2012年10月 アーカイブ

 ハリケーン「サンディ」は、29日夜(日本時間30日午前)、ニュージャージー州南部の大西洋岸に上陸したという。
 今回のハリケーンに対しては、事前から警戒体制がとられたとはいうものの、それでも各方面での被害は甚大だと見られ、"経済損失は1.6兆円にも"( 「サンディ」が米東部に上陸へ、経済損失は1.6兆円にも/REUTERS/2012.10.30 )上ると試算されてもいるようだ。



 猛威による被害は拡大中というのが実情のようであるが、下記引用サイト記事:米ハリケーン:温帯低気圧に変わり東部上陸、首都で停電/毎日新聞/2012.10.30 によってもその深刻さが覗え知れる。今後の推移から目が離せないようだ......。




















 "異常気象" もここまで来ると絶句となる。
 下記引用引用サイト記事:ハリケーン:「サンディ」米北東部に接近 非常事態宣言も/毎日新聞/2012.10.29 によれば、すでに<カリブ海諸国では、計60人以上の死者>を出したハリケーン「サンディ」が、間もなく米北東部に接近し上陸するという。

 <大西洋沿岸の各州は非常事態宣言を出して厳戒態勢>がとられているとのことだが、このハリケーン「サンディ」の "脅威" とは一体何なのか?

 どうも、ハリケーン「サンディ」自体の威力(強風の範囲が直径400キロ以上)とともに、別な "リスク" も問題であるようだ。
 現在、大西洋にはグリーンランドからの高気圧団があり、"寒気団" が北西から東海岸に向かっているという。こうした気象環境下ハリケーン「サンディ」がこれに合流するならば、巨大な嵐が生じる可能性があるという。

 それが最も警戒される事態のようなのである。1991年のハロウィンに発生した「パーフェクトストーム」再来の恐れがあるというのだ。―― <ブッシュ政権は事態の収拾に手間取った。米国内でブッシュ大統領の支持率が下落したのはカトリーナへの対応が大きく、その後2度と上向くことはなかった。05年の失態は翌06年の中間選挙での共和党大敗、08年のホワイトハウスからの陥落にまで結びついた。イラク問題も大きかったが、内政でブッシュ政権の求心力の威信が低下したのは、ハリケーン・カトリーナが直接のきっかけだった。>ハリケーンが動かす株と選挙 色濃い7年前の記憶/日本経済新聞/2012.10.29 )という見方も視野に入らない訳ではないが...... ――

「サンディ」は現時点でこそ「カテゴリー1」に分類されるものの、西からの強い寒冷前線と一体化して100年に一度の未曾有の「パーフェクトストーム」、あるいは「フランケンストーム」へ勢力を巨大化させるリスクが潜んでいる......>( フランケンストーム、100年に一度の衝撃がNYを襲う?/MY BIG APPLE/October 28th, 2012


 被害が最小限で収束することを祈る以外はない......。

 
 些細なことのようではあるが、"プラス思考"を生み出す"ワクワク感" をコントロールできれば生活が変わるのではないかと思ったりする。
 経験的にも言えることだが、確かに "ワクワク感" とでもいうような気分の際には、ものごとが万事うまく進む。考え事も、連鎖的な回転で展開して行く。
 こうしたブログ記事を書く時にも、"ワクワク感" が先行するとキー・タッチがスムーズになったりする......。

 ところで、人間に対する大きな誤解のひとつは、"考えること" への "過大評価(?)" ではないかと思うことがある。
 "考えること" は不可欠ではあるとしても、それで十分だとは決して言えないからだ。
 少なくとも、"考えること" だけはで "セルフコントロール" は全うできない。簡単な話が、寝付きが悪い時に "眠るゾ!" といくら考えたところで何の意味もないことが挙げられる......。
 "考える脳" もまた、自分(という身体)の一部分でしか過ぎないということだ。

 そう思ってみると、"考える脳" 作用に少なからず影響を及ぼす "要因"( "陰の支配者?!" )が気になるわけだ。その時、目を向けてみてよい点が<人間は「感情」に引きずられる動物である。ワクワク感がプラス思考を生み出す!>ではないかと思う。
 下記引用サイト記事:人間は「感情」に引きずられる動物である。ワクワク感がプラス思考を生み出す!/ダイヤモンド社 書籍オンライン/2012.10.26 は、書籍紹介記事であるが、"感情" そして "ワクワク感" が、"考えること" をいかに強力に支援するか、その点について平易に述べられている。
 難しい本を読んで "知的思考力" を鍛えるのも良いが、"考える脳" が一体何によって作用を受けているのかを理解しておくのも、苦渋に満ちた時代環境では必須だろうと思えた......。

 "iPad mini" の発売とともに、"Google Nexus 7"、"Kindle Fire(HD)" などによって "小型タブレット" の激烈な販売競争が始まった。
 そこで、なぜ今、10インチ "iPad" サイズから、7インチ "小型タブレット" サイズへの移行が始まっているのか? について、"おさらい" 的な確認をしてみることにした。

 下記引用サイト記事:小型タブレットがタブレット市場を支配するに至る理由 iPadがタブレットの未来となり得ないのはなぜか、サイズと価格の問題を考える/COMPUTERWORLD/2012.07.14 によれば、理由は大きく分けて二つ。
 一つは、"低価格性とそれに伴う諸メリット" であり、もう一つは、 "マルチメディア電子書籍市場に直結する教育市場攻略に有利( Apple 戦略!?)" ということになりそうだ。

 ポイントを抜粋してみると以下のようになる。

■ 小さなタブレットが消費者市場を支配するに至る理由

 ◎ 重要な要素は、低価格!
 ◎ Wi-Fi 活用の小型タブレットの場合、購入者は1度、少額を支払うだけだ。出費はそれだけで済む。
 ◎ 価格が安ければ、その物的価値も下がる=持ち歩くリスクの低いガジェットとなるのだ。盗まれる心配が少ない。なくしたり壊れたりしても、簡単に買い替えられる。
 ◎ 形状が小さいこと(=ポケットにも収まる。)も、タブレットを使う場所や機会が増える要因となる
 ◎ 低価格=機動性向上=形式張らない使用に向いている
 ◎ 小型タブレットはソーシャル・ネットワーキング用のマシンにも最適
 ◎ 使用する場所や状況から見れば、小さなタブレットが断然便利
 ◎ 小型タブレットは、仮想アシスタントやソーシャル・ネットワーキング用としてなど、より個人的な利用に使われるようになる

■ 小型タブレットが教育市場を支配するに至る理由
 ◎ 教育市場、特に幼稚園から高校までの市場では、いつタブレット革命が起きてもおかしくはない/このタブレット革命を押しとどめているのが価格のみ
 ◎ iPadの金額を支払って、学生一人一人に配布するようなことはない
 ◎ iPadのように、皆がほしがり盗難に遭いやすい電子機器を持たせて、子どもたちを校門から送り出すことはしない
 ◎ Appleは、インタラクティブなマルチメディア電子書籍市場の要としての教育出版の市場をねらう――「iBooks Author」!――教育関連資料を作成するあらゆる人を取り込む意図――将来著者になるべき世代に向けて、Appleの手法で出版するという考えをすり込む意図
 ◎ 幼稚園から高校までの世代がiPadを使わない限り、そうしたすり込みは実現しないだろう。そして500ドルのiPadでは無理に違いない
 ◎ Appleが出版業界の未来を支配するには、より小さい、低価格のiPadが重要になる!

