2013年2月 アーカイブ

 "快適感/快感" の得られることに少なからず重きを置く、そんな現代の生活環境には思わぬ "ワナ" が潜んでいる。
 そんな生活環境の中では、人は時として "全能感"(自分は何でもできる、誰よりも偉い、と錯覚すること)に浸ってしまいがちだということ。ここから、根拠もなく他人をバカ扱いする姿勢が助長されてしまったりする。
 ただでさえ他者との実際的な人間関係が希薄な上に、簡単に達成感が得られるようなツール類(PCなどをはじめとしたIT機器など)が提供された昨今の生活環境では、個々人が "全能感" を弄ぶことになったとしても不思議ではなかろう。そして、社会生活が何ともギクシャクとしたものとなったり......。

 こうした "全能感" をもたらす "脳科学" 的背景には、どうも神経伝達物質「ドーパミン」の分泌が作用しているらしい。
 下記引用サイト記事:脳科学:ドーパミン分泌で「自分は優秀」錯覚 うつ改善も/毎日新聞/013.02.26 によると、

 <「自分は平均より優れている」と錯覚してしまう仕組み> は、<快感が高まったときなどに脳内で分泌される神経伝達物質「ドーパミン」の量> に作用を受けているらしい。
 "うぬぼれ" と見受けられる<自己評価の高い人ほど、ドーパミンを出す部位「線条体」の活動が活発な一方、状況を判断する役割を担う前頭葉の働きが弱くなっていた> という結果が出たそうなのである。

 こうした事実を、"ドーパミン過剰分泌" の人は自戒的に知っておくべきだろう。
 しかし、それよりも、こうした事実が "うつ症状" で、悲惨な "自信喪失" に陥っている人に対する効果的な治療法につながって欲しいものだと思う......。




















  "イタリアの総選挙後の政局不透明感/欧州債務問題の再燃" への警戒によって、25日のNYダウ平均は大幅に下げ(前日比216.40ドル安)、26日の日経平均株価も大幅反落(前日比263円71銭安)に見舞われた。また、円安を続けてきた "円相場" も "91円台" で推移するような状況となっている。

 <26日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに大幅反落し、大引けは前日比263円71銭(2.26%)安の1万1398円81銭と22日以来の安値をつけた。イタリアの総選挙後の政局不透明感から欧州債務問題の再燃が警戒され、リスク回避目的の売りが主力株に広がった。ドルやユーロに対して円相場が上昇し、輸出関連の業績期待も後退した>( 日経平均大引け、大幅反落 総選挙後のイタリア政局を警戒/日本経済新聞/2013.02.26

 こうした事態が意味するところは、一方で "欧州債務問題" が根深いものであること、そして、"アベノミクス" に沿った "円安/株高" 傾向が思いのほか "変動し易い" という点であるのかもしれない......。

 下記引用サイト記事:伊総選挙は「最悪の結果」との声、イタリア株・債券は下落へ/REUTERS/2013.02.26 によれば、"イタリアの不安定な政局"⇒"欧州債務問題の再燃" のリスクは、必ずしも小さくはなさそうな気配だ。
 そして、これによって "アベノミクス" に沿った "円安/株高" 傾向" も少なからず揺さぶりが掛かるのかもしれない......。

 "糖尿病" の患者にとって適度な "運動" は、"食事療法" に勝るとも劣らない効果があると言われてきた。もちろん、カロリー・コントロールという "食事療法" が基本であることは間違いなさそうだ。
 なお、こうした問題は、自身も "糖尿病" を背負っているので決して他人事ではないのである。

 ところで、適度な "運動" が、"ダイエット" を促し、減量に伴う "糖尿病" への良い効果をもたらすことは知られている。実際、太り過ぎのままでの "糖尿病" 治療というのはムリな話であり、体重の適正化が出発点となりそうだ。

 だが、適度な "運動" の効果は、それ以上のものがありそうなのである。
 下記引用サイト記事:糖尿病 運動で死亡のリスク半分以下に/NHK NEWS WEB/2013.02.25 によると、

 <糖尿病の患者が、毎日、30分以上の早歩きに相当する運動を行った場合、ほとんど運動しない患者と比べて病気が悪化して死亡するリスクが半分以下になる> という研究結果が発表されたそうである。
 もとより、"糖尿病" を軽んじてはいけない理由は、これが "合併症" というかたちで他の成人病( 脳卒中、心筋梗塞、腎臓病 ...... )の原因となり、"死亡リスク" を高めることなのだと言われている。
 その "死亡リスク" を、"半分以下" に引き下げる効果が、適度な "運動" の実施にはあるというのだ。

 適度な "運動" の具体的な例としては、<時速6キロの早歩きに相当する運動を毎日30分以上>というから、決して苦になる運動ではなさそうだ。
 自身の経験に基づくならば、留意点としては二点ありそうだ。
 その一点は、単に歩けば良いというものではなさそうであり、やや汗ばむような "早歩き" をする点。ダラダラ歩きをしている人を、結構多く見かけて、よほどアドバイスをすべきかと思ったりもした。
 二点目は、"毎日" という点。少なくとも、"二日以上の休止" を置かないことに気をつけたい。身体は、"二日以上の休止" があると元に戻ってしまうらしいのである......。

 自分の場合、現在、これまでの "ウォーキング" を "毎日10キロ以上の自転車トレーニング" へと発展させて、既に通算走行一千キロを超えたところ。昨今の体調は悪くない。
 いずれにしても、"糖尿病" を気にする方、そしてその "予備軍" の方には、適度な "運動" を是非お勧めしたい......。

 Google は、その最新のブラウザ「Google Chrome 25」で "音声認識機能" のサポートを開始した。

 下記引用サイト記事:「Google Chrome 25」安定版がリリース--音声認識をサポート/CNET Japan/2012.23 によれば、次のとおりだ。

 <ユーザーは Chrome 25 内で自身の声を使って直接、電子メールを作成できる。マイクのアイコンをクリックして話し始めるだけでいい。話した言葉がテキストボックスに表示されるのを確認できるはずだ。話し終えたら、マイクのアイコンを再度クリックする> といった手順で、"音声入力" によるブラウザ操作への、その第一歩を踏み出したことになる。
 この手順での "デモンストレーション" が公開されているので、実際試してみた。ちなみに、以下のようなかたちで図説しておいた。
 Windows での "マイク設定" さえ整えておけば、下記のように、ブラウザ「Google Chrome 25」の上で、かなりスムーズに "音声認識機能" を活用すことができそうだ。

【 「Google Chrome 25」での音声認識のデモ手順 】




 Google は今、"音声認識機能" にどうも関心を向けているようである。( ニューラルネットワーク・アルゴリズム!
  ◆ 参照 グーグルが脳をヒントに音声認識を向上させた方法とは/WIRED/2013.02.20

