yasuo hirose: 2012年6月 アーカイブ

 実際に推し進めてみると分かることだが、電子書籍の "セルフパブリッシング" というものは "気が長い話" である。
 自分が "思い入れ" をした分、どうしても贔屓目な結果を期待しがちなものだが、どっこい、人さまは無名の他人が書いたものなんぞに目もくれないものだ。まして、わずかな金額であっても "有償" となれば素っ気ない。

  ◆参照 電子書籍:3割近くが「無料なら買う」--読みたいのは小説/CNET Japan/2012.06.26

 そこで、"セルフパブリッシャー" にとって "必須科目" となるのが、"プロモーション"(一種のコミュニケーションであり、製品、サービスに対する意識や関心を高め、購買を促進するメッセージのこと)だということになる。

  ◆参照 "ePub 電子書籍"/セルフ・パブリッシング・ノベル 二作品!ダウンロード販売開始! [ Narration 付き ]/2012.06.26

 "セルフパブリッシャー" は、電子書籍の制作(技術)だけに奔走しているわけにはゆかない。成果物が読者の元に渡り、それによって自身の "再生産" 活動の糧に変わるまでのフル・プロセスを視野にいれなければならないわけだ。

 下記引用サイト記事:米国の個人作家「電子書籍のプロモーションは、出版社やAmazonにまかせず、ClickBankを使ったほうがマシ」/hon.jp DayWatch/2012.06.27 は、短い記事ではあるが、"セルフパブリッシング" を志す者にとっては切実に響くのではなかろうか。




















 やはり、PCなりモバイルなりのスクリーンを日がな一日見つめているライフスタイルは、自然じゃないなぁと思いつつも......。確かに、いわゆる "眼精疲労" なんだろうと自覚せざるを得ない感触が拭えない。

 TVを観る時は "部屋を暗くしないこと" とよく聞くが、どうも生半可に聞いて聞き流していそうだ。しかし、これなぞも大いに一理あるのかもしれない。
 暗い部屋だとそれだけで "瞳孔" が開きがちとなり、その分、TVなどの "光源からの光" を過剰にスルーさせることになりそうだからだ。

 そして、もし、その "光源からの光" に、"目の健康に良くない光" があった場合、目の網膜は少なからずの打撃を受ける......、と考えられそうだからである。
 そしてまた、今のわれわれは、TVよりもPCなりモバイルなりのスクリーンを、部屋や周辺の明るさを度外視しがちで見つめる生活に慣れ切ってもいる。結構、ヤバイことをしているのかもしれない。

 ところで、その "光源からの光" には、当然さまざまな波長の光が含まれているわけだが、"要注意" なのは "短波長の青色領域の光" なのだそうだ。

<「青色光」から目守れ――「青色光」 可視光線のうち、約380~495ナノメートルの短波長の青色領域の光。目の角膜や水晶体で吸収されないため、網膜に達し、視細胞を傷つける。急性網膜障害のほか、視力低下を引き起こす疾患「加齢黄斑変性」の原因になることがわかっている。約24時間周期の生体リズムにも影響を与えているとされる。......>( 『朝日新聞』2012.06.25 夕刊 )


 この "リスク" は最近注目されはじめているようだが、下記引用サイト記事:無知は罪:あなたの目を「青い有害習慣」が蝕んでいる/WIRED JAPANESE EDITON - SCIENCE/2012.06.27 も、この "リスク" への注意を呼び掛けるものとなっている。
 <スマートフォンやタブレット、あるいはLEDライトの急速な浸透により、昨今、「ブルーハザード(blue-light hazard)」=「青色可視光の危険性」が世間を騒がせつつある。放置しておけば、失明にもつながりかねないこの問題。>と注目されている。
 ただ、ザックリと言って、<ブルーライトの人体への影響はまだ研究段階>というのが実情のようだが、研究が進展した頃には "わが身の視力" が心もとないあり様となっていたのでは取り返しがつかない......。

 下記引用サイト記事:「アノニマス」が日本にサイバー攻撃か/NHK NEWS WEB/1012.06.26 によれば、<財務省裁判所などのインターネットのホームページに不正なアクセスがあったり、一時つながらなくなったりするトラブル>が相次いだという。
 一方、<国際的なハッカーグループの「アノニマス」を名乗るものが、インターネット上で、26日午後7時51分に日本の最高裁判所のホームページへの攻撃を始める内容の書き込みをし、午後8時47分には攻撃が完了した>との声明を出しているところから、この「アノニマス」による "サイバー攻撃" ではないかとの見方から調べが進められているとのこと。
 なお、同声明には、<先週、参議院本会議で可決・成立した改正著作権法>に対する "抗議" の内容が込められていたという。

 ところで、今、"サイバー攻撃" のターゲットは、<これまでの政府機関や大企業のデータを狙ったものから、インフラを狙ったもの>( 「インフラを狙うサイバー攻撃とは??」/NHK ONLINE - クローズアップ現代/1012.06.27 )へと向かうのかと懸念されている。

 私たちの生活を支えるさまざまなインフラを制御するコンピュータを攻撃するというもの。
 2010年には、イランの核施設がサイバー攻撃にさらされ、ウラン濃縮装置が破壊されたといいます。
 いま、サイバー攻撃は、これまでの政府機関や大企業のデータを狙ったものから、インフラを狙ったものが注目されています。
 インフラが攻撃されるとどのようなことが起こるのでしょうか?
 例えば、アメリカでは原子力発電所のシステムが緊急停止し大規模な停電が起こったり、鉄道会社の管理システムが乗っ取られ、列車のダイヤが乱れるということが起こっているというのです。
>(同上サイト)

 ※ 1012.06.28(木)午後7:30~7:58 NHK クローズアップ現代『サイバー攻撃の恐怖 狙われる日本のインフラ』放送予定 だとか......

