yasuo hirose: 2017年5月 アーカイブ

 発症すれば、その手当ては "一刻を争う!" だけに、できれば、"事前の事態掌握!" こそが望まれることになるのが "心筋梗塞" である。

 今回注目する下記引用サイト記事心筋梗塞を早期診断 福医大、タンパク質検査法確立/福島民報/2017.05.30 は、  <福島医大循環器内科学講座の竹石恭知教授、義久精臣准教授らと理化学研究所(理研)、免疫生物研究所の研究チームは急性心筋梗塞や不安定狭心症など「急性冠症候群」の早期診断を可能にする手法を確立し、特許を取得した。発症の初期段階で患者の血液中に出るタンパク質を検査で測定できるようにした。福島医大などは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で生活習慣が変わった県民の健康を守るため、検査の普及を目指す> と報じている。

 <......急性冠症候群が発症する仕組みは【 図 】の通り最初に心臓の冠動脈に高血圧や脂質異常症などを原因とする血管内皮細胞の炎症が起きる増えた炎症性細胞が脂質などとともに「プラーク」と呼ばれる蓄積物を作り血管が狭くなる。さらに「プラーク」が破れて血栓ができ、血管が詰まって血流が低下し急性心筋梗塞が起きる。  チームが早期診断に活用したタンパク質は「sAPP770」で、急性冠症候群の初期に活性化する血小板の中に多く存在する。チームは「sAPP770が血栓形成時などに放出され、健康な人に比べ心筋梗塞患者の血液中に増加することを新たに突き止めた。  これまでは血液中の「sAPP770」の濃度分析が難しかったが、「sAPP770」と結合する性質を持つタンパク質「OX2抗体」が検査に使えることを発見し、抗体と結合させることで濃度を測れるようになった。  血液中の「sAPP770」の濃度を調べる検査では、心筋障害を起こす前の冠動脈内の異常の早期診断や異常が出る前の人を早期に発見できる可能性がある。胸の痛みなどの症状を感じた人が血液検査で「sAPP770」の数値の上昇を確認できれば、早期治療が期待できる。これまで心筋梗塞を調べるための血液中物質はいずれも心筋障害が起きた段階でしか調べられなかった。  今後、簡単に使えて迅速に結果が分かる検査キットを理研などと開発し、医療機関での実用化と普及を目指す。検査キットは受診者が多い健康診査で活用できる可能性もある。  震災前の国の調査では県内の急性心筋梗塞の死亡率が全国上位となっているとの結果が示された。震災と原発事故後は避難生活の長期化などで県民の生活習慣が大きく変化し、心筋梗塞の要因となるメタボリック症候群や高血圧になる人が増えたとされる。高齢化の進展で急性冠症候群の患者の増加が懸念され、検査の充実が求められている。  福島医大からは循環器内科学講座の八巻尚洋助教、及川雅啓助教と生化学講座の橋本康弘教授も研究に携わった。循環器内科学講座は「臨床試験などで協力し、研究が県民の心臓疾患の早期発見、予防などにつなげられるようにしたい」としている。理研の研究チームは「国際的な発見であり、世界に検査手法が普及すれば、心筋梗塞の患者の早期治療に役立てられる」と評価している> とある。




















 薬の研究では、成長が早いマウスが主に使われるが、体重や寿命が人と大きく違い、効果や安全性を調べるには限界もある> とされ、<人の糖尿病の原因となる遺伝子をブタに導入> して "ブタ" を使った研究が行われている。

 今回注目する下記引用サイト記事明治大、糖尿病の合併症再現 遺伝子操作のブタで/共同通信/2017.05.28 - 23:44 は、  <明治大学の長嶋比呂志教授らは、遺伝子操作したブタを使い、失明につながる網膜症や腎不全など糖尿病の合併症を再現した。飼育を続けると、血管がもろくなって人間とよく似た合併症が表れた。マウスのような小動物では再現できていたが、大型の哺乳類ではなかった。合併症を引き起こす仕組みの解明や治療法の研究に役立ちそうだ> と報じている。

 <......糖尿病は血糖値を下げるインスリンをうまく作れなくなることなどで発症する。高血糖で血管や神経が傷ついて合併症が起きる。重症になると失明したり、人工透析が必要になったりする。  研究チームは人の糖尿病の原因となる遺伝子をブタに導入した。マウスに比べて大型動物のブタは遺伝子の改変が難しかったが、遺伝子工学の技術が進歩し、成功率が向上した。作ったブタは血糖値を下げるインスリンの分泌が減り、糖尿病を発症した。  飼育を続けて観察すると、血管がもろくなった影響で目の網膜に出血などが見られ、症状は時間とともに進行した。レンズの役割を果たす水晶体が白濁する白内障の症状も表れた。腎臓で血液をろ過する糸球体では、糖尿病に伴う腎不全に多い症状が出た。  薬の研究では、成長が早いマウスが主に使われるが、体重や寿命が人と大きく違い、効果や安全性を調べるには限界もあるブタは臓器の大きさや血糖値などが人に近い。遺伝子操作したブタでは比較的早い時期から症状が表れるため、研究に利用しやすい> とある。

 さながら、いたちごっこレースを演じるような "新型インフルエンザ" の頻発であってみれば、それらへの対策としての "インフルエンザワクチン" 投入も、改善・改良無しでは済まない気配である。

 今回注目する下記引用サイト記事皮膚に貼るインフルワクチン開発 注射より効果高い/共同通信/2017.05.27 - 20:08 は、  <皮膚に貼って使う新しいタイプのインフルエンザワクチン北海道大などのチームが開発し、27日に長崎市で開かれた日本臨床ウイルス学会で発表した> と報じている。

 <......マウスを使った実験で注射より効果が高いことが確かめられ新型インフルエンザとしての流行が懸念されるH5N1型の鳥インフルエンザウイルスにも効いたという。北大大学院獣医学研究院の迫田義博教授は「人間への活用を目指したい」としている。  貼るワクチンは、シートに長さ約0.5ミリの非常に細かな針が並んだ構造で、皮膚に貼り付けると針が溶けて、中のワクチンが体内に入る仕組みになっている> とある。

 今回注目する下記引用サイト記事がん転移抑制の仕組み解明 心臓分泌ホルモン、国循/共同通信/2017.05.26 - 12:47 は、  <がんの転移を抑制することで知られる「心房性ナトリウム利尿ペプチド」(ANP)というホルモンが、どのような仕組みで作用するのかを、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)などのチームがマウスを使った実験で解明したと26日、明らかにした> と報じている。

 <......ANPは心臓から分泌されるホルモン。「もともと体内にある物質で、安全性が高い。体に優しい、新たな転移予防薬の開発につながる可能性がある」と説明している> とある。

  "手ぬかり、不注意" を伴った "治療ミス" によって引き起こされた "医療事故" は、相変わらず後を絶たない。中でも、"死亡" に至ってしまったケースは悲惨と言うほかない。

 ◆ 参照 当誌過去の "術後 死亡" 関連記事

 (1) がん手術後に女性死亡! 遺族"早期の検査で死亡は回避可!" 愛知県が和解金1300万円/当誌 2016.12.31
 (2) 群大連続手術死問題、執刀医ら調査結果に反論し、遺族は「反省感じられない」と落胆!/当誌 2016.12.25
 (3) 「治療ミスで後遺症」(食道がん手術) 1億2000万円賠償!病院側に支払い命令、地裁!/当誌 2016.07.22