 いよいよ "超高齢化時代" に突入し、増加の一途を辿る "認知症" やその原因ともなっているとされる "アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)" の解明が急がれている。
 認知症は、65才以上の10人に1人は発症すると言われるほど、高齢者に多い病気であり、日本での "アルツハイマー型認知症" の患者数は推定100万人とも言われている。

 下記引用サイト記事:アルツハイマー iPSで病態の一部解明/NHK NEWS WEB/2013.02.22 は、こうした状況に "一石を投じる" 研究成果について報じている。

 <アルツハイマー病は「アミロイドベータ」が、神経を傷つけることが原因とされていますが、神経細胞の内部で「アミロイドベータ」がどのように働き病気を引き起こすのか>という<そのメカニズム>については定かではなかったようだ。

 これに対して、<京都大学iPS細胞研究所の井上治久准教授などの研究グループ> は、<アルツハイマー病の患者4人からiPS細胞を作り出し、脳の神経の細胞に変化させて> 詳しく調べ、<病気の原因とされる「アミロイドベータ」という特殊なたんぱく質が神経細胞の内部に蓄積しているのを初めて確認/ このたんぱく質がほかのたんぱく質ができるのを阻害するなどして神経細胞を死滅させること> などを解明したという。
 ここでもまた、"iPS細胞" が貴重な "実験の土俵/環境" としての役割を果たしたことになるわけだ......。

 "グーグル メガネ型端末" の開発については、すでに昨年より報じられてきた。だが、"どんな使い勝手なのか" が今ひとつ不明であった。
 その全貌が、下記のとおり、グーグルによるビデオ映像で紹介された。


【 グーグル眼鏡Project Glassの使い方を紹介する映像 】( Google Glass


 この映像と、下記引用サイト記事:グーグル メガネ型端末の操作を公開/NHK NEWS WEB/2013.02.21 での紹介解説を併せると、ふーむ、ナルホド......と実感的に了解できそうな気がする。

 <右目の部分に取り付けられた小型のディスプレーで、インターネット上の情報を同時に見る仕組み/ カメラやマイクも搭載/ 利用者が、「オーケー、グラス」と声をかけると、メガネ型端末のディスプレーの右上に「写真を撮る」、「ビデオを録画する」といったメニューが表示され、これを声に出して命じることで、さまざまな操作ができる仕組み> なのだそうだ。

 "スマホ" のほかに、"こういうモノ( ウェアラブルコンピュータ! )が出回りはじめる" ことを知らないでいると、何かと社会現象にちぐはぐが生じる場面もありそうだ......。

 為替相場を巧妙に操る "アベノミクス" が、過剰な期待のみを醸し出し結果が不透明な "アベノマジック" で終わるのではないかという懸念については、国会の委員会での民主党からの "皮肉" だけで終わって欲しいものである。

 この間、"アベノミクス" についての自分なりの "批判的吟味" は、今月に入ってからだけでも下記のように行ってきた。

 ◆ 参照 "円安/株高"一喜一憂よりも、失業問題改善をこそ!"孤立無業"が"無縁社会"を深刻に!( 当誌 2013.02.19 )
 ◆ 参照 勝手に期待していては危ない"アベノミクス"!生活に直結する"雇用・賃金"の行方は?( 当誌 2011.02.15 )
 ◆ 参照 アベノミクス株高!" リフレ政策=マネタイゼーション"による"バブルの危険性"要警戒!( 当誌 2013.02.07 )
 ◆ 参照 アベノミクス"円安効果"への評価は、期待一色の"総論"からリアルでシビァな"各論"へ!( 当誌 2013.02.04 )
 ◆ 参照 "円安・株上昇"あれど不況脱出は程遠い!失業率悪化!新規雇用生む気配ない景気現状!( 当誌 2013.02.02 )

 日本経済の心細い実態や、この国の桁外れに荒れた "借金財政" 状況を念頭に置くと、"アベノミクス" という "浮名" ばかりが先行する、安倍政権での経済政策が心配でならないからである。

 下記引用サイト記事:アベノマジックで終わらぬように  編集委員 小竹洋之/日本経済新聞/2013.02.21 は、これまでの解説を超えた新しい視点があるというわけではないのだが、上手く整理した叙述だと思えた。

 "アベノミクス" には、"アベノマジック" という "皮肉"(汚名) を寄せ付ける側面がありそうだとの視点から、<期待がいくぶん先行気味> であることを指摘しつつ、これを払拭するにはどうしても<中身の濃い成長戦略が不可欠> だと、まさに "正論" を展開している。たぶん、これは、ほぼ大方の識者の共通した見解ではないかと思われた。

 今後、為替相場をめぐる国際的な波風も起こるであろうし、国民生活の面での "円安関連の不都合"(諸物価高騰など)も巻き起こる......。
 "円安/株高" 局面は、要するに "時間稼ぎ" なのだと割り切った上で、次の手、<中身の濃い成長戦略> こそが本格的に手掛けられなければならない、と思われる......。

 何でもクスリに頼ろうとする現代人!?
 だが、人間の身体の中で働く "自然治癒力!" にもっと目を向けるべきなのかもしれない。特に、そのメカニズムに貢献していると言われている "免疫力" の働きに向けて......。

 昨日は、<自然のプロセスに学ぶ"クラッシュしないコンピューター"!>( Bye-Byeブルースクリーン!自然のプロセスに学ぶ"クラッシュしないコンピューター"!( 当誌 2013.02.20 ) ) について書いたばかりだが、<自然のプロセス> には、知れば驚きである貴重なロジックが埋め込まれているようだ。
 人間の身体の中で作用している "免疫力" の働きも、まさにそのひとつなのであろう。

 効き目が期待される人工の "投薬" は、"何十年もの" のはずだが、言ってみれば"免疫力" は、人類の歴史とともに鍛えられ生成された "何万年もの""妙薬" である。これほど "信頼性" の高い治療薬はなさそうだ。
 だが、問題は、この "妙薬" の効き目を台無しにしている "現代の生活環境" だと言うべきなのであろう......。

 下記引用サイト記事:ストレスや加齢で低下 免疫力高めるには... 笑って発散、腸内環境も影響/日本経済新聞/2013.02.17 によれば、そもそも"免疫力" とは、

 <体内に侵入した細菌やウイルスを撃退したり、がん細胞が増殖したりしないよう守る仕組み/ この仕組みに関係する免疫細胞には、ウイルスに感染した細胞を殺すT細胞やがん細胞を退治するナチュラルキラー(NK)細胞など様々な種類がある/ これらが血液に乗って体中を巡りながら病原体の動きをパトロール> のことだという。

 そして最も留意すべきは、この"免疫力" の "仕組み/働き" にとって<「最も影響が大きいのはストレス」>だとされる点であろう。
 しかも、現代の生活では、誇張でも何でもなく、この "ストレス" から逃れられる術はない......。
 したがって、 "ストレス対処" こそが、現代における "免疫力維持 = 健康維持" 最大の秘訣! と言って間違いではなさそうである。

 <"笑ってうまく発散" & "無理にイヤなことをしない" & "「なるようになる」と考える" & "仲のよい人とたわいのないことを話す"> などがお勧めワザ! なのだそうである。
 たとえ、周囲から多大な顰蹙(ひんしゅく)を買おうが、気にしない気にしない! に徹する、そんな "図太さ" がこそが現代を健康に生き抜く鉄則なのである......

