yasuo hirose: 2013年12月 アーカイブ

 今シーズンの "インフルエンザ" については、一昨日に注意を向けたばかりだ。

<とうとう "インフルエンザ" 流行という有難くないシーズンの到来だ。 《インフルエンザの患者が全国44の都道府県で増え、厚生労働省は27日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。流行は今後さらに拡大する見通しで、手洗いを徹底するなどの対策を呼びかけ......》>( インフルエンザが全国的な流行期に!今年は"乳酸菌(プラズマ乳酸菌)"で"免疫力UP"!( 当誌 2013.12.29 ) ) と。

 そして、今シーズンの流行に関する最新情報では、以下のとおりだそうだ。

 <(今シーズンの流行)検出されたウイルスは、現時点でA香港型が最も多い>( インフルエンザ:今シーズンの流行始まる/毎日新聞/2013.12.27 - 12:57

 ところが、気になったのは、次の報道なのである。

 <昨シーズンのインフルエンザワクチンが、A香港型に対しては効果が低かった可能性があることが国立感染症研究所の調査で分かった。......昨シーズンは、ワクチンを接種してもA香港型に感染する患者が多く、医師から効果を疑問視する声が上がっていた......>( インフルエンザ:昨季ワクチン効果低く 製造中、株が変質/毎日新聞/2013.12.30 - 07:20

 元より、"インフルエンザワクチンの予防接種" は、決して万能ではなく、過信してはいけない という指摘はなされ続けている。
 加えて、上記のような "報道" まで浮上するならば、まさに "過信は禁物!" と言わなければならないだろう。

 そこで、改めて、"インフルエンザの基本的知識" をおさらいしておくことにした。

 注目した記事は、<予防接種は、発病について必ずしも100%の予防効果はありませんが、かかったとしても重症化を防げる> と率直に切り出しているところの、下記引用サイト記事インフルエンザ ~知っておきたい最新の情報/minyu-net 福島民友/2014年1月号 に着目してみた。

 <インフルエンザとは インフルエンザウイルスによる感染症のことで、伝染力が強いために以前は流行性感冒(流感)ともいいました。1~3日の潜伏期間後に高熱(38~40度)と寒気、頭痛、関節痛、倦怠感などが強く現れ、のどの痛みや咳なども生じ通常の風邪と区別がつきにくいこともあります。発熱は3日から7日ぐらい続き、解熱剤があまり効かないのも特徴です。小児や高齢者では肺炎や脳症になる場合もあります> とある。

 そして、<インフルエンザワクチンの効果/ インフルエンザ検査の注意点/ 抗インフルエンザウイルス薬/ インフルエンザの対症療法薬/ 登校・出勤停止はいつまで?> と一般人の関心事項に手際良く解説している。

 自分が関心を向けた点は以下のとおり。

 <タミフル(内服薬)はインフルエンザの重症化防止に貢献しているのですが、乱用して「タミフル(内服薬)耐性の新型インフルエンザウイルスが発生するのでは」と、不安視する意見もある

 <無理に平熱まで下げようとしないでください。前にも話したように発熱はウイルスを排除するための身体の防衛反応なので、下げ過ぎないほうが早く治る

 <麻黄湯(まおうとう)=漢方薬は風邪やインフルエンザの治療に大変有効で、免疫力を高めてウイルスを排除する効果が期待できます>( "副作用" の問題も無くはなさそうなので、もちろん、専門家による処方が望まれる。 c.f. インフルエンザに効果あり?漢方薬 麻黄湯(まおうとう)/漢方薬辞典

 言うまでもなく、冒頭記事のように "免疫力UP!" に留意して、予防に心掛けることが何よりだと思われる......。




















 "地球温暖化" への懸念は、"異常気象に伴う自然災害の多発" とともに、"感染症(デング熱など)" を媒介する "蚊" の増加(生息地域の北上)などにも広がっている

 さらに、心配される点は、"国内農産物" と "高温" との関係であろう。

 下記引用サイト記事農水省:アジアの植物DNA入手 温暖化に強く「改良」/毎日新聞/2013.12.29 - 10:59 によれば、既に、次のような懸念材料が浮上している。

 <国内では近年、夏の気温が平年より高い年が多く、稲作で1等米の比率が落ちたり、野菜や果樹で「日焼け」による生育不良が起きたりするなどの報告が相次いでいる> とある。

 "地球温暖化" 傾向が、今後、急速に緩和される見通しが立たない以上、"国内農産物" と "高温" との関係 への対応策は、既に "緊急課題!" となっているのだと思われる。

 そこで、下記引用サイト記事 では、その対応策の最新動向について報じている。

 <農林水産省は来年度から、農作物の新品種開発に役立つ「植物遺伝資源」の情報収集や探索を東南アジアや南アジアで強化/ 地球温暖化に対処するため、日本には存在しない高温や病害虫に強い作物や、その野生種の種子などを入手し、国内で品種改良に生かすのが主な狙い/ 同様の動きは欧米各国が先行/ 日本は関係が良好なアジアの途上国との協力で巻き返しを図りたい考え> ということだそうだ。

 "地球温暖化" の加速化が、"世界的規模での食糧危機" を引き起こさないとも限らない現状では、温暖化に備えた "品種改良" 対策は必須だと言えそうである......。

 とうとう "インフルエンザ" 流行という有難くないシーズンの到来だ。

 <インフルエンザの患者が全国44の都道府県で増え、厚生労働省は27日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。流行は今後さらに拡大する見通しで、手洗いを徹底するなどの対策を呼びかけ......>( インフルエンザ全国で流行入り/NHK NEWS WEB/2013.12.27 - 12:50 ) とある。

 恐い病気はほかにもいろいろとあるようだから、"インフルエンザ" くらいはどうということもない、と見なすこともできよう......。
 だが、いざかかってしまうと、不快な日々が思いのほか長く続き、こんなことならばかからないように注意をすべきだったと後悔したりするものだ......。

 そこで、目を向けたいのが "予防法" であり、そのための "免疫力の維持/向上" である。

 下記引用サイト記事 1 インフルエンザの季節、乳酸菌で免疫力UP プラズマ乳酸菌が話題 および、

 下記引用サイト記事 2 インフルエンザ防御、「乳酸菌と水分」の補給が効果/日本経済新聞/2013.12.08 - 06:30 の "図表" 付解説が参考となる。

 <インフルエンザ予防に最も重要なのは免疫力を高めること/ 免疫力の維持や向上に大切なのは、規則正しい生活とバランスのとれた食事/ 最近は、こうした免疫系の働きに欠かせない栄養素のほかにも、......ウイルスに対する防御力を発揮する食品素材が確認 ...... 乳酸菌!/ 今、注目を集めているのがプラズマ乳酸菌/ プラズマ乳酸菌は免疫の総司令部であるプラズマサイトイド樹状細胞に働きかけることが世界で初めて確認された乳酸菌/ ヒト血液中の免疫細胞のウイルスに対する反応性が高まるとともに、冬期の風邪・インフルエンザ様疾患の発症を抑制する> とある。

 "ちょっとした心掛け" で、不快感だけでは済まないかもしれない "インフルエンザ" にかかることが回避できれば大いに助かるというものだ......。

 以前に、やや衝撃的なTV番組があった。下記引用サイト記事 2あなたの寿命は延ばせる ~発見!長寿遺伝子~/NHKスペシャル/2013.06.12 である。

 そのポイントは、以下のサイト記事の丁寧なまとめをお借りすると次のようであったかと思う。

 <40代〜60代の被験者4人での実証実験では30パーセント減らした食事を3〜7週間続けただけで、長寿を担っているサーチュイン遺伝子が目覚めて働き始めた/ サーチュイン遺伝子は殆ど休眠中で、その結果、老化が進行/ 飢餓状態になると目覚め、細胞中のミトコンドリアを活性化/ 活性酸素の害を防ぎ、免疫力低下、動脈硬化、高血糖、惚け、骨粗鬆症、脱毛白髪等の老化症状を防ぎ改善して、美肌と持久力と抗がん作用を高める/ 更に注目すべきは遺伝子損傷の修復能力で、今、福島で問題になっている放射線被曝への抵抗力も期待できる/ 減食ではなく薬物でサーチュイン遺伝子を活性化させる方法/ 薬品名はレスベラトロールで、1939年に北大の高岡道夫氏が有毒なバイケイソウから発見/ 動物実験では、長寿、抗炎症、抗癌、血糖降下、放射線障害抑止などの効果が確認/ レスベラトロールを毎日服用すれば、食事制限なしでサーチュイン遺伝子を活性化できる。レスベラトロールと同じ働きをする薬品が次々と開発されている......>( 散歩好きの絵描き