 今回注目する下記引用サイト記事術後管理不備で男性死亡 遺族に4000万円賠償/岐阜新聞/2017.05.25 - 08:37 は、  <岐阜市民病院は24日、頸椎(けいつい)の手術を受けた60代の男性患者の術後の管理体制に不備があり、約1年8カ月後に合併症で死亡する医療事故が起きたと発表した。病院は過失を認め、親族に賠償金4千万円を支払うことで示談した> と報じている。

 <......病院によると、男性は両手のしびれなどを訴え、頸椎症性脊髄症と診断。2014年1月に頸椎の複数の骨を除去する手術を受けた。手術は午後1時半ごろに終了。男性は一般病棟の個室に入り、翌日午前7時ごろ、看護師が脈拍や血圧に問題ないことを確認、会話もできたという。  約40分後に容体が急変。男性はナースコールを鳴らしたが、患者51人を看護師4人で受け持つ時間帯だったこともあり看護師が急行できず、約8分後に駆け付けると男性に意識はなく、低酸素脳症に陥り、15年9月に肺炎のため死亡した。  病院は第三者委員を交えた医療事故調査委員会を設置し、検証。容体急変の原因は特定できなかったが、術後の管理体制は問題と指摘していた。病院は親族と示談するとともに、同様の手術を受けた患者は術後最大48時間、集中治療室や高度治療室で管理する再発防止策を講じた> とある。

 "難病"向け治療薬研究("創薬")という面でも実績を上げている "iPS細胞の技術" である。 その中の、有望な一例が注目されている。

 ◆ 参照 当誌過去の "ALS" 関連記事

 (1) <"iPS細胞" の作製技術は、言うまでもなく "再生医療" 分野で活用されているとともに、もう一方では、"難病"向け治療薬研究("創薬")などでの研究環境づくりにおいて多大な貢献がなされている。> ( "難病の約8割、231種類のiPS細胞"を作製!試験管内で病気を再現!研究促進期待(京大)/当誌 2017.03.14
 (2) 難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の仕組み一部(原因遺伝子:"オプチニューリン")解明!/当誌 2016.09.09
 (3) 複数の既存薬が、"ALS"患者特有の神経細胞の変化を抑制!"iPS細胞"技術応用!(慶応大)/当誌 2015.03.22


 今回注目する下記引用サイト記事白血病薬がALS進行抑制 京大、iPS使い解明/共同通信/2017.05.25 - 03:00 は、  <神経が弱り、体が動かせなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行を、慢性骨髄性白血病の薬「ボスチニブ」が遅らせることを、京都大の井上治久教授(神経内科学)らのチームが人工多能性幹細胞(iPS細胞)やマウスを使った実験で解明し、24日付の米医学誌電子版に発表した> と報じている。

 <......すぐに治療に使えるわけではない。適した量や副作用を調べた上、臨床試験をする必要がある」と説明している。  チームによると、ALSは、脳からの指令を神経が伝えられなくなって筋肉が痩せ、歩けなくなるなどする。患者は国内で約9千人。発病の詳細なメカニズムは不明で、根本的な治療法は見つかっていない> とある。

 "肺腺がん" への注目が、俳優・中村獅童さんのがん告白以来高まっている。 ところが、従来イメージされていた "肺がん" とは異なった "原因像" が......。

 今回注目する下記引用サイト記事肺腺がんの増加、実は「軽いたばこ」が原因の一つになっていた(研究結果)/The Huffington Post 執筆者:Chitose Wada/2017.05.23 - 14:10 は、  <煙の中のニコチンやタールの含有量が少なく、いわゆる「軽いたばこ」と呼ばれる商品が、ここ数年で増加している肺腺がんの要因になっていたとされる論文が、5月22日付の医学誌に発表された。軽いたばこのフィルターの構造によって、喫煙者がより多くの煙を、肺の奥まで吸い込んでしまうことが関連しているという> と報じている。

 <......論文を発表したのは、アメリカオハイオ州立大学のピーター・シールズ氏らの研究グループ。イギリスのがん専門学術誌「 ジャーナル・オブ・ザ・ナショナル・キャンサー・インスティテュート 」に掲載された論文で、「たばこの構造が変わったことが、肺腺がんの増加を引き起こしたと結論付けた。それは、タールの吸収率を下げるフィルタが関与している」と指摘した。  たばこのパッケージに表示されているニコチンやタール値の低いたばこは、一般的に「軽いたばこ」と称されている。しかし、表示されているニコチン・タールの値は、実は、たばこの葉の含有量ではなく、吸口のフィルターに小さな穴を開けることで調節されている。穴を開けることで、吸い込む空気の量を増やし、煙に含まれるニコチン・タールを薄める仕組みなのだ。  肺腺がんは、4つに分類される肺がんのうち最も一般的なタイプのがんだが、多くの場合、肺の奥の方で発生する。  シールズ氏は、「フィルターの穴により、たばこの燃え方が変わり、より多くの発がん性物質を生み出します。さらに、肺腺がんが多く発生する肺の奥の方まで、たばこの煙が到達することにもなるのです」などとと警告している> とある。

 今回注目する下記引用サイト記事ちぎれた臓器ピタッ「夢の生体接着剤」 岡山大が開発 中村通子/朝日新聞/2017.05.22 - 08:26 は、  <岡山大は、ちぎれた臓器など、生きた組織をくっつける新たな接着剤を開発した。体に優しく、接着力も強く、すぐくっつき、剝がすのも容易。利点の多い新素材に、研究チームは医用以外にも広く使える「夢の生体接着剤」へつなげたいと期待している> と報じている。

 <......組織接着剤は、主に手術時に切断面の止血や縫い合わせた傷の補修などに使う。現在、血に含まれるたんぱく質を利用したフィブリン系接着剤が市販されているが、接着力があまり強くないという弱点がある。  岡山大歯学部の松本卓也教授(生体材料学)らは、骨や歯の主成分で、医用品や歯磨き剤、健康食品などに使われている「ハイドロキシアパタイト(HAp)」に着目した。  HApはたんぱく質などを吸着する性質を持つ。研究チームは、たんぱく質をより効率よく吸着する微細構造を設計。独自の手法で成形し、シートや粉末状にした。  このシートや粉末を切断面につけて押しつけると、すぐに組織のたんぱく質と反応して接着した。マウスの皮膚組織を使って接着力を比べると、従来のフィブリン系接着剤の2倍以上のひっぱり力に耐えた。また、水をたっぷり含ませるときれいに剝がせるという。  構造設計をした岡田正弘准教授は「HApは価格が安いうえ、無機素材なので加熱消毒ができ、取り扱いも容易という利点があります」と説明する。食べても大丈夫な成分なので、医用以外に、食品加工や接ぎ木や生け花など植物への応用も期待できるという。 (中村通子)> とある。

