ以外にも "~.pdf" ファイルを書き出すところが面白い。(加えて、"~.txt" ファイルもあるがこれは余り意味が見いだせない。)ちなみに、"iBooks Author" では、"~.pdf" ファイルを "読み込み" ファイルとして扱うことも可能。
 そこで、この「"~.pdf" ファイル書き出し」の "意味" に関心を向けてみた。

 "7notes" や "7notes mini (J) for iPhone" といった文字の手書きとその変換をするアプリ、それはそれで便利ではある。

  ◆参照 <iPad向け手書きノートアプリ「7notes」>/"iPad"は先行する"アプリ"が勝負所?( 当誌 2011.05.23 )
  ◆参照 "シンプル&スピーディー"の大原則に立ち返った"7notes mini (J) for iPhone"!( 当誌 2011.06.13 )

 だが、いわゆる "メモ(覚え書き)" にあっては、とにかくスピードが求められる。しかも、簡単な "図(図示、図解)" が伴いがちでもある。
 そんな場合に効果的なアプリがないものかと思っていたら、次のような "SketchTime"(for iOS) というアプリがあった。


 実は、下記引用サイト記事:描いた順番で再生する機能も--iOS向け手書きメモアプリ「SketchTime」/CNET Japan/2012.04.06 に教えられた。
 <文字や絵を手書きできるアプリだ。画面を拡大したり縮小表示したりできるため、細かい描写も可能だ。ペンはノーマルなペンとマーカーの2種類。色は20色と少ないため高度なペイントアプリに比べると物足りないが、iPhoneで手で自由に描画できるアプリは少ないため、貴重な存在と言える。iPhoneとiPadの両方で使えるユニバーサルアプリだ。 > というわけである。

  "メモ" への衝動には、<テキストを入力するよりも、サッと(図で)描いた方が早い場面>が多くあるもので、特に "アイデア帳" の類として使う分には大いに期待できそうである。


photo credit: ~jjjohn~ via photopin cc

 何でもないことのようだが、ブログ・ページ上に気の利いた "Photo" が掲載されていると、感じがいい。たとえ記事本文が拙くともでも、それを補ってもらえるかもしれない。しかも、"フリー" の "Photo" を "作法" どおりに "クレジット表記" を施して掲載していれば安心できるというもの。
 そこでお知らせしたいのが、下記引用サイト記事:ブロガー向けの写真素材を検索できる「PHOTO PIN」(百式管理人)/japan.internet.com/2012.04.04 で紹介されているPHOTO PIN というサイトだ。

 使い勝手は、まあ、サイトへ行けば分かるはずだが、念のために、"Photo 入手と作法の手順" をこのページの後半でまとめておいた。

 ブロガー向けの写真素材を検索できる「PHOTO PIN     (百式管理人)

よくあるサイトではあるが、シンプルで使いやすかったのでご紹介。
「PHOTO PIN」は、ブロガー向けの写真素材検索サイトだ。まぁ、やっていることは Creative Commons で配布されている素材を横断検索できるだけなのだが。
ただ、写真のクレジットをつけるためのコードが取得できたりして使いやすいのが特徴だ(クレジット表記を探すのが面倒なときもよくあるので)。
少し使ってみたところ、インターフェイスも綺麗だし、コンテンツも申し分ないようなので、ブロガーなどは一度使ってみるといいのではないだろうか。

サイト名:PHOTO PIN
http://photopin.com/

ブロガー向けの写真素材を検索できる「PHOTO PIN」(百式管理人)/japan.internet.com/2012.04.04


 この時期、各企業では新入社員を迎える入社式が実施されている。
 そんな光景をニュースなどで見ていると、例年にない妙な感慨に襲われる。一方では、未だ就職できないでいる者たちも多いとかだし、また『せっかく入社しても、"2人に1人以下" しか継続しないんだ......』と。つい先日、政府が発表した推計のことだ。

 今回は、この辺の事情を下記引用サイト:「日本でも若者の失業が深刻な社会問題になる」/nikkei BPnet〈日経BPネット〉/2012.04.02 に沿って見つめることにした。