 要するに、"長寿遺伝子・サーチュイン"遺伝子は、"食事量、カロリー摂取の制限を続けることによって活性化" する、というのであり、"これに相当する薬品" として赤ワインやぶどうの皮に含まれ "レスベラトロール" が注目される、というのであった。

 今回、注目する下記引用サイト記事 1長寿遺伝子が中年太り抑制 群馬大究明、メタボ対策に/【共同通信】/2013.12.26 - 17:52 は、まさに上記TV番組の主旨を裏書きするような意味を持つと言える。

 <加齢に伴い脳にある特定の遺伝子が減り、体重増加につながることを群馬大の佐々木努准教授らの研究チームが突き止め、26日付の欧州糖尿病学会誌電子版に発表した/ この遺伝子は、細胞の老化を防ぐため、長寿遺伝子とも呼ばれる「サーチュイン」。加齢とともに減少することは知られていたが、いわゆる中年太りとの関係は明らかになっていなかった> とある。

 "長寿遺伝子・サーチュイン"遺伝子が、"食事量、カロリー摂取の制限を続けることによって活性化" する という事実を、裏側から補強するように、"同遺伝子の減少と中年太りとの密接な関係" が実証されたわけだ。

 これらを敷衍して言うならば、"中年太り" を放置するならば "長寿には至らない!" ということになりそうである......。

 "膝関節" の痛みに悩む中高年者は少なくなさそうだ。それを窺わせるかのように、TVコマーシャルでも、"膝関節" の痛みに効くとするサプリメント関連のCMが多数見受けられる。

 歩いても座っても "痛みが走る!" だけに、ご当人にとってはいたたまれない悩みとなる。場合によっては、"外科手術" を視野に入れる方もおられるという。

 今回、下記引用サイト記事膝の模擬手術、術後1年で実際の手術と同等の結果/THE WALL STREET JOURNAL/2013.12.26 - 11:11 JST に着目した動機のひとつには、まさにこの点があった。

 とともに、もう一つ、これとは別に、いわゆる<プラセボ(偽薬)> という観点の問題(下記記事でも触れられているが)が興味深い点なのである。
 "プラセボ(偽薬)" というのは、"病が持つ心理的側面" に対して効果的に働きかけて、相応の治癒効果を発揮するとされる "ニセ薬" のことであり、決して世に言う "詐欺" まがいではなく、一つのまともな医学的アプローチと見なされている。

 下記記事は、先ずは、以下のような調査結果を掲げている。

 <膝関節軟骨を損傷した患者の一部の痛みなどの症状を、模擬手術本物の手術と同程度に緩和することが、新しい臨床試験(治験)の結果で明らかになった/ フィンランドの研究者が手術を受けた患者(模擬手術で)手術を受けたと信じ込まされた患者2群を調べた結果、1年経過後に両患者群の改善に著しい差異は認めなかった> と。

 ここから、"早合点" して、<模擬手術> も "プラセボ(偽薬)" と同様に、"患者の心理的側面" に大きく働きかけて "治癒力" を引き出す、と考えられなくもない......。

 しかし、話はそれほどシンプルではなさそうなのである。

 この調査結果を巡る医療関係者たちの反応は "一様ではない" というのである。

 <これが意味するところはかなり深い/ この試験は侵襲性の低い手術である半月部分切除術をめぐり物議を醸す公算が大きい/ 半月部分切除術の有効性をめぐる決定的な結論を引き出すのは困難> とあり、結局、どうなのか? については明言を避けているごとき印象が漂うのである......。

 有り体に言えば、"模擬手術" の "効果アリ!" 的結果が、"結局は、何を浮かび上がらせてしまったのか!" に尽きるのではないかと推定される。
 つまり、従来、"半月部分切除術の手術" は、<(その)費用は3000〜6000ドルとされ、......米国の年間医療費のうち40億ドルを占めると推定> されるほどに、"医療界(整形外科)のドル箱" 的案件(?)であったものが、実は、心理的アプローチ(=模擬手術)の結果とさほど変わらない、同程度だったということになれば、医療界が困惑するのもムリならぬことなのかもしれない......。

 "睡眠の重要性" については、誰もが異論を差し挟むことはなかろうと思われる。だが、問題は、その切実さや優先順位の付け方なのかもしれない。

 ただでさえ、一日という限られた時間の中でやるべきこと、やらなければならないことはその範囲に収まり切らないほどに多い
 また処理効率も思うようにならないと来れば、一見、残された手は、睡眠を切り詰めることしか無いように思われる。

 しかし、ここでこそ "視点の180度転換!" が必要であるに違いない。

 要は、"質の高い睡眠" がもたらす "効果/生産性効果" が実は思いのほか大きい! という簡単な事実なのである。この事実に確信を持つべきなのだと思われる。

 頭脳の働き方、気分の高揚、そして身体的な出力に格段の差が生じるのである
 自分は、毎朝の "サイクル・トレーニング" を日課としているが、その際にも、"明瞭な自覚" が訪れる。前夜、あほくさい夢などで引き廻されてしまい睡眠が劣化していたならば、ペダルを蹴る "腿筋" が何とギクシャクしていることか。その反対に、"腿筋" が鋼鉄のクランク・マシーンのごとく(?)スムーズに感じられる時は、決まって、前夜の "睡眠が充実!" していたことに思い当るのだ。

 まあ、確かに、"睡眠を削ってでもこなす!" 必要に迫られてしまう日常の多忙は避けて避けられるものではない。しかし、気づくべきは、"睡眠切り詰め" という場当たり的な対処法は、"こなし仕事" の水準には見合っていても、ホントの生産性/創造性を要する仕事には向かないのではないか、という点なのである。
 人間の能力発揮の "伸び縮み" には、想像以上の幅があり、それを影響を与えている重要な要素のひとつ<に、"睡眠の良し悪しによる疲労回復/充電作用" が控えていると確信する。

 下記引用サイト記事睡眠の質を高めるには―有能な人の睡眠時間は平均8時間36分/THE WALL STREET JOURNAL/2013.12.20 - 20:37 JST は、こうした、一見、言い尽くされたかのような指摘に、思いのほかの説得力を添えている

 <睡眠が1時間減れば、翌日の満足度や生産性、健康、思考能力が低下する/ 人間の能力に関する研究の1つでは、最も能力を発揮する人々は1日あたり8時間36分睡眠をとっていることが分かった/  睡眠が十分取れていないときには同じ人物とは思えないようになり、それは明確に現れる。睡眠が十分でなければ、ネガティブな出来事の連鎖につながりかねない。仕事ではあまり成果を出せず、いつもしている運動ができず、食生活も乱れる/ 今夜、1時間余分に睡眠が取れるかどうかで、翌日が惨めな1日となるか良い1日となるかが分かれる/ 睡眠の質を改善するちょっとしたコツ/ 通常の就寝時間の1時間前には電子機器の使用をすべて停止し、就寝前の数時間は明るい光を避けたほうがいい/ こうした機器からの光だけでも、メラトニンの水準は最大20%も抑制される/ 睡眠に適した寝室の環境を整えること/ 日中慣れている温度より数度低い部屋/ 騒音についても言える/ 睡眠時間はコストではなく、前向きな投資だということ/ 睡眠は家庭でも職場でも本質的な価値と考える必要がある> とある。

 <睡眠を犠牲にすることは、もはや強さの証しとはならない> という判断は、ひょっとしたら、"残業は勤勉や有能の証しとはならない" に通じる点があるのかもしれない......。

 これは "異色の研究成果" ではないかと思われる。そして、この "バイオ新技術" が幅広く実用化されていくならば、"地球上の植物全体にかかわる事" であるだけに、"計り知れない実り!" をもたらすのではないかと考えられる。

 下記引用サイト記事名大が植物の光合成促進に新技術 気孔拡大に成功、収穫増期待/【共同通信】/2013.12.24 - 09:00 は、そうした大きなスケールの話に発展する可能性を秘めた "バイオ新技術" の開発成功について報じている。

