科学一般: 2015年7月 アーカイブ

 パーキンソン病は、脳内でドーパミンを作る神経細胞が減ることで起きるため、薬での治療には限界がある、とされ、"ドーパミンを作る神経細胞" の移植手術法などの研究も進められている。 だが、概して、その治療法の革新に目覚ましさが欠けるのが現状のようだ......。


 今回注目する下記引用サイト記事パーキンソン病、炎症物質で進行 京都・宇多野病院調査/京都新聞/2015.07.29 - 14:20 は、  <神経難病であるパーキンソン病の進行に炎症性物質の血中濃度が関係していることを、国立病院機構宇多野病院の澤田秀幸臨床研究部長らのグループが患者の調査から突き止めた。体の炎症を抑える治療で病気の進行を遅らせることができる可能性があるという> と報じている。

 <神経難病であるパーキンソン病の進行に炎症性物質の血中濃度が関係していることを、国立病院機構宇多野病院の澤田秀幸臨床研究部長らのグループが患者の調査から突き止めた。体の炎症を抑える治療で病気の進行を遅らせることができる可能性があるという。米科学誌プロスワンで29日発表した。  国内に約15万人の患者がいるとされるパーキンソン病は、神経伝達物質ドーパミンを分泌する脳内の神経細胞が減ることで、手足の震えや体のこわばりなどの症状が出る炎症が病気の進行に関係するとの報告もあったが、裏付けとなる患者のデータはなかった。  グループは、2004~07年に宇多野病院を受診したパーキンソン病の患者313人(平均69・1歳)について、血中の炎症性物質の指標であるCRP値と病気の進行との関連を調べた。その結果、血液1リットル中のCRP値が0・8ミリグラム以下だった全体の約3分の2の10年生存率は約70%だったが、それ以上だった人たちは50%未満だった。患者の年齢や発症からの期間といった影響を考慮しても、全体の傾向は変わらなかった。  澤田部長は「パーキンソン病の患者では、炎症を伴うような病気やけがは悪化につながる恐れがあるので、できるだけ早く治療するのが望ましい」と話している。> とある。




















 iPS細胞をさまざまな細胞に変化させた際にできる、"がん化" の恐れのある "未分化な細胞" の問題。これらをどう除去するかが、再生医療にとって喫緊の課題となっている。

 ◆ 参照 当誌過去の "未分化 iPS細胞" 関連記事

 (1) <鹿児島大学の小戝(こさい)健一郎教授らはiPS細胞をさまざまな細胞に変化させた際にできる、がん化の恐れのある細胞だけをウイルスで死滅させる手法を開発した。異常な細胞にあるが、正常な細胞ではほとんど働いてない遺伝子「サバイビン」に着目。この遺伝子に反応して増殖するウイルスを作った。 実験では、がん化する恐れのある細胞にウイルスが感染してから、約1週間で細胞が死滅することを確かめた。正常な細胞にもウイルスは感染したが増殖はせず、細胞は死滅しなかった。......> ( がんや腫瘍の原因となる未分化細胞!遺伝子"サバイビン"目印にアデノウイルスで駆逐!/当誌 2015.07.28
 (2) <人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)を使った再生医療で課題になっている、細胞のがん化や腫瘍の発生を避けるため、原因となる細胞だけを破壊する手法を開発したと、鹿児島大の小戝健一郎教授が21日、明らかにした。......> ( 再生医療で細胞のがん化や腫瘍の発生を防ぐ新技術!アデノウイルス活用!(鹿児島大)/当誌 2015.07.24


 今回注目する下記引用サイト記事がん化iPS細胞を除去 立命館大チームが抗体作製/【共同通信】/2015.07.28 - 18:54 は、  <がん化の恐れがある未分化の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を見分けて除去するのに有効な抗体「R―17F」を、立命館大の川嵜敏祐上席研究員(糖鎖生物学)らのチームが作製し、28日発表した。 川嵜上席研究員は「iPS細胞を使った再生医療が抱える発がんリスクの軽減に貢献できるのではないか」としている> と報じている。

 <がん化の恐れがある未分化の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を見分けて除去するのに有効な抗体「R―17F」を、立命館大の川嵜敏祐上席研究員(糖鎖生物学)らのチームが作製し、28日発表した。  人のiPS細胞などから作った組織や細胞には未分化のiPS細胞が残存して、がん化する恐れが指摘されている。  川嵜上席研究員は「iPS細胞を使った再生医療が抱える発がんリスクの軽減に貢献できるのではないか」としている。  チームは、糖質が鎖のようにつながり細胞の表面で突き出ている「糖鎖」に注目。人のiPS細胞の表面にある糖鎖を認識する抗体「R―17F」を作製した。> とある。