 がん治療にあっては、とかく、込み入った新技術に視線が奪われがちである。 しかし、逆に、"より基本的な側面" の不可欠で重要な意義が顧みられて良いかとも思われる。

 今回注目する下記引用サイト記事医療新世紀 がんとの闘い、筋肉が大事 手術、薬に耐える余力を 栄養と運動で維持可能/47 NEWS - 医療新世紀/2017.05.19 は、  <患者ががんと闘うためには、栄養状態と十分な筋肉量がとても大切であることが分かってきた。筋肉が減ると、手術後の合併症が増えたり、抗がん剤の副作用が強まって治療の中断を余儀なくされたりすることが、研究から明らかになっている。専門の医師や管理栄養士はがんだから痩せるのは仕方がない」と諦めず、専門家の指導を受けて体重維持に努めることを強く勧めている> と報じている。

 <......▽ エネルギー生む  がん治療と栄養状態の関係に詳しく、がん研究会有明病院(東京)で栄養管理部長も兼ねる比企直樹・胃外科部長によると、肥満は手術の難しさにつながり術後に悪い影響があると考えられていたが、実際は逆だという。  「がん手術後の生存率は、体格指数(BMI)25以上で肥満と判定される人の方が良好だった。栄養状態が良いことが関係していると考えられる」と比企さん。どのような手術でも、術後は回復のエネルギーを生み出すために筋肉が分解されて体重が減りやすい肝心なのは脂肪を除いた筋肉が十分にあることで、手術に耐え、速やかに回復する余力が生まれる。  患者自身ができることは何か。比企さんは「食べて動いて、筋肉の貯金をつくりましょう。筋肉は休めるとすぐ衰える半面、鍛えれば維持できる。高齢者には散歩を勧めている。効果が高く、体への負担は小さい」と話す。運動の際、分岐鎖アミノ酸(BCAA)という栄養をスポーツドリンクなどで補うと回復が早まり、筋肉が維持されやすいという。  副作用にも影響  栄養が不足して筋肉が減ると、術後の補助化学療法の副作用が強くなるという研究結果も相次いで報告されている。  胃がんなどの手術後の補助化学療法として使われる「S―1」「5FU」などの抗がん剤は、再発を防ぎ、治る率を高めることが確かめられている。ただそのためには、一定の期間投与し続けることが必要だ。口内炎や下痢、白血球減少やそれに伴う感染症などの強い副作用が現れると、投薬の休止を余儀なくされ、ひいては十分な効果が望めなくなる。  これまでの研究では、筋肉量が5%以上減少すると重い副作用が増え、抗がん剤を続けられる割合が大幅に減ることが分かっている。比企さんは「手術の後は痛みがあったり、だるかったりするが、筋肉維持の重要性が分かっているのに動かないのはもったいない。ふだん運動をしない患者は特に動かなくなる傾向が強まるが、そこが頑張りどころです」と励ます。  ▽ 指導を受けて  ただ、特に消化器がんの手術では、おなかの調子や味覚が変わり、以前と同じ食欲を取り戻すのは簡単ではない退院するには病院食の少なくとも7、8割は食べられないといけないが、病状によっては難しい。  有明病院では管理栄養士が病棟に常駐し、患者の栄養状態を観察。治療と栄養状態の関係、より良い指導の方法を研究し、成果を論文発表するなどしている。同病院の管理栄養士の望月宏美さんは、退院直後と1カ月後の栄養指導を強めることが患者の体重維持に有効と考えて実践し、効果を確かめているところだ。  「手術前は、食べられれば普通の食事でいい。特にタンパク質をしっかり取ってほしい」と望月さん。食べられない患者には、吸収の良い栄養補助剤を勧めたり、食べやすいレシピを紹介したりしている。「いったん痩せてしまうと戻すのはなかなか大変。栄養を補う方法はたくさんあり、早めに医師か管理栄養士に相談して、維持を目指すのが大事です」と話した。 (共同通信 由藤庸二郎)> とある。

 がん治療の定番とも言える "抗がん剤や放射線治療" には、さまざまな "副作用" が伴うと心配されている。 とりわけ、"未婚の女性がん患者" にあっては、昨今、"不妊になるおそれ" が警戒され、"その対策" が試みられている、という。

 今回注目する下記引用サイト記事がん治療前に卵子の凍結保存 初の実態調査/NHK NEWS WEB/2017.05.19 - 18:24 は、  <がんの治療前に卵子の凍結保存をしておけば、将来、子どもを作れる可能性のある未婚のがん患者の女性は、年間推計5000人余りに上るのに対し、実際に凍結保存しているケースは年に250件ほどにとどまっているとする初の報告書を国の研究班がまとめました。専門家は「地元に対応できる医療機関がないといった地域格差などによって、がん患者の女性が子どもを持てる機会を失っている可能性があり、早急な対策が必要だ」と指摘しています> と報じている。

 <......抗がん剤や放射線治療によって不妊になるおそれのある若いがん患者の女性にとって、卵子の凍結保存は将来子どもを作る可能性を残せる重要な手段となっています。  その一方で、実際にどの程度、凍結保存が行える態勢が整っているのか国内の実態はつかめておらず、厚生労働省の研究班が全国600の不妊治療を行う施設を対象に初の調査を行いました。  その結果、15歳から39歳までの未婚のがん患者の女性は毎年、推計5000人余りに上る一方、女性が実際に卵子を凍結保存したケースは、おととし1年間で256件にとどまっていました。  また、がん患者の女性が卵子の凍結保存を行う施設は、日本産科婦人科学会に登録する仕組みになっていますが、14の県ではまだ登録施設がないということです。  研究班の代表で、聖マリアンナ医科大学の鈴木直教授は「がん治療を優先するため、凍結保存ができないという人もいると思うが、将来子どもを作りたいと願うがんの女性が、地域の医療格差などによって、その機会を失っている可能性がある。自治体の枠を越えて、がんの治療医と不妊治療を行う医師が連携を取っていくなど、早急な対策が必要だ」と話しています> とある。

 "受動喫煙" 環境の放置・黙認に業を煮やすかのように、あの「ホタル族」糾弾の動きが始まった。

 今回注目する下記引用サイト記事「ホタル族」被害者の会結成 ベランダで喫煙やめて/共同通信/2017.05.19 - 21:13 は、  <流れてくる隣の住人の煙、我慢できません―マンションのベランダなどでたばこを吸う「ホタル族」による受動喫煙の被害を訴え、「近隣住宅受動喫煙被害者の会」が19日、結成された> と報じている。

 <......東京都内で開かれた会合で、埼玉県在住の荻野寿美子代表(49)が「受動喫煙で夜も眠れない人や、ぜんそく発作を起こした子どももいる一人で立ち向かうのは難しい。協力して住みよい環境づくりを目指したい」とあいさつした。  家の中では家族に嫌がられたり煙で部屋が汚れたりするため、ベランダに出てたばこを吸う人は多く、暗がりで火だけが見える姿からホタル族と呼ばれるようになった> とある。

 "iPS細胞" が、移植治療に使われる再生医療分野での期待度を高めれば高めるほど、"iPS細胞" が内在する "がん化の恐れ" をどう抑止するのかという課題の解決が、否が応にも緊急度を増す。