 PCユーザーが決して目にしたくない画面として "ブルースクリーン" というものがある。
 直面した誰もが、ゾッ! とするはずである。というのも、最悪、つい今しがたまで問題なく動いていたPCシステムが "再起不能" となってしまう場合も十分にあり得るからだ。
 自分も、これまでに何度となく経験し、無事に修復できた場合もあれば、そのまま最悪のケースに引き摺り込まれた苦い経験もある。

 下記引用サイト:自然のプロセスに学ぶ「クラッシュしないコンピューター」/WIRED/2013.02.19 は、こうした "不吉なブルースクリーン" を不要とするかもしれない"「クラッシュしないコンピューター」"が開発されているというニュースなのである。

 その設計開発の指針はいくつかあるようだが、中心となっているのは次の点だという。

 <(自然の)プロセスというのは分散的で、非集中的で、確率的だ/ そしてフォールト・トレラントであり、自らを修復できる> という<自然のなかで見られるシステム>から学んだとされる。

 そう言えば、"分散的" なネットワークとして構築された "インターネット" システムもまたこうした発想に基づいていたことを思い起こす。
 "自然のプロセス" から学べるものは少なくないようだ......。

 相変わらず、"アベノミクス" に絡む "円安/株高" 現象一喜一憂する風潮が続いている。端的に言って、それらの現象の推移は、一体、"日本経済" の回復にいかほどの効果があると言うのだろうか。
 それも、"後戻りしない回復" という観点で見るならば、はなはだ心もとない、と思える。たとえば、"為替相場" もマネーゲームの結果でしかないのだから、海外の "ヘッジファンド" が、再び "円買い" に走る公算も当然想定しなければならないはずではなかろうか......。"元の黙阿弥" となる可能性も皆無ではないはずだ。一国の経済の舵取りが、そんな "時の運" に身をやつしていて大丈夫なのか?

 日本では、一貫して、"株価変動" の判断材料として "失業率" の変動が顧みられない慣行が続いているが、米国では、"雇用創出" 問題と併せてこれらへの関心が強いと言う。
 言うまでもなく、"失業/雇用創出" 問題の好転が "経済活性化" を力強く推進するはずなのだから、米国の読みの方が理に叶っている。

 したがって、景気回復を観測するこの時期に目配りが欠かせないのは、"失業/雇用創出" 問題だと思われる。

 ◆ 参照 勝手に期待していては危ない"アベノミクス"!生活に直結する"雇用・賃金"の行方は?( 当誌 2013.02.15 )
 ◆ 参照 "円安・株上昇"あれど不況脱出は程遠い!失業率悪化!新規雇用生む気配ない景気現状!( 当誌 2013.02.02 )

 そこで、"失業問題" を、"孤立無業" の問題として捉え直して警鐘を鳴らしている、下記引用サイト記事:孤立無業の働き盛り162万人 5年で4割増、就職難響く/【共同通信】/2013.02.17 に目を向けてみることにした。

 ちなみに、現時点での日本の"失業問題" の状態は以下のとおりだ。

 【完全失業者】 ・完全失業者数は259万人。前年同月に比べ17万人の減少。31か月連続の減少。
【完全失業率】完全失業率(季節調整値)は4.2%。前月に比べ0.1ポイントの上昇......>
労働力調査(基本集計)平成24年12月分(速報)/総務省統計局/平成25年02月01日

 < 総務省が(2012年9月)28日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント改善し、4.2%となった。2カ月ぶりの改善だが、職探しをあきらめた失業者の増加が主因とみられ、雇用環境が回復したとは言い難い。......  完全失業者(季節調整値)は272万人で、前月に比べ10万人減少した。一方で職探しをしていない非労働力人口は4563万人と20万人増えた。総務省は「労働市場から退出する動きがあったようだ」と分析する。......>失業率4.2%に改善 8月、雇用情勢なお厳しく/日本経済新聞/2012.09.28

 下記の記事でやはり注目すべきは、<20~59歳の働き盛りで未婚、無職の男女のうち、社会と接点がない「孤立無業者」> という記述であり、さらに<「孤立に陥ると職探しへの意欲が失われがちだ。今は家族が支えても将来、経済的に厳しい状況に陥る」> という点であろうと思われる。

 とかく、<職探しをあきらめた失業者の増加/ 労働市場から退出する動き> が潜伏しているとは指摘されながらも手が打たれていないのが実情のようである。
 そして、これらの問題の足元には、社会的に "孤立" し続けるという切なくも哀しい実態が横たわっているというわけなのだ......。

 "ロシアでの隕石落下" 現象は恐ろしいものであったが、これをことのほかセンセーショナルなニュースにしたのは、実に多く紹介された "リアルタイムのビデオ動画" があったからだとも思われる。
 まあ、昨今では、趣味と実益とを兼ねた "動画投稿" への関心が高まっているため、"突然の事件" を目撃して、それを撮影するのは、"街中の監視カメラ" と並んで "アマチュアカメラマン"のビデオカメラ だとも言えそうだ。
 現に、隕石落下時の "衝撃波" による被害のあり様については、多くの "アマチュアカメラマン"のビデオカメラ によって撮影されていたようだ。

 ところが、"隕石落下" それ自体の落下プロセスの "ビデオ動画" がさまざまに紹介されていた点には、やや意表を衝かれた。
 "NASA" でさえ、こうした "隕石落下" に関しては "予測不可能" と表明しているのであるから、尚のこと不思議な気がする。

 この "謎解き" をしてくれるのが、下記引用サイト記事:隕石落下のビデオがYouTubeにあふれた理由はロシアの独特の"車事情"から/TechCrunch/2013.02.16 である。

 ビデオカメラは、"別な被写体!" を想定して回されていたのだそうである。

 <ロシアでは、車のダッシュボードにビデオカメラを据え付けている人が多い。それは、証拠画像を録画しておいて、事故のときに自分の立場を守るため、あるいは悪徳警官に交通違反の罰金(と称するワイロ)を取られるのを防ぐため> というのである。
 そして、<今回は、ロシアの一般市民ドライバーが、隕石の落下を報じる市民ジャーナリストに変身した> のだと。
 無窮の宇宙からの使者(隕石)を、ロシアの世知辛さに根差す日常対策(自動車事故対策!)が撮影させたのだと思うと、笑うに笑えない......。