 特に "新規性" のあるアプリでもなさそうだが、"簡単に使えるかたち" でのこういうものとなって登場するのがこのご時世......。

 散歩などをしていると、よく見かけたりするものだ。交通量の少ない道路の道端にクルマを停めて、おまけに足を窓から投げ出して昼寝をしているドライバー、"外回り" らしきクルマを。
 どうかすると、頻繁に同じクルマを見かけたりするから "常習者" だったりする。まあ、どこかで帳尻を合わせて言い訳しているのだろうけど、バレないようなさいよ、と老婆心が働いたりする......。

 が、下記引用サイト記事:Google Mapsで外回りの従業員を追跡:企業向けに新機能/WIRED JAPANESE EDITON - BUSINESS/2012.06.26 のような<GPS機能を利用>した "監視アプリ" を背負わされてしまうと、「おいおい、コイツ、妙なところで "フリーズ" しちゃってるぞ? 誰か、一発アラームを入れてやってくれ」なんぞということにもなりかねない......。

 何気なく便利なヤツだと思って気を許してきた "GPS機能" だが、あざとくも、いつの間にか "会社の回し者" として振舞うようになったという世知辛い話である......。
 そう言えば、"V.I.P." 警護のための GPS 追跡システムが、どーたらこーたらという話題が以前にあったことをふと思い起こした......。

 かねてより、ソフトウェア開発の業界では「ソフトウェア技術者35歳定年説」という不文律めいたものがささやかれてきた。もう20年以上も前からの話だ。
 その背景に、プログラミング能力などで年齢限界説が信じられていたことや、30代半ばを過ぎると "人件費" が "コスト高" となるという "経営サイドの懸念" などが控えていたからではないかと思う。どちらかと言えばこの "懸念" が大きかったようである......。

 現在、ソフトウェア開発業界は決して好況だとは言えない。いや、わが国に限らず、どの国でも向い風を受けての苦しい状態でさえありそうだ。

 ◆参照 「受託ソフト開発会社は、もう終わり!? 国内中心に事業展開する各社の業績は超低迷!」(当誌 2011.06.02

 こうした中で、"ソフトウェア開発者の年齢構成" にちょっとした変化が現れているという。
 調査結果では、<北米におけるソフトウェア開発者年齢の中央値が38歳にまで下がっていた>(下記引用サイト記事:北米のソフトウェア開発者、大幅に若返り/japan.internet.com/2012.06.25 )というのだ。
 4年前の<2008年時点の調査では、46歳だった>というから、<大幅に若返りを果たした>と了解できる。

 そして、この "若返り" の理由としては、<2008年以降に我々が経験した2つの状況>、つまり(1)モバイル時代の到来により、新しいデバイスとディストリビューションチャネルが生まれ、これが若い開発者を惹きつけたこと>、(2)景気後退により、長い経験を持つ開発者が退職したり、解雇されたりしたこと>が横たわっている、と説明されている。

 こうした現象は、時代環境からして当然の帰結なのであろうと納得させられるが、一抹の "懸念" もよぎる。
 それは、上記の「ソフトウェア技術者35歳定年説」でも否めなかった "懸念" でもあった。一言で言えば、"開発経験の活用と継承" という問題となる。

 ソフトウェア開発の成果が、技術者個人の能力に深く根差すことは言うまでもない。が、それは開発経験豊かな先行者からの教育が無くて良いということにはならないはずだ。たとえ、技術環境が次々と一新される時代環境であってもである。
 さらに、"開発組織=プロジェクト" の "マネージメント" という局面などでは、なおのこと "経験の蓄積" から学ぶところは大だと言わざるを得ない。
 ところが、もし、こうした側面が、"ソフトウェア開発者の年齢構成" の "若返り" によって機能しなくなるとするならば、業界の将来にとって決して好ましい傾向だとは言えないのではないか......。

 個人向け市場では広範囲の普及が進んでいる "iPhone/iPad" であるが、日本国内の場合、法人事業用としての普及は何かと滞っていると言われてきた。しかも海外における法人による導入と普及は進み、法人市場規模の拡大は進んでいるとのこと。
 業務アプリケーションの利用制約やシステム運用管理の問題など、アップルによる企業向けの技術支援が欠かせないのが実情だったからだそうだ。

 下記引用サイト記事:Phone・iPad業務利用へ70社連携 日立やNEC アプリ開発、アップルに技術・情報提供求める/日本経済新聞/2012.06.18 によると、そうした "ネック" の解消を目指し、<アップルに対し、業務用アプリの開発に必要な技術や情報の提供を求める>ことを推進する企業連携活動、<「iOSコンソーシアム」>が立ち上がることになったという。

 これまで個人向け市場での利用にばかり眼が向けられてきた経緯からすれば、やはり "新たな展開" が繰り広げられる模様だ。

 "電子書籍"(ePub,PDF etc.)を "フリーランス(freelance)" スタイルで制作している人は少なくない。制作プロセスにも種々伏兵が潜んでいるが、最終的な課題は何と言っても "販売方法" だろう。
 もちろんいろいろな方法がある。言うまでもなく最も一般的な方法は、"iBooksstore" や "Kindle Store" での販売であろう。また、いわゆる "デジタルコンテンツ・マーケット" のサイトを利用するという手もある。
 "こうした場" を利用することは一方でメリットはあるが、何と言っても "2~30%以上の手数料" が重荷となるはずだ。

 そこで辿り着くのが、"自分のWebページ" での販売ということになりそうだ。が、ここでも問題・課題はいろいろとある。
 問題・課題を主要なものに絞り込むと、

  (1)「支払い決済」(「クレジットカード決済」)の対処法!
  (2) 顧客側 "ダウンロード" 操作方法の最適化!

ではないかと考えられる。

 もちろん、"ダウンロード" という方法ではなく、"メディア( CD,DVD )" に書き込む形を採り、それを送付するという方法もあろうし、そうであれば「クレジットカード決済」ではなく "銀行振り込み" や "代引き" という選択肢もあるにはある。
 しかし、現状にあっては、これらは到底選べる方法ではなさそうだ。

 (1)「支払い決済」(「クレジットカード決済」)の対処法!については、いわゆる「クレジットカードの決済代行」業者がいろいろとあり、"決済手数料" さえ惜しまなければクリア可能だ。
 しかし、そうした業者との "期間契約" もまた、不透明な "売上" との関係で言えば、リスクなしというわけには行かないだろう。
 しかも、"ショッピングカート" や "ダウンロード操作方法" などの問題とシームレスでなければならないから苦労することになる。

 (2) 顧客側 "ダウンロード" 操作方法の最適化!については、とにかく可能な限り "イージー" であることを目指さなければならないはずだ。
 ユーザー側は、"iBookstore" や "Kindle Store" での "イージー" 操作を "当然視" しているわけだから、そこからかけ離れた "難しさ" では敬遠されてしまうからだ。
 また、この "顧客側 "ダウンロード" 操作方法" が、前記 (1)「支払い決済」の方法と上手く連動しなければならない点も重要な要素となる。