 スーパーマン(クラーク・ケントという記者)は、米国のコミックの代表作で、コミックのみならずアニメ、映画、TVドラマ作品と半世紀以上にわたり人気を博してきたスーパーヒーローだ。
 TVドラマ(1952年~1958年)放映時には、最高視聴率:74.2% だったというから驚きの人気だ。

 ご存知、この "遠い星からやって来た異星人" のスーパーマンは、日頃は<「デイリー・プラネット」という新聞のクラーク・ケントという記者>( 下記【 引用記事 1 】)に身をやつしている。
 そのクラーク・ケントという記者が、最新版のコミック誌では、とうとうその新聞社を辞めたということのようだ。

 何でも、
クラーク・ケントは、会社で「スクープ記事が少ない」と言われてけんかになりました。そして、会社の幹部と話し合ったときに、「新聞が娯楽のためのものになっている」と会社の考え方に反対して、新聞社を辞めてしまいました
とある。

 "娯楽" の雄であるコミックの主人公が叫ぶ「新聞が娯楽のためのものになっている」という批判的セリフが気が利いている。
 すでに "ジャーナリズムの危機" が叫ばれて久しいが、そうした懸念はネットを通じた "デジタル・コンテンツ" の普及によって増幅されているかのようだ。
 こうした懸念は、ジャーナリズム(ジャーナリスト)側の問題であるには違いないが、受け手側の姿勢にも目を向ける必要がありそうだ。

 下記の【 引用記事 2 】では、<そもそもニュースを楽しむ人が減っている>という "さもありなん" とでも言うべき事実が伝えられている。
 "新聞" はもとより、"ニュース" にも関心が向かないほどに "日常的関心" のあり様が変化してしまったということか......。
 こうした "感性" の "維新" で "巻き戻す(?)" ともなるとほとんど不可能かと思われもするが、その意味では、
<「クラーク・ケントは、インターネットにニュースのウェブサイトを自分で作るかもしれません」>
という点には興味が湧いたりする......。

 領土問題に端を発する "日中関係悪化" で、日本企業/日本経済も少なからず "打撃" を被っていることは報じられている。

 しかし、日本と中国との経済が一体性を深めている状況では、経済的な"打撃" もまた表裏一体であるに違いない。
 いや、 "成長鈍化" が表面化している中国経済にとっては、この事態を長くは続けられない事情にあることが表面化し始めているようだ。

 下記引用サイト記事:中国景気に「反日」のツケ 不買の代償、縮む生産/日本経済新聞/2012.10.24 によれば、<反日感情の高まりが生産や投資の下押し要因>になるとして危惧され始めている。

 <日本車不買の広がり>は、日本ブランド車への依存率が4割、9割と高比率の中国自動車メーカーの株価を "一時16%も下落" させたという。
 また、他の消費財でも同様であり、とくにボイコットなどによる "日本企業製の部材"( IT 製品部材 )の "滞り" は、<日本製部材の供給停止で生産が止まれば打撃は大きい>という事態に直結していると。

 要するに、当然の成り行きだと言えるが、
中国企業も日本製品なしではやっていけない/日系企業製品のボイコットを続ければ中国の消費、生産、輸出、投資のあらゆる経済活動が縮小に向かう
ということのようだ......。

 まさに、アップル "iPad mini" の発表に照準を合わせたかたちで、Amazon が、一連の "Kindle" チーム製品の "予約受付販売" を開始し、コンテンツ・ストアの "Kindleストア" のオープン( 10月25日 )を公表した。
 アップル "iPad mini" の発表を踏まえた "スケジュール・イベント(!?)" であることは明らかだ。

 その "価格設定" が注目されていた "iPad mini" は、<価格は329ドルからと、予想より高めに設定>( ◆参照 価格設定が注目されたアップル"iPad mini"!高めの"329$~"設定で懸念される向きも?( 当誌 2012.10.25 ) )されたわけだが、その発表された "価格設定" の高低にかかわらず、今回の Amazon による一斉公表はスケジューリングされていたのであろう。

 それにしても、この "矢継ぎ早の公表" は、"小型タブレット販売戦争" 開始の "狼煙(のろし)" の観がある。
 日本での、一連の "Kindle" チーム製品発売を待ちかねていた "Kindle ファン" たちの心もちを掻き立てるとともに、上記ブログでも懸念した "iPad mini" のアップル陣営にも少なからぬ "揺さ振り" を掛けているものと推測される......。

 これでいよいよ、"小型タブレット" ジャンル、あるいは "電子書籍" ジャンルでの "Apple/Amazon/Google" トライアングル・バトルが始まることになる......。

 喧(かまびす)しい前評判のあったアップルの小型版タブレット端末 "iPad mini" が発表された。
 すでに同クラスの製品であるアマゾンの「キンドル」、グーグルの「ネクサス7」が "低価格" で販売され好調であったため、"iPad mini" 発表への関心は専らその "価格設定" に集まっていた。

 下記引用サイト記事:アップルが「iPadミニ」を11月2日発売へ、予想より高価格/REUTERS/2012.10.24 においても、

1000人以上の消費者を対象に行った調査によると、期待する最低価格は249─299ドルだった

とあり、アマゾン、グーグルが設定した "低価格" 水準が基準となった空気が、どうも支配的となっていたようだ。

 それだけに、<価格は329ドルからと、予想より高めに設定されたため、専門家の間では、需要が抑制される可能性があると懸念する声も>上がっているという。
 株式市場も <アップル株は23日、3.26%安> とやや突き放す反応だったという。

 つい先日、"「7inch iPadミニ"発売に対するプロの眼は厳しい!それは"革新なきアップル"を暗示?」( 当誌 2012.10.20 ) というエントリーで意を傾けたのも、同じ理由からだが、アップルが "革新性" という旗印を脇に置いて、別な相貌を見せる時、誰もが戸惑うのかもしれない......。

 まして、
アップルが小型タブレット市場への参入に踏み切ったのは、アマゾンの「キンドル」、グーグルの「ネクサス7」の大成功があったからだ

という "アップルらしからぬ(?)" スタンスが指摘されると、さらに困惑させられるわけだ。
 そして、<価格は329ドルからと、予想より高めに設定>されたとなると、投資家ならずともアップルの今後に一抹の不安を禁じえなくなる。
 "殿様商売(!?)" にふさわしい "革新性" という旗印 を、アップルは再度高々と掲げなくてはならない......。