 <名古屋大トランスフォーマティブ生命分子研究所は、遺伝子操作により、植物が光合成に必要な二酸化炭素(CO2)を取り込む表皮上の穴「気孔」を、通常より大きく開かせることに成功したと発表した。光合成が促進され、植物の生産量も増加すると確認。23日に米科学アカデミー紀要電子版に論文を掲載した/ 研究所の木下俊則教授(植物生理学)によると、気孔の開口を制御する世界初の技術で「農作物の収穫増や、バイオ燃料の生産拡大が期待されるほか、CO2削減にも貢献できる可能性がある」としている

 <農作物の収穫増> という直接的成果とともに、"光合成" 活動の促進につながるという点から帰結する <CO2削減にも貢献> という付随効果の価値が決して小さくはないと思われるのだ......。

 "メディア" の "社会的貢献度" とともに、もう片方では、その "弊害" を危惧する思いが日増しに高まっているようにも窺える。

 特に、種々の手練手管が駆使されつつ、"メディア" が "権力の補強手段" かのように利用されている昨今の政治環境を目の当たりにする時、それが難なくまかり通っている現状にいたたまれない憤りが生まれてくる......。

 いわゆる "マス・メディア" がこぞって商業主義と保身姿勢に雪崩込み、加えて、これらを、元より節操のない "有識者たち" が "したり顔で支える" といったこの国の情けない現状を見る時、あわや絶望的な気分に引き込まれそうにもなる......。

 かつて、"知識人" とは、社会の生の利害関係/権力関係に距離を置きつつ、いわば "批判的に" 時代を透徹しようとする者と期待されていたこともあったかもしれない。
 しかしながら、時代は、"えげつない程にリアル化!" してしまい、今や、"知識人(もどき)" とは、"大勢=体制" への "批判的牙" を自ら進んで "抜歯" することで、"大勢=体制" の "支持、補完" の役割に邁進する人々! という変貌を遂げたかのようである......。

 この薄汚れた流れが加速して行く過程で、時の権力と一体化した "マス・メディア" は、"知識人(もどき)" たちを、ますます "大勢=体制" の "支持、補完" 勢力へと囲い込んでいったかの観がある。

 極論するならば、"科学者をも含む知識人" たちとは、"時の権力やマス・メディア" と実に "親和性" の高い人種(?) だと言っても差し支えないのかもしれない。

 ということで、下記引用サイト記事ノーベル賞受賞者が学術雑誌をボイコットする理由/WIRED/2013.12.20 FRI に目を向けてゆきたい。

 "ノーベル賞受賞者" だから振舞える "反骨スタンス" だと言ってしまえばそれまでであるが、"科学者よ!お前たちもか!" と言わぬばかりの鋭い現状批判とその行動は注目に値すると思われる。

 <科学は危機に晒されている。閉鎖的なカーストの手に握られ、独立性があるとはいいがたく、もはや信頼できない」/ シェックマンは......、激しい非難の声を投げかけている。主要な国際学術雑誌である『Nature』『Cell』『Science』は、独裁者にたとえられている。彼らは科学的重要性よりも、研究のメディア的なアピールを基準にして出版を行う。研究者の側もその権威のため、掲載してもらうために、何でもする(自分たちの研究結果の改変さえする)傾向がある/ 自分の研究がこうした雑誌に掲載されるのを見たいという誘惑は、研究結果を改変して、より魅力的で「流行」に合ったものにするように研究者たちを追いやっている/ 科学の進歩のために決定的となる発見が犠牲となるかもしれない/ シェックマン編集者をも攻撃する/ 研究の内的価値よりもスクープを優先して考えるというのだ。まずお金で、研究はそのあと> とある。

 そして、"決めゼリフ" は、次のようになる。

 <研究の科学的価値に、「メディア的成功」は必要か?> と。

 多分、昨今のこの国の一般的風潮 ―― "メディア偏重"というより "メディアの唯我独尊" 状態! ―― からするならば、シェックマン の言動は、ただただ "違和感" を掻き立てると受け留められるのではなかろうか。
 ただし、"メディア的成功" とは馴染み薄でありながら、将来の大飛躍に結び付く可能性を秘めた "画期的研究!" が、ことごとく封殺されながら......。

 
 "認知症" とその社会現象は、世界一の超高齢化社会を迎えざるを得ないこの日本にとって、想像以上に深刻な社会問題となって行くはずだ。

 興味が有る無しにかかわらず、また自身が直接被るかどうかにもかかわらず、はたまた老弱の歳にかかわらず、関心を向けざるを得ない有数の問題だと思われる。
 つい先日も、とあるTV番組を "他人事とは思えず" に観ることとなった。 ( 『NHKスペシャル~"認知症800万人"時代 母と息子3000日の介護記録』[11月23日]、『同 "認知症800万人"時代 "助けて"と言えない 孤立する認知症高齢者』[同24日]

 そんな文脈の中で、下記引用サイト記事公務員は、なぜ認知症になりやすい?変化を好まない、マンネリが危険因子に/Business Journal/2013.12.21 は、思わず「成程!」と強く頷かされる実に説得力がある記事だと思われた。

 <不況が続く中、今や最も安定した憧れの職業とさえ称される公務員だが、その公務員が認知症になりやすいとは、一体どういうことか> という意表を衝く目の向け方もさることながら、"認知症" 発症に関する "基本的問題" をしっかりと踏まえて考察している点に説得力の源があるかと思われた。

 <認知症は記憶を司る『海馬』が萎縮するために起こるが、最近になって感情を司る『扁桃核』の衰えも発症に大きく関わっていることがわかってきた」という。そこで大切なのが、扁桃核=感情を刺激する生き方だ。
 そのためには、不快に感じることを、考え方や行動によって快に変えていくことが、扁桃核を刺激し、認知症の予防につながるらしい。したがって「認知症になるか、ならないかの分かれ道は40代以降、扁桃核に刺激を与えてきたかどうか」が重要となるのだ。/ マンネリな生活を送っていると、認知症の危険
> と。

 かねてより、"公務員" という職業には向かないと妙に確信してきた自分ではあるが、<「マンネリで変化を好まない公務員」は扁桃核を刺激しない頭の使い方の人が多く、そのため認知症になりやすいという意味で、かなり危ない職業なのだ> と喝破されてみると、まるで正鵠を射たかのように納得させられるのである。

 <脱公務員的な生き方こそが、認知症予防の第一歩> であり、<脳に刺激を与え続ける生活が必要> とあるのは、尤もだとしか言いようがない......。

 "がん"と "免疫力"( cf. NK細胞/ナチュラルキラー細胞 )との関係は、高い関心を集めてきた( cf. ウィキペディア/ナチュラルキラー細胞 )が、日本の "がん免疫療法" が、国際的にも注目された! というニュースが注目を集めている。

 先ずは、下記のサイト記事に注目したい。

 <米科学誌サイエンスは20日付で、今年の「科学10大ニュース」を発表した。1位免疫細胞にがん細胞を攻撃させる「がん免疫療法の進歩だった。現時点では最終的な効果は不明で、利点ばかり強調してはいけないとしながらも、一部の患者への臨床試験が大幅に前進し、製薬会社も多額の投資をしていることを理由に挙げた。......>( 今年の科学ニュース、1位はがん免疫療法の進歩 米誌/朝日新聞/2013.12.20 - 14:40 ) という輝かしいニュースだ。

 そして、このニュースのソースを追ってみると、下記引用サイト記事免疫機能検査に関する論文が学術誌に掲載されました。(免疫細胞治療により免疫機能不全状態を改善)/(共同通信PRワイヤー)/朝日新聞/2013.12.09 に行き着くことができた。

 <医療法人社団滉志会瀬田クリニックグループでは、進行固形がん患者を対象に免疫細胞治療実施後の免疫状態を解析した研究において、免疫細胞治療実施患者の免疫状態が実施前より改善されたことを確認し、この解析結果を学術論文として発表致しました。今回、本論文が、がん免疫分野の学術誌『International Immunopharmacology』に掲載されました/ 免疫細胞治療の実施/ 減少していた免疫細胞は増加し、逆に増加していた抑制型の T 細胞は低下していることが判明。健常者に比べ機能不全状態であった患者の免疫機能が、免疫細胞治療の実施により回復することが示唆されました> とある。

 <現時点では最終的な効果は不明> だそうだが、こうして "権威のある米科学誌サイエンス" によって "評価!" された経緯からすれば、今後の研究が大いに期待される......。