 ◆ 参照 当誌過去の "iPS細胞 がん化の恐れ" 関連記事

 (1) "がん化"の恐れある未分化/未成熟なiPS細胞、たんぱく質"CD30"駆使して除去! (阪大)/当誌 2017.04.25
 (2) "iPS由来細胞のがん化"という最大課題に予防法:"GSI薬で処理"を開発!(慶応大チーム)/当誌 2016.09.25
 (3) iPS細胞からの心筋細胞、"がん化抑制"に道!原因の未分化細胞を、特殊培養液で死滅!/当誌 2016.04.05
 (4) がん化の恐れがある未分化のiPS細胞を見分けて除去する"抗体"作製!(立命館大チーム)/当誌 2015.07.30
 (5) がんや腫瘍の原因となる未分化細胞!遺伝子"サバイビン"目印にアデノウイルスで駆逐!/当誌 2015.07.28


 今回注目する下記引用サイト記事がん化の恐れあるiPS細胞、2時間で除去 京大が薬剤/日本経済新聞/2017.05.19 - 01:00 は、  <京都大学の斉藤博英教授らは18日、iPS細胞の中から、がんになる恐れのある不要な細胞約2時間で除去できる薬剤を開発したと発表した。iPS細胞を移植治療に使う再生医療の安全性を高められる。成果は米科学誌セル・ケミカルバイオロジー(電子版)に掲載された> と報じている。

 <......iPS細胞から神経や心筋などの細胞を作って人に移植する場合、変化しないまま残ったiPS細胞はがんなどの腫瘍になるリスクがある。現在は高額な機械を使って取り除く必要があり、より簡単で安価な手法が求められていた。  開発した薬剤はアミノ酸の集まりでできた「ペプチドD―3」と呼ぶ化合物。変化していないiPS細胞と心筋の細胞に育ったものを混ぜ、開発した薬剤を加えた。2時間ほどで変化しないままの細胞がほぼ消えた。正常な心筋細胞には影響が出なかったという。  マウスの精巣に移植したところ、薬剤を混ぜた場合は腫瘍ができなかったが、添加しない場合は8つの精巣のうち7つで腫瘍ができた> とある。

 "がん" と "免疫細胞" との関係については、"がん免疫療法/免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」" への注目度の高さからも窺えるように、がん治療研究の分野では、今や、目が離せないテーマとなっている。

 今回注目する下記引用サイト記事がん 悪化原因の細胞を発見 治療薬に応用できる可能性/毎日新聞/2017.05.17 - 08:00 は、  <がんや腸炎などの病気を悪化させる原因となる白血球のもとになる細胞を発見したと、東京医科歯科大の樗木(おおてき)俊聡教授(免疫学)の研究チームが16日付米科学誌イミュニティ電子版に発表した。がんや潰瘍性大腸炎などの治療薬へ応用できる可能性があるという> と報じている。

 <......白血球は本来、体を守る免疫機能を持つ細胞で、白血球の一種である「単球」は、細胞内で傷ついた組織や異物を取り除く働きをする。しかし、単球がん細胞の中に入ると「TAM」という細胞に変化し、がん細胞の増殖を促して病状を悪化させることがわかっていた。一方、TAMのもととなる単球が、体内でどのように作られているかはわかっていなかった。  チームは、人のさい帯血や骨髄細胞から、単球を作るもとになる細胞を調べた。その結果、単球だけを数多く作り出す「cMoP」という細胞を発見した。樗木教授は「cMoPの働きを止めると単球が作られなくなり、その結果がん細胞の増殖や炎症の悪化を止められるかもしれない」と話した。 【斎藤有香】> とある。

 今回注目する下記引用サイト記事認知症兆候を簡易判定 日大、血液検査データで/日本経済新聞/2017.05.17 - 01:14 は、  <日本大工学部(福島県郡山市)は、認知症に移行する前段階の「軽度認知障害(MCI)」を簡易に高精度で判定する手法を開発した。これまでは専門的な問診や画像診断などが必要だったが、健康診断で実施する血液検査のデータのみを使って9割を超す高い確率で推定できる。高齢社会の課題である認知症のリスク早期に発見し、症状悪化の予防につなげる> と報じている。

 <......MCIは健康な状態と認知症の中間にあり、日常生活に支障はないが、年齢などでは説明できない記憶障害がみられる段階早期に把握すれば、予防に向けた生活習慣の見直しなどに早く取り組めるメリットがある。  新手法は人工知能(AI)の深層学習(ディープラーニング)によって、たんぱく質など血液の成分と、認知症の進み具合の関連を分析。その結果を新たな受診者の血液のデータと突き合わせて判定する。通常の健診結果を利用できるので、時間や経費の負担軽減につながる。  同学部の酒谷薫教授と大山勝徳准教授が研究し、すでに特許を出願している。個人が自分の健診結果から判定を調べられるスマートフォン(スマホ)向けのアプリ開発も検討している> とある。

 今回注目する下記引用サイト記事突然眠り込む睡眠障害、発症抑える物質開発 筑波大/日本経済新聞/2017.05.16 - 04:00 は、  <筑波大学の柳沢正史教授らは、突然眠り込んでしまう睡眠障害の「ナルコレプシー」治療する効果がある物質を開発し、マウスを使った実験で確認した。さまざまな睡眠障害の根本的な治療法の開発につながると期待する。米科学アカデミー紀要電子版に16日掲載される> と報じている。

 <......ナルコレプシー突然気絶するように眠ってしまったり、気持ちが高ぶったときに全身の力が抜けて倒れ込んだりする脳内で「オレキシン」というホルモン欠乏し、睡眠と覚醒をうまく切り替えられなくなるために発症する。オレキシン注射したり飲んだりしても体内で分解されて脳には届かず、治療には使えない。  オレキシン脳が覚醒し続けるための神経回路にくっつくことで機能する。研究グループはオレキシンと同じ働きを持ち、体内で分解されにくい物質「YNT―185」を開発した。6匹のマウスに3日間、注射などで与えたところ、発作を抑えられた。  今回の成果を生かし、少量を飲むだけで治療効果のある物質の開発を目指す。このほか鬱症状による過眠症などナルコレプシー以外の睡眠障害の治療法の開発にもつなげる狙いだ> とある。

 iPS細胞は、傷んだ体の機能を取り戻す再生医療の切り札とされる一方、新薬開発の現場でも活用され始めている> と言われるが、その "新薬開発の現場" での "創薬効率化" に拍車がかかっている。

 今回注目する下記引用サイト記事武田薬品、iPSで薬の副作用再現 創薬効率化に道/日本経済新聞/2017.05.15 - 00:30 は、  <武田薬品工業はiPS細胞を使い、個人差のある薬の副作用を再現する手法を開発した。人が服用すると一部の化合物で表れる心電図の乱れが、iPS細胞からできた心臓の細胞でも観察できた多くのiPS細胞をそろえれば、不整脈のような副作用のリスクを新薬開発の早い段階で予測できる見通し。有効性を検証し、より安全で効率の良い創薬につなげる> と報じている。