 "匂いと嗅覚" というテーマについては、どういうものか興味深く、この日誌で、これまでにもいろいろな角度から取り上げてきた。下記参照。

 ◆ 参照 (1) "においビジネス"/においと記憶の密接な関係/嗅覚だけはほぼダイレクトに脳へ( 当誌 2010.05.20 )
 ◆ 参照 (2) "情報社会" の基本構造に楯突く "嗅覚" 情報という "ダサイ(クサイ)" 課題( 当誌 2008.10.27 )
 ◆ 参照 (3) "実在感" を支えるのは "クオリア" であるのか( 当誌 2008.01.24 )

 "匂いと嗅覚" というテーマへの主な関心は、 "嗅覚と記憶" との不思議な関係という点になろうかと思う。( c.f.上記 ◆ 参照 (2),(3))
 が、今回は、下記引用サイト記事:年齢とともに失われていく嗅覚、阻止する方法も/THE WALL STREET JOURNAL/2013.02.15 に沿って、ビジネスでの "商機" につながる(?)という話題に目を向けてみたい。
 "匂いと嗅覚" は、デジタル化やネット化という視点に馴染まないという点もあってか、ビジネスジャンルでは "先送り" され続けてきた観がある。
 それでも、昨今では次第に関心を集め始めてはいる( c.f.上記 ◆ 参照 (2))ようだが、今回の記事の視点はやや特異かと思われる。

 それというのも、<人間の嗅覚は年齢とともに衰える。多くの人は30代になるまでに、それとわかるほど嗅覚が落ちる> という "生理学的" 観点を論拠としながら、グローバルな "高齢化時代"( 消費者マジョリティの高齢化!)を視野に入れてのサジェスチョンだからである。

 曰く、<視力や聴力が年齢とともに衰えるのとちょうど同じように、嗅覚も衰える/ 60歳になるまでに、約半数の人は嗅覚の衰えを感じ、80歳になるまでにはその数は4分の3に増える/ 米国では300万から400万人が嗅覚障害や完全な無嗅覚症、もしくは嗅覚の能力減退と診断されている....../ ベビーブーマー世代が高齢になると、この数字は飛躍的に上昇する嗅覚の能力が減退しつつある/ ベビーブーマー世代を対象にした、際立って香りの強い製品を販売することは企業にとって商機> だというわけだ。

 "ベビーブーマー世代" をターゲットとしたビジネスはさまざまに試みられているが、"加齢とともに失われていく嗅覚"という問題をテコにしたところの "ビジネス嗅覚" の鋭敏さには恐れ入る......。

 スマホ向けには、さまざまなアプリが開発されているが、この "人工知能型のカレンダーアプリ「Tempo」" "着眼点" が良いと思う。
 下記引用サイト記事:人工知能型のカレンダーアプリ「Tempo」/WIRED/2013.02.15 での次の指摘にもあるとおり、"スマホでの行動の出発点" は、"スケジュール表/カレンダー" であることが多いはず!

 <スマートフォンでの行動パターンを見ると、まずはカレンダーに行き、それからさまざまなアプリに行く

 この点から、 "人工知能型のカレンダーアプリ「Tempo」"  のベンダーは、以下のように考えたのだそうだ。

 <われわれは、カレンダーから直接アクションができるようにしたらどうだろう> と。

 そしてさらに、<われわれはカレンダーこそ、コンテキストやAIの要素を持ち込む最適な場所だ> と。

 実にスッキリとした "着眼と構想"だと言わざるを得ない。
 言うまでもなく、"スケジュール表/カレンダー" に取りつかれた多忙な人々にとってこそ必要なのは、手間が省けるスピーディな情報処理であることを思えば、この "人工知能型のカレンダーアプリ「Tempo」" は、多くの共感を呼びそうなアプリだと思えてくる。"無料" である点も、人気に拍車を掛けることになりそうだ......。

 政府サイドやメディアが演出している "アベノミクス" 礼賛に対しては、クールに評価意識を働かせて、いささか距離を置いておくのが聡明さというものではないかな......。

 "アベノミクス" の "円安" 動向ほぼ確実に発生している現象は、"ヘッジファンド" が息を吹き返している点だというのが最も説得力がありそうだ

 ◆ 参照 ヘッジファンド勢は円の下落を見込んだ取引で数十億ドルの利益を上げている。著名投資家ジョージ・ソロス氏が率いるソロス・ファンド・マネジメントは昨年11月以降の取引で、約10億ドル(約935億円)の利益を上げた。同社が有するポジションについて知る複数の関係者の話で明らかになった。投資家らによると、他に円の下落を利用して大きな利益を上げている投資会社は、デービッド・アインホーン氏が創業し社長を務めるグリーンライト・キャピタルやダニエル・ローブ氏率いるサード・ポイント、カイル・バス氏率いるヘイマン・キャピタル・マネジメントなどだ。......>円の下落を利用して利益を得る 「リバース・ノックアウト・オプション」/THE WALL STREET JOURNAL/2013.02.14

 これ以外にも"アベノミクス" の "円安" 動向確実にもたらしている現象は、"ガソリン/灯油" などの高騰、"輸入原材料価格の急騰" であろう。この点については、今後の推移がさらに懸念されてもいる。
 そして、最も "不確実!" なのが "生活に直結する雇用・賃金の行方" なのではなかろうか。

 "賃金" の問題については、下記の【 引用記事 1 】:ブログ:物価上昇と国民の「幸福度」/REUTERS/2013.02.14 が、不安と懸念を指摘している。

 <もっとも、生活に直結する「雇用・賃金」は物価動向に遅行するだけに、物価上昇見通しは手放しでは喜べない。景気回復がある程度長く続かなければ、経営者は業績が向上しても賃上げには消極的で、むしろ内部留保などを優先する傾向がある

 また、"雇用" の問題については、下記の【 引用記事 2 】:大手企業70%余"正社員増さず/NHK NEWS WEB/2013.02.14 が、率直に実態を反映した不安材料を伝えている。

 <国内の主な大手企業のうち70%余りが、景気の先行きが不透明なことなどから、当面、正社員を増やさない方針であること/ アンケートからは依然として景気が本格的に回復するという見通しが立たず、雇用を増やすことに慎重な企業が多いこと> などが分かったとのことである。

 かなり "ムリな(横恋慕な)" 政策を実施しながら、効果ありとの演出ばかりに意気込む政府の姿が、"アベノミクス" にあらず "アベノミニクサ"(?) にならないことを望みたいものだ......。

 米アップルが、"腕時計のような機器" の開発に意を注いでいそうだ......、という記事に先日関心を向けてみた。

 ◆ 参照 "アップル、腕時計のような機器を試験的に開発中"?! Next iPhoneは"身体活動の測定"?( 当誌 2013.02.12 )