 "電子書籍" は文字を読むのが王道だが、"朗読" させて音声で聴いてみたいという思いもないではない。中でも "EPUB 電子書籍" の "朗読" となると適当なアプリが見つからないのが現状だ。

 そこで注目してみたいのが、下記引用サイト記事:日本語や中国語のEPUB電子書籍も朗読してくれる、iOS用音声朗読アプリ「Voice Dream Reader」/hon.jp Day Watch/2012.10.22 で紹介された<「Voice Dream Reader」>だ。

 <iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad に対応>しており、しかも、お試し版は "無料" ということなので、お試し版の<「Voice Dream Reader Lite」>を早速 iPad にダウンロードしてチェックしてみることにした。

 本体のダウンロードは手短にダウンロードされたが、オプションである日本語朗読向け(辞書?)ファイルはその大きさのためやや時間が掛かるダウンロードとなった。
 そして、朗読対象となる "EPUB 電子書籍" を、"All Items" と称されたスペースに追加することになり、"Dropbox" に置いてあった "自作のEPUB 電子書籍" を試してみることになった。(なお、このスペースへの追加方法としては、"Dropbox" のほか "Web Browser"、"Editor"、"Clipboard" などからが可能となっている。)

 さて、そこで "「sakura」という女性の合成音声" による朗読を "試聴" することとなったわけだ。
 結論から言って、"まずまずの出来" だと言えそうか。誤読はほとんどない。音質も悪くはない。ただ、ちょっと気になったのは "イントネーション" かもしれない。東南アジア方面の女性の話しぶりを想起させる雰囲気が漂う。
 また、お試し版 ゆえに、二、三行程度しか朗読されない。

 小説のような、雰囲気が相応に比重を占める "電子書籍" などを朗読させるのは、どうかな? と幾分抵抗を感じるかもしれない......、というのが正直な印象であったが、ビジネスライクな情報を読み上げさせる分には問題はなさそうである。
  "合成音声" の仕上がりというのは結構難しいものだ......。

 
 今年上半期の貿易収支は "3兆2190億円の赤字" で "過去最大" だという。中国向け輸出額の減少が大きく響いているらしい。( 参照 上半期貿易赤字額 過去最大に/NHK NEWS WEB/2012.10.22

 こうした落ち込んだ日本経済だからこそ、大きな発想転換に基づいた "救世主" が待望されるわけだ。
 昨日は、<新潟県佐渡沖の大規模石油・天然ガス田>や<日本海側に埋蔵する大規模なメタンハイドレート>の開発推進によって、<"エネルギー資源輸入国" から "新エネルギー開発" による "エネルギー資源国産調達国" への "大変身(?)">という夢のある事案に着目してみた。( 参照 日本経済の「救世主」としての効果!? 国内海洋資源"メタンハイドレート/油田"開発!( 当誌 2012.10.22 )

 ガラガラと激変する世界情勢にあっては、国内経済立て直しにおいても "思い切った発想転換" が欠かせないと痛感させられるわけだ。もちろん、個人的な次元の話ではなく政治的なリーダーシップに基づく "国家戦略" 次元の課題としてである。
 そうした "巨大プロジェクト" の立案なくして、日本経済の苦境を挽回して行くことはかなり難しいのではないかと懸念されるからである。

 今日、取り上げる記事は、最新ニュースだからではなく、昨日の記事との関連において取り上げてみた。
 下記引用サイト記事:夢の海底資源「レアアース泥」 早期の自給化に向けて国家的支援と戦略必要/msn.産経ニュース/2012.07.23 もまた、日本経済の"救世主"!と称するにふさわしい可能性を宿した案件ではなかろうか。
 そして、これもまた優れた "対中国" 経済戦略だと思われる。

 "レアアース" と言えば、中国が世界産出量の大半を占める鉱物資源であり、日本のハイテク産業も大きく中国資源に依存している。
 この <ハイテク素材に欠かせないレアアース(希土類)を高濃度に含む泥が、日本の排他的経済水域(EEZ)内である南鳥島周辺の海底で大量に見つかった。国内消費量の約200年分が眠る大鉱床だ。資源化できれば、世界産出量の大半を占める中国への依存から脱却し、国内自給の道が開ける可能性がある。> というのだから、挑戦してみる価値は十分にありそうだ。

 ただ、ここでもまた、<実現には国家戦略に基づく政策決定と予算措置が必要だが、国の反応は鈍い>とあるから、"政治の貧困" こそが日本の未来を閉ざしている!のではないかとの疑念が生まれても致し方なさそうだ......。

 日本経済が直面している現実は極めて厳しいもの、というのが通説となっている。
 この打開については、まさに発想の大逆転が求められていそうだが、その一つに "エネルギー" をめぐる課題への対応がある。
 つまり、"エネルギー資源輸入国" から "新エネルギー開発" による "エネルギー資源国産調達国" への "大変身(?)" のことである。

 下記引用サイト記事:コラム:相次ぐ海洋資源開発の動き、低成長・日本に救世主到来か 田巻 一彦/REUTERS/2012.10.19 によれば、

<「原油や天然ガスなどの鉱物資源輸入に対し、わが国は23兆円も支払っている。もし、メタンハイドレートの開発が将来軌道に乗り、エネルギー輸入代金の支払いが不要になれば、日本経済の成長にとって、計り知れないインパクトを与える」>
とある。

 もちろん、その当てがない話なぞではなく、これまではその発掘が困難とされてきたが、近年の技術革新によって実現が可能となった "大規模な海洋資源" が "日本海海底" には埋蔵されている可能性が大だというのである。
 それらは、<新潟県佐渡沖の大規模石油・天然ガス田>や<日本海側に埋蔵する大規模なメタンハイドレート>のことであり、現在、民間主導で "試掘・鉱床探査" が手掛けられているという。

 ただし、こうした大規模案件に関しては、政府主導の対応こそが求められるわけだが、その辺りが今、課題となっているという......。

 <DVDの映像を無線で直接スマートフォンやタブレットに飛ばして視聴できる>というアイテムに注目が集まっている。( 下記引用サイト記事:iOS / Android端末で直接DVDが見られるWiFi搭載DVDドライブ、ロジテック直販限定 6980円/engadget日本版/2012.10.19

 屋内での "DVD 視聴" ならば、TVなりPCなりで十分賄える。また、ポータブルといえば、そうした専用プレーヤーもある。
 従って、わざわざ "スマートフォンやタブレット" で観る必要性があるのかどうか......、その点にやや引っ掛かりはする。

