"免疫力" の観点から、"腸" という臓器に着目し続けている。ヒトの "免疫力" の "60%" が、"腸" における "腸管免疫系" によって担われているからである。
◆ 参照
○ "腸"は老化のバロメーター!残り時間が寿命決定!老化指標の"P16(がん抑制遺伝子)"!( 当誌 2014.03.05 )
○ 免疫力!腸内細菌とヨーグルト!ヒトの腸管は抗体の6割をつくる人体最大の免疫器官!( 当誌 2014.02.19 )
その "腸" という臓器には、さらに注目すべき奥儀が隠されているようなのだ。特に "中高年層" にとっては、今からでも遅くない "起死回生の健康法!" への道が示唆されているかと思われる。
この辺の事情を興味深く説くのは、下記引用サイト記事 : 50歳からの食事 脳より賢い腸に従え/日本経済新聞/2014.03.05 - 06:30 である。
< 【腸のオキテ(1)】 幸せを感じさせるのは脳ではなく、腸
腸は、脳よりもずっと賢く、人体にとって最も重要な臓器/ 腸内細菌は消化機能だけでなく、ビタミン類を合成したり、免疫を活性化して病原菌を排除したりする働きも担っています。さらに、幸福感をもたらすドーパミンやセロトニンといった「幸せ物質」の前駆体(ある物質が生成される前段階の物質)を合成し、脳へ送り込んでいるのも腸内細菌/ 現代人の腸内細菌は激減/ 40~50代男性のその量は、戦前の3分の1/ 野菜を食べなくなり、腸内細菌のエサとなる食物繊維の摂取量の減少、食品添加物やストレスによるダメージが、その原因/ 怖いのは、活性酸素/ ストレスで体内に活性酸素が発生すると、あらゆる細胞や腸内細菌を攻撃し、ダメージ。
【腸のオキテ(2)】 本当は、腸は炭水化物を嫌がっている
体を動かすエンジンは2種類あり、一つが炭水化物を糖に変え、瞬発力を生む「解糖エンジン」。もう一つは、酸素を燃料に持続力を生む「ミトコンドリアエンジン」/ 50歳を過ぎてからも変わらずお菓子やパンを食べていると、解糖エンジンが活発になり、ミトコンドリアエンジンがうまく回らない/ 取り込んだ酸素は使われないまま活性酸素になり、腸にダメージ/ 日本人の4大疾病のがん、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病のすべてに活性酸素が関係/ 50歳を過ぎたら、炭水化物類は食べないほうがいい/ バカな脳の指令は無視して、真面目に体を正常に保つ腸にこそ、従うべきなのです。本当は、腸は糖が多いことを嫌がってるはず。
【腸のオキテ(3)】 大きなウンコ、出てますか?
腸がよく働いている人ほど腸内細菌が多く、食物繊維が多いため便は大きくなる。また、臭いが少なく、黄金色で練り歯磨きくらいの硬さがベスト。それがスポーンと出たら、腸からの良い便り/ 食物繊維が豊富な野菜や果物、乳酸菌が豊富な納豆や味噌をせっせと食べましょう/ 楽しく食べると免疫力が上がります/ 中高年以降はたんぱく質やコレステロールが不足しがち/ 50代を過ぎたら週2回は肉、これは鉄則/ 酸素を取り込みながらゆっくりとした運動を行うこと、体を温めることはミトコンドリアエンジンを活性化させ、腸も喜びます/ 好きなことをしている人のほうがずっと長生き。
【腸のオキテ(4)】 キタナイ生活をすれば腸はキレイになる
普段から腸に雑多な菌を入れていれば、腸内細菌が鍛えられて大事に至らない/ インフルエンザやノロウイルスが猛威を振るい、花粉症やアトピーが増えた原因は、行き過ぎた清潔志向が免疫を低下させているため/ 泥まみれになって遊んだ子供は丈夫で、風邪をひきにくいものです。大人も、衛生的にはある程度おおらかなほうがいい。 > とある。
"脳" 至上主義とも言えそうな環境で "足掻き続けて生きた(?)" 半生を、"悔い改める(?)" のは至難の技ではないかと思える。
しかし、<腸のオキテ> に従うことなく、<日本人の4大疾病のがん、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病> に打ち克つことは難しいようである......。
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