"認知症" 発症原因の半数が "アルツハイマー病" だとされている。さらに、"脳梗塞" などの "脳血管性" 疾患が二番目に多く、何とその合計は7割にも及ぶ。
◆ 参照 1.
( 認知症の基礎知識 種類と症状 [動画]/認知症フォーラム.com 動画でわかりやすく認知症を知るサイト/2012.05.19 )
さて、<《65歳以上の4人に1人が認知症とその"予備軍"となる見込み》 という事態は、その諸々の余波を考慮すれば、やはり "社会問題!" 的現象(=国民的課題!)>( ◆ 参照 2. 65歳以上の4人に1人が認知症とその"予備軍"となる見込み! 認知症に関する基礎知識!( 当誌 2014.01.07 ) ) という観点から、以下のとおり当誌でもこの領域の記事には少なからず関心を寄せ続けている。
◆ 参照 3.
<"遺伝子工学" を援用したアプローチで、"アルツハイマー病" を発症させる "タンパク質「アミロイドβ」" の量を "制御する遺伝子「KLC1E」" が突き止められた> ( アルツハイマー病で脳内に蓄積する「アミロイドβ」を制御する遺伝子発見(大阪大学)!( 当誌 2014.02.05 ) )
◆ 参照 4.
<アルツハイマー病は、脳内において産生されるアミロイドβ(Aβ)が凝集、沈着することで神経細胞死を引き起こし、記憶や学習能力の低下を招く/ Aβの産生には酵素「γセクレターゼ」が主要な役割を担っている/ γセクレターゼ活性を最も強く抑制できるものとしてホップの雌株の球花のエキス(ホップエキス)(生薬名:啤酒花)が同定された/ 主要成分:「Garcinielliptone HC」と呼ばれる物質> ( "ホップ"にアルツハイマー病を予防できる成分!"発症を遅らせる"ことができると確認!( 当誌 2014.02.04 ) )
ところで、冒頭の "認知症" 発症原因首位二者、"アルツハイマー病" と "脳梗塞" などの "脳血管性" 疾患との話に戻る。
もちろん、"アルツハイマー病" は、上記の◆ 参照 4.のとおり、"脳内において産生されるアミロイドβ(Aβ)が凝集、沈着することで神経細胞死" がもたらすものあり、"脳梗塞" などの "脳血管性" 疾患とは区別される。
しかし、"アルツハイマー病" においても、"脳血管性" 疾患(血管の病気)による "認知症" と共通した側面のあることが、""脳血管性" 疾患向け薬" の投与によって分かった、ようである。
つまり、"アルツハイマー病" も含めた "認知症" にとって、"血管(血流)へのケア" が重要だと理解できそうである。
下記引用サイト記事 : 認知症の進行、既存薬で抑制=秋から臨床試験-循環器病センターなど が、この事実を研究成果として伝えている。
<血液が固まるのを防ぎ、脳梗塞予防などに用いられる薬「シロスタゾール」に、認知症の進行を抑える効果のあることが、国立循環器病研究センターなどの研究で分かった/ 認知症患者は血管の病気を併発しやすく、シロスタゾールを服用することがある。研究グループは、アルツハイマー型認知症で治療中の人を、シロスタゾールを内服したグループとしなかったグループに分け、認知機能の変化を比較した。 その結果、軽度認知症の患者では、内服した人の認知機能の年間低下率は、しなかった人の約8割に抑えられた。また、記憶したり、自分のいる場所を正確に把握したりする能力も改善した> とある。
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