 それにしても、若年世代の就業状況や失業という事態が気になる。特に、"若年失業率" という指標は、ただでさえ危うい日本の将来の姿を照らし出すようだからだ。
 ところで、こうした問題を考える時、しばしば欧米との比較が引き合いに出されるものだ。そして、その比較からすれば、日本の "若年失業率" は欧米に比較すると "まだましな方" だと楽観視されている。

 <主要国の若年失業率は、フランスの22.8%を筆頭に、イギリスの18.9%、アメリカの17.6%、ドイツの11%と続く。日本はどうか。9.1%であり、欧米より低い数字だ。90%以上が仕事に就いているという結果になる

 となると、疑問が生じるのは、冒頭の政府発表の事実、 "2人に1人以下" しか安定就業していない( =大学および専門学校を卒業・中退した後に正社員などの安定した仕事に就いている人の割合は48%にとどまる )という事実との関係はどうなってるの? であろう。

 果たして "統計的数値" は正しく現実を反映しているのか、についてはこれまでにも「」が投げかけられてきたりもしてきた。下記記事では "ズバリ" とその "いい加減さ!" が次のように指摘されているから驚きだ。

 <日本では、調査期間である月末1週間のうち、1時間でも働けば就業者と見なされ、失業率は低めに出る。さらに、ハローワークへ仕事を探しにきた人だけを失業者としてカウントして失業率を算出することが大きく効いている。仕事探しをあきらめた人やハローワークに行くのが面倒くさいと考える人は失業者とみなされない。......

 そして、率直な疑問が投げかけられている。

 <「日本の若年失業率が9.1%」と言っても、その背後には膨大な数の「実質的な失業者」がいると推測される。もしそうした人たちも失業者としてカウントすれば、日本の若年層の失業率は欧州各国のそれと同等か、あるいはそれ以上になるかもしれない。>

 その結果、<「若年失業→晩婚・未婚→少子化→年金制度の破綻」という図式>が憂慮されるとともに、とにかく政府は、<若年層の失業実態とその影響をきちんと調べよ>となるわけだ。

 若年層に限らず "失業" の悪化状況については、決して "統計的数値" を飾る(?)ことなく、下駄を履かすことなく実態をリアルに凝視すべきだ。後になって "実は......" というような、国民を蚊帳の外に置くやり方にはもう懲り懲りなのである......。

 先日、ウェブ上での "アンケート" に関して、米Google が以下のような動きを始めたとの記事を目にした。あの "Google AdSense" 方式を "アンケート" にも広げたというわけだ。

< 米Googleは29日、既存広告と異なる、コンテンツサイト収益化の新たな方法「Google Consumer Surveys」を発表した。
 例えば、インターネット利用者は、Googleが配信する簡単なマーケティング調査アンケートに回答することで、そのサイトの有料コンテンツを閲覧できるようになる。一方、コンテンツサイトにとっては、自社サイトにアンケートを表示することで、Google AdSenseと同じような仕方で収益を受け取れる。......>
「米Google、ウェブサイト収益化の新方法「Consumer Survey」を発表 アンケート回答で有料コンテンツを閲覧可能に」/INTERNET Watch/2012.03.30

 そんな矢先、ウェブ上での "アンケート" に関して、ちょいと "風変り" な記事に遭遇した。下記引用サイト記事:全680問のアンケートに答えると3万円分の「V プリカ」を進呈 -- ライフカードがキャンペーン/japan.internet.com/2012.04.02 がそれだ......。
 "アンケート" は「景品表示法」の規制を受けないため "謝礼" の額に制限はなさそうであるが、この世知辛い時代での "3万円分の「V プリカ」を進呈" というのは、やはり気持ちが揺さぶられる......。

 確かに最近は、"テレビやラジオ" が "Twitter・Facebook" などの SNS と連携する動きが目立つようになってきた。
 ラジオなどでも、かねてより "Fax" や "ネット(ホームページ&メール)" を介したかたちでの聴取者参加型番組が好感を持たれていたようだ。"手紙投稿" といった格式高い(?)手段も廃れてはいないようではあるが......。
 SNS との連動型テレビ番組も、先ずは、その延長線上の動向だと考えて良さそうだ。想定され尽くした動きであり、特に新規性があるわけではない。
 だが、下記引用サイト記事:SNS と連動したテレビ・ラジオ番組が続々登場--SNS ユーザーの反応は?/japan.internet.com/2012.04.02 によれば、予想どおりと言うべきか、SNS ユーザーの反応は悪くなさそうである。