 こうした一連の課題に対して、相応の検討を加えて辿り着いた一つの方法について以下概説してみる。

 職場と "ソーシャルネット" との関係はいろいろな角度から議論されているが、職場で "文法ミス" が "まん延" していることを憂えるという記事についてははじめて出合った。
 しかし、よくよく考えてみれば "必然的な成り行き" だとも思えてくる。
 極めて限られた文字数によって綴られる文章もそうだが、"ソーシャルネット" とはいわば "仲間内空間" だ。したがって、"仲間内言語"( ex. スラング)が飛び交うし、それがむしろ言外での共感を形成したりする。
 また、あえてユニークな言い回しをしてみたり、それが奏功する場合もある。"誤解" を招くリスクなぞは埒がいとされる傾向が強いのかもしれない。(それが "問題" を引き起こすケースも少なくなさそうだが......。)

 要するに、"ソーシャルネット" 空間でのコミュニケーションと、"従来型世界" でのコミュニケーションは、かなり "異質" だと見なさざるを得ない。
 だから、"従来型世界" でのコミュニケーションを支えている "文法" の、その活かされ方に "差" が生じてきたとしても、"必然的な成り行き" ではないかと思えるわけだ。

 ただ厄介な問題は、"プライベート" 空間の延長と見なされがちな "ソーシャルネット" 空間と、"オフィシャル(公共的)" 空間との仕分けが曖昧となり、前者での "言語習慣" が意識されずに後者へと雪崩込みはじめたということであろう。その一つとして "問題視" されはじめているのが、<"まん延" する "文法ミス">という現象なのであろう。

 こうした現象をどう見るのかとなると、下記引用サイト記事:米国の職場にまん延する文法ミス メールやツイッターの多用が原因/THE WALLSTREET JOURNAL/2012.06.22 でも、見方が "二手に分かれている" ように難しい。
 "使い分ければいい" という安直な答えもあろう。ただ、社会の "social" 化がここまで来ると、もう一歩踏み込んで考える必要がありそうだとも思える......。

 ここしばらく、"マイクロソフト" という文字が何となくサイト記事を賑わしている印象を受けていた。大手企業の "キャンペーン" 的動向は、メディアを総動員するためか、こうして伝わってくる。
 今回の "ざわめき" の中心は、基本ソフトベンダーの同社が、ハードとしてのタブレット端末である「サーフェス」を製作し販売し始めるというものだ。
 ハードの製作・販売は、"Microsoft マウス" などの経緯があり決して無縁ではないとは言うものの、やはり大きな "ビジネスモデルの転換" であるに違いない。
 下記引用サイト記事:マイクロソフト新戦略の思惑/NHK NEWS WEB/2012.06.20 が伝えるとおり、<しかし、去年、スマートフォンの出荷台数が世界全体で初めてパソコンを抜き、パソコンからタブレット端末への移行も進むなど、パソコンを取り巻く環境は急激に変化>してきている。

 別な記事によれば、
<米国のインターネット人口のうちタブレットを所有しているのは31%(7410万人)で、2011年から12%増加したという。2013年までには、米国インターネット人口の47%(1億1740万人)がタブレットを所有するようになる>自社製タブレット「Surface」を発表したMS――その狙いと影響/CNET Japan/2012.06.21
とあり、「PC活用 → タブレット活用」という趨勢には急激なものがある。

 当然、PCを拠点としたビジネスモデルを展開してきた "マイクロソフト" が、どこかで時代の主流にマッチングして行かなければジリ貧となることは目に見えている。
 そこで打ち出された "巻き返し" の歴史的な戦略転換! それが、ハードとソフトの連携というコンセプトのもとに、「ウィンドウズ8」の販売に弾みをつけ、アップルに対抗するには、自社ブランドでのタブレット端末を開発する、というものとなった。

 どうなるのか、この行方は? 
 下記引用サイト記事のように、<マイクロソフト勝ち目はあるのでしょうか>と、疑問を抱く向きも少なくないに違いない。
 ただ、"勝ち目の有無" にかかわらず、余儀なく選択を迫られる場面に遭遇するのがビジネスだと言うべきなのかもしれない......。

 現状では、Web スクリプト技法の "HTML&CSS" を知らずともさほど苦労はしないのかもしれない。"Web ページの作成" に関しては、数多くの "自動変換" エディタが世に出ているからだ。
 そうしたものを活用して、いち早く "内容" で魅了するぞという戦術に出ることも一つの作戦ではあろう。

 自分の場合、そうした "Easy Come Easy Go" のツールを眼にはしていたものの、Web スクリプトくらいは "一から書き始めたい" という思いがあって、"HTML&CSS" 技法を独習してきた。
 未だに要領を得ない箇所が多々あるが、それでも "急がば回れ" のたとえどおり "正攻法" で臨んできてよかったと感じている。その一つが、"電子書籍" の定番である "ePub" フォーマットに取り組んでみて分かった。"HTML&CSS" 技法に慣れ親しんできたことが "ePub" フォーマットを使いこなす上で大いに役立ったからだ。

 別に、"ePub" フォーマットのことはさておいても、Web 環境に関わっていこうとするならば、大なり小なり "HTML&CSS" 技法は欠かせないし、おそらく今後も大前提となっていくものと思われる。どこかで一度はその習得にチャレンジしておいても損にはならない技法だろうと思う。
 ただ、この技法習得は "一種の外国語" 習得にも似ているところがあり、"字面" とにらめっこしていてもらちが明かない。PCを使ったトライ&エラーの積み重ねが決め手となりそうである。

 下記引用サイト記事:初心者がWeb上でHTMLとCSSの基礎を...結果を見ながら...学んでいくMozillaのThimbleサービス/TechCrunch/2012.06.19 での、"オンライン型のトレーニングツール" である "Thimble" は、まさに<初心者がWeb上でHTMLとCSSの基礎を...結果を見ながら...学んでいく>というサービスだ。
 決して、派手な趣きがあるあけではなく、"地味" な仕掛けではある。"Thimble" という名称からして、裁縫用具の "指ぬき" なのだから、コツコツと学んでくださいというメッセージが伝わってくるようだ。


 左側画面に、"タグ" によるスクリプトが例示され、これを "修正" すると、右側画面の表示にリアルタイムで "反映" されるという構成となっている。
 ブラウジングされない "コメント" を書く際に使われる "タグ" 「<!--」と「-->」で囲まれた部分に、結構丁寧な解説( English )が施されているので、English 共々良い学習となることこの上ない!

 最近は、"iPad/iPhone" をPC代わりに使って済ます人が増えてきた。
 そんな場合に、不便なことがいくつかあったが、その一つとして、"Zip" などの "圧縮ファイル" への対処という問題があった。
 たとえば、"iPad/iPhone" でのメール・チェック時に、メールの "添付ファイル" に "Zip 圧縮ファイル" が見つかった場合である。
 PCであれば、クリックしさえすれば、何がしかの "ファイル圧縮解凍" ソフト(あるいは、OS にバインドされたソフト)が、それらを解凍してくれるが、"iPad/iPhone" では "これは開けないファイルです" とかの表示とともに黙殺されていた。
 ところが、PCでの "Zip" ファイルの "圧縮解凍" で定番的位置を占めてきた "WinZip" が、"iPad/iPhone" 向け "無料 App" を今年の2月にリリースしている。(何を今頃になってと言われそう......)