 ただ、より精細な表示画面を備えた上に、文句なくポータブルであり、キッチンであろうが、バスルーム(要防水カバー)であろうがどこへでも持ち運べる "スマートフォンやタブレット" ならば、"DVD 視聴" の場所に制限がなくなることは確かだろう。
 また、昨今は "タブレット" をクルマに搭載する人も少なくなさそうだから、車内での活用というケースが十分に想定される。

  "スマートフォンやタブレット" 向けの、"WiFi 機能搭載" の "周辺機器" が一つの潮流になっているのか......。

 来週にも発表されるという "7inch iPadミニ" を一般ユーザーは心待ちにしているようだが、市場関係のプロはかなりシビァに見つめているようだ。
 下記引用サイト記事:[FT]小型iPadが暗示する「革新なきアップル」(2012年10月18日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)/日本経済新聞/2012.10.19 は、この時期に "7inch iPadミニ" を発表するアップルのスタンスをかなり不満足気(?)に分析している。
 要するに、<携帯電話の世界を覆した「iPhone(アイフォーン)」やパソコン業界に食い込み始めた10インチ画面のiPadは、ゲームのルールを変える製品だった。ところが7インチ型のiPadは全く何も破壊しない/アップルをさらなる高みに押し上げる次のイノベーション(技術革新)の波はどこにあるのか>ということになる。

 筆者の鋭い視点は、それぞれの節の表題に凝縮されていて以下のようになる。

 ■攻撃に回ったアマゾンやグーグル――<グーグルとアマゾンがハードウエアに進出

 ■先行きを不安視する市場――<iPhoneは、先進国ではそろそろ成長の限界/次のイノベーション(技術革新)の波はどこにあるのか

 ■後追いは苦手なアップル――<守勢に回ったアップルは必ずしも本領を発揮できない独自の地図サービスを生煮えのまま導入して大失敗したのがその証拠>

 ■ハードだけでもうけられるか――<グーグルの「Nexus(ネクサス)7」とアマゾンの「Kindle Fire(キンドル・ファイア)」は1台199ドルで、アップルが小型画面のiPadで利益率を守り抜く余地をほとんど残していない

 ■見えない次のイノベーション――<新製品がゲームのルールを変え損ねるたびに、本物のイノベーションに代わるものはないことが浮き彫りになる>

 これらの論評は、 "アップル=天才ジョブズ氏" という見方に連なるものと思われるが、その一々が納得させられるだけに "7inch iPadミニ" の受け留め方を複雑なものとさせる......。

 "うつ病" の患者数は増加の一途を辿り、日本では100万人を超えた(2009年12月)と言われ、世界でも驚くべき数に上っている。

世界保健機関(WHO)は9日、世界で少なくとも3億5千万人が精神疾患であるうつ病の患者とみられるとの統計を発表した。毎年100万人近くの自殺者のうち、うつ病患者の占める割合は半数を超えるとみられている。>( うつ病患者、世界に3億5千万人 WHO推計/日本経済新聞/2012.10.10

 現在、"うつ病" の治療薬には、抗うつ薬(SSRI など)が処方されているが、さらに有効な治療薬が求められていることは言うまでもない。
 こうした状況下で、下記の【 引用記事 2 】ストレス:シナプスに形成障害 岩手医大、分子メカニズム解明/岩手/[YAHOO JAPANニュース]毎日新聞/2012.10.18 は、"創薬" へと繋がる可能性を秘めた新たな研究成果が紹介されている。

 下記の【 引用記事 1 】うつ病治療.com によれば、"うつ病" の発症は、脳内の<脳内の神経伝達の混乱>によって引き起こされ、その<神経伝達>の役割を担っているのが<シナプス>だという。
 つまり、<シナプス>間の "伝達" 異常が原因だとされる。

 下記【 引用記事 2 】の研究は、この<シナプス>間の "伝達" 異常のメカニズムを、<細胞の大きさを制御するたんぱく質「カルデスモン>との関係で解明した、というものである。

 <脳内の神経伝達の混乱>自体のメカニズムに焦点を合わせた研究であり、<カルデスモン>( 祖父江憲治教授発見 )という新たな因子との関係が解明されたことにより、"うつ病" 治療薬開発の新しいステージが生まれつつあると言えるのか......。

 スマホで "ゲーム" を楽しむユーザーは少なくない。
 そんなゲーマーたちにとって、下記引用サイト記事:背面からiPhoneを操作できるケース/WIRED JAPANESE EDITON - CULTURE/2012.10.16 が紹介している<背面に静電容量式タッチセンサーがついたiPhoneケースSensus」>は、待望のアイテムであろう。

このケースは明らかにゲーマーやゲーム開発者を対象にしている。このケースを着けると、iPhoneのフロントスクリーンから指を離すことができ、アクションの邪魔をしないですむ> とある。

  "フロントスクリーンへのtouch" なしでゲームが進められるメリットは、ゲームの種類にもよるであろうが、先ずは "画期的" かと思われる。iPhone が本格的なゲームデバイスへと変身! というところか......。

 "睡眠学習" の可能性への探求は相変わらず絶えない。
 このテーマの面白さは、"睡眠" と "学習" という、一見、あれかこれかという二律背反的に相反するかに見えるそれぞれの脳活動の現象を、如何にそれぞれを解明して、なおかつそれらをどう "ジョイント(結合)" させるのか、という "無理難題(?)" だからであろうか......。

 この "難題" への第一歩としては、"睡眠" と "学習" とが単一の脳活動の現象の "裏表ではなく" て、"別個" の脳活動現象であることが解明されなければならないはずだ。
 この点については、<眠りつつ学習すること(もしくは勉強しつつ眠ること)は可能>( ◆参照 「睡眠学習」は可能だ!? 現代の神経科学は未だに残された未知の洞窟を探査し切るか?( 当誌 2012.09.18 ) )という事実が解明されている。
 つまり、"睡眠" と "学習" とは、"別個" の脳活動現象であることが認められ始めているようなのだ。

 こうした見解をさらに強化するような研究成果が発表された。
 下記引用サイト記事:睡眠と記憶は別の回路 熊本大研究グループ解明/くまにちコム/2012.10.15 は、こうした事実("睡眠" と "学習" とは、"別個" の脳活動現象であること)を、動物実験である<ショウジョウバエを使った実験で解明>したというものである。
 <神経細胞>という次元での実験による解明は初めてのことのようであり、"睡眠学習" への一里塚となり得るかが注目されるところだ......