 ただし、そう書きながらも、何となく釈然としない気分に染まっていたことが否めないでいた。
 こうした記事に接した多くの "アップル・ファン" が、たぶん、同様の気分に浸されていたのではないかとも思う。
 アップルが、次に仕掛ける対象はそんな平凡なものではないはずだ! とばかりに。

 しかし、アップルが今迎えている状況は、そうした "われわれの素朴な期待" が託せるような "見通し" の良いものでもなさそうである。
 下記引用サイト記事:アップルも探る 「スマホの次」は何か? 産業部次長 中山淳史/日本経済新聞/2013.02.13 では、そうした "不透明さ" に焦点を合わせている。

 <スマホの次は何か。アップルでさえ、大問題である。
 先が見通しにくいのは、再定義の対象が枯渇しつつあるためでもある。iPodやiPhoneはラジカセや携帯電話をアップル流に作り直して成功した事例だ。すでにあるものの再創造はテレビ(が出たとして)でほぼ一巡し、アップルにとっても、他のメーカーにとっても未踏の領域を、これからは歩かなくてはいけなくなる
> と。

 こうした<未踏の領域>への挑戦はいつの時代も同じである! と開き直ることも可能ではあろうが、"未曾有" の "ピーク超え" をしたばかりのアップルにとっては、想像を絶する "キツさ" があるに違いなかろう......。
 で、少なくない者が思いを巡らせるように、<「スマホの次」は人と人のコミュニケーションを取り持つだけではないかもしれない>と、記事の筆者も、"インターネットがつなげる対象""人と人のコミュニケーション" 分野から目を転じて、"モノとモノ" の分野に着目しようとしている。

 <「インターネット・オブ・シングズ」と呼ぶ、人以外のあらゆるものとインターネットをつなげる構想/ つなげるのは、車や家、インフラなど何でもあり/ モノとモノが加わると、「次」の市場は5~10年で400億~500億台規模に膨張する可能性がある> とばかりに。

 しかも、 "ネットワーク" 自体 には、"利益が出せる可能性(?)" が見込める点から、<ネットワークを活用したビジネスモデルがますます求められていく> はずだと......。

 と言われたところで、今のところナルホドという実感が湧くには至らないのであるが、果たしてどんな展開が繰り広げられて行くのであろうか......。

 下記引用サイト記事/【 引用記事 1 】:北朝鮮で揺れ 核実験の可能性/NHK NEWS WEB/2013.02.12 12:25 /【 引用記事 2 】:韓国国防省"核実験と推定"/NHK NEWS WEB/2013.02.12 13:27 によれば、かねてより危惧されていた北朝鮮による3回目の核実験が行われた模様だ。

 <韓国国防省は、......北朝鮮北東部で観測された揺れについて3回目の核実験が行われたと推定されると発表/ 爆発の威力は10キロトン以上だったと推定/ 北朝鮮が11日に米中には通知していた> とのことである。

 次々にエスカレートして暴走を続ける北朝鮮の危険な動向に対して、国際社会/安保理は一体どのような手が打てるのか、打てないのか......。

 米アップル株低迷で揶揄されている "アップル神話の揺らぎ(?)" の中、"Next iPhone" のターゲットが何になるのか? 株式市場関係者ならずとも興味がそそられる話題だ。
 どうも、"iPhone/iPad" のマイナーチェンジの路線以外に何に挑戦してくれるのか、が関心の焦点のようだが、そんな "好奇な" 視点で物されたのが、下記引用サイト記事:アップル、腕時計のような機器を試験的に開発中=関係筋/THE WALL STREET JOURNAL/2013.02.11 だと言うべきか......。

 <米アップルが、スマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)の一部機能を備えた腕時計のような機器の設計に試験的に取り組んでいる/ 複数のさまざまな機能を備えた、アップルのスマホ「アイフォーン」と連動する機器を発売するのではないかと予想/ アップルはかねてより装着可能な機器の開発に取り組んでおり、センサーや関連技術の開発経験を有する人材を近年新たに雇い入れている> というのである。

 まだまだ "茫漠とした" 初期情報のようではあるが、記事を読むかぎり、<主に肉体的な活動の測定を目的とした......機器/ センサー......> というあたりに記者の目が向けられていそうだ。それで、<腕時計のような機器> と表現されているのであろうか......。

 ただ、これまでの "iPhone/iPad" の、そのフェイズが、もっぱら "他者とのコミュニケーション、情報交換" にあったことを思い起こせば、"Next" が、"我が身の身体的状態" からの "情報収集" だとしても一定程度頷けるものがありそうか。この時代、健康問題への不安と関心は否応なく高まってもいることだし......。
 いや、まだまだ何とも言えない段階だ......。

 "人騒がせ" という非難の言葉だけでは済ますことができない、無実のパソコンユーザに "濡れ衣を着せ" 逮捕・起訴までさせた、いわゆる "遠隔操作ウイルス事件"容疑者が逮捕された。

 事件の経緯は下記の ◆ 参照 (1)~(4) を参照していただくとして、感想を述べるならば、適切さを欠くかも知れないが、技術的ツール環境に振り回された "所在無き青年" とでもいった印象を禁じえなかった。

 弁護をするつもりなんぞはさらさら無い。他人に "濡れ衣を着せる" という一点に、見過ごせない "悪意" が突出しているからだ。
 ただ、極めて "幼稚な責任意識!" の容疑者には、プロ水準とも言われる高度な技術的スキル(?)が、似つかわしくなくあった。
 よくある話でもあるが、もし、そうしたスキルが "生産的なベクトル(方向性)" を得ていたならば、ビジネスであれ社会的貢献であれ、別な社会的注目を浴びることになれたのではないかとさえ思ったりした......。

 こうした考えは、もはや今回の事件からは乖離(かいり)した綺麗事なのかも知れないとは薄々感じている。だが、常日頃感じている、現代という時代の特徴のひとつでもある、社会の "技術的環境水準" の高度さと "人間的思索水準"(技術の応用目的 etc.) の低迷といった "落差!" に思いを巡らす時、この絶望的でさえある "アンバランス" の解消が何とかならないものかと思ってしまうのである......。
 さもなくば、こうした犯罪はいつまでも "いたちごっこ" で続いて行きそうな気がしてならないからだ......。

 ◆ 参照 (1) 遠隔操作ウイルス事件の経緯/NHK NEWS WEB/2013.02.10
 ◆ 参照 (2) "ボット"ウイルスには益々警戒が必要!"濡れ衣を着せられ"逮捕・起訴までされた事件!( 当誌 2012.10.08 )
 ◆ 参照 (3) [続報]"ボット"ウイルス!"感染ウイルス"は検出をどう逃れ、どのように"感染"したか!?( 当誌 2012.10.09 )
 ◆ 参照 (4) [続報_2]"BKDR_SYSIE.A"という遠隔操作ウイルスの正体!? 独自作成の高度なウイルス!?( 当誌 2012.10.12 )