 <......新薬の開発では、動物実験で問題がなくても人で副作用が見つかり、開発が中止になるケースがある。そのうちの一つが、死に至る不整脈だ。心臓の薬に限らず、体の様々な症状に効く薬で問題となる抗菌薬などでも心臓に影響が出る恐れがある。  研究チームは健康な10人の血液の細胞から作ったiPS細胞を心筋細胞に育てた。  10人の心筋細胞に拍動のリズムをわずかに変える抗菌薬を投与し、電気信号を測った。10人に投与したときの心電図と比べるとそれぞれがよく似ており、心臓への影響が心筋細胞で再現できた。  同じ薬でも副作用の頻度や程度には個人差がある。新手法を用いて100~1000人規模で実験すれば、個人差をいくつかの傾向に分けたり、個人差の中から共通の特徴を見つけたりできると期待される。  まれな副作用のリスクが、人に投与する前の細胞実験でわかる利点は大きい。今後は他の製薬会社などとも協力し、大規模な試験を検討する。  頻度の低い副作用を調べるためにどの程度の人数のiPS細胞を用意すればいいのかを突き止め、副作用のない新薬候補物質を絞り込む手法として活用したい考えだ。  創薬の成功率は2万~3万分の1といわれ、大型薬の開発費は500億円以上になる。創薬の早い段階で副作用のリスクを突き止めれば、莫大な研究開発費を投じた後に副作用が見つかるといった事態を避けられる。  製薬会社は従来も細胞や動物の実験で副作用のリスクをできるだけ洗い出す取り組みを進めてきた。だが、実際に人で起こる個人差のある副作用まで調べるのは難しかったという。  体の様々な細胞に育つiPS細胞は、傷んだ体の機能を取り戻す再生医療の切り札とされる一方新薬開発の現場でも活用され始めている> とある。

 "iPS細胞技術" が "再生医療"や、"創薬研究" 分野で、画期的な役割を果たしていることは言うまでもない事実である。 それに加えて、今回注目する下記記事のように、"絶滅危惧種" 問題を打開するかのような技術的可能性までが期待されているという。

 今回注目する下記引用サイト記事絶滅危惧種の精子卵子作製 iPSから、奄美のネズミ/共同通信/2017.05.13 - 05:45 は、  <絶滅危惧種に指定されている国の天然記念物アマミトゲネズミの細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、精子や卵子に成長させることに成功したと、宮崎大などのチームが12日、米科学誌電子版に発表した> と報じている。

 <......マウス、ラット以外の動物のiPS細胞から精子や卵子を作ったのは世界初<といい、チームは「種の多様性を確保する手段としてiPS細胞が役立つ可能性がある」としている。  アマミトゲネズミは鹿児島県の奄美大島にのみ生息する日本の固有種。森林伐採や野良猫などによる食害で個体数が激減している> とある。

 "受動喫煙" への国による対策強化の動きこそは、まさに "遅きに失した感がありあり" と言えそうである。 ただ、"遅ればせながら" ではあっても、今後、速やかに対処されるべきだ。

 ◆ 参照 当誌過去の "受動喫煙" 関連記事

 (1) "喫煙"による"多数の遺伝子変異"発生を確認!肺や喉など"がん発症の危険性"を高める!/当誌 2016.11.06

 (2) <がんセンターの8月の発表は、国内で受動喫煙と肺がんの関連について調べた1984~2013年公表の9論文を合わせて解析した結果から、受動喫煙で肺がんになるリスクは、受動喫煙がない場合の約1・3倍になるという内容。リスクを確実に上げることが「科学的根拠をもって示された」と結論付けた。> ( "受動喫煙の害"(=肺がんになるリスク)を再度強調! がんセンターがJTに反論!/当誌 2016.10.26

 (3) <......国立がん研究センター(東京)は30日、多数の日本人を対象とした複数の研究を統合的に解析したところ、他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」で肺がんになるリスクは、受動喫煙しない場合に比べて約1.3倍となり、危険性が明確になったと発表した。このため、肺がんに対する受動喫煙のリスク評価を従来の「ほぼ確実」から「確実」に格上げした......> ( "受動喫煙"で肺がん 1.3倍! 危険性「確実」に格上げ!対策急務!(がん研究センター)/当誌 2016.09.01

 (4) <......受動喫煙が原因で死亡する人は、国内で年間約1万5000人に上るとの推計を厚生労働省の研究班が30日までにまとめた。平成22年の推計では約6800人で、その後に脳卒中との因果関係が明らかになったことから、脳卒中による死亡の約8000人が上積みされ、2倍以上になった......> ( "受動喫煙"(他人が吸うたばこの煙)で1万5千人死亡!半数以上が"脳卒中"(厚労省研究班)/当誌 2016.06.01

 (5) がん予防!"喫煙"と"感染"をなくせば、日本人のがんは3割程度減る計算(国立がん研)!/当誌 2014.06.23


 今回注目する下記引用サイト記事肺がん・脳卒中など...受動喫煙の医療費、年3200億円超/yomiDr. ヨミドクター/2017.05.12 は、  <喫煙しない人がたばこの煙を吸い込む受動喫煙で病気になり、余計にかかる医療費は年3000億円を超すという推計厚生労働省研究班がまとめた。  対策強化を盛り込んだ健康増進法改正案の今国会への提出を厚労省が目指すなか、受動喫煙による健康被害の大きさが浮き彫りとなった> と報じている。

 <......研究班は、国の検討会が昨年発表した「たばこ白書」で受動喫煙との因果関係を「確実」とした肺がん、虚血性心疾患、脳卒中について分析。職場や家庭で長期にわたり間接的に煙を吸った40歳以上の人で、2014年度に余計にかかった医療費を算出した。  その結果、医療費は肺がんが約340億円、虚血性心疾患が約960億円、脳卒中が約1900億円で、計約3200億円に上るとした。患者数はそれぞれ約1万1000人、約10万1000人、約13万人だった。  研究班は患者が治療で仕事を休むことによる経済損失も推計。三つの病気の合計で損失は約820億円に達するとした。  分担研究者の五十嵐 中(あたる)・東京大学特任准教授(薬剤経済学)は「職場や家庭で煙を吸った非喫煙者に、膨大な医療費がかかっていることが分かった対策を急ぐべきだ」と話している> とある。

 岡山大学病院における、肺の "生体間移植手術" での先進的な実績は、まさに挑戦的に積み重ねられている。

 ◆ 参照 当誌過去の "肺移植 岡山大" 関連記事
 (1) "脳死者からの肺と生体からの肺"を同時移植実施へ!今回が世界2例目! (岡山大病院)/当誌 2016.07.18
 (2) 左右両肺移植 片方を脳死移植 もう片方を生体間移植="ハイブリッド移植"成功!岡山大/当誌 2015.04.06
 (3) 脳死の女性から提供された肺 "左右を反転させ移植"に初成功!提供チャンスを活かす!/当誌 2014.07.06
 (4) ドナー提供臓器(肺)を"特殊装置で機能リカバリー"の上移植手術!岡山大学病院国内初!/当誌 2013.10.25


 今回注目する下記引用サイト記事国内最年少の肺移植成功、岡山大 1歳女児/共同通信/2017.05.11 - 20:02 は、  <広島県内の病院で10日に脳死判定された6歳未満の男児からの臓器提供を受け、岡山大病院は11日、肺高血圧症の女児(1)への肺移植手術を実施し、成功したと明らかにした。病院によると、生体間を含め、国内最年少患者への肺移植> と報じている。

 <......病院によると、肺高血圧症は、肺の血管が細くなり、肺に送る血液の圧が高くなる。肺動脈圧の高い状態が続くと心臓に負担がかかり、機能が低下して心不全になる。  女児は生まれて間もなく、呼吸状態が悪化し、集中治療室に入った。肺高血圧症が疑われ、薬物療法や人工呼吸器を用いたが改善せず、2月に日本臓器移植ネットワークに登録し待機していた> とある。