 今、"タブレット戦国時代" が始まっていると言われる。そして、衆目は、"ハード" としての "タブレット" の機能・性能に集まりがちだ。それもまた興味深いには違いない。
 しかし、"ハード" のバリューは "単体" では決まらずに、それが利用される一連の環境(プラットフォームetc.)を前提に評価されることは言うまでもない。
 アップルを飛躍させた "iPod" のバリューを高めたのが、"iTunesミュージックストア" という仕掛けを軸とした環境作りであったことは良く知られている。

 下記引用サイト記事:コラム:「タブレット戦国時代」生き抜くキンドルの進化/REUTERS/2012.10.11 では次のように指摘されている。
<10年前、iPod(アイポッド)はデジタル音楽市場にやや出遅れて登場したものの、市場を独占。iPodを中心にスピーカーや付属品といった「エコシステム(生態系)」が発達した。その後、音楽の作り手であるミュージシャン、レコード会社などを巻き込み、エコシステムは拡大していった

 つまり、この "エコシステム(生態系)" こそが、モバイル端末のバリューを "化けさせる立役者" だったのだと言えそうだ。
 そして、"タブレット戦国時代" を迎えているという今も、同じリクツが成り立つとするのが、下記記事の指摘である。

 そのすべてではないにせよ、タブレットの主要コンテンツが "電子書籍" であり、その "エコシステム(生態系)" に、タブレットのバリューが依存していることは容易に頷けるところだ。。
 その点で、アマゾンが数十年を費やして「キンドル・エコシステム」を築き上げてきた既成事実は揺るがしようがなく、アマゾンが開発した目にやさしい白黒の電子インクや、69ドルまで値下げした価格戦略も奏功し、タブレットのジャンルでの "キンドル(ファイア)" は、大いに注目されそうだと......。

 確かに、<Kindleはハードウェアでの儲けゼロでやらせていただいております>( Kindleはハードウェアでの儲けゼロでやらせていただいております/GIZMODO/2012.10.12 )と喝破できるほどに、ハードの売上に汲々としない「キンドル・エコシステム」が控えていれば、"タブレット戦国時代" でのアマゾンは善戦しそうではないか......。

 つい先日、<米下院情報特別委員会は、中国政府とつながりがあると見られる中国の民間企業2社の機器(ルーター、スイッチ等)の購入を米国の通信会社は避けるべきだとする報告書>をまとめた件について書いた。( ◆参照 "バックドア"!「中国通信大手の機器は危険」米下院委!不審なITの仕掛けは津々浦々?( 当誌 2012.10.10 )
 その際、<"米中関係" に "緊張" が高まり始めたか(?)のようにも窺える......>と懸念したものであったが、どうもこうした懸念は取り越し苦労でもなさそうな気配だ。

 下記引用サイト記事:コラム:米大統領選での中国叩き、過去と異なる「不吉な前兆」/REUTERS/2012.10.13 によれば、毎回、恒例のようになってきた "米大統領選" 最中の "中国バッシング" が、今回の場合は痛烈さを極めているという。
今回の大統領選では不吉な前兆があり、これまでとは違った事態になる可能性を秘めている。 >と......。

 そして、二三の根拠を挙げつつ、次のように懸念を深めている。

中国バッシングは、もはや単なる定期的な政治ショーではなくなったかもしれない。/ 選挙が終わったからといって、色あせることはないだろう。/ 米中関係は極めて不穏な時代に突入しそうなのだ。

 ちなみに、当コラムニストの著書には 『2013年、米中戦争勃発す!』 があると記されているのが不気味である......。

 その昔、ベトナム戦争下で "泣きながら裸で戦場を走る子ども" のその一枚の写真が、ベトナム戦争の実態のすべてを世界に訴えたものだった。こちらは戦争ではなく、東日本大震災で被害にあった犬の哀れな姿であり、カメラの方を見つめるその犬の目は、「どうしてこんな悲しいことになっちゃったの?」とでも訴えかけてくるようだ。

 さらに憐れむべきは、早一年半以上経っても、被災した犬たちの身体の中には、恐怖と悲しみの記憶とも言うべきホルモン物質「コルチゾール」(ストレスホルモン)が<福島の犬のコルチゾール濃度は神奈川の犬の5~10倍>だという点である。(下記引用サイト記事:大震災、犬の心にも深い傷 ストレスホルモン5~10倍 福島で保護17匹を分析 麻布大チーム/msn.産経ニュース/2012.10.11

 動物たちの体内(心)に深く沈潜する "後遺症!" という予想外の事実は、震災被災者たちに今なお消えやらぬであろう "深い悲しみ" の在り様を併せて照らし出さずにはおかない......。

 文句なく許し難い "振り込め詐欺" 犯が、勘の良い中学生たちの機敏で気が利いた行動によって "お縄"(逮捕)になったという。
 日頃、弱い者いじめばかりで鬱積している江戸町人たちもヤンヤヤンヤと拍手喝采の "痛快捕物(撮りモノ)" 劇(!)だと言うべきか......。

 それにしても、下記引用サイト記事:中学生の写真が決め手で逮捕/NHK NEWS WEB/2012.10.11 では、
お年寄りの女性が若い男と深刻そうに話をしながら、『大事なものなのでお願いします』と伝えたことから振り込め詐欺と疑い、とっさに撮影
とあるが、その "勘の良さ!" には下を巻く。
 自分のことばかりに自閉して、身の回りの些細なことにとんと無頓着・無関心となっている大人たちと比べると、何と柔軟な感性であり頼もしい行動力であろうか。

 もし、世の大人たちが、まるで "植民地下の住人" のような "無気力・無関心" の諦念から一歩踏み出していたならば、"振り込め詐欺" のような馬鹿げた犯罪を最小限に食い止めていたのではないかと感じたものだ。
 無い物ねだりの愚痴に類するが、"江戸町人たち" のように、周辺の出来事をあたかも "自分事" として感じるそんな感性が "復活" されないものかと他愛無く思った......。

 "高度な" なぞという形容を使うのは憚られるとも思われるが、"一連の事件" を引き起こした "遠隔操作ウイルス" のその正体が次第に判明してきているようだ。

 "ボット"/"バックドア型" の不正プログラムは、その作成ツールがネット上でも出回っているとされてきたが、今回の当該不正プログラムは、それらを使ったものではなく独自に "悪知恵" が駆使されたマルウェアであろうと解析されている。

 下記の【 引用記事 1 】/【 引用記事 2 】によれば、
パソコン内部に登録された情報を特定のアドレスに送信/ 日本の特定の掲示板に書き込みを行ったり、その掲示板を通じて指示を受けたりする機能/ 動作を終えたあと、みずからを削除して、感染した痕跡を消す機能/ 「電子掲示板システム(BBS)」を利用して攻撃者との通信を行い、BBS に作成したスレッドを経由して攻撃者からの指令の受信や情報の送信を行う感染端末上では、特定のスクリーンショットの取得、ファイルのアップロード・ダウンロード、特定URL の操作、ユーザのキー入力操作情報の記録など、様々な操作が可能になる>といった巧妙な仕掛けが施されているとのことである。

 こうした "巧妙な仕掛け" が駆使できるスキルが、無意味な犯罪行使に注がれていて、社会的に有用なネット活用アプリに活かされない現状の歪(いびつ)さが何とも残念に思えてならない......。