 まだ "大雪" への心配が遠のいたわけではないが、それでも春の訪れは間もなくという気配。しかし、この時季、歓迎されざる訪問者としての、スギとヒノキの花粉飛来!
 自分は、幸いにして未だ "花粉症" には見舞われていない。だからと言って決して安心できないのが "花粉症" だそうだ。条件が揃ってしまうと、いつでも発症し得るとか。

 今年は、既に "飛来" するものへの警戒心が広がっている。"PM 2.5" という有毒物質! 中国の大気汚染による "越境汚染" と騒がれている "飛来物" だ。

 ところが、どうも今年のスギとヒノキの花粉飛来!もまた、警戒心を緩められないほどの "大量" 飛散! となる見込みであるそうな......。
 下記引用サイト記事/【 引用記事 1 】:ことしの花粉 大量飛散に注意/news Watch 9/2013.01.31/【 引用記事 2 】:スギ花粉 本格的な飛散始まる/NHK NEWS WEB/2013.02.08 によれば、昨年の夏の猛暑が長期化したため、<ことしの花粉 大量飛散>という見込みだという。

 花粉の飛ぶ量は、<全国的に去年よりも2倍から7倍に増える見込み>だと、環境省は予測している。
 そして、この<8日、国内で花粉の飛散が本格的に始まったと発表>された。
 また、<全国各地でスギとヒノキの花粉の飛ぶ量がピークとなる時期は、当初の予想よりやや早まり、九州、中国、四国、東海、関東南部のほとんどの地域で3月上旬ごろ、関東北部や近畿などで3月中旬ごろ、北陸などで3月下旬ごろ、東北で4月上旬ごろとなる見込み>なのだそうだ。
 "花粉症" の発症者も広がっているようであり、これに対する "医療費" も群を抜いて増加しているとのことだ......。

 
 意表を衝く変わった写真の撮影が行き着く先は、"空撮"(航空機[飛行機・ヘリコプター]等から撮影する写真・ムービー)ということになろうか。

 そこで "ラジコンヘリ" などの機材に期待が寄せられることになるわけだが、今、注目されているのは "クアッドコプター" という機体だそうだ。

 <クアッドコプターとは?
 4個のモーターでプロペラを回転させる、もっとも基本的なマルチコプターです。部品点数が少なく、構造が単純であることから、ホビー機体の多くはクアッドコプター形態です
 もっとも有名なのは、AR.ドローン(トイザらスなどでも販売)です。オモチャとして販売しているのですから、「安全か?」と問われれば...... 「オモチャは安全です」と答えます。
 AR.ドローン(初代)は、実測427g(手持ちの機体)です。バッテリー容量の関係からフライト範囲もある程度限定出来ます。発泡スチロールの機体ですから、衝突時の衝撃も十分軽減されます。重量は、安全と直結しているという良い例です。......
>( ZERO

 こうした "ホビー" が高じると、自分の思いのままに操れる "自作機" 作りへと行き着くものらしい。そして、そうしたニーズに応えての "キット" ベンダーも登場する。

 下記引用サイト記事:オープンソースの手のひらヘリ、予約受付中/WIRED/2013.02.08 は、きっとそうした "ホビースト/マニア" にとってはワクワクするメッセージであるに違いなかろう......。

 さまざまな分野で、"より効率的・効果的な指導" が求められている時代であろう。
 言うまでもなく、ベストな指導は良きトレーナーによる"マンツーマン"(一対一)指導であることは周知の事実だ。
 そんなことは分かっているが、問題はその "高コスト" であるに違いない。そこから、自助努力をアシストするような "トレーニングマシン" が手助け役を買って出ることになる。

 利用のあり方によっては、"トレーニングマシン" でも思わぬ効果が発揮されることもあろう。
 ただ、"マンツーマン"(一対一)指導と、"トレーニングマシン" による訓練との大きな違いは、後者が概して "リアルタイム""指導(フィードバック)" を苦手としている点なのかもしれない。

 人間の指導者であれば、注意深い観察に基づいて "その場でリアルタイム" の指摘がなされる。( "鉄拳" が浴びせられる "体罰" ばかりはノー・サンキューであるが......)
 "トレーニングマシン" でも、経過時間などの数値で警告してくれるわけだが、たとえば "間違ったフォーム" を、その場で指摘してくれるといった高度な指導はほとんど不可能だと考えなければならない。

 しかし、科学と技術の進化は、"トレーニングマシン" にも "知恵を授ける" 動きを示している。
 下記引用サイト記事:綴りや文法を間違うと振動で教えてくれるペン/WIRED/3013.02.07 は、そんな "好例" を示しているように思われる。

 <スペルミスや文字の形の間違いを、その場で書き手に振動で教えるペンが登場/ スペルミスや文字の形の間違いをリアルタイムで見つけて、その間違いを書き手に振動で教えることができるというペン/ 「カリグラフィー(書字)モード」では、書いている文字の形がおかしいとき、「綴りモード」ではスペルや文法の間違いを見つけて、スペルミスは1回、文法の間違いでは2回振動する

 着目したいのは、<このペンを使用すると、間違いがすぐその場でわかり、しかも指導者がいつもそばにいる必要がないので、短時間で書くことを学べるようになる> という点ではないかと思われる。
 <間違いがすぐその場でわかり>、その間違いを(振動で)即座に知らせるという仕組みこそは、今後のさまざまな "トレーニングマシン" のあり方を指し示しているはずである......。

 アベノミクスをトリガーとする "円安/株高" が、いよいよ "加速" している。(6日東証終値:前日比416円83銭高の1万1463円75銭。円相場は一時、1ドル=94円台に急落。)
あたかも、「宴(うたげ)」気分を醸し出すひと時の観さえある。
 だが、この "加速" には、政府自民党内にさえ戸惑う声もあるとか......。(<円安・株高が「速すぎる」と懸念する自民党関係者は、...... 気をもんでいる>( 速すぎる株高はアベノミクスの追い風か/日本経済新聞/2013.02.05 ))

 こうした "新局面" が、日本経済の持続的再生へと繋がるのであれば問題はなかろう。しかし、漸く、アベノミクス"影" 部分である "危うさ" に目が向けられ始めている点に着目したいところだ。

 かねてより、景気回復の王道である "成長戦略" に比して "金融緩和と財政出動" 策が凌駕しているアベノミクスに対しては、懸念する声も少なくはなかった。
 この "破格の財政危機!" 状況での大規模な "財政出動" 策への懸念をはじめとして、日銀を動かしての "インフレ・ターゲット" 策などへの警戒だ。円安による輸入エネルギー資源の高騰もある。
 が、不安視するそれらの声を掻き消してきたのは、思いのほか早く "円安/株高" という目に見える指標の推移が "奏功" して来たからであろう。