  "医療の新制度" の発足が、 "医療事故の発生件数" を、漸次、抑制しているという事実は、医療においては、医学という科学と技術によって支えられた側面のほかに、医療制度という "人間的側面" が決して見過ごされてはならない点を照らし出しているように思われる。

 今回注目する下記引用サイト記事新制度で脳性まひ年1割減 指針順守で質向上/日本経済新聞/2017.05.11 - 09:28 は、  <出産時の事故で赤ちゃんが脳性まひになった際に原因を詳細に調べる制度を発足させたところ、脳性まひの発生が2009年から3年間で毎年1割程度ずつ減ったとする調査結果を日本産婦人科医会が11日までに、発表した。  医会の岡井崇・副会長は「原因調査をされるため、診療の指針が順守されるようになり、医療の質が向上した。他の領域の医療事故でも参考になる」と分析している> と報じている。

 <......この制度は、事故の補償金を支払うための「産科医療補償制度」。専門家による第三者機関が1件ずつ原因を分析し報告書を作成している。  医会によると、補償の対象となった重い脳性まひの患者は、制度が始まった09年に419人だったのに対し10年は9%減の382人、11年はさらに7%減って355人になった09年以降は、出産に当たり薬の不適切な使用が減っていたことも分かった。  制度は重い脳性まひの子供が生まれた際、一定の条件を満たせば、医療者の過失の有無にかかわらず総額3千万円の補償金を支払う。出産を扱う医療機関の99%以上が加入している 〔共同〕
> とある。

 昨日注目した記事も同様であったが、"データベース" の活用によって、"新たな抗がん剤の候補" を探索するというアプローチ( c.f. "スクリーニング" )が研究成果を上げつつあるようだ。

 ◆ 参照 当誌過去の "がん 新化合物" 関連記事

  <......20万種類以上の化合物データベースの中からこのたんぱく質の働きだけを抑えそうなものをシミュレーションで探索。化合物を合成して実験を繰り返し、最も効果のある化合物を特定した。......> ( "膵臓がん"がかかわる遺伝子(Ras遺伝子)の変異を狙い撃つ、新化合物を開発!(九大)/当誌 2017.05.10


 今回注目する下記引用サイト記事皮膚がん抑制物質発見、近畿大 新薬開発に期待/共同通信/2017.05.09 - 18:46 は、  <皮膚がんの一種の悪性黒色腫(メラノーマ)細胞の増殖を抑える新たな化合物を発見したと、近畿大の杉浦麗子教授(ゲノム創薬)のチームが9日、発表した。  がん化した細胞を標的に作用するため、正常な細胞への影響が少なく、副作用の少ない新規の抗がん剤開発につながる可能性があるとしている> と報じている。

 <......チームは特定のメラノーマ細胞で、がん細胞の増殖に関わる酵素「MAPキナーゼ」の一種が異常に活性化している点に注目。  独自開発した化合物の探索システムを使い、MAPキナーゼの働きを調整できるものを調べた結果、「ACA―28」という化合物が見つかった> とある。

 今回注目する下記引用サイト記事膵臓がんの遺伝子を狙い撃つ、新化合物を開発 九大 小林舞子/新聞社/2017.05.08 - 10:40 は、  <膵臓(すいぞう)がんの9割以上にかかわるとされるがん遺伝子「Ras」の働きを狙い撃ちにして抑える新たな化合物を、九州大などの研究チームが開発した。マウスの実験で体内のがん細胞の増大を抑える効果があることを確かめた。難治がんとされる膵臓がんなどに効く新薬として期待できるという。2日付米科学誌セルリポーツで発表した> と報じている。

 <......Ras遺伝子が変異するとがん細胞の増殖や転移が活発になることが知られており、膵臓がんでは9割以上で、がん全体でも3割で変異が見つかる。チームはRasが働く仕組みに特定のたんぱく質が関わることを突き止め、20万種類以上の化合物データベースの中からこのたんぱく質の働きだけを抑えそうなものをシミュレーションで探索。化合物を合成して実験を繰り返し、最も効果のある化合物を特定した。  この化合物を、肺にがん細胞を移植したマウスに注射すると、注射しないものに比べてがんの成長が5分の1に抑えられ、白血球数や体重が減る副作用はみられなかった。九大の宇留野(うるの)武人准教授(生物化学)は「ヒトを対象にした臨床試験も視野に入れ、数年がかりで創薬を実現させたい」と話す> とある。

  "心筋梗塞、拡張型心筋症など "心筋細胞" が大量に失われてしまう病状に対する治療" において、「心筋(の細胞)シート」と呼ばれる "iPS細胞を使った再生医療製品" を移植する、という研究は既に注目されてきた。

 ◆ 参照 当誌過去の "心筋シート" 関連記事

  <他の筋肉とは異なる ">拍動する心筋細胞>" から成り立っている ">心臓の心筋>" の ">再生医療>" は、>心筋梗塞、拡張型心筋症>など >"心筋細胞" が大量に失われてしまう事態(病気)に対する治療>として期待がかかる。 そして、そのために、"心筋細胞" が "シート状" に培養され、移植用として作製される研究が進められてきた。> ( "iPS細胞"から作製した「心筋シート」心臓病患者に移植!治験申請へ (大阪大チーム)/当誌 2016.01.08


 今回注目する下記引用サイト記事iPSで拡張心筋症治療...京大、臨床研究申請へ/YOMIURI ONLINE/2017.05.08 - 05:47 は、  <他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心臓組織を貼り付けて「拡張型心筋症」を治療する研究を、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授(再生医学)らのグループが進めている。  来夏にも、患者に対して効果と安全性を確かめる臨床研究の実施を国に申請する> と報じている。

 <......山下教授らは、iPS細胞を心筋や血管など3種類の細胞に変え、薄いシートに加工。シートを最大で15枚重ねて厚さ1ミリ弱の心臓組織を作製した。シートの間にゼラチンの微粒子で酸素が通る隙間を作り、中間層の細胞が死なないように工夫した。  拡張型心筋症のハムスターを使った実験では心臓の細胞死や変質が減り、病気の進行が抑えられた臨床研究が認められれば、京大病院で移植が必要な成人の患者数人を治療するという。 ―― 以下略 ――> とある。

 もし、あの日のように元に戻ってくれたら......、という思いが、患者さんの身近な人にとっては禁じ得ないはずであろう。 それも、誰もが見舞われる可能性が否定できない交通事故に伴う「脳損傷/遷延性(せんえん)意識障害」。 <先駆的なリハビリ医療で26%の脱却率を達成している実績> がある "専門病床" が、手の届く距離にないのは辛すぎる......。

 今回注目する下記引用サイト記事交通事故 脳損傷、物言えぬ夫の思い代弁 専門病床、もっと多く/毎日新聞/2017.05.07 は、  <交通事故による脳損傷で意識が戻らない「遷延(せんえん)性意識障害者」を受け入れている独立行政法人「自動車事故対策機構」の専門病床手厚い看護やリハビリで、全く反応がなかった最重度患者の4人に1人が同障害から脱しているが、全国には8カ所290床しかない。「もっと増やしてほしい」。家族らは物言えぬ大切な人に代わって訴える。 【江刺正嘉】> と報じている。