 
 とかく注目が集まる「iPhone 5」の人気の陰となりがちだが、なかなかの人気をキープしているのが「iPod touch」であろう。

 かく言う筆者も「iPod touch」ファンのひとりである。
 PC重視派であり、ネットとなるとPCウェブが中心であり、ケータイには無頓着な者にとっては、タブレットと並んで「iPod touch」が似合いである。
 何がいいと言って、スマホのように高額の "通信料" を気にせず、スマホの大半の機能が WiFi で十分に賄える、その "経済性/実質性" に尽きる。

 今は、カメラ機能無しの世代のものを愛用しているが、今回の新型「iPod touch」には、"LEDフラッシュ" を備えた高度なカメラ機能も内蔵されているので、常用のデジカメとしても使えそうだ。また、言うまでもなく画面は "4インチ Retina ディスプレイ" と進化させられており、かなり興味をそそられているところである。

 ◆参照 アップル iPod touch

 その新型「iPod touch」の出荷が始まったようだというのが下記引用サイト記事:アップル、新型「iPod touch」を出荷開始/CNET Japan/2012.10.10 である。

 "不審なITの仕掛け" である "ボット" ウイルスが引き起こした事件が、一般ユーザーをも戦々恐々とさせた一週間であった。
 しかし、"不審さ" においては "並外れた規模" の "摩訶不思議(?)" がまかり通っているという。

 "不審なITの仕掛け" としては "超一級" とも言うべき "バックドア" と呼ばれる "仕掛け" だ。

バックドアとは、一度侵入に成功した攻撃者が、後から何度も侵入するために仕掛けておく秘密の入り口のことを指す。バックドアを仕掛けておくことで、たとえ侵入時に利用した脆弱性を使えなくされたとしても、攻撃者は自らが知り得る秘密の入り口から容易に侵入することができる。>( 連載:不正侵入の手口と対策/@IT/2002.12.25

 『鬼平犯科帳』のシリーズには、盗賊の一味である大工が、後のシゴトのために "隠れ侵入口" を細工するという話もあるが、まさにこれが"バックドア" である。
 大工の苦しい言い訳としては、不測の緊急時に施工者として介入する......とでも言うのかもしれないが、もちろん言語道断の仕業以外ではない。

 ところが、建造物以上に複雑で専門的洞察を要する "ITの世界" では、ネット上の "急ぎばたらき(?)" のみならず、IT機器製品の内部に、こうした "仕掛け" が施される場合もあるというのだ。
 下記引用サイト記事:「中国通信大手の機器は危険」米下院委/WIRED JAPANESE EDITON - BUSINESS/2012.10.09 は、これらに類したリスクを報じている。

 <米下院情報特別委員会は、中国政府とつながりがあると見られる中国の民間企業2社の機器(ルーター、スイッチ等)の購入を米国の通信会社は避けるべきだとする報告書をまとめた>とあり、その理由は、製品内部に、セキュリティ上の脅威となるバックドアが埋め込まれており、<中国政府が米国の通信に対するスパイ行為やサイバー戦争を行うために利用される可能性が懸念される>というものである。

 ちなみに、今年の春には以下のような報道もあった。

ケンブリッジ大の研究者Sergei Skorobogatov氏が、半導体チップの挙動やその動作などをスキャンする手法を開発した。その手法を用いて米軍で採用されている中国製の半導体チップを調査したところ、製造者によってバックドアが埋め込まれていることを発見したという( Gigazineの記事)。このチップは軍事用で、原発、公共交通機関でも使用されているらしい。>( 中国製の半導体チップに「バックドア」が発見される/Slashdot/2012.05.29

 ただ、米国内にはこれまで、"痛し痒し" の事情もあったようだ。下記記事内にも、<1994年に可決された連邦法のCALEA(法執行のための通信援助法)では、多くのVoIPシステムを含めた米国のあらゆる電気通信について、捜査当局が盗聴できるようにすることを求めている>とあり、バックドアという問題は、米国の議員にとって扱いにくいものでもあると指摘している。
 にもかかわらず今回、米下院委がアクションを起こしたというのは、"米中関係" に "緊張" が高まり始めたか(?)のようにも窺える......。

 インターネット上に犯罪を予告する書き込みをしたとの容疑で逮捕され、釈放された大阪と三重の男性2人の事件。
 その後の "続報" に接してみると、尚のこと一般ユーザーが危険に曝されている現状が浮かび上がってくる。

 下記の【 引用記事 1 】【 引用記事 2 】によれば、注目かつ警戒すべき点は以下のようになる。

 1.2人のパソコンが感染していた特殊なウイルスは感染を調べるソフトをすり抜ける>仕組みになっていた点。

 2."仕組みその1" :<海外のサーバーを経由すると誰が操作したのか特定が難しくなる>点。

 3."仕組みその2" :<ファイルの名前やプログラムの一部を(遠隔操作で)変更することでウイルスの感染を調べるソフトをすり抜けた>点。

 4.2人がいずれもインターネット上で写真のデータを読み取る無料の同じソフトをダウンロードしていたこと>が、"感染源" として濃厚に推測される点。

 <写真のデータを読み取る無料ソフト>゛とはいかにも "怪しげ" な気配がする。
 一概には言えないし、また当該のソフトが何であるかは不明なのではあるが、"無料ソフト" × "写真のデータ" アプリ(?)というのは、筆者も日頃 "大丈夫かなぁ?" と感じないわけではなかった。とにかく、安直に "無料ソフト" をダウンロードすることは、この時期、"絶対に禁物!" だと心得たほうが良さそうだ。

 この "濡れ衣を着せられ" 逮捕・起訴までされた事件! の恐ろしさは、運が悪ければ誰でもが陥れられるリスクのある点だ。ちょっとしたことでその不運は舞い込んで来る。
 見知らぬメールを開けたり、信用できないサイトからの不注意なダウンロードなどによって、知らぬ間に、"ある種のウイルス" がパソコン内に侵入する。そして、そのウイルスが、悪意ある者による "遠隔操作" を手助けして、パソコン所有者を "犯罪者" に仕立て上げてしまう......。
 いわゆる "ボット" ウイルスというとんでもない "悪性プログラム" である。

ボットとは、コンピュータを悪用することを目的に作られたプログラムで、コンピュータが感染すると、インターネットを通じて悪意を持った第三者が、あなたのコンピュータを外部から遠隔操作することを目的として作成された悪性プログラムです。
感染すると、この悪意を持った攻撃者(以下、攻撃者)があなたのコンピュータを操り「迷惑メールの大量配信」、「特定サイトの攻撃」等の迷惑行為から、あなたのコンピュータ内の情報を盗み出す「スパイ活動」など深刻な被害をもたらします。
 この操られる動作が、ロボット(Robot)に似ているところから、ボット(BOT)と呼ばれています
>( ボットとは/Cyber Clean Center