 "ギリシャ再選挙" は、"最悪のシナリオ" を回避したものの、大方はこれを手放しで "ソフト・ランディング" だとして胸を撫で下ろしてはいないようだ。
 特に市場関係者たちは、ギリシャ、ユーロ圏が相変わらずの "綱渡り"( c.f. プロが"ナイアガラの滝で綱渡り成功"!世界中が"綱渡り"を余儀なくされたご時世で!( 当誌 2012.06.18 ) )状態であるとの観測を崩していない......。

 実際、"最悪のシナリオ" が回避されたのだから、もう少し華やかな(?)な "花火" が打ち上げられるかと思いきや、日経平均とてさほどの上げ幅ではなかった。( +151.70 )
 老婆心ながら、ここで "上げる" 以外にチャンスはほかにもうないよ、と言い添えたくもなるほどだ......。

 クールな(客観的な)市場反応を代表しているかに思えるのが、下記引用サイト記事:ギリシャ難題山積みで市場は慎重、ユーロ離脱シナリオ維持も/REUTERS/2012.06.18 である。

緊縮策支持派が勝利したが、難題は山積みで市場は依然として慎重ムード...... 新政権が欧州当局との「約束」通り財政緊縮や構造改革を進められるかは不透明で、ユーロ離脱の可能性は依然高い...... スペインの金融問題などギリシャ以外の欧州リスクに加えて、米経済指標が予想を軒並み下振れたことで、グローバル経済の先行き懸念が強まっており、欧州債務問題と世界景気悪化の「負の連鎖」が意識されている。

 <「負の連鎖」>というネガティブな言葉によって象徴されるのが現況のようである......。

 考えてみると、いや考えなくたって、世界中のみんながいわば "綱渡り" を余儀なくされたご時世である。ギリシャがそうだし、ユーロ全体、世界経済、日本の政治経済に自然災害可能性、そして最も当てはまるのが自分自身......と。

 で、すがりたいのは、"綱渡り" の "テクニック" 伝授以前に、心が折れる寸前になってもいそうな脆弱な姿勢への "(かつ)" の一声である。迷いを吹き払って「渡り切るべし!」という "" の一声こそが、何よりの励ましであるに違いない。

 下記引用サイト記事:ナイアガラの滝で綱渡り成功、「人々を勇気づけるため」/REUTERS/2012.06.17 が伝える "プロの快挙!" は、実にタイムリーに "人々を勇気づけた" ことだろうと思う。
 これと自分の "綱渡り" とは違う、なぞと能書きを言っているバヤイではなく、素直にプロのワレンダ氏から "勇気" を授かるに限る。
 この時代の "綱渡り" 人生を生き抜くためには、プロならではの "心の据わり方"、決してブレたり、揺らいだりしない姿勢こそが不可欠であることを知らされたような気がしている......。

 17日のギリシャ再選挙は、緊縮財政路線に反対する急進左派連合(SYRIZA)と緊縮策を支持する旧連立与党の新民主主義党(ND)の支持が伯仲する情勢で迎えつつある。
 そんな情勢下で、二、三の情報が飛び交った。
 <[ローマ 14日 ロイター] 14日序盤の欧州市場で、ギリシャの銀行株指数が20%超上昇している。6月17日のギリシャ再選挙で緊縮財政派が勝利し、新政権を樹立するとの観測が市場で出ていることが背景。>( ギリシャの銀行株が20%超上昇、再選挙で緊縮派勝利の観測/REUTERS/2012.06.14 )が一つ。そして、

世界の主要国政府や中央銀行は17日に行われるギリシャの再選挙結果を受けて市場が大混乱やパニックに陥った場合に備え、協調して流動性供給策を講じる準備を進めている。>( 主要国が流動性供給で協調行動へ、ギリシャ再選挙後の混乱に備え/REUTERS/2012.06.15 )との観測が市場に伝わり、15日の欧州株式市場が上昇する場面も現れた、というのが一つだ。

 果たしてこうした情報が17日以降のギリシャ情勢を客観的に読み解く有力な材料となるのかどうか......。
 一部に観測されているように、"緊縮策を支持する旧連立与党の新民主主義党(ND)" が勝利するのかもしれない。が、仮にそうなったとしても、"一時の" 欧州株式市場の上昇が花火のように打ち上げられた後には何が待っているのかということになる。"主要国の協調行動" は一体どこまでギリシャを支え切れるのか......。

 下記引用サイト記事:ギリシャはいずれユーロ圏離脱する=PIMCOのグロース氏/REUTERS/2012.06.16 は、この辺の懸念に対して実に "醒めた想定" をして憚らない。
 <「ギリシャがいずれユーロ圏を離脱することを想定している」とし、ユーロ圏離脱はギリシャソブリン債の「事実上のデフォルトだ」>と......。
 どうも、"17日のギリシャ再選挙" が、ユーロ圏の今後の行方を占うものと見なされている、そんな推移自体が、希望的観測に根差すものなのかもしれない......。

 モバイル・デバイスを使っていて気にならざるを得ないのは何と言っても "バッテリー残量" だろう。
 そして腹立たしいのは、"人知れず" 黙々と "消費電力" を "大食い" しているアプリが何食わぬ顔(?)をして居座っていることであるに違いない。

 こんなケースで大いに "助っ人" になってくれる "Free App" が登場した。下記引用サイト記事:「iOSとAndroidユーザーに必須―Caratはどのアプリを終了させるとバッテリー駆動時間がどれだけ伸びるか教えてくれる」/TechCrunch/2012.06.15 の "Carat" がそれだ。

 "Carat" は、<電力消費の上でバグがあったり大食いだったりするアプリの検出>に基づいて、<バッテリー駆動時間を長くするための提案>を示してくれる、といった頼もしい "助っ人" なのだ。
 なお、<この新しいモバイル・アプリにはiOS版とAndroid版がある。>(どちらも "Free" )ということなので、これからのモバイルのバッテリー管理には欠かせないアプリとなりそうだ......