 しかし、当面の指標に好感が持てそうだからと言って、"経済再生という最終目標" に向かっていると早とちりすることは禁物ではなかろうか。

 下記引用サイト記事:アベノミクス株高に潜む リフレ政策の光と影/日本経済新聞/2013.02.06 は、こうした "懸念" を的確に叙述している。

 "デフレ脱却/リフレ/インフレ喚起" などの期待が込められたアベノミクスという政策は、いわゆる "マネタイゼーション" を伴わざるを得ず、これは<政府が発行する国債を中央銀行が紙幣を発行して引き受けること、すなわち、中央銀行による財政赤字の穴埋めを指す>ものだという。

 そして、<マネタイゼーションの特徴は、財政政策の効果が切れるとはく落するので、所得の先食いをするように、追加の財政出動が求められ、そのたびに日銀の積極的な金融緩和(国債購入)が必要になる>。
 まるで "クスリ漬け" 療法であり、これまでの自民党政権が繰り返して来たところの、"公共投資" によって当面の景気刺激で問題先送りをして来た政策とさほど変わるところがない。

 そして、何よりも警戒されるべきは、<失敗するとその弊害も小さくない>にあり、<歴史を振りかえるとリフレ(インフレ喚起)政策が失敗した時のツケの大きさは証明済み>だという。<一大バブルがわき起こる ⇒ バブルは間もなく崩壊 ⇒ 株価暴落とともに財政再建も頓挫>という史実。

 だからこそ、<加速する株高に潜むリスクを再点検する必要がありそうだ>ということになる。
 そして、<成長の源泉が乏しい場合、バブルの危険性が高まる>ため、経済成長政策をも手ぬかりなく重視して金融政策と経済成長のバランスが重要なのだという。

 為替相場にせよ、株式相場にせよ市場は "当面の利益" に関心を傾けて動くもの......。
 <加速する株高に潜むリスクを再点検する必要がありそうだ>という冷静さと慎重さに意を傾ける価値は大いにありそうだ......。

 "がん発症率(罹患[りかん]率)" の高さが人々の不安を掻き立てている。
 しばしば耳にするところでは、"二人に一人" だと言う。

 ◆ 参照 <生涯でがんに罹患(りかん)する確率は、男性53%(2人に1人)、女性41%(2人に1人)と言われています。>( がん保険の選び方 - がんの発症率・生存率 -

 こうした伝聞を裏づけるように、自身の近辺でも "がん" に襲われている人が少なくないのが実情だ。
 そんなこともあり、先日、久しく遠ざかっていた "総合健診(人間ドック)" を受けてきた。
 久々の検診だったこと、また不摂生な生活、そして加齢といった文脈から、ここしばらく無い "プレッシャー" を感じたものだった。

 結論から言って、幸い、既知の持病以外に要注意を指摘されることはなかったものの、"最終結果" のレポートが届くまでの二週間はヒヤヒヤものであった。
 それと言うのも、検診直後に結果が出る "胸部エックス線写真" の診断で、"左下肺野に結節影を認めます" と、"認められて" 有難くないものを勝手に "認められてしまった" からなのだ。

 ところで、下記引用サイト記事:がん検診2次チェックせず、41人に異常の疑い/横浜/カナロコ/2013.02.05 は、こうした状況に関する "ちょっとした問題" を報じたものだ。

 <肺がん検診を受診した患者の胸部エックス線写真を別の医療機関に2次チェックに出していなかった問題>であり、後日行われた(?)<2次チェック>の結果、<41人に異常を疑わせる所見があった>というものらしい。
 どうも<胸部エックス線写真>の結果が "スルー"(?) されてしまったかのように理解できる......。
 これでは "検診" の意味をなさないから問題だとされるわけであるが、実は、<胸部エックス線写真>による "肺がん" 兆候の発見は、それはそれでかなり難しいもののようでもある。

 で、前記の自身の場合に戻るが、自分は、"喫煙期間" の履歴が25年以上もある "愛煙家" であったため、当然のことながら "肺がん" の恐れを考慮せざるを得なかった。そこで、<胸部 CT 検査>も併せて受けたのであり、その結果を待っていたのである。
 幸い、 "胸部の異常は認められません" との報告を受けたのだった。

 しかし、そうなると、その報告と<胸部エックス線写真>による"左下肺野に結節影を認めます" との "食い違い" が気になってくるわけだ。
 そこで、この点を受診した病院側に問いただしたところ、昨今の<胸部エックス線写真>での診断では、"極力、「疑わしきは罰する」という姿勢" を貫いている、という "思わぬ解説" を耳にすることになった。
 それと言うのも、<胸部エックス線写真>で、アリアリと "肺がん" と認められる場合にはもはや "手遅れ" 気味なのだそうであり、むしろ "精密検査を促す" ために "多少、神経質に" 診断するのが<胸部エックス線写真>という検査の役割だそうなのである。
 したがって、"左下肺野に結節影を認めます" というような "アラーム" などは少なくないらしいのだそうだ。

 もう何十年も "喫煙" を続け、心密かに "肺がん" 発症の可能性を懸念されているご同輩は少なくないかと思われる。
 意を決して "がん検診" に踏み出す場合には、<胸部エックス線写真>の結果で、一喜一憂をせずに<胸部 CT 検査>をも併せて受けることで "憂い" を拭い去るのが良さそうかと......。

 "悪心""好奇心" とは "最悪/最強" のペア(pair)だと言うべきか! あるいは、断ち切りがたい "腐れ縁" ......。

 "詐欺行為" を仕掛ける "マルウェア" の少なくない種類は、このペア(pair)によって構成されている。
 用心すべきは、躾の悪い飼い犬がはしゃぎ回るように、ほとんど無意識のうちに立ち上がって来る "好奇心" ......。

 ただ、幾分とも警戒心を解いてしまうに違いない "Facebook" が舞台となって、また、"好奇心" をくすぐる材料(エサ)としてはピッタリの "YouTube動画" ともなれば、"喰いつく" 確率は高まると推測される。しかも、"なりすまし" での投稿が悪用されたならば "連鎖的被害" は拡大する......。

 下記引用サイト記事:フェイスブックで流行する動画詐欺に注意、マカフィーが呼びかけ/日本経済新聞/2013.02.04 は、そうした危険と要注意とについて喚起している。

 <利用者がFacebook上で目を引く女性モデルのYouTube動画などに見せかけたリンクを不用意にクリックすると、サイバー犯罪者がインターネット上に開設した個人情報収集用のサーバーに勝手に接続される/ ここで収集されたデータを悪用し、その利用者の投稿として、再度、動画に見せかけたリンクが投稿/ 連鎖的に不正なリンクが広がっていく仕組み> なのだという。

 ちなみに、末尾に、当該の "McAfee Blog" も画像にて引用しておいたが、無視し難く立ち上がって来る "好奇心" を、見事に却下できるような聖人君子はどれくらいいるのであろうか......。