 <......「お父さん、調子はどう?」。京都府舞鶴市の病院。市内に住む江上寿美子さん(55)はほぼ毎日、仕事を終えると夫直(ただし)さん(57)を見舞う。3年前の交通事故で遷延性意識障害になった直さんは目を開けたまま、反応しない。それでも寿美子さんは体をさすり、タオルで顔や手の指を丁寧に拭き、一日の出来事をゆっくり語りかける。  直さんは2014年7月、オートバイで帰宅中、右折しようと減速したところ、後続の乗用車に追突されて頭を強打し、脳を広範囲に損傷した。乗用車を運転していた70代の女がブレーキとアクセルを間違えたのが原因だった。女は有罪判決が確定したが、寿美子さんは「何不自由ない家庭」を失った。身長180センチと大柄で、風格を感じさせる調理師だった直さんの手足は棒のように細くなり、体重は30キロも落ちた。どんな声をしていたのか、忘れそうになることもある。  回復を願う寿美子さんは事故後、インターネットで遷延性意識障害のことを調べていて、専門病床のことを知った。「交通事故障害の専門病院なら道が開ける」と期待した。だが、自宅から一番近いのは大阪府南部の泉大津市立病院の委託病床(16床)。車で片道約4時間かかり、とても日常的には通えない。「夫の日々の様子が分からなくなるのはとても不安。リハビリをするなら一緒に頑張りたい」。そう考える寿美子さんは専門病床への転院を決断することができなかった。  「全国遷延性意識障害者・家族の会」(約300家族)は各都道府県に1カ所は専門病床を開設するよう、国土交通省や機構に陳情を続けてきた。桑山雄次代表(61)は「先駆的なリハビリ医療で26%の脱却率を達成している実績は素晴らしい」と評価する。  一方で、桑山さんが問題視するのは地域格差だ。「四国や、江上さんが住む舞鶴市のある日本海側には1カ所もなく、近畿圏でさえ泉大津の16床しかない。明らかに偏りがある自宅から通える距離なら入院させたいという家族は潜在的に多い。5床程度の小規模でもいいから、専門病床をできるだけ増やしてほしい」と要望する> とある。

 今回注目する下記引用サイト記事人工乳房でがん患者喪失感緩和を 倉敷のヤングさん、製作会社設立/山陽通信/2017.05.05 - 08:40 は、  <乳がんの手術で乳房を失った女性用の人工乳房を作る会社を、倉敷市玉島乙島のヤング肇子(けいこ)さん(65)が立ち上げ、事業を始めた。全国で乳がん患者が増加する中、ヤングさんは「女性の喪失感を少しでも和らげたい」と話している> と報じている。

 <......同市出身のヤングさんは、岡山県内の会社などで働いた後、2001年に渡米。米国人男性と結婚し、ハワイやアトランタで結婚式のプロデュース業などを営んでいたが、母親の介護のため15年に帰国した。  米国で友人を乳がんで亡くした経験があり、がん患者の役に立ちたいと起業を決意。東京のメーカーで研修を受けた後、昨夏から事業を始めた。  会社は「スカイクロスジャパン」。自宅を工房としてオーダーメードで対応する。樹脂とギプス包帯で胸部の型をとり、片方の乳房が残っていれば、それを基にシリコーンなどで成形。皮膚の質感や透けて見える血管まで丁寧に作る。再び顧客に会い、装着時に違和感がないよう微調整して仕上げる。肌が触れる面には特殊な接着剤が付いており入浴も可能。価格は10万~18万円。  これまでに県内の40代と60代の2人に作製し、「温泉にためらわずに入れるようになった」「外出時に人目が気にならなくなった」などと喜ばれているという。  国立がん研究センター(東京)によると、国内の乳がん患者は増加傾向で、16年の発症者は約9万人と推計。  乳がんの手術で失った乳房は、医療機関で再建するケースもある。ヤングさんの技術は再現手段の一つで、将来はがん患者に作り方を教えながら、一緒に作ることも計画している。  ヤングさんは「悩みにしっかり耳を傾けながら、がん患者に寄り添える存在になりたい」と、1月からはがん患者や家族らが不安や悩みを話し合う「メディカルカフェ」も日本キリスト教団玉島教会(同市玉島中央町)で開いている。  問い合わせはヤングさん(090―1354―6522)> とある。

 "がん" は恐いが、なお恐いのは、人の世の "不人情"、"不人情な役所仕事!" と言うべきか......。

 今回注目する下記引用サイト記事生活保護却下 男性、生活ギリギリでがん治療受けずに死亡/毎日新聞/2017.05.02 - 09:29 は、  <兵庫県内で昨年3月、4年間にわたり体調不良の症状がありながら経済的な理由で病院にかかっていなかった男性(当時78歳)が、直腸がんで死亡していたことが全日本民主医療機関連合会(民医連)の調査で分かった。男性は数年前に生活保護申請を却下されていたという。県民医連は「この例は氷山の一角。行政がもっと丁寧に対応していれば手遅れにならなかったかもしれない」としている> と報じている。

 <......県民医連によると、男性は独身で1人暮らし。親族や友人もおらず月額10万円の年金で、家賃1万2000円の県営住宅に住んでいた生活保護の申請を出した自治体からは「生活保護の基準より収入が若干多い」という理由で却下されていた。  4年前から下痢が止まらず、2、3年前からは血便の症状もあったが、生活がぎりぎりだったため病院にかからず、市販の薬で済ませていた。昨年2月26日、無料低額診療事業を実施している病院に初めて行き、その後直腸がんが進行していることが判明。医師らは入院を勧めたが本人が「金がかからないと言われても信用できない」と拒否し、約1カ月後に自宅で死亡しているのを警察官が発見したという。  県民医連の北村美幸事務局次長は「生活保護の申請時、行政は本人の身体の状態も聞き取ってほしかった。病院での無料低額診療事業がもっと広く認知されて、医療費の心配をしている人が安心して受診できるようにするべきだ」とした。調査は2005年から毎年、全国の加盟医療機関を対象に実施している。昨年の調査では、同様の死亡例は全国で58例が確認されている 【黒川優】> とある。

 "心不全" は "心筋細胞増減" と深く関係している、という。

 今回注目する下記引用サイト記事心筋細胞の増殖発見、大阪大 心不全治療に期待/共同通信/2017.05.03 - 19:32 は、  <出生した後はほとんど増えなくなるとされる哺乳類の心筋細胞が、炎症から回復する過程では増殖することをマウスの実験で解明したと、大阪大のチームが3日付の英科学誌電子版に発表した。  心不全心筋細胞減少して起きるため、増殖の詳しい仕組みを解明し、人為的に心筋細胞を増やせれば、新たな治療法の開発につながる可能性があるとしている。

 <......チームは、ウイルス性心筋炎を発症した患者の多くに、心機能の自発的回復が見られることに注目。実験で、大人のマウスに心筋炎と同じような炎症を起こすと、いったん心筋細胞が萎縮し減少するものの、回復する過程では一部が増殖することが分かった> とある。