 "自閉症" という言葉は、日常会話的水準でも、内気な性格やひきこもりがちな精神状態、あるいはうつ的状態を漠然と指すかたちで使われたりしている。

 だが、医学的意味の水準での "自閉症" とは、未解明の部分を多々残しているものの、<社会性や他者とのコミュニケーション能力に困難が生じる障害の一種。先天性の脳機能障害とされ......一般的には、発達障害の一種である......>( ウィキペディア/自閉症 )と見なされている。

 二つの水準の混同は好ましくないことは言うまでもないが、そのためにも、医学的意味の水準での "自閉症" についての具体的メカニズムの解明が望まれている。

 ところが、こうした現状の下で、"脳科学" 的研究アプローチによる興味ある "実証成果" が発表されている。
 下記引用サイト記事自閉症の新たな治療につながる可能性~世界初 オキシトシン点鼻剤による対人コミュニケーション障害の改善を実証~ がそれであり、"一種のホルモン" で構成された<点鼻スプレー製剤> を使って "症状が改善" されたという。

 <自閉症スペクトラム障害 は、表情や声色を活用して相手の気持ちを汲み取ることが難しいといった対人コミュニケーションの障害を主な症状とし、一般人口の100人に1人以上で認められる代表的な発達障害です。この障害の原因は完全には解明されておらず、その治療法も確立されていません。結果として、知能の高い方でもこの障害のために社会生活に困難をきたしている現状

 <(東京大学のグループは)ホルモンの一種であるオキシトシンスプレーによって鼻から吸入することで、自閉症スペクトラム障害において元来低下していた内側前頭前野 と呼ばれる脳の部位の活動が活性化され、それと共に対人コミュニケーションの障害が改善されることを世界で初めて示しました> とある。

 従来は、"女性特有の機能" を果たすと見なされてきた<脳の下垂体後葉から分泌されるホルモン/オキシトシン> が、<他者と信頼関係を築きやすくする効果> を果たす、というのであるから驚きだと言うほかない......。

 "輸血リスク" という問題が浮上したのは、"HIV感染者献血時検査すり抜け問題" に端を発していた。

 ◆ 参照 ゼロにはできないがゼロに近づけられる輸血リスク!HIV感染者献血時検査すり抜け問題( 当誌 2013.12.09 )

 ここから、"C型肝炎" という問題に目を向けざるを得なくなり、先日、"C型肝炎" 自体については以下のようにアプローチした。

 ◆ 参照 "C型肝炎"は早期発見/治療が肝臓がんへの進行を阻止!なのにこれを勧める医師は半数!(当誌 2013.12.15)

 今回、"C型肝炎" という問題を取り上げるのは、以上のような文脈の、その延長だ。

 先ず、注目すべき点は、"C型肝炎" に感染してしまうと、大きな比率(約70%)で "慢性肝炎" に移行するという点。そして、その場合の従来からの治療では、"治療期間は長く" その上、"薬の副作用" が小さくない点、である。

 なお、漸く、"ウイルスの増殖を抑えつつ、副作用が少ない薬" が発売されるようになった、のだという。
 この辺の詳細な事情を、下記引用サイト記事C型慢性肝炎 副作用少ない薬 実用化/東京新聞/2013.12.17 が報じている。

 <肝臓がんを引き起こすC型慢性肝炎の治療には、高い頻度で副作用が伴う。治りにくい患者向けに、副作用を比較的抑えながら、治療期間を短くする治療法が実用化された。治療に伴う苦痛の軽減が期待される/ (この)九月には、テラプレビルと同様にウイルスの増殖を抑えるが、副作用が少ない第二世代のプロテアーゼ阻害剤「シメプレビル」の製造販売が、国に承認され、今月六日に発売された/ シメプレビルは前半の十二週で併用する。一日一回の服用。臨床試験では、1型で初回治療の患者の八~九割で、この治療法が有効だった。副作用は、ペグインターフェロンリバビリンの二剤を使う場合と同程度だった> とある。

 いずれにしても、"C型肝炎" に感染するということは、決して軽視できず、治療に伴う苦痛が避けられないことは事実のようである......。

 日本の "折紙" が親しまれてきたのは、専ら "机上" あるいは "畳みの上" の空間であったはずだ。一体誰が、"宇宙空間" で応用されると想像できたであろうか......。

 ところが今、その "コンパクトな折り畳み規模" と "開くと想定外の実用規模" に "開花" する "折紙" の技術、原理が、"宇宙空間" での各種装置に応用されようとしているという。

 飛行運搬時には、可能な限りの "コンパクトさ" が求められ、"宇宙空間" では "相応の実用的規模" に展開されること、しかもほぼ "瞬時に展開" されることが望まれる、となると、まさに 日本の "折紙" がヒントとなっても不思議ではないのかもしれない。

 いわば、その "目の付けどころ!" に驚くばかりである。

 下記引用サイト記事宇宙でも活用される「新しい折紙技術」(動画)/WIRED/2013.12.18 WED が、その奇抜なアイディアとプロジェクトを紹介している。

 <宇宙空間で大きく展開できるコンパクトなアレイなど折紙の数学」の専門家が協力するプロジェクト/ 機械工学の技術者チームが、宇宙空間で放つときちんと大きく開く、低コストでコンパクトなアレイを設計するため、「折紙の数学」の専門家の知識を求めている/ ラング氏は自身のウェブサイトで、折紙が、「Eyeglass」望遠鏡からエアバッグの折り畳みまで、技術の世界に大きく貢献できることを指摘/ 折紙は、アンテナやソーラーセイル、さらには小惑星を捕まえるための広がるネットにも利用できるだろう/ 折紙の技術はこの地球上にも用途がある> とある。

 引用記事中の "動画" が、インパクトのある説得力を持っている......。

 "生体移植"(ドナー提供)に依存せざるを得ない臓器はまだまだ残されている。昨日、注目した "膵臓(すいぞう)" もその例であったのだが、今回、目を向けることになる "肺" もまた、残念ながらその例である/であった。

 要するに、"再生医療技術" に基づいた "臓器の自家細胞" の復元/再生への道が険しい臓器ということである。

 ところが、昨日の "膵臓細胞の効率的作製" のニュースに引き続き、"肺組織" の細胞が "iPS細胞" から作り出された、という。<臨床応用には、まだ時間がかかる> ようであるが、この成果は実に画期的だと思われる。

 下記引用サイト記事iPS細胞が初めて肺組織に/WIRED/2013.12.17 TUE は、こうした動向の第一報を報じている。

 <コロンビア大学医療センター(CUMC)の研究者たちの研究の目標は、ヒト幹細胞を呼吸器の組織に変化させて、肺の移植に利用すること/ 科学者たちは、初めて人間の(皮膚の)体細胞を、誘導細胞(昨年のノーベル医学生理学賞につながった誘導多能性幹細胞、つまり有名なiPS細胞のこと)に変化させて、さらに呼吸器の細胞に変化させることに成功した/ いま、わたしたちはようやく肺や気道の細胞をつくり出すことができるようになりました/ いかなる臨床応用もまだまだ遠いですが、わたしたちは肺の自己移植、つまり機能する肺組織をつくり出すために患者の皮膚細胞を用いる移植を行うことを考え始めることができます/ 拒否反応のリスクも避けられる> とある。

 <いかなる臨床応用もまだまだ遠いですが、......> と研究者たちは冷静な姿勢を崩さないが、大きな展望に向けた第一歩! であることには違いなかろう......。

 これまで、困難とされてきた "膵臓細胞の効率的作製" を大きく前進させる研究成果が現れたようだ。

 多くの成人病に悪影響を及ぼすとされる "糖尿病" の患者数は、世界的にも増加の一途を辿っている。なお、"糖尿病" の原因は、"膵臓" から分泌される "インスリン" が不足することにあるとされている。
 そして、数少ないドナーからの "膵臓移植" のケースはそれとして、それ以外の方法として、"再生医療" の分野では "膵臓細胞の作製" 研究が続けられている。課題の中心は、"膵臓の細胞" をどう効率的に作製するか、である。

 以前、以下のような記事に関心を向けたことがあった。
 ◆ 参照 <血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓の膵島細胞と、増殖能力を持つ幹細胞を融合させた新たな細胞を作り、重症糖尿病のラットに移植して改善させることに京都大の角昭一郎准教授(再生医療)のチームが成功し、米オンライン科学誌プロスワンに29日発表した>( "新型細胞"使い糖尿病改善!膵臓の"膵島細胞"×増殖力持つ"幹細胞"!再生医療分野!( 当誌 2013.05.30 )

 今回、着目する下記引用サイト記事ES細胞:熊本大、膵臓細胞を効率よく作製...糖尿病に応用/毎日新聞/2013.12.16 - 10:05 では、その"膵臓の細胞" 作製に効率化が図られたようである。

 <あらゆる細胞に分化できるマウスの胚性幹細胞(ES細胞)から、血糖値に応じてインスリンを分泌する膵臓(すいぞう)の細胞(膵ベータ細胞)を効率よく作製することに成功したと、熊本大の研究チームが発表した。できた細胞を糖尿病のマウスに移植すると、3週間後には血糖値が正常値に改善した。ヒトの糖尿病の治療にも応用が期待できるという> とある。

 <従来のものと比べ、10倍以上効率よく作製できた。インスリンの分泌量も200〜300倍に上がり、生体内の機能に近付いた> というから、この "マウスでの実験" 成果に関する<この方法をヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)に応用すれば、ドナー提供を待たずに移植治療できる可能性がある> とするのも頷ける......。

 モバイル市場を制覇した "Google" が今、歴然としたかたちで "ロボット" のジャンルに全力を注ぎ込んでいる
 以下のような関連記事からもしっかりと窺える!