 この17日の "ギリシャ再選挙" の行方を、世界の眼は "崖っぷち" の "ユーロ圏" を、"戦々恐々とした空気" の中で見守っている。
 "ギリシャ再選挙" の展開もさることながら、ギリシャの銀行からの預金引き出しが加速―1日8億ユーロ近く」/THE WALLSTREET JOURNAL/2012.06.14 )という報道や、ギリシャに止まらず「ムーディーズがスペインを3段階格下げ、銀行救済で財政悪化へ」/REUTERS/2012.06.14 といった報道まで飛び出し、 "ユーロ圏の財政破綻問題" は破綻寸前の様相を呈している。

 ところで、"世界の衆目を集めている" ユーロ圏は確かに "大変なこと" になっているのは間違いない。しかし、"世界の衆目" を集めていなければ、"大変なこと" ではない、という感覚は果たして正常なのだろうか......。
 つまり、ユーロ圏よりも<はるかに財政事情が悪い日本>( 下記引用サイト記事: 「欧州より日本の国債が心配だ」 フジマキ・ジャパン社長 藤巻健史氏/日本経済新聞/2012.06.14 )の問題のことなのである。

 こうした視点への共感は、以前にも大前研一氏の所論に触発されて書いたことがある。
 ◆参照 ギリシャ危機に酷似する日本の財政赤字/事業仕分けからバラマキ策緊急停止へ!( 当誌 2010.05.24 )

 だが、現時点でのギリシャの破綻寸前状態を目の当たりにしてみると、もはや予断を許さないところにまで来ているかと思われる。
 なぜ、"大変なこと" に立ち至っているこの日本の "財政事情" に対して、"世界の衆目" が集まらないのか、その理由を次のように理解してみたらどうであろうか......。

彼の国々よりも、はるかに財政事情が悪い日本のことを世界は無視しているし、騒いでもいない。なにせ日本国債の93%は日本人が保有しているのだから日本がこけても彼らは直接的な被害を受けない。損をするのは日本人だけだ。「勝手にこければ~」というところだろうか。......騒がれていない日本の方が、実は、よほど危機が身近に迫っている......>( 下記引用サイト記事より )

 別に、あえて悲観視しているつもりもないのだが、今の日本は、余りにも世界の現行市場原理を度外視した、まるで "共同幻想" に踏みとどまっているかのようで慄然とさせられるのだ......。

 
 スピード感!スピード感!と、何かにつけて "性急に結果だけを求める" 昨今であるだけに、"(ソフト開発)プロジェクト" はあちこちで "失敗" しているに違いないと推測している。
 元来、"プロジェクト" とは "最少コストで最大効果を上げる" 組織的営為だ。が、それは "目的" であって、実情ではない。
 "目的" の達成に向けて "踏み固める" べき "前提条件" が蔑ろにされていたのでは、成果が刈り取れないのもムリからぬところかもしれない。

 "辛気臭い(?)" 空気を漂わせる "プロジェクト管理" について "真正面" から対峙している文面を久々に読んだ気がしている。
 下記引用サイト記事:ソフトウェア開発プロジェクトを蝕む10の典型的な過ち/CNET Japan/1012.06.13 がそれである。
 読んでいて、一つひとつ頷かされたものである。だが同時に、昨今はこうした文面にホンキで目を向けるIT ソフトウェア技術者、ソフト会社はメッキリ少なくなったのかもしれないなぁ、と思ったりもした。

 リアルな話をするならば、<現在のような "デフレ固定時(?)" には、一つ一つの "受託案件(プロジェクト)" を "手堅い安打!" へと持ち込まなくては会社は回って行かない!>"Project管理 [模擬体験] 教材"再提起!"ePub"電子書籍版(for iPad)で remake!( 当誌 2012.06.09 ) )はずであるにもかかわらず、どうも "受託ソフトウェア" の業界とその各社の対応は、「日暮れて道遠し」といった風情ではなかろうか......。

 米アップルは、<グーグル対抗力を強化>というスタンスで、最新版 OS である「iOS 6」をこの11日に発表した。
 下記引用サイト記事:アップル、200もの新機能を追加した「iOS 6」を発表--「Siri」も更新/CNET Japan/2012.06.12 によれば、<「iOS 6」は、「iPhone」および「iPad」に200もの新機能を追加する。>という "豪勢な内容" だそうである。
 それはそれで結構なことではあるのだが、同記事で目を向けておくべきは、<同OSは「iPhone 3GS」以降と、第2および第3世代のiPadで動作する予定>と述べられている点である。
 つまり、"初代iPad(および第3世代iPod)" は、この最新版 OS である「iOS 6」が適用されない! ということのようなのだ。
 "高機能多機能" 方面行き超特急「iOS 6」列車は、その最後尾に連結してきた "旧車両(初代iPad・第3世代iPod)" を、"ハイ、ここま~でよ!" と言わぬばかりに切り離す......。

 まあ、そうしたものでしょ、ともの分かりの良いユーザーもいるのだろうが、中には<iPad One哀歌>と題して、恨めしそうにその "違和感" を口にする者もいたりする......。どちらかと言えば、ワカル!

 iPad One哀歌/TechCrunch/2012.06.12

 ...... Appleは今日(米国時間6/11)初代iPad(および第3世代iPod)の最新OSサポートを打ち切ることを発表し、モノを買うかどうかを厚さでは決めない地球上のテク系ライターほぼ全員わかった、多分私だけに一撃を加えた。...... * 黙祷の時間 * 
iPad One哀歌/TechCrunch/2012.06.12

 ◆参照 <......〔アップデート:元記事で「iOS 6がオリジナルのiPadをサポートする」という記述があったが、「サポートされない」に訂正された。〕......>( Apple、WWDCでiOS 6を発表:独自マップ、Facebookと連携、Siriの強化、他新機能もりだくさん/TechCrunch/2012.06.12

 iPad をはじめとする "タブレット" の普及の凄まじさは、身の回りを見てもよく分かるところだ。とにかく、PCと比較すると "扱いが簡単でスピィーディ" であり、何を閲覧するにせよ中断するにせよ、待ち時間の一切ないことが気に入られる理由だろう。
 しかも、相応に大きい画面なので、スマホなどに比べると見辛さもないわけで、ここまで来ると、余程PC作業に入れ込んでいるユーザーを除けば、"タブレット" で十分、"タブレット" の方がラク! となるのは目に見えている。

 下記引用サイト記事:米国でのタブレット利用がクリティカルマスに到達/CNET Japan/2012.06.11 によれば、こうした "タブレット" 人気が調査データの上でも裏付けられたようである。

 マーケティングのジャンルでは、「クリティカルマス (Critical Mass)」という言葉が使われいる。その意味は、"ある商品やサービスの普及率が一気に跳ね上がるための分岐点となっている普及率" だそうだ。
 タブレット利用率(<スマートフォンユーザーに占めるタブレットユーザーの割合>)が、この「クリティカルマス」の水準に早くも到達した、というのである。