 これまでにも話題にはなっていたが、"今回の事件" は、この種の "ワナ" が一般の個人にも降り懸り、身に覚えのない "犯罪!" の張本人とさせられるという怖さをリアルに示している。
 幸い、"無実" であることが判明して釈放されたものの、さまざまな面で被害を被ったことになる。

 下記の【 引用記事 1 】/【 引用記事 2 】は、それらを報じている。"同一のボット・ウイルス" によって、"なりすまし" 的に "IPアドレス" が詐称され、犯罪に悪用されたという事件である。
 "人騒がせ" という次元の話ではなく、人の人生を台無しにさえする "極悪犯罪!" なのだから、当局は、関係方面からの協力を得て、徹底的に真の犯罪者を追い詰めるべきである。

 また、IT業界も、この種の犯罪を放置していたのではやがて "自滅" しかねないという危機感をもって、専門的な知恵を発揮した方が良さそうだ。
 ユーザーとしては、先ずは "不用意なアクション" を控えることに徹し、"不審な仕掛け" には一切接近しないことだ......。

 "タブレット" の人気がますます高まっているが、その理由は何と言っても "電子書籍" の読書であろう。スマホに比べて余裕のある画面は、文字の読み易さを叶え、長時間の読書にとっては適しているからだ。
 しかし、"バックライト付き画面" の "タブレット" には思わぬ "伏兵" が潜んでいた。"目に優しく" ないだけではなく、"睡眠障害" につながりかねない難点があるというのであった。

アメリカのある研究によれば、バックライト付きのディスプレイを2時間眺めているだけで、メラトニンが4分の1減少するという。寝る前の読書は、紙の本か、せいぜい e-ink のリーダーにしておくのがよいだろう。"電子書籍"読書に伴う思わぬ"伏兵"!バックライト付き画面と"メラトニン"ホルモン!?( 当誌 2012.09.13 )

 これまでは、"アーリーアダプター" によってさほど気にされなかった "こうした難点" にも、そろそろ配慮されはじめる時期が来たのかもしれない。これからは、次第に "高齢者ユーザー" も増え始めるのは目に見えていることでもある。
 "汎用タブレット端末" 人気がじわじわと高まる過程で、ニーズの分化が生まれて、"電子書籍の専用端末" への関心が高まることは十分に考えられる。

 こうした文脈からなのか、米国では<目に優しい「反射光方式」と、暗闇でも利用可能で十分なコントラストがあるライト(人工光)方式の「いいとこ取り」をした特殊なディスプレイを搭載した "電子書籍の専用端末" である<「キンドル・ペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」>の評判が良いと伝えられている。

 下記引用サイト記事:電子書籍の方向性を示すキンドル・ペーパーホワイト/Digital Experience!/2012.10.04 では、その新しい特殊なディスプレイの構造も紹介され、"電子書籍" 読書の愛好家に好印象を与えている模様である。その "お徳用価格" もまた魅力のようだ。 日本での販売が決定すれば、日本でも相応の評判を呼ぶのかもしれない......。

 今、景気回復を狙いとした "金融緩和" 策"意図的に作り出される!" かたちの "インフレ" が注目を集めている。
 米国の "量的緩和第3弾(QE3)" も基本的には同じベクトルの対応であり、現在、世界各国が "金融緩和競争(?)" に突き進んでいるとも言われている。

 ◆参照 「株価を押し上げた米国"量的緩和第3弾(QE3)"は"万能薬"か? "隠れた問題点"は?( 当誌 2012.09.17 )」

 日本も同様であり、日銀による "金融緩和" 策が注目されている。( ただ、直近の日銀の会合では、"追加緩和" は見送りとなった )
 ◆参照 日銀は追加緩和見送り、景気判断は下方修正:識者はこうみる/REUTERS/2012.10.05

 関心の焦点は、"金融緩和" 策によって "意図的に作り出される!" かたちの "インフレ" の "正体は?" ということになりそうだ。

 この関心に、下記引用サイト記事:コラム:インフレ待望論の「危険な罠」=佐々木融氏/REUTERS/2012.10.02 は、かなり分かり易く応えているかと思われる。
 とかく、この種の問題は "専門的知識" を必要とし、その結果、"金融当局の判断に任せておけば間違いない......" という "盲信(?)" に導かれがちだ。国民自身の生活が直接的に影響を被るにもかかわらず、である。

 筆者としては、下記記事と同じような観点でこの種の "対策" の "危険性" を感じているわけだが、何分にも専門家ではないので、下記のような理解( フレーズ色分け )での引用に留めておくしかない......。

 今再び、"一般の人々は注意深くならなくてはならない" と思えてならない。
 この点は、つい先日、村上春樹氏のエッセーに注目して書いたばかりだ。

騒ぎを煽る政治家などに対して、一般の人々は注意深くならなくてはならない>( 村上春樹氏、領土問題でエッセー/それは安酒の酔いに似ている!とは流石にお見事!( 当誌 2012.10.02 )

 それと言うのも、次のような記事が報じられたからである。
 "情勢認識" に落差があり過ぎるため、"Oh my God !" としか言いようがない......。

[東京 4日 ロイター] 複数の関係者によると、石原慎太郎東京都知事は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の購入代金として東京都に集まった寄付金を尖閣諸島の施設建設に充てるための動きを強めている。すでに自民党などに接触しており、実際に動き出せば日中関係の新たな火種になる可能性がある。......>( 尖閣購入の寄付金を施設建設費に、都知事が自民に接触=関係者/REUTERS/2012.10.04

 今や "日中関係" の "悪化" については、国際世論が強く懸念するところだ。
 下記引用サイト記事:焦点:海洋領有問題が世界中で再燃、尖閣は最もハイリスク/REUTERS/2012.10.03 でも、<尖閣をめぐる日中の争いは、アジア最強の両国が全面戦争に突入するとの見方に同調する専門家は少ないものの、これまでのところ、最もリスクの高い懸案の1つだ>と警戒されている。
 <専門家によると、こうした対立が軍事衝突に至らないまでも、より広範な地域で緊張を高め、軍拡競争を刺激するほか、他の問題もからめば戦争に発展する潜在的リスクが高まる>との指摘もある。

 自然災害などに向けた "危機管理" が叫ばれざるを得ない現代だが、同時に<戦争に発展する潜在的リスクが高まる>事態に向けた "危機管理" 体制も問われるべきだろう! "悪酔い" 故の "挑発" こそは百害あって一利なし!