 <GoogleがBoston Dynamicsを買収した旨のアナウンスを行った。Big DogPETMANなどの四足ないし二足のロボットで話題を集めたところだ。ロボット関連での買収は、Googleにとって8番目のケースとなる。......>( Googleが「Big Dog」のBoston Dynamicsを買収/TechCrunch/2013.12.15

 以前に、Googleの "ストリートビュー" の "陰の苦労"( ストリートビュー撮影の、重量18キロもある機材「トレッカー」を、"人が背負っている" 写真! )について書いた際、次のような感想を書いたものだった。

 <そのうち、この<トレッカー> は、きっと、"ホンダ ロボット ASIMO" によって "肩代り" される日が来るに違いない! 人の良さそうなメガネの Google スタッフさん、それまでの辛抱だからネ......> ( Googleの"ストリートビュー"は現代ならではのエンターテイメント!その分陰の苦労も!( 当誌 2013.07.27 ) ) と。

 つまり、"Google" にとって、"ロボット" のジャンルへの進出は、"ストリートビュー" 路線の充実という点だけでも必然性があったということだ。

 だが、"Google" による"ロボット" のジャンルへの進出は、どうもその水準に止まらず、ある意味で "野望!" とも表現できるほどの拡がりを持った構想のようではないか......。

 下記引用サイト記事なぜGoogleはロボット開発に全力を挙げるのか ― ウェブに続いて現実世界を制覇するためだ/TechCrunch/2013.12.15 は、世界中のこうした興味津々の視線に対して応えるかのように報じている。

 <なぜGoogleはロボットを必要とするのだろうか?

 <Googleはすでにユーザーのポケットの中、つまりモバイル市場を制覇している。しかしこの市場はすでに飽和点に近い/ もちろんGoogle Glassはこれと別の新しい動きだ。......しかしそれでもGoogleは満足しない/ これまでGoogleは「手足を欠いていた」/ Googleはデータ企業であり、人間のユーザーが集めてくるデータよりはるかに大量のデータを必要としている。ここでロボットが登場する宇宙探査、より精密な地図データ取得、工業的生産プロセスの大幅な改良など、向こう数十年に起きる革新の多くはロボットが主導することになる

 <そのうちわれわれが病気になったときは介護ロボットベッドから起こし体を清潔にするなど世話をしてくれることになるだろう。小型のロボット減量を手助け町をパトロールするだろう。今ロボットへの投資に出遅れている企業は今後何十年にもわたってそのツケを払うことになる/ だからGoogleはロボットを必要としているのだ/ Googleはロボットのマン・マシン・インタフェースを制覇したいのだ

 <ビジネス上の観点も見逃せない。ロボティックスは巨大産業だ。アナリストは数年以内にBoston Dynamicsが50億ドル企業に成長すると予測していた。Googleが買収したロボティックス企業はいずれも同じくらいの成長の可能性を秘めている。Googleの無尽蔵の資金力と巨大なマーケティング能力を得た現在、これらの企業は消費者向けから産業向けまであらゆる市場で一大攻勢をかけられる可能性を得た> とある。

 この "壮大な野望" を、いわば "必然性を伴った戦略!" が、手堅く実現させて行きそうな、そんな予感が漂う......。

 "C型肝炎" については、しばしば耳にはするものの、そのリスクや正しい対処法に関してはさほど知られていないのかもしれない。

 下記引用サイト記事C型肝炎の早期治療勧める医師は半数/NHK NEWS WEB/2013.12.14 - 10:50 に沿って要点から言えば、次のようになる。

 <肝臓がんの原因の8割を占めるC型肝炎は、専門の医師が適切な治療を行えば9割近い人でウイルスを取り除ける/ 中高年を中心に推定150万人の感染者がいるC型肝炎は、早期に治療すれば肝臓がんなどへの進行を防ぎ治すことができます> という。

 まさに、"早期発見!早期治療!" の鉄則がピッタリと当てはまるのが "C型肝炎" のようである。

 ところが、注目されるべき "問題点!" が浮かび上がっている、というのだ。

 <企業で健康管理を行う全国の産業医のうち、感染が分かってすぐに治療を勧める医師は、全体の半分しかいない/ 全国の産業医900人にアンケート調査したところ、感染が分かった段階で従業員をすぐに専門の医療機関に紹介しているという医師は53%しかいませんでした/ 中には、肝臓がんや肝硬変が疑われるなど症状が進行して初めて紹介すると答えた医師も多数> とある。

 ◆ 参照 <産業医(さんぎょうい、英: Occupational Health Physician)は、企業等において労働者の健康管理等を行う医師である。労働安全衛生法により、一定規模の事業場には産業医の選任が義務付けられている>( 産業医/ウィキペディア

 どうしてこうした信じ難い事態!が起こっているのかは不明だが、厚生労働省はこうしたおぞましい事実を直視して善処すべきだと思う......。

 "一酸化炭素" で思い起こされるのは、"一酸化炭素中毒" や大気汚染につながる "さまざまな排ガス" ということになろうか

 だが、余り知られていない事実なのであるが、"CO2排出問題に加担!" という次のような事情もあるという。

 <一酸化炭素(CO)は、......炭素を含む物質が不完全燃焼する際に生じ、自動車などの乗り物から出る排ガス中にも含まれますが、ほとんどの場合、高価な触媒を用いて二酸化炭素(CO2)へと変換され、大気中に放出されています。これはCO2排出量の観点からも決して望ましい状況ではありません。また、鉄鋼業の製鉄プロセスにおいても莫大な量のCOが副生ガスとして発生しており、CO2へと変換して排出されています。> ( 下記引用サイト記事 2一酸化炭素を高効率に分離・回収する新材料を開発 ~ 排ガスを有効利用する新材料 ~/独立行政法人 科学技術振興機構/2013.12.13

 言われてみると、成程! と了解させられる。そして、こうした背景を勘案するならば、下記引用サイト記事1/2排ガスから一酸化炭素回収、京大 超微細な穴で捕捉/【共同通信】/2013.12.13 - 04:00 / 一酸化炭素を高効率に分離・回収する新材料を開発 ~ 排ガスを有効利用する新材料 ~/独立行政法人 科学技術振興機構/2013.12.13 が報じる事柄が、結構、重要な意味を秘めていることに気づかざるを得ない。

 <製鉄所の排ガスなど、さまざまな物質が混ざったガスから一酸化炭素だけを取り出せる新材料を京都大の北川進教授のチームが開発/ 新材料は「多孔性金属錯体」の一種で、多数ある超微細な穴でガスの分子を吸着して捕捉する。一酸化炭素は、燃料や樹脂の原料にもなり、チームは「実用化できれば、一酸化炭素を分離して資源にできる」としている

 <もしも、排ガスに含まれるCOを分離・精製し、化成品材料として転用することができれば、COおよびCO2排出の問題を解決するのみならず、これまで捨てていたものを新たな資源として利用可能となります> という "一挙両得!" の成果につながる......。

 "自殺" は、その原因が過度の "精神的ストレス" にあるとはしても、同時に、"生理的/身体的" な "不具合状態" に目を向け、誘因を探ることは重要なことではないかと常々考える。

 "精神的ストレス" が自覚される "心のあり様" 自体が、意外と "生理的/身体的" な不具合が引き金となっている場合が少なくなさそうだからだ。

 好ましくない "心のあり様" の例としては、"うつ病/うつ状態" などが即座に挙げられるが、これらにしても、"脳や神経の働き" をも含む "生理的/身体的" なコンディション如何と無縁でないことは、かねてより指摘され続けている。