 その直接的な意味は、<スマートフォンユーザーは高い確率でタブレットを導入している>ということになるそうだ。だが、今後、スマホユーザーという枠を超えて普及・浸透していくであろうことは容易に想像できる。「クリティカルマス」に到達! という事実には、"パンデミック(pandemic、感染爆発)" 的な普及という可能性の含みがあると思われるからだ。

 "イージー" なスタンスで臨めるからなのであろうか、目下のところ<動画の観賞>に人気が集中しているようだ。
 だが、"タブレット" 活用スタイルの浸透で、より一層 "読書" としての活用や、"教科書" 閲覧といった教育・学習の場での活用に弾みが付いていくことも簡単に推測できる。

 
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偶然にも "Sigil" が Version Up !
 やはり、"ePubエディタ Sigil" とは "縁がある" ようだ。

 と言うのも、 "Sigil" は、"Version Up" を期せずしてこの6月7日に実施していたのだ。


 



 "右上のご案内" をしようとする時に、丁度 "Sigil" が"最新Version (0.5.901)" への"Version Up" によって、より一層 "WYSIWYG"方式へと改善され進化していた、というわけなのである。
 こうした推移に接してみると、"ePubエディタ" としての "Sigil" は、ますますその "定番" としての信頼度を深めて行くに違いないと思えた。
 そこで、今回は、"最新Version (0.5.901)" で気付いた主な "改善点" を簡単にレビューしておくことにした。

 広告バナーなどを、ちょっとした "動画" 仕立てにする理由は、言うまでもなく "アイキャッチ効果" 狙いであろう。
 静止のブラウザ画面の中で、バナー部分だけが "動いている" と当然視線が引きつけられるからだ。その際に、見る者の心まで瞬間的に掴もうと......。
 現在では Adobe Flash(アドビ・フラッシュ)の技法が一般的かと思われるが、かつては、 "GIF アニメ(アニメーションGIF)" という "パラパラ漫画" のごとき技法を使ったものだった。

 今日、下記引用サイト記事:動画から「一部が動く写真」を作成できるアプリ/WIRED JAPANESE EDITON - CULTURE/2012.06.06 で紹介するコンテンツ作成(の iPad アプリ)は、この "GIF アニメ" にどこか似ている。
 ただし、"動画" を元にして、「一部が動く写真」を(合成)作成するという、いわば "逆の" アプローチが面白い。

 上手く活用すれば、ちょっとしたインパクトを与えるコンテンツになりそう......。

 昨今、IT ソフト開発会社の経営者層から、"愚痴" を聞かされることが少なくない。中でも多いのが、"受託案件(プロジェクト)" の "採算の悪さ" だ。
 "受託案件" の受注件数自体が落ち込んでいるのに加えて、手掛けてみると採算が見合うものは少なく、大半が "赤" だという。さらに情けないのは、"不具合解消" がままならず、"クロージング" に至らないものもあるとのこと。最悪は、延々と "持ち出し工数" が嵩み続けて目も当てられない "不採算案件" となる可能性がある......と。

 いつの時代も変わらないと再認識させられたが、現在のような "経済低迷時" にあってはなおのこと厳しくなっていそうだ。

 ◆ 参照 「受託ソフト開発会社は、もう終わり!? 国内中心に事業展開する各社の業績は超低迷!」(当誌 2011.06.02

 "受託案件(プロジェクト)" の "採算の悪さ" の原因は様々ではあろうが、口を揃えて指摘される点は "Project管理" の "拙さ" であり、その役割が託される "Project マネージャー(リーダー)" の "力不足" である。
 そう図式的に非難されてしまう "Project マネージャー(リーダー)" 側はたまったものではないが、多くのIT ソフト開発会社が、"この辺の問題" を抱え続けている点は否めない。

 当ブログサイトでは、"電子書籍" 制作やその主要規格である "ePub" に関心を向けて、中でもフリーソフトの ePub エディタ "Sigil" の徹底活用に意を傾けてきました。
 一昨年の夏ごろから手掛けて、振り返ると "iPad,iPhone,iPod touch 向け" の "電子書籍" 制作に関して "Sigil" や "ePub" との格闘(?)について書いたエントリーが "100 件" を超えはじめていることに気づきました。

 そこでこの際、これらのブログ・エントリーをその ePub エディタ "Sigil" を駆使して一冊の "電子書籍" として編集してみようという気になったのです。"電子書籍" 制作や "ePub" に関心をお持ちの方には、こうした拙い体験ではあってもきっとお役に立てていただけるのではないかと考えたからです。

 何かをマスターしようとする場合、知識としての原理原則を知ることはもちろん重要ですが、それだけでは済まないのが現実です。まして、発展途上のプロセスである "ePub" 規格の領域でのテクニックや、フリーソフトであるがゆえに詳細な解説書が入手し難い "Sigil" などの活用方法については、"体験談" こそが貴重なアドバイスとして必要となるはずです。自身も、幾度となく誰か "経験者" はいないものかと切望したものでした......。

 タイトルは「ePub Tips 100」と、いささか大仰なものとなっています。概要は、下記記事の左側に掲載している "目次"( iPad ではスクロール表示される ) の "100(106) セクション" の表題にて推察していただけるかと思います。( なお、セクションの順番は、記載年月が新しい順としてあります。 )
 その大半が "ePub"/"Sigil"/"iPad,iPhone,iPod touch"との格闘(?)なのですが、"電子書籍" 関連領域全般にこだわったトライ&エラー経験の軌跡となっています。
 なおそこには、 "Calibre"/"iBooks Auther"/"eCub"/"ChainLP" 等といった "Sigil" と同様のこのジャンルのフリーソフトなどに関する実体験談も含まれています。また、"PDF 電子文書技術"の裏技や、"自炊" 作業の実際についての体験談も載せられています。

 この "iPad 用 電子書籍" 「ePub Tips 100」は、自分と同様、"インディ" として "電子書籍" 制作を志している方たちに役立てていただきたいと願って制作されました。フリーソフトを中心に据えているのもその関係からだと言えます。

 ナナメ読みするだけでも "1~2年" の "ePub" 体験に似たもの(?)を蓄積させるはずです。また、"タブレット版電子書籍" は、PC作業の傍らに置いて作業と並行して参照できるのが便利な点でしょう。隣に "同僚" が座っている感触(?)でご活用いただければ幸いです。
 さらに、"解凍すれば中身は丸見え!" というのが "ePub" の "電子書籍" の基本的性格ですから、読むだけではなく、ファイル自体を解凍の上 "腑分け" をしてみて "素材データ" をいじり回す学習も "あり" かと思われます。