 通常、"不整脈や心筋梗塞などの心臓病" には、"心電図" 装置によって心臓からの "微弱な活動電流" を測定して診断する。 ただ、問題個所の特定などに関しては掌握できず、今ひとつ "さらなるデータが欲しい!" とも言われてきた。


 今回注目する下記引用サイト記事心臓病を早期発見 コニカミノルタと東北大、病院向けに装置/日本経済新聞/2015.07.27 - 01:58 は、  <心臓の動きを調べて不整脈や心筋梗塞などの早期発見に役立つ装置を開発した。「心磁計」と呼ぶ装置で、パソコンの記憶装置などに使う磁気メモリーの素子を応用した。従来型と異なり液体ヘリウムで冷やす必要がない。一般の病院でも導入できる装置として発売を検討する。 心磁計で測定すれば、心電図では分からない心筋梗塞などの場所を1センチメートル以下の精度で特定できる> と報じている。

 <コニカミノルタと東北大学の安藤康夫教授、中里信和教授らは心臓の動きを調べて不整脈や心筋梗塞などの早期発見に役立つ装置を開発した。「心磁計」と呼ぶ装置で、パソコンの記憶装置などに使う磁気メモリーの素子を応用した。従来型と異なり液体ヘリウムで冷やす必要がない。一般の病院でも導入できる装置として発売を検討する。  活動する心臓からは電気とともに微弱な磁場が発生している。これを心磁計で測定すれば、心電図では分からない心筋梗塞などの場所を1センチメートル以下の精度で特定できる。  研究チームは、磁気メモリー向けの「トンネル磁気抵抗(TMR)素子」を用いたセンサーを開発>した。5ミリメートル角で、室温で使える胸に当てると心臓から漏れ出る磁場の変化を精密に測れることを確かめた。  心磁計では、電気抵抗がゼロになる超電導現象を生かしたセンサーを使うタイプが実用化されている。ただ、液体ヘリウムで極低温に冷やす必要があり、普及のネックになっていた。  新センサーの素子の製造費用はハードディスク駆動装置(HDD)の磁気ヘッドとほぼ同じで安価だ。液体ヘリウムを使わないため、運用費もわずかで済む。  将来は衣服に貼り付けて健康状態を常時調べられるようにする考え。運動時のわずかな異変などがつかめれば、予防医療にも役立つと期待している> とある。

 先日の "鹿児島大・小戝(こさい)健一郎教授" の記事( 参照 下記関連記事 (1) )の繰り返しとなる。 <"ウイルス" を使ったがん治療の "生物製剤"> の働き、そして "遺伝子とウイルス" の関係に注目したいと考え、あえて別報道の記事にも注目してみることにした。

 ◆ 参照 当誌過去の "アデノウイルス" 関連記事

 (1) <人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)を使った再生医療で課題になっている、細胞のがん化や腫瘍の発生を避けるため、原因となる細胞だけを破壊する手法を開発したと、鹿児島大の小戝健一郎教授が21日、明らかにした。......> ( 再生医療で細胞のがん化や腫瘍の発生を防ぐ新技術!アデノウイルス活用!(鹿児島大)/当誌 2015.07.24
 (2) < "がん細胞にだけ感染し、これを破壊するウイルス" が注目されている。 そして、これが活用されることで、"ウイルス療法" と呼ばれるがん治療法の一つとなり始めている。......> ( がん細胞狙い撃ち!正常細胞傷つけぬ"ウイルス薬"(ウイルス療法)治験開始へ(鹿児島大)/当誌 2015.06.10
 (3) <"がん細胞を攻撃し、破壊する製剤" としては、もちろんさまざまな "抗がん剤" が挙げられる。 が、"変り種" としては、"ウイルス" を使った "生物製剤" というものもある。......> ( がん細胞だけを破壊する"ウイルスの投与"と"放射線治療"とを併用する新療法!(岡山大)/当誌 2015.04.13


 今回注目する下記引用サイト記事がん化の恐れある細胞だけを死滅 鹿児島大/日本経済新聞/2015.07.27 - 01:53 は、  <鹿児島大学の小戝(こさい)健一郎教授らはiPS細胞をさまざまな細胞に変化させた際にできる、がん化の恐れのある細胞だけをウイルスで死滅させる手法を開発した。異常な細胞にあるが、正常な細胞ではほとんど働いてない遺伝子「サバイビン」に着目。この遺伝子に反応して増殖するウイルスを作った。 実験では、がん化する恐れのある細胞にウイルスが感染してから、約1週間で細胞が死滅することを確かめた。正常な細胞にもウイルスは感染したが増殖はせず、細胞は死滅しなかった> と報じている。