 あらゆる生物の中で、人間だけが自殺をも選ぶ存在であるとしても、だからといって、人間の "精神性" だけをことさら強調することもなさそうに思う。ここは、むしろ、人間も元をただせば "一介の動物" であることに気づくべきなのかもしれない。

 下記引用サイト記事野菜や果物食べる人自殺少ない/NHK NEWS WEB/2013.12.11 - 13:20 は、以下のように伝えている。

 <野菜や果物などをたくさん食べる人は、あまり食べない人に比べ、自殺する割合がおよそ半分になっているとする研究成果を国立国際医療研究センターなどのグループが発表/ 自殺には、さまざまな要因があるので簡単には言えないが、これらの食品に含まれるうつの予防に効果があるとされる成分[葉酸やビタミンCなど]が影響している可能性もある/ 摂取量が最も多いグループの自殺の割合が、いずれも半分以下> とある。

 人間だけが、"精神的に悩める生物!" であるとしても、必ずしも "精神的な力" だけでリスクを回避できるわけではなさそうだ。"精神的な力" を回復/補強させるためにも、"野菜や果物など[葉酸やビタミンCなど]" から応援してもらうその価値は小さくない......。

 "動脈硬化" の原因だと見なされている血中 "コレステロール" という定説では、その "コレステロール" には「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」とがあるとされている。おさらいすれば、次のようになる。

 < コレステロールを多く含んでいるリポたんぱくとしてはHDLLDLがあります

 HDLコレステロールは、血管内壁にへばりついて動脈硬化を引き起こすコレステロールを引き抜いて、肝臓まで運ぶ働きをしています。このことから「善玉コレステロール」と呼ばれています

 一方、LDLコレステロールは、細胞内に取り込まれなかった余剰なコレステロールを血管内に放置し、動脈硬化を引き起こす原因となるため、「悪玉コレステロール」と呼ばれています。 > ( 下記引用サイト記事 2動脈硬化の予防する働きがあるHDL(善玉)コレステロール/病院の検査の基礎知識

 とすれば、悪玉コレステロール」をなくすとともに、「善玉コレステロール」を増やせば良いことになりそうだ。
 現に、「善玉コレステロール」を増やす "遺伝子" を操作する治療薬が期待されているとも言われる。

 ところが、これに "待った!" をかけるかたちの研究成果が発表された。

 下記引用サイト記事 1善玉コレステロール抑制遺伝子、肥満に影響 京大講師ら発表/京都新聞/2013.12.08 - 08:40 がそれであり、「善玉コレステロール」の生成に直結する "遺伝子" の働きの構造からするならば、同時に、"肥満/脂肪酸" という結果にもつながってしまう!というのである。( 下記の "マウス比較写真"! )まさに、"皮肉な関係!" が潜んでいると......。

 <善玉コレステロール(HDL)の生成を抑えている遺伝子肥満の原因になる脂肪酸の合成も抑制していることを、京都大医学研究科の尾野亘講師と堀江貴裕助教らのグループが見つけた。安全な動脈硬化の治療薬の開発につながる成果で、英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」で発表した> とある。

 "抑制の抑制" というような "二重否定" の記述でやや戸惑うのだが、要するに、<善玉コレステロール(HDL)の生成を抑えている遺伝子遺伝子RNAの一種(miRNA33)> の働きを "抑制" すると、<肥満の原因になる脂肪酸の合成の抑制> も同時に "抑制" されて、"肥満の原因になる脂肪酸の合成" が、抑制を解除されて活性化される! ということのようだ。

 したがって、<「動脈硬化の治療薬としてRNAを阻害する薬剤だけを用いると、肥満や脂肪肝になる可能性が高い。脂肪酸の合成を抑える薬剤も必要になるだろう」> という指摘となり、今回の研究成果は<安全な動脈硬化の治療薬の開発> につながるというわけなのである......。

 "考古学ジャンル" の話題は、やはり "宇宙" 空間へと広がって行く!?

 このところ、以下のような話題をフォローしてきた。

 ◆ 参照 37億年前の生命の痕跡(グリーンランド西部イスア周辺)を確認!東北大などのチーム!( 当誌 2011.12.10 )

 ◆ 参照 1 40万年前の人類"DNA"解読(最古)!スペインでの発掘!科学の進展が過去の封印を解く!( 当誌 2011.12.08 )

 ◆ 参照 2 旧石器人骨(約2万-1万年前)から"DNA"抽出!日本人の祖先"南方から来た"とする説示唆!( 当誌 2011.12.04 )

 そして、次のような感想を書いたりもしていた......。

 <こうした "原始地球" に芽生えた生命! という事実の確認は、今、積極的に進められているところの他の "惑星" 探査における生命体の調査にも良い影響を及ぼすことになるのだろう......> と。

 こんな文脈で、これまたタイミング良く、下記引用サイト記事「火星に生命育む環境あった」 米で確認/NHK NEWS WEB/2013.12.10 - 05:02 という最新ニュースが、目に飛び込んできた。

 <火星が、かつては生命を育むことができる環境にあったことが、火星探査機「キュリオシティ」の調査で改めて確認できたと、アメリカの大学などの研究グループが発表/ 去年8月に火星に着陸したNASAの火星探査機「キュリオシティ」は、内蔵されたさまざまな装置を使って周辺の環境を解析したり採取した岩石の分析/ 最新の調査結果によりますと、「キュリオシティ」が着陸した付近では、かつて湖が数万年間にわたって存在したとみられるほか、そこには炭素や水素、酸素、それにリンなど、生命に必要な元素が豊富に存在したことが確認され、さらに酸の度合いもほぼ中性で塩分も少なかったとみられる/ 研究グループは今回の詳細な分析によって、火星が、かつては生命を育むことができる環境にあったことが改めて確認できた> とある。

 早とちりは禁物であり、"火星に生命の痕跡" を発見したわけではない。あくまでも<火星が、かつては生命を育むことができる環境にあったことが改めて確認できた> というのであるが、それでも今後の研究の推移が楽しみであることには変わりない......。

 "考古学上のビッグニュース" が続いている。
 この間に、最新の "DNA" 技術が駆使されるかたちで、以下のような注目すべき新事実が判明している。

 ◆ 参照 1 40万年前の人類"DNA"解読(最古)!スペインでの発掘!科学の進展が過去の封印を解く!( 当誌 2011.12.08 )

 ◆ 参照 2 旧石器人骨(約2万-1万年前)から"DNA"抽出!日本人の祖先"南方から来た"とする説示唆!( 当誌 2011.12.04 )

 そして、今回は、"地球に誕生した最初の生命" に関する新発見であり、何と "37億年前!" まで遡る事実なのだという。

 下記引用サイト記事37億年前の生命の痕跡を確認 東北大などのチーム/【共同通信】/2013.12.09 - 03:00 が、その快挙を報じている。

 <グリーンランド西部のイスア周辺で、37億年前の変成堆積岩の中から生物の痕跡を見つけたと、東北大などのチームが8日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した/ チームは「複数の証拠を見つけた。地球最初の生命は少なくとも37億年前に誕生していたことが確定した」としている> とある。
 これまでに、<35億年以前に単細胞生物といわれる存在> があったとされてきたが、それよりもさらに古い、"35億年前の証拠" が立ち現れたことになる......。

 一昨日、<iPS細胞から"赤血球量産"の技術開発(京大)!> に関連し、"輸血に伴うリスク" について以下のように書いた。

 <大きな外科手術では "輸血" という緊急措置が必要となる場合がある。そんな場合、準備された "血液製剤" に、何ら問題のないことを祈りたいが、"不安材料" が無いわけでもない......。
 つい先日には、<エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が日本赤十字社の安全検査をすり抜けて輸血された問題>( もう1人の輸血患者、HIV感染なし 検査すり抜け/日本経済新聞/2013.11.29 19:41 )が報じられて、世間を震撼させた......
>( iPS細胞から"赤血球量産"の技術開発(京大)!遺伝子操作での"不死化赤血球前駆細胞"!( 当誌 2013.12.07 )

 "iPS細胞から"赤血球量産"" については、今すぐに実現される話ではないため、やはり "輸血に伴うリスク" に関して、その実情について知っておいた方が良かろうと思えた。