 "ePub" エディタの "Sigil" が、いまだ "HTML5" に対応していないためか、専ら "Sigil" に主要な関心を持つ自分としては、どうも "HTML5" を脇に置きがちとなっている。マスターしておくと何かと便利かとは思いながら......。
 ちなみに、この日誌でも過去何度も "HTML5" については取り上げてきた。図らずも、ちょうど一年前にも以下のような "HTML5" 関連記事を書いている。

 いよいよ "HTML5" (と "CSS 3" )の時代到来かとの意を強めさせるものがあった。
 グーグルが制作・提供する "HTML5" で作成されたデジタルWeb絵本<ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと>のことである。HTML5で作成されてので、Google Chrome ほか Firefox などのHTML5に対応したWebブラウザーで閲覧できる。......
 当該の "デジタルWeb絵本" のサイトへ向かってみると、確かに表示が "リッチ" な雰囲気である。ただ、"HTML5" の世界に精通しないと、一体どこが "HTML5" 水準独自なものかは了解しにくい。
 ちなみに、"ページのソース" を覗いてみると、最上段の冒頭に "<!DOCTYPE html>" と、このスクリプトが "HTML5" で書かれているという宣言がなされているのがわかる。
 で、"絵本を開く" をクリックすると、おっと、"iPad" ではなくブラウザであるのに、あの "ページめくり" のアニメーションが実行されるではないか。さらに、ポインターをページの右端に置き、"iPad" に対してのあの "ページめくり" と同様の動作をポインターで試みてみると、な、なんと、しなやかな形でページがめくられて行く......。
 決して "HTML5" がもたらす表現の "リッチ" さはこれに尽きるものではなさそうだが、それらへの予感を彷彿とさせて余りあるように思えた。
 このコンテンツの "隅々" を丹念に点検して行くならば、"HTML5" がブラウザ上でどんな斬新な表現を可能とさせるのかが、手っ取り早く実感できるのではないかと思えたわけだ。......
"HTML5"で作成されたGoodサンプル!/<グーグルがHTML5で作ったWeb絵本を公開>( 当誌 2011.06.05 )


 上記のグーグルが制作・提供する "HTML5" で作成されたデジタルWeb絵本<ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと>は、何度閲覧しても、"HTML5" をマスターすることへの意欲がそそられるインセンティブなコンテンツだと思う。
 ところで、今日取り上げたい記事は、下記引用サイト記事:HTML5--押さえておくべき10のタグ」/CNET Japan/2012.06.05 である。

 こうした、ウェブ開発時に役立つタグが選択されて、その要点が解説されているものは、マスターしようとする者にとって価値ある道標となるに違いない......。

 先日、いささか "衝撃的な内容" のサイト記事があったことは紹介しました。
受託ソフト開発会社は、もう終わり! 受託ソフト開発会社は生き残れないといった爆弾発言が "業界トップ" 層から表明されたというものです。

 ◆ 参照 「受託ソフト開発会社は、もう終わり!? 国内中心に事業展開する各社の業績は超低迷!」( AdhocBlog 2011.06.02

 この "受託ソフト開発会社" に長く携わってきた自分としては、やはり他人事とは思えないわけです。しかも、かねてよりこだわっても来た "IT ソフトウェア技術者" の育成という課題に深く関係しているかに思われると、なおのこと関心が向かうことになります。
 そこで、次のような一文を書いたりもしました。

<......"受託ソフト開発会社は、もう終わり!" と発言することはある意味では当を得ているのかもしれません。
 しかし、結論を急ぐ前に、山積する問題群の中で、一貫しておざなりにされて来た問題に再度目を向けてみる必要がありそうです。

 われわれは、スティーブ・ジョブズ氏を見上げる前に、社内の "IT ソフトウェア技術者" たちが、"技術力" を "ビジネスとして" 培っているのかどうか、その一点をこそ吟味すべきかと思います。

 何も、"IT ソフトウェア技術者" が "手揉み" する営業マンであれと言っているのではなく、徹頭徹尾 "ユーザーニーズ" に "鋭敏" でなければならないということなのです。

 端的に言って、(派遣・受託)ソフト開発会社は、"ユーザーニーズ" の問題は "ユーザーサイド" の問題だ! と "仕分け" して来たはずです。
 こうしたスタンスのソフト開発会社と、その "IT ソフトウェア技術者" たちに見合った "ビジネスチャンス" を見つけることの方が、この時代環境では難しいと言えるのではないでしょうか。
 ここに、"受託ソフト開発会社は、もう終わり!" という発言の真意がありそうです。......>
"受託ソフト開発会社は、もう終わり!"を覆すためには"自前の技術者評価育成"体制の"再"構築以外はない!( Search 2012.06.05 )


 
弱い日本の強い円
 4日の日経平均株価も "8300円割れ" となり今年の最安値を更新(終値:8,295円)。大きな原因が "円相場の高止まり" にあることが鮮明となっている。

 市場では、この事態が様々に論評され、"当局の対応"、"金融政策面云々" という "日銀への期待" の声も飛び交っている。

 そこで、気になるのがその "日銀への期待" というものがホントに期待できるものなのかどうか......、という点になる。
 ただ有り体に言えば、もし期待できるものであったのならば、ここまで "酷い状態" になる前に打つ手があったのではないかという勘繰りも成り立つ。

 そんな中、下記引用サイト記事:「コラム:金融政策での円安誘導には限界がある」=佐々木融氏/REUTERS/2012.06.04 における、<なんでも日銀頼みという幻想>というクールなフレーズが目に飛び込んできた。

 <日銀が為替相場に影響を与えることができる行為のうち、一つめは法律で実行を制限され、二つめは金利がゼロになっていることによってすでに影響力はなくなっているのである。
とするかなり "冷静な見通し" なのである。むしろ、この辺に耳を傾ける必要がありそうではなかろうか......。

 いかに日銀といえども、世界中の投資家たちのリスク回避姿勢(円への逃避!)を宥めることができるのかどうかということになる......。

 
「ユーロ危機と
超円高恐慌」
 世界経済がいよいよ "グローバル・スローダウン(世界景気減速)!" の様相を見せ始めた。
 日経平均株価が "続落" していると知らされてはいたものの、何と、<9週連続下落>(下記引用サイト記事:株価 欧州不安で9週連続下落/NHK NEWS WEB/2012.06.03 )になるそうだ。
 これは、<20年ぶり>の事態だというから、昨今の地震や天候の異変にも通じる "異常な事態" だと言うほかない。
 そんな状況で、なおのこと不安を募らされるのは "米国の景気" がここに来て振るわないことだ。
 米国株は先週末、<ダウ平均が274ドル安>という減速ぶりを見せて、<「米国だけが良い目を見続けられる」というムシのいい話>ではなくなって来た印象を与えた。