 <鹿児島大学の小戝(こさい)健一郎教授らはiPS細胞をさまざまな細胞に変化させた際にできる、がん化の恐れのある細胞だけをウイルスで死滅させる手法を開発した。異常な細胞にあるが、正常な細胞ではほとんど働いてない遺伝子「サバイビン」に着目。この遺伝子に反応して増殖するウイルスを作った。  iPS細胞は病気やケガで損なわれた臓器などの機能を回復させる再生医療への応用が期待されている。ただ、iPS細胞から目的の細胞に育たない未分化な細胞などががん化する可能性が指摘されている。  研究チームは、ヒトの風邪の原因となるアデノウイルスを改変し、サバイビンを持つ細胞だけで増えるようにした実験では、がん化する恐れのある細胞にウイルスが感染してから、約1週間で細胞が死滅することを確かめた。正常な細胞にもウイルスは感染したが増殖はせず、細胞は死滅しなかった> とある。

 "幹細胞の移植" で "膝関節治療"("変形性膝関節症")という挑戦的な再生医療が実施されるようにもなっており、こうなってくると "幹細胞" 自体の "供給体制" がクローズアップされることになる。

 ◆ 参照 当誌過去の "幹細胞 歯" 関連記事

 (1) <東京医科歯科大は1日、半月板の損傷などで痛みを訴える患者の膝に幹細胞を移植し、修復させる再生医療の臨床研究を7月下旬に開始すると発表......> ( 幹細胞移植"で"変形性膝関節症"を修復させる再生医療の臨床研究開始!(東京医歯大)/当誌 2015.07.03
 (2) <さまざまな組織になる「幹細胞」の内部に鉄粉を取り込ませ、関節に注入後に体外から当てた磁石で患部に集め、欠損した軟骨を修復する再生医療の手術を広島大病院が6日実施し、発表した。> ( 関節の欠損軟骨修復治療!鉄粉を取り込ませた"幹細胞"を磁石で患部に集め!(広島大)/当誌 2015.02.08


 今回注目する下記引用サイト記事タカラバイオ、再生医療推進機構と不要な歯を用いた再生医療の共同開発へ/財経新聞/2015.07.25 - 06:35 は、  <ヒトの乳歯や親知らずといった、従来は廃棄されていた脱落歯や抜去歯から容易に採取可能な歯髄細胞は、再生医療に利用できる幹細胞として有望視されている。今回、タカラバイオは、個人から歯髄細胞を預かり保管する「歯髄細胞バンク」事業を展開する再生医療推進機構社と共同で、歯髄細胞を用いた再生医療事業を目指す> と報じている。

 <タカラバイオは24日、歯髄細胞を用いた再生医療の開発に関し、再生医療推進機構と共同で実施することに合意した。  ヒトの乳歯や親知らずといった、従来は廃棄されていた脱落歯や抜去歯から容易に採取可能な歯髄細胞は、再生医療に利用できる幹細胞として有望視されている。今回、タカラバイオは、個人から歯髄細胞を預かり保管する「歯髄細胞バンク」事業を展開する再生医療推進機構社と共同で、歯髄細胞を用いた再生医療事業を目指す。  開発する技術は、 他家移植を想定した歯髄細胞の拡大培養法および品質評価法の確立 歯髄細胞の凍結保存法の確立 歯髄細胞培養用培地の最適化などの検討・開発。今後はこの技術を応用した再生医療製品の製造開発受託サービスの提供や培地など製品の販売を目指す。(坂本直樹)>> とある。

 "腸内細菌(腸内フローラ)" が、ヒトの健康に大いに貢献していることは、これまでに何度も取り上げられてきた。 これと似たかたちで、"口内細菌" もまた、"口内の健康状態" に役立っているとか......。

 ◆ 参照 当誌過去の "腸内細菌" 関連記事

  またしても"腸内フローラ"!"腸炎、食物アレルギー"などを抑える仕組み解明!(慶応大)/当誌 2014.00.00


 今回注目する下記引用サイト記事口の細菌、健康な歯保つ 免疫向上、岡山大解明/【共同通信】/2015.07.24 - 18:56 は、  <口の中にいるさまざまな種類の細菌が、歯茎などの歯周組織を守る免疫機能を高めることを岡山大の入江浩一郎講師(予防歯科)らのチームがマウスの実験で突き止め、24日発表した。腸内と同じく口内でも常在菌が健康維持に役立っている> と報じている。