 がん治療では、がん細胞自体を直接、攻撃するというより、がんの進行に関わっている、いわば "がんの支援部分" に打撃を与えてその影響を待つという選択がある。

 今回注目する下記引用サイト記事がん抑える新たな化合物を開発 マウスで免疫副作用なし/共同通信/2017.05.03 - 01:00 は、  <九州大などの研究グループは、がんの進行に深く関わるタンパク質の働きを妨げてがん細胞の増殖や転移を抑える新たな化合物を開発し、2日付の米科学誌電子版に発表した。マウス実験で、免疫細胞である白血球の減少といった副作用がないことを確認体に優しい抗がん剤の開発につながる可能性がありそうだ> と報じている。

 <......研究グループによると、がん全体の3割程度で確認される突然変異した遺伝子が、がん細胞内の特定のタンパク質に作用し、タンパク質が細胞内への栄養分取り込みなどを促すことでがんが進行するという仕組みを突き止めた。  開発した化合物は、このタンパク質の働きを抑えるものという> とある。

 その要請と期待は計り知れないほど大きいとは言え、 "アルツハイマー病" に対する新薬の登場は、決して容易なことではなさそうである。

 ◆ 参照 当誌過去の "アルツハイマー病" 関連記事

  <......新薬が登場するのは、早くて2020年ごろと想定されていますが、簡単ではありません。生活習慣病対策や運動療法、減塩食事療法など、今やれることにしっかりと取り組みながら、新薬の開発、発売を待ちましょう......> ( "認知症"治療・予防薬、新薬の登場は?早くて2020年ごろと想定されるも簡単ではない!/当誌 2016.02.03


 今回注目する下記引用サイト記事アルツハイマー、日本連合で創薬 原因物質抑制で新戦略/日本経済新聞/2017.04.30 - 21:09 は、  <アルツハイマー病早期発見や治療を目指し、国内の研究機関が連携して新たな研究を始めた。量子科学技術研究開発機構(量研機構)や順天堂大学、学習院大学などが協力し、原因物質の一つタウたんぱく質を狙った新薬や検査法を開発する。国際的に創薬は失敗続きで、新たな研究戦略が求められている。日本発の技術の実現を目指す> と報じている。

 <......患者の脳には特徴的な変化が起こる。 1つは、たんぱく質「アミロイドベータ」が蓄積したシミのようなものができる2つ目は、タウたんぱく質たまって繊維状の固まりができるこれらの結果、神経細胞が死んで脳の萎縮が起こる。  国内機関が新たなターゲットと注目したのがタウたんぱく質だ。量研機構や順天堂大、学習院大などは「タウコンソーシアム」を昨年設立した。日本発の治療薬と診断法の開発を目指す。エーザイなどの企業とも協力内容の話し合いを進めている。動物実験や評価方法の基準を作り、各機関の研究を参考にできる環境づくりを目指す。  学習院大学の高島明彦教授らは、タウたんぱく質の蓄積を抑える物質を見つけた構造の似たパーキンソン病薬「ドロキシドパ」を使い、医師主導の臨床試験を順天堂大学で昨秋から始めた。  アルツハイマー病ではないが、遺伝的にタウたんぱく質がたまりやすい患者など13人に投与する。試験期間は約1年。蓄積を抑える効果を確かめる。   コンソーシアムタウたんぱく質の蓄積を調べる診断法も開発する。新薬の効果を詳細に調べるには状態を可視化する技術が欠かせない。  量研機構放射線医学総合研究所はタウに結合する薬剤の出す放射線を陽電子放射断層撮影装置(PET)で測る手法を開発した。検査事業などに使える性能の診断用の物質を作った。技術供与先の台湾のベンチャー企業が先行して、米国での小規模な臨床試験で脳に届く様子を調べた。  量研機構はこの物質の性能評価法を決めるため、3月から人での研究を始めた。今年度内にも臨床試験を始める計画だ。日本医科大学や東京都健康長寿医療センターなどで実施を検討している。  アルツハイマー病の創薬が難しいのは、詳細な仕組みが不明なためだ。アミロイドベータとタウたんぱく質以外に目標になる有力な物質が見つからない手探りの状況だが、タウたんぱく質の研究が一段と進めばメカニズムの解明に役立つ。  2000年代、アミロイドベータを狙った新薬候補などが次々と登場したが、成功しなかった。米国研究製薬工業協会が15年に公表した報告によると、1998~2014年で臨床試験をした127剤のうち4剤しか実用化しなかった。  アルツハイマー病は認知症の6~8割を占める。世界で約3000万人の患者がいるといわれる。根本的な治療法はない> とある。

 "花粉症などのアレルギー症状" が忌避されるあまり、"免疫細胞/免疫機能" は、本来の役割発揮が正当に評価(?)されずに分が悪い位置に追いやられている印象が無きにしも非ず......。
 そんな状況下で、今回の下記研究は "一矢報いる!" の観がありそうだ。


 今回注目する下記引用サイト記事花粉症のマスト細胞が結核感染防ぐ 福井大が仕組み解明/福井新聞/2017.04.29 - 05:00 は、  <福井大医学部の研究チームは27日、花粉症などのアレルギー症状を引き起こすことで知られる免疫細胞マスト細胞」が、結核菌の感染防ぐ働きを持っていることを突き止めたと発表した。結核新たな予防法や治療法の開発につながる成果という。  同大の学術研究院医学系部門の定清直教授(ゲノム科学・微生物学)と医学部附属病院呼吸器内科の本定千知医師らによる共同研究。論文は英科学雑誌(10日付)に掲載された> と報じている。

 <......今回の研究では、結核菌の細胞壁の成分にマスト細胞の培養液を加えた際の反応を確認。マスト細胞「ヒスタミン」と呼ばれる物質などを放出、免疫機能を高め結核菌感染防御する働きをすることが分かった。マスト細胞もともとは寄生虫の感染を予防する働きを持っているが、寄生虫が減った先進国では、花粉症を引き起こすやっかいな存在と位置づけられていた。  結核世界で19億人が感染しているとされ、国内でも毎年約2万人が発症、約2千人が死亡している。福井県のまとめでは県内で毎年約100人が新規に発症、死者も約10人となっている。  チームはマスト細胞を研究する中で、2013年から結核菌との関係に着目し、成果につなげた。定教授は「結核は世界最大の感染症の一つ。決して過去の病気ではなく、根絶に向けた新たな展開を可能にする」と話した。今後は、マスト細胞が結核菌に作用するメカニズムについて研究を進める予定> とある。

 不順な天候の中で残る冷えからか、"かぜをひく" というケースが周囲で後を絶たないと思っていたら、どうもちょっとした異変(?)が生じているらしい......。

 今回注目する下記引用サイト記事インフル患者、B型増加 再びかかる可能性も/共同通信/2017.04.28 - 18:47 は、  <厚生労働省は28日、流行のピークを過ぎて減少していたインフルエンザの患者数が、23日までの1週間で前週より微増に転じたと発表した。検出されたウイルスの割合は、3月ごろから多くなっていたB型がA香港型と同程度にまで増えた。  専門家は「この冬にA型に一度かかった人でも、B型を発症する可能性がある」と注意を呼び掛けている> と報じている。

 <......全国約5千の定点医療機関の報告を分析。23日までの1週間に医療機関を受診した全国の患者は約20万人と推定した。  年代別では5~9歳が最多で約4万人次いで10~14歳が約3万人と推定され、小中学生の患者が目立った> とある。

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