グローバル・スローダウン(世界景気減速)。1日、東京からロンドン、ニューヨークまで世界中の市場を駆け巡ったキーワードだ。
 欧州の債務危機、新興国の景気減速を横目に、相対的に底堅かった米景気と米国株。だがダウ工業株30種平均はこの日ついに年初来安値を更新し、春先までせっせと積み上げた上昇幅をすべて帳消しにした。
リーマン・ショック後の高値を付けてからわずか1カ月間の急落劇だった。
 昨年末比では0.8%安と、ドイツ株式指数(2.6%高)や日経平均株価(0.2%安)にすら後れを取る。欧州や新興国の不振と一線を画し「米国だけが良い目を見続けられる」というムシのいい話はやはりなかったのだ。
 この日のダウ平均が274ドル安と崩れたきっかけは5月の雇用統計だ。非農業部門雇用者数の増加幅が市場予想の半分にとどまった。>
急落劇が示唆する世界景気減速(NY特急便)NQNニューヨーク・森安圭一郎/日本経済新聞/2012.06.02

 こうしたかたちで、米国経済をも巻き込む "グローバル・スローダウン(世界景気減速)!" が表面化しながら、日経平均株価の "連続下落" が突き進んでいる......。

 iTunes App Stre

 
キングジム
ショットノート Sサイズ
黒 9100クロ
 "アナログとデジタルが共存する" という点に注目したいわけだ。
 ここでの "デジタル" とは "スマートフォンのカメラ機能" であり、"アナログ" とは "スマホ対応ノート(「ショットノート」)" のことだ。
 写される "アナログ:ノート" 側に工夫が施されるとともに、写す "デジタル:スマホ" 側に万事を遂行する "アプリ" が用意される......、というコンビネーションなのである。

 先日も、 こうしたアイディアに感心する!"折りたためて安価な「スマホ用スキャナー」"!( 当誌 2011.05.22 ) というアィディア商品に着目したが、こうした "等身大" 的アィディアで "血の通った" 商品には好感が持てるものだ。

 膨大な開発投資をせずとも、"ミリオンセラー" が果たせる点を大いに見習いたいものではないか......。
 その秘訣はと言えば、アイディア商品の昔ながらの "王道" である"日常生活の不便・苦労をテコにする" 発想のようだ。

 下記引用サイト記事:手書きメモ、楽々デジタル化 スマホ対応ノートの実力/日本経済新聞/2012.05.31 では、<開発担当者の日常の悩みから生まれたアイデア商品メモを探すだけで15分近くも時間を無駄にした体験>云々とある......。

 長引く景気低迷と言われつつも、"従来型経営(?)" スタイルで何とか持続してきたかに見えていた、国内需要中心のいわゆる "受託ソフト開発会社" 各社も、ここに来て "青息吐息" の状態に陥っているという。
 同業界に無縁ではなかった者の目からみれば、特に意外感はなく、むしろ、"よくもまあ、旧態依然の経営スタイルをそのまま引き摺ってこられたものだ......" というのが率直な感想となる。

 "派遣型の経営" スタイルからスタートした日本の "受託ソフト開発会社" 各社の経営については、過去何度も "経営改革(構造改革)" が叫ばれて来た。
 しかし、"ユーザー依存"、"下請け依存" という "体質" は、どんなに国際環境、経済環境、そしてIT 関連環境が激変しようとも、まともには省みられることがなかった。
それを支えていたのは、象徴的には、この業界の多重下請け構造だと言う人も多い。コスト計算を「人月(にんげつ)」計算で賄う点だけではなく、何と "土木建築" 業界との共通点が多いことか......。

 しかし、漸く積年の "矛盾、不都合" が、時代環境の変化によって表面化するに至ったと見える。
 下記引用サイト記事:受託ソフト開発会社は、もう終わり!/ITpro/2012.05.31 によれば、業界トップクラスの社長(NTTデータの山下徹社長)が、

受託ソフト開発会社は、もう終わり!>、<受託ソフト開発会社は生き残れない

といった<爆弾発言>(警告的発言?)に及んだのだという。

 下記記事でも、その敗因(?)が縷々述べられてはいるが、歯に衣を着せぬ表現をするならば、"最後の殿様商売スタイル" に尽きるかと思われる。

受託ソフト開発会社にとっての最大の問題は、IT投資に見合う効果が表れていないことにある。ユーザーのニーズを的確に把握できていないことを示している。しかも、将来の成長に向けた具体的な施策をまとめ上げられていない。長期ビジョンを描けていないのだ。

 その "殿様商売スタイル" が、一体何によって許されてきたのかという "原点" に立ち戻らない限り、この業界はホントに "もう終わり!" となりかねない......。

 こうした "巨大地震の可能性" について書くことは、重要なことだとは思いつつも、書いていて楽しいはずがない。だが、今回、さらに新たな "震源域" が指摘され始めた......。
 それにしても、現在の "関東地方" には "震源域" として想定される地点が多過ぎる!のに驚く。当誌の記述を振り返ってみても以下のとおりだ。

東京湾北部と多摩地域をそれぞれ震源とする2つの首都直下地震のほかに、関東南岸の相模トラフで起きるマグニチュード8クラスの巨大地震、それに地震の危険性が高まっている可能性があると指摘されている立川断層帯地震>( ◆参照 今都民の関心事は足元に!首都直下地震の"新"想定!最大震度7死傷者十数万人!?( 当誌 2012.04.20 ) )など、現在 "関東地方" には複数の巨大な "震源域" が指摘され続けている。

 ◆参照 "首都直下地震"想定震度7で木造建物全壊倍増!/"非常時に繋がるPHS"導入相次ぐ!( 当誌 2012.03.24 )
 ◆参照 大震災は教訓化されているか?"首都直下地震"の想定震度が"震度7"へと見直し!( 当誌 2012.03.13 )

 これらに加えて、今回さらに、下記引用サイト記事:房総半島沖で大地震の可能性/NHK NEWS WEB/2012.05.31 が報じるところの「千葉県房総半島沖」の可能性が付け足された。
 しかも、<マグニチュード8クラスの地震になる可能性>が想定されると言うから "泣きっ面に蜂" に相当する情報である。
 今、庶民生活を襲っている "政治・経済のひずみ" も有難くないに決まっているが、さらに恐ろしいのは、こうした "地殻エネルギーのひずみ" に違いない......。

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