 視聴者の声を募り、情報交換も可能な SNS サイト(アカウントやコミュニティなど)と連動するテレビ番組については、15.3%が「見てみたいと思う」、40.3%が「どちらかといえば見てみたいと思う」とし、合計55.6%が興味を示した。一方、「どちらかといえば見たいと思わない」「見たいと思わない」の合計は14.4%に留まり、全体的に好意的に受け止めらていた。> という。

 <「普段のニュースでは取り上げてもらえないような、より自分が関心のある情報を手に入れたい」「テレビと SNS が連動することで、リアルタイムにいろいろな人の意見交換の場となってほしい」> などといった期待も多く寄せられているらしい。

 考えてみれば、従来、テレビ番組は "一方通行" でしかなく、視聴者は "受動性" のラクを享受する一方、自己主張の衝動は犠牲とせざるを得なかったはずだ。したがって、そうして鬱積していた視聴者が新しい試みに "好意的" な反応を返したとしても決して不思議ではない。
 ただ、"テレビ番組 = 受動性" という従来からの基本的色彩("長年の相貌")が、"SNS = 積極性" とまでは言えないにしても、ある種の "構え" が伴う SNS と、"連携" はともかくとして、どこまで "融合" して行けるのかは未知数であるような気がする......。

 次々に公表される巨大地震の "想定震度・津波" に関する破格の数値! 余りにも "想定外" の巨大な規模に対して、正直言って "茫然自失" の心境とさせられる。
 今回は、下記引用記事:南海トラフ」地震・津波の新想定/NHK NEWS WEB/2012.03.31 のとおり、「南海トラフ」に関するものだ。

<従来の国の想定の2倍近い680余りの市町村で震度6弱以上の激しい揺れが想定されているほか、四国などの23の市町村では、20メートル以上の巨大な津波が想定されています。>

とある。また、<なぜ津波想定は高くなったのか>については、<去年3月の巨大地震の最新の調査などに基づいて、津波発生についての考え方が大きく見直されたため>とされている。
 この結果、<高知県で30メートルを超える巨大な津波が予想>され、しかも、東日本大震災との違いは、大きな津波が早いところでは2分から3分で到達するという不気味な予想まで加わっている点であろうか。

 今はまさに "茫然自失" とならざるを得ないが、もし "想定された規模" で見舞われたならば、ほぼ確実に "国の存亡" に関わる事態と言うほかない。想定規模の地域差に関わらず、国を挙げての事前対策が早急に着手されなければならない......。

 "個人情報" のプロテクトは自力救済的に行わざるを得ない環境だ。
 不用意に "メールアドレス" を明かすと、"迷惑メール" が滝のごとく降り注いだり、"ウイルス仕込み" のメールが送り届けられたり......。
 ただ、ファイルのダウンロードやサイトへの登録時などでメールアドレス入力が必要なケースで、メールアドレスの流出が不安な場合もあるし、やむを得ずメールを受けなければならない場合もある。"一過性" のケースで、一時的にメールは受け取りたいが、かと言って、相手(サイト)にこちらの "メールアドレス" を知らせたくないような場合だ。
 そんな場合、"受信専用の使い捨てメールアドレス"( "捨てアド" )というようなものがあれば、心配無用となる。

 そうした機能を果たすサービス(iPhone無料アプリ)を紹介しているのが、下記引用サイト記事:最大24時間使える受信専用メールアドレスが取得できる「Melt Mail」/CNET Japan/2012.03.30 だ。

<使い方は簡単で、アプリを起動すると表示されるフォームに「転送先メールアドレス」を入力した後、メールアドレスの有効期間を「3h」「6h」「12h」「24h」の4つから選択する。>

 「転送先メールアドレス」とは、本来の自分の "メールアドレス" であり、もちろん "送信側" には開示されることはなく、"使い捨てメールアドレス" に届いたメールが、ここに "転送" されるというわけだ。( このサービスに対して転送先のアドレスを開示 することだけはやむを得ないということになる......。 )
 また、<受信専用となっており、送信に使用することはできない>という仕組みとなっているため、このサービスが "犯罪行為" に "悪用" される心配もなさそうだと思われる。

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