 巨大地震に伴うより大きな津波に対しては、一般的には "高台への避難" が叫ばれている。あるいは相応に高度のある "避難ビル建設" も指摘されている。
 しかし、現在の地方財政の逼迫状況を考えると "避難ビル建設" 案には困難さがつきまとう。
 しかも、"南海トラフ" の被害想定だと、<高知県で30メートルを超える巨大な津波が予想/東日本大震災との違いは、大きな津波が早いところでは2分から3分で到達する>とされており、"避難のための時間" が著しく限られている......。

 ◆参照 茫然自失!?「南海トラフ」地震で新たに想定された"34.4メートルの大津波"(高知) ( 当誌 2012.04.02 )

 となると、"浮き上がるシェルター(!?)" のようなものしかないのかなぁ......、と素人考えをしていたものだ。
 と、下記の【 引用記事 1 】/【 引用記事 2 】のような "避難装置" が考案されていた。
 公共的対応としては、【 引用記事 2 】のような救命シェルター艇を、然るべき海岸近くに設置しておくという対応策はどんなものであろうか......。
 想定される問題点は多々残されているかと思われるが、"不安と絶望(?)" に打ちひしがれがちな現状から奮起するきっかけになるのではなかろうか......。

 "派遣労働者" にとって、派遣会社が受け取る "派遣料金額"( あるいは "マージン" )が気になるのは、派遣会社がどれだけ儲けているかを知りたいというだけではなさそうだ。
 むしろ、それらの大小が "派遣先" からの作業への "要求度" に関わることを肌身で感じ取っているからだ。
 仮に "派遣労働者" 当人には "プログラマー水準" の賃金しか支払われないにもかかわらず、派遣会社が "SE水準" の高い "派遣料金額" を派遣先に請求していたとなると、過剰な期待・要求が "派遣労働者" 当人に及んでくるからだ。
 面と向かってではなくとも、「高い料金を取られているのに......」という陰口が耳に入ってきたりする苦痛は容易に推測できる。

 これまでは、"派遣労働者" に降り懸るこうした不都合は往々にしてあり続けた。
 だが、2012年10月1日から "改正労働者派遣法" が施行され、そこに "派遣会社にマージン率などの情報公開を義務づける" という改善項目が含まれることになったのである。
 とかく不利な労働条件に甘受することが強いられる "派遣労働者" にとって、契約環境が透明化されることは望ましいことだ。また "派遣労働者" 側が派遣会社を選択する際の一つの重要な指標ともなり得る。



 だが、今回の "改正" は "大局的" には "派遣労働者の保護と雇用の安定を図る" ことにつながるのかもしれないが、必ずしも評判は良くないようだ。
 下記引用サイト記事:短期派遣の原則禁止、若者ら置き去りの法改正/日本経済新聞/2012.10.02 を読むと、<だが本当に派遣社員の身になって考えた改正法なのか>という厳しい表現が目につく。
 つまり、<短期派遣の原則禁止>という主旨は了解できても、これが<日雇い派遣でもいいから、すぐに働きたいという収入の少ない若者など......切実な希望を持つ人びとを労働市場から締め出す恐れは強い>という差し迫ったリアルな副作用(?)の問題を伴っているからだ。

 ひと頃、センセーショナルに行われた "ハケン切り" の悲惨さは多くの人が憂えたところであるが、現時点の経済情勢では、この "改正" が、労働市場での "正社員化" の流れを作り出す前に、<若者ら置き去りという結果を、先ずはもたらすであろうと想定されるからだ......。

 国内紙(朝日新聞)の記事を "THE WALL STREET JOURNAL" から引用するというのもいささか変ではある。( ※ 朝日新聞ペーパー版は購読しているが、デジタル版は有料 "会員登録" 要なのでパスしていた......。こうした非ビジネス的記事はフリー扱いにして欲しいものである)
 村上春樹氏が、尖閣諸島領土問題で緊張感が高まった日中関係の現状について、文化交流に影響を及ぼすことを憂慮するエッセーを朝日新聞に寄せていたのである。

 先ず最初に思うことは、村上春樹氏が "インテリゲンチャー"( ほとんど "死語" となった感があるが「知識人」のこと )としての基本的な役割を果たしているということだ。こんな "ヤバイ時期" にこそ、「知識人」たちは悪化した "関係" の鎮静化と修復のために意を注ぎかつ行動すべきなのではないか。
 下記引用サイト記事:村上春樹氏、領土問題でエッセー発表/THE WALL STREET JOURNAL/2012.10.01 では、その点については次のように触れている。

村上氏のエッセーが全国紙に掲載されたことは、右翼的な国家主義者が独占していた議論を一般の読者に開放する大きなきっかけとなった。

 次に、流石にお見事! なアプローチだと思えたのは、<領土問題は避けて通れないイシュー>だとしながら、次のように諫めている点である。

それは安酒の酔いに似ている。安酒はほんの数杯で人を酔っ払わせ、頭に血を上らせる。人々の声は大きくなり、その行動は粗暴になる」/「しかし、賑やかに騒いだあと、夜が明けてみれば、あとに残るのはいやな頭痛だけだ

 そして<騒ぎを煽る政治家などに対して、一般の人々は注意深くならなくてはならない>と注意を喚起している点にも共感できる。

 誰かが何とかするはずたという悪しき依存思考から離れるならば、やはり現時点の "日中関係" は決して楽観できる情勢にはないと、そう思えてならない。
 何ができると言って、とにかく "安酒" は禁物だ......。

 "睡眠で悩みを抱える人々" が増加するであろうことは容易に想像できるところだ。
 重篤な症状となれば医療機関に赴かなければならないが、そこまでは行かない "悩み" であれば現代人の誰しもが抱えていそうである。
 また、時代環境は、人々の覚醒を強化したり、自然な眠りを阻害するストレスなどをもたらすことはあっても、その逆を望むことは難しい......。
 ちなみに、IT環境ひとつを取り上げても、ますます普及するに違いないスマホ/タブレットなどの "バックライト付き画面" は、"睡眠" と相性が良くないようだ。

  ◆参照 "電子書籍"読書に伴う思わぬ"伏兵"!バックライト付き画面と"メラトニン"ホルモン!?( 当誌 2012.09.13 )

 時代環境の最大の特徴は、"グローバリズム" かと思われるが、それは要するに "24時間制" を棚上げして "エンドレスな時間制" へとシフトしたことを意味する。
 もちろん、種々、IT環境が人間を肩代わりしているには違いないが、人の生活時間の貴重な三分の一、"睡眠" の時間帯や "睡眠" 自体の意義を脇へ追いやっていることは否定できない。
 だからこそ、"睡眠で悩みを抱える人々" が増加するであろうことは容易に想像できる、ということになる。

 しかも、世界的な "高齢化" が進む中、"高齢者" が "睡眠" を "苦手" とすることはしばしば指摘される事実だ。
 こうして、増加の一途を辿る "睡眠難民(?)" のことを想定するならば、「睡眠産業」、睡眠関連ビジネスが急成長!という現象は、決して驚くべきことでもなさそうである......。

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