 激変の続く現代環境にあっては、"通念" に寄りすがった判断をしていると "手痛いしっぺ返し" を喰らうものらしい。手厳しく言えば、"通念" がいつの間にか "幻想" へと反転しつつ、もちろんこれに寄りすがれば "想定外の打撃" を被るということになりかねない......。

 アベノミクスの "円安効果" は、現時点では、"総論" 的レベルで "期待一色" に染まったかのような受け止め方がなされているようだ。
 しかし、こうした "通念" に沿った見方に対して、警鐘を鳴らしているのが、下記引用サイト記事:コラム:円安効果の業種間格差、自動車と電機では天地の差に/REUTERS/2013.01.31 である。

 結論から言えば、<「円安は輸出企業全体に追い風」という見方は、経済の実態からかい離した幻想になりつつある> と警告している。
 少なくとも、<円安進展が大幅な利益拡大につながる自動車業界と、数量効果に結びつかないリスクがある電機業界では、"天地の差"が出てくる> との予想がなされている。

 その "電機業界" にあっては、このところ翻弄され続けている米アップル、アイフォーンのために、"円安" メリットを享受するための "販売額 = 国際競争力 = シェア" の、そのいずれもの低落が目立っている。
 おまけに、ここに来ての<「アップル神話の陰り」という新しいマイナス要因/ 「アップルショック」>までが加わり、<経営への大きな打撃になりかねない>とも見られている状況だそうである。
 とても、<「円安は輸出企業全体に追い風」という見方> といった "総論" で括れる実情ではない、と言うのである。いわば、"各論" 的な分析視点こそが必要な時期に来ているのだ、と。そして、少なくない経済アナリストが指摘している以下の点を強調する。

 <円安で数量効果を効かせるには、商品の競争力を保つ必要がある。結局、日本経済の活力を復活させるには、回り道のようにみえるが、研究・開発に資金を投下し、技術のブレークスルーを背景に新商品を作り続ける能力を高めるしかない> と。

 恐らくは、こうした読みこそが事実の全体を言い当てているのだと思われる......。

 下記引用サイト記事:緊急速報: Twitterのパスワードを今すぐ変えなさい/TechCrunch/2013.02.02 によれば、事件の概要は以下のとおり。

 <Twitterがハッカーの攻撃を受け、25万人のユーザに被害が及んだ/ 犯人たちは一定数のユーザ情報...ユーザ名、メールアドレス、セッショントークン、暗号化され擬装された状態のパスワード...にアクセスしていた。その数は、およそ25万名/ その25万名はTwitterから、パスワードを変えよというメールをもらった/ 今度の被害は本格的だ/ この犯行はアマチュアの仕事ではなかった/ 犯人たちの手口はきわめて高度

 こうなると、ここはやはり "パスワード変更" が定石! と言わざるを得ない......。

 このところ表面化している "円安・株上昇" が、そのまま "景気回復、不況脱出" の先触れであるという空気が広がっているようだ。そうあることを望みたいわけだが、事はそれほど簡単ではなさそうである。

 庶民がイメージする "景気回復、不況脱出" とは、悪化し続ける所得水準が改善されることであるに違いない。"アベノミクス" が目指す "デフレ脱却" にしても、この点の改善無くして達成されるものではない。
 果たしてその点での "円安" 効果はどうなのであろうか......。
 こう書くと、いや物事には順番というものがあり、企業が "円安メリット" を享受した段階で庶民へと波及して行くはず、と解説されがちだ。
 しかし、そうした "段階的波及" は自然に発生するものなのであろうか?

 ところで、 "庶民の所得水準" と密接に関わるのは、言うまでもなく "失業問題/失業率" であろう。この悪化状態に改善が見えてこないかぎり、"円安・株上昇" という現象と "デフレ克服" とはつながらないのではなかろうか。
 いや、むしろ "円安" の副作用面にある "光熱費(輸入資源!)高騰!" などによって、"庶民生活の圧迫=デフレ停滞" が引き起こされることの方が懸念される。

 下記引用サイト記事/【 引用記事 1 】:12月失業率:8カ月ぶり悪化の4.2%/毎日jp/2013.02.01 によれば、少なくとも<2012年12月の完全失業率>は、<前月比0.1ポイント上昇の4.2%で、8カ月ぶりに悪化>とあり、その結果、<現時点で、円安が新規雇用を生む気配もいまだ感じられない>(【 引用記事 3 】)ということになる。
 また、"失業問題/失業率" 中身に目を向けるならば、<昨年12月の製造業の就業者数が、1961年6月以来、51年ぶりに1000万人を下回った>(【 引用記事 3 】)とある。ここに、一筋縄では行かない "構造的問題" が浮かび上がっていそうである。

 この "構造的問題" の理解への視点を提供しているのが、下記引用サイト記事/【 引用記事 3 】:雇用なき円安、問われるアベノミクスの成長戦略/日本経済新聞/2013.02.01 である。
 <現時点で、円安が新規雇用を生む気配もいまだ感じられない/ 逆に、主要企業では外国人正社員の雇用増傾向が顕著/ 成長企業における「人員削減」も珍しくない/ 日本人の所得水準(は依然高水準のため)円安が進行しても、雇用・賃金が増えにくい構造> と、決して簡単には "円安 ⇒ 雇用問題改善" となりにくい点が指摘されている。

 どうも、"円安" という為替変動に重きを置く "アベノミクス" という金融経済政策が、本来的な "景気回復、不況脱出" 政策となってゆくためには、"雇用増をもたらす他の政策" なども併せて実施してゆく必要がありそうである......。

 今の中国は、"優雅な霧" で山水画的風景が作られるのではなく、有毒な"大気汚染" によって風景が白くかすむのだそうである。


 これが、一国内だけで済むのであれば、とやかく言うこともないかも知れぬ。

 しかし、眉を顰(しか)めることになるのは、<「越境汚染」>という傍(はた)迷惑な現象を引き起こすからである。

 かねてより、中国大陸からの "有難くない贈り物" としては、あの "黄砂" の飛来がある。が、それは "風下" という地理的条件から被る "自然現象" のひとつとして我慢して来たはずだ。
 洗濯物の仕上がりに気を遣う主婦たちや、"マイカー" を磨き上げているドライバーたちは不平タラタラであったとしても、まあしょうがないか......、と矛を収めて来たものだ......。

 しかし、<「越境汚染」>ばかりは、"風上にも置けない(卑劣な人間をののしって言う語)" のカテゴリーに類する問題だと言っておくべきか。
 下記引用サイト記事:中国大気汚染:流入の西日本「物質濃度が急上昇」/毎日新聞/2013.01.31 は、その実態を報じている。

 <中国で深刻化する大気汚染が「越境汚染」として西日本に流入した影響で、30〜31日にかけて近畿地方で大気汚染物質「硫酸塩エアロゾル」の濃度が急上昇/ 地上の実測速報値も、環境基準を超す地点があった

 さてさて一体、どうしたものなのであろうか......。

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