 <口の中にいるさまざまな種類の細菌が、歯茎などの歯周組織を守る免疫機能を高めることを岡山大の入江浩一郎講師(予防歯科)らのチームがマウスの実験で突き止め、24日発表した。腸内と同じく口内でも常在菌が健康維持に役立っているとしている。  チームによると、歯を支える骨が溶けるなどする歯周病は、病原菌と、口内の免疫のバランスが崩れて起きるとされ、国内では歯が抜ける原因の約6割を占める。  これまで歯周病の研究は病原菌に関するものが多かったが、チームは、人の口の中にいる300種類以上の細菌や真菌に着目した。> とある。

 "視神経" などに異常はなく、"一部分の網膜機能" だけが損傷するという高齢者に多い "加齢黄斑変性" に対する手術での治療法は、発展を続けている。

 ◆ 参照 当誌過去の "加齢黄斑変性" 関連記事

  <理化学研究所などのチームが12日、目の難病患者の皮膚から作製したiPS細胞(人工多能性幹細胞)を網膜の組織に分化させ、患者に移植する手術を実施したと発表した。iPS細胞を使った治療を人で試すのは世界初。手術の安全性を確認するのが目的で、計6人に実施する予定だ。......> ( "iPS細胞"使った移植手術(難病「加齢黄斑変性」の患者)実施! 理研、世界で初めて!/当誌 2014.09.14


 今回注目する下記引用サイト記事英の高齢者に初の人工眼手術 電極埋め込み視力回復/【共同通信】/2015.07.22 - 22:11 は、  <英中部のマンチェスター大は22日までに、眼鏡に取り付けた小型カメラの映像を電気信号に変換し、眼球に埋め込んだ電極から網膜に伝えることで視力を回復する手術を、80歳の男性患者に実施したと発表した。高齢のため視力が衰える「加齢黄斑変性」の患者に対する人工眼の手術は世界で初めて> と報じている。

 <【ロンドン共同】英中部のマンチェスター大は22日までに、眼鏡に取り付けた小型カメラの映像を電気信号に変換し、眼球に埋め込んだ電極から網膜に伝えることで視力を回復する手術を、80歳の男性患者に実施したと発表した。高齢のため視力が衰える「加齢黄斑変性」の患者に対する人工眼の手術は世界で初めてという。  まだ健在な網膜の上に手術で電極を埋め込み、無線で伝えた映像の電気信号で網膜を刺激する。患者は人工視力を獲得するため、目を閉じてもカメラ映像を感知できる。ただ、脳内で信号を再構成するためには一定の学習期間が必要だという。> とある。

  "iPS細胞" の "がん化(腫瘍化)" の可能性の問題は、かねてより警戒されている。そして、そのメカニズム解明に向けた研究も進められてきた。

 ◆ 参照 当誌過去の "iPS細胞 がん化" 関連記事
 (1) "iPS細胞の腫瘍化"に対しこの可能性を摘み取り安全性高める新技術を開発!(産技総研)/当誌 2015.04.11

 (2) <人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った神経幹細胞を脊髄損傷のマウスに移植した際、がんが生じてしまうメカニズムの一端を解明したと、慶応大などのチームが12日付の米科学誌電子版に発表した。iPS細胞を使った再生医療の安全性を高めるのに役立つ成果という。  移植した細胞では、iPS細胞を作るときに入れたOCT4遺伝子の働きが高まっていた。さらに、細胞ががん化や転移しやすいように変化していた> ( "iPS細胞"移植時に生じてしまう"がん"のメカニズムの一端を解明!"OCT4遺伝子"関係?!/当誌 2015.02.15


 今回注目する下記引用サイト記事再生医療で腫瘍防ぐ新技術 鹿児島大教授ら開発/【共同通信】/2015.07.21 - 18:00 は、  <人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)を使った再生医療で課題になっている、細胞のがん化や腫瘍の発生を避けるため、原因となる細胞だけを破壊する手法を開発したと、鹿児島大の小戝健一郎教授が21日、明らかにした> と報じている。

 <人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)を使った再生医療で課題になっている、細胞のがん化や腫瘍の発生を避けるため、原因となる細胞だけを破壊する手法を開発したと、鹿児島大の小戝健一郎教授が21日、明らかにした。  より安全な再生医療に結びつく成果だとしている。24日から大阪市で始まる日本遺伝子治療学会で発表する。  小戝教授らのグループは、がんや腫瘍の原因になり得る未分化の細胞で、特定の遺伝子が活発に働いていることに着目。この働きを利用して、人の風邪の原因になるアデノウイルスを未分化細胞だけで増殖