 下記引用サイト記事《126》 ゼロにはできないがゼロに近づけられる輸血のリスク/朝日新聞 / 内科医・酒井健司の医心電信/2013.12.09 が、タイミング良く目にとまったので
専門家の判断に耳を傾けておきたい。

 <輸血によってHIV(エイズウイルス)に感染する危険性はきわめて低いですが、ゼロではありません/ 当院の輸血同意書には、輸血後の感染リスクについてB型肝炎、C型肝炎のほかにエイズについても記載があり、「例数が少ないが、1100万本に1例の感染と推定 *2000年2月~2004年1月の4年間の日本赤十字社の集計データ*」とあります/ 世界的にみても日本の輸血は安全性が高いです。輸血によってHIVに感染するリスクはゼロではないものの、きわめて低いと言っていいと思います> とある......。

 患者側にとっては、いろいろなケースで病院側から "署名" を求められる "「 ~ 同意書」" は、ともかく "不安材料" 以外ではないのであるが......。

 つい先日、国内の考古学発掘調査に関して "驚いた!" ばかりであった。

 <現在の発掘調査研究では、可能であれば "DNA" の採取/抽出まで実施するというから驚きである/ 沖縄県・石垣島(石垣市)の白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴遺跡で出土した旧石器時代人骨(約2万〜1万年前)からヒトDNAを抽出することに、国立科学博物館が成功した/ 古代人のDNAとしては国内最古で、旧石器時代では初> ( 旧石器人骨(約2万-1万年前)から"DNA"抽出!日本人の祖先"南方から来た"とする説示唆!( 当誌 2013.12.04 )

 ところが、世界的なスケールでは、 "約2万〜1万年前" どころの話ではなく、"約40万年前" まで遡ってしまうのだそうだ。しかも、"DNA" の採取/抽出をも含めての話である。

 下記引用サイト記事最古の人類DNA解読 40万年前、スペインで発掘/【共同通信】/2013.12.05 - 03:00 および 人類最古のDNAを解読 人類の歴史に「新たなミステリー」が/HUFF POST SOCIETY NewSphere/2013.12.06 13:00 によると、<40万年前の最古の人類DNA解読> という快挙がなされたのだという。

 <人類のDNAでは最古となる40万年前の初期人類の大腿骨に含まれるDNAを解読したと、ドイツやスペインの研究チームが5日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表/ この初期人類の化石はスペイン北部の洞窟で発掘骨の外見は欧州などにいたネアンデルタール人に似ていたが、DNAの特徴はシベリア南部で見つかった別の初期人類デニソワ人とよく似ていた> とある。

 要するに、<今や数十万年前の人類の祖先から採取したDNAさえも調査できることが証明された> というわけなのである......。

 大きな外科手術では "輸血" という緊急措置が必要となる場合がある。そんな場合、準備された "血液製剤" に、何ら問題のないことを祈りたいが、"不安材料" が無いわけでもない......。

 つい先日には、<エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が日本赤十字社の安全検査をすり抜けて輸血された問題>( もう1人の輸血患者、HIV感染なし 検査すり抜け/日本経済新聞/2013.11.29 19:41 )が報じられて、世間を震撼させた

 献血された血液は、所定の処理過程を経て安全な "血液製剤" となって医療機関に届けられるわけだが、<安全検査をすり抜け......> というケースが決して皆無ではないことが突きつけられてしまったことになる。

 そんなタイミングということもあり、下記引用サイト記事京大、iPSから赤血球を量産 血液の難病治療に道/日本経済新聞/2013.12.06 - 02:00 は、"明るい展望!" を切り拓いてくれる。

 <京都大学iPS細胞研究所の江藤浩之教授らは、血液中で酸素を運ぶ赤血球をiPS細胞から大量に作り出す技術を開発した。赤血球のもとになる細胞を作って増殖させる。輸血に使う血液の確保のほか、白血病など血液の難病の治療に役立つ成果という。米科学誌ステムセル・リポーツ(電子版)に6日掲載される> とある。

 これまでは、<iPS細胞から赤血球を作ることはできた増殖できず、量産できなかった> のだという。

 それに対して、当該の研究グループは、<ほぼ無限に増殖できる赤血球のもとになる細胞>、すなわち<不死化赤血球前駆細胞」と呼ぶ特殊な細胞> の段階に着眼し、"この段階で増やす!" ことを叶え、これらを<赤血球のもとになる細胞> へと導くアプローチを採用したのだという......。

 意外なことに、従来、"身近な薬" として重宝がられてきた "既存の薬" が、まったく別の病気や症状に "効き目(効能)" を持つというような事実があるという

 すでに以前、以下のような記事やTV番組に注目したことがあった。

 <手術が難しい脳腫瘍のがん幹細胞に効く化学物質> ( "がん幹細胞"をたたく"新薬"候補!"身近な薬"="スルファサラジン"の臨床研究:慶応大!( 当誌 2013.10.02 ) ) が、何と "リウマチの治療薬" と同成分だったというのであった。

 <慶応義塾大学の佐谷秀行教授と永野修講師らは、がんを生む親玉とされる「がん幹細胞」をたたく新薬候補の作用を胃がん患者の臨床研究で確かめた大腸炎の治療に使う薬の成分をがんにも応用したところ、数人の患者でがん幹細胞が減ったという。抗がん剤や放射線が効かず、再発や転移の元凶といわれてきたが、攻略の糸口をようやくつかんだ。数年内にもがんの根治につながる薬の実用化を目指す。 ...... 「身近な薬」:"スルファサラジン"(潰瘍性大腸炎や間接リウマチの治療薬)  のことである。> ( "がん幹細胞"をたたく"新薬"候補!"身近な薬"="スルファサラジン"の臨床研究:慶応大!( 当誌 2013.10.02 )

 "利用され続けてきた薬" だけに、すでに "安全性" については折り紙つきのはずだから、"専門家による正しい処方" がなされたならば、新薬以上の "安全性" が期待できるのであろう。そこに "大きなメリット" があるのだと思われる。

 下記引用サイト記事乗り物酔い止め薬に骨伸長効果 低身長症の治療へ期待も/【共同通信】/2013.12.05 - 07:00 は、次のように報じている。

 <名古屋大大学院医学系研究科の鬼頭浩史准教授(整形外科学)らのグループは、乗り物の酔い止め薬に使われる「メクロジン」に、骨の伸長促進作用があることを突き止め、4日に米オンライン科学誌プロスワンで発表した/ 難病、軟骨無形成症の治療に応用できる可能性がある> と。

 これまでに、頻繁に "乗り物酔い止め薬" のお世話になって来た人たちは、知らず知らずのうちに "骨の伸長促進" を図ってきたことになるのであろうか、とバカなことを想像したりした......。

 インターネット通販システム注文をした商品が "一両日" で配送される方式は、すっかり一般化した。

 言うまでもなく "Amazon" が筆頭格であるが、同業他社各社もその "配送時間" の短縮には鎬(しのぎ)を削っている
 消費者はというと、"ネット・ショッピング" にあっては、そうした "最短時間での配送" がもはや当たり前という消費感覚となってしまったようだ。
 かつてはそれが普通でもあったはずの "二三日~四五日" もかかるとなれば、注文をも再考するほどにわれわれは "飼い慣らされて(?)" しまったかのようだ。

 しかし、"最短ケース" では、"(注文)当日配送" にまで "配送時間" が短縮されているのだから、さすがにこれで打ち止め(?)であろう......、と思っていた。
 ところが、"まだ!まだ!" と檄を飛ばす声が聞こえてでも来るかのような気配である。いや、消費者側からの要望ではなくて、当の "インターネット通販システム側" からの動きなのである。

 あたも、現状、横並びとなった観もある "現行水準" では "アドバンテージ(advantage)" 不足だ! とでも言いたげな様子なのである。もちろん、"インターネット通販最大手 Amazon" の動向なのである。
 そこまでやるか!? というような "軍事作戦(?)" 並みの "空輸方式" を模索中だというのだ。

 まずは、下記引用サイト記事 2米アマゾン、無人飛行機で宅配テスト 商品の86%対象/朝日新聞/2013.12.02 - 19:00 に目を向けたい。

 <米インターネット通販最大手のアマゾンは1日、無人飛行機を使った商品の配達をテストしていると公表した。全地球測位システム(GPS)を備えた小型の無人機を飛ばし、商品を顧客の自宅にすばやく届けられるという/ サービス開始にはさらにテストと関連当局の認可が必要/ 早ければ4~5年後に実用化できる可能性もある/ SFのようだが、そうではない> と。

 そして次に、下記引用サイト記事 1 :  に目を向けると、この "Amazon" の "途方もない構想" が、"米上院商務委員会/公聴会" で取り上げられるというのだから、まんざら "絵空事ではない" ―― SFのようだが、そうではない という印象を補強しているかのようである。

 <米インターネット通販最大手のアマゾンが検討している無人飛行機による商品の配送サービスについて、米上院商務委員会のロックフェラー委員長は3日、安全性などを確認するための公聴会を来年初めに開く方針を明らかにした/ アマゾンの計画は、米国企業の創意工夫の表れ/ 無人飛行機の活用を進めるためにも、厳格な安全性やプライバシーの基準を満たしているかを確かめる必要がある> というのである。

 <無人飛行機> と言えば、"偵察/攻撃" 云々という "軍事領域" での出来事を思い起こすわけだが、それが唐突に "ビジネス・ジャンル" にも出現して来るのだから恐れ入る......。

 日本人の祖先はどこから来たのであろうか?
 一般に "北方ルート" と "南方ルート" という二つの渡来経路が考えられているようだ。

 <人類学的分類 - モンゴロイドの一つ。旧石器時代または縄文時代以来、現在の北海道から琉球諸島までの地域に住んだ集団を祖先に持つ。シベリア、樺太、朝鮮半島などを経由する北方ルート[北海道、環日本海交流、朝鮮半島、山東半島などからの渡来ルート]、南西諸島などを経由する南方ルート[南西諸島、東南アジア諸地域またはインドなどからの渡来ルート]など複数の渡来経路が考えられる......>( ウィキペディア - 日本人 -

 ところで、現在の発掘調査研究では、可能であれば "DNA" の採取/抽出まで実施するというから驚きである。

 下記引用サイト記事白保竿根田原洞穴:旧石器人骨からDNA...国内で最古/毎日新聞/2013.12.02 - 09:38 は、出土した人骨からその "DNA" 採取/抽出を行ったという興味深い事例である

 <沖縄県・石垣島(石垣市)の白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴遺跡で出土した旧石器時代人骨(約2万〜1万年前)からヒトDNAを抽出することに、国立科学博物館が成功した。古代人のDNAとしては国内最古で、旧石器時代では初。DNAパターンも判明し、日本人の祖先が南方から来たとする説を考える上で貴重な成果となった> と報じている。なお、"DNA" 抽出と解析の結果から以下のような点が判明したという。

 <「M7a」と呼ばれるDNAタイプで、ほぼ日本列島固有。現代の本土の日本人では約7%が持つが、沖縄の人々では約25%と突出する。M7aは本土の縄文時代の人骨からも確認され、M7aと共通の祖先を持つタイプ(M7b、M7c)は中国大陸南部や東南アジアを中心に分布しており、今回の人骨の主は、東南アジアなど南方から北上してきた人類とみられる> と。

 すべての日本人が<今回の人骨の主> を祖先とするものではないとしても、<古代人のDNAとしては国内最古で、旧石器時代では初> ということなので、日本人が<東南アジアなど南方から北上してきた人類> を、一定部分祖先とするという点だけはほぼ確かなようである......。

 "がん発症" のメカニズムが、細胞レベルでの微小な動きから解明されようとしているようだ。こうした解明によって、"がん治療薬" の新たな開発が促進されるものと期待がかかっている。

 下記引用サイト記事 1がんの鍵物質、働き解明 薬剤開発に期待、京大/【共同通信】/2013.12.02 - 03:00 は、そうした研究の最先端を報じている。

 ―― なお、下記引用サイト記事 2がんを引き起こす膜たんぱく質の立体構造と働きを解明 ~がんを抑制する薬剤の設計へ~ <研究の背景と経緯>/科学技術振興機構(JST)、京都大学/2013.12.02 は、上記ニュースの "ソース" に当るものだと思われるので併せて引用しておく。

 <がんを引き起こす鍵となっている酵素が働く仕組みを、京都大の岩田想教授(構造生物学)のチームが突き止め、1日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表/ この酵素は「Rce1」で、さまざまな種類のがんを誘発するタンパク質Ras」の働きを助けている/ Rasは細胞を異常増殖させてがんを引き起こしている。膵臓がんの約9割、大腸がんの約4割で一因となり、白血病や肺がん、乳がんなどにも関与するとされる

 <RasやRhoと呼ばれるたんぱく質は、細胞の成長や増殖に関与する重要な分子このRasたんぱく質の突然変異によるシグナル伝達の異常活性化は、すい臓がん、子宮頸がん、肺がん、甲状腺がん、膀胱がん、乳がん、皮膚がん、白血病などのがんで共通して起こっています/ Rce1は、...... Rasたんぱく質のペプチドを切断する、小胞体膜内在型のたんぱく質分解酵素/ このRce1によるRasたんぱく質のペプチドの切断が引き金となり、突然変異型のRasがシグナル伝達の異常活性化を引き起こしています(図1)> とある。

 門外漢の目からはもちろん理解が行き届かない詳細な事象はともかくとしても、<今回の成果により、新たながん治療薬の開発につながる> という期待は十分に共有できそうである......。

 日頃、自転車トレーニング(主にサイクリング・ロード上)で健康増進を図っている者としては、今回の "改正道路交通法" の実施については、「そうだ、そうだ!」と溜飲を下げる思いでいる。
 結構、いらっしゃるのだ。"道路右側路側帯" を自転車で走行する方が......。こちらが "左側路側帯" を、後方からのクルマの走行を注意しながら走っている時、真正面から走行してくる自転車ほど危険なものはない。
 中には、"マズイことだと知っている素振り" で会釈なんぞしてお茶を濁す自転車の方もおられて、尚のこと気分を害したりも......。
 また、気になっていたのは、"道路路側帯" での走行のみならず、"サイクリング・ロード上" での走行においても、"自転車は左側走行" が基本(原則)という了解が頓挫していることだ。
 さほど幅が広くはない "サイクリング・ロード上" で自転車どうしが出くわす時、双方が "どちらに避けるか" を合点していないと、バカバカしい事故につながってしまう
 もし、"道路左側路側帯走行" が徹底されていたならば、自ずから "自転車は左側走行" が基本(原則)という意識と態勢がこれを防ぐはずであろう。
 ともあれ、下記引用サイト記事自転車 道路右側の路側帯は走行禁止/NHK NEWS WEB/2013.12.01 - 04:20 は、以下のように伝えている。

 <自転車で道路の右側の路側帯を走ることを禁じたり、無免許運転の罰則を強化したりする「改正道路交通法」が1日から施行/ 道路の両側に路側帯がある場合に自転車が進行方向の右側の路側帯を通行することが1日から禁止されます/ 今後は右側を通行すると検挙の対象となり、懲役3か月以下または5万円以下の罰金が科せられます> と。
 親たちも学校も子どもたちに、こうした社会生活での基本をこそ、試験に出る公式いろいろ以上にに、しっかりと叩き込んでほしいものだ......。

 「三本の矢」(毛利元就[もうりもとなり])の "束(たば)の強度" については、アベノミクスもこじつけるほどに良く知られている。
 多分、この "束(たば)の強度" の理屈を、"耐震補強" 対策に上手く活かしたと思われるのが、下記引用サイト記事耐震補強の新技術 住宅壊し実験/NHK NEWS WEB/2013.11.29 - 19:46 ではなかろうか。

 <木造住宅の耐震補強を進めるため、建物全体ではなく一部屋だけ補強する方法が開発され、どのくらいの力に耐えられるのか、実際の建物を使った公開実験が京都府で行われ、補強工事の有効性が確かめられました/ この補強方法は、部屋の四隅に、角材を9本ずつ縦に並べて取り付けるもので、地震の揺れで部屋が変形したときに角材どうしがずれることで揺れを抑える仕組み/ 間伐材を使うことで費用を抑えることができるほか、工事の場所が部分的で日常生活を続けられるのが特徴> とある。

 ここで活かされている "束(たば)の強度" は、<地震の揺れで部屋が変形したときに角材どうしがずれることで揺れを抑える仕組み> とあるから、"束(たば)の強度" の "応用編" というころか。

 しかも、この "対策方法" であれば、"低コスト"(安い間伐材で間に合う太さ?)であり、その上、手を加える<工事の場所が部分的で日常生活を続けられる> というから、この上なく "リーズナブル" であると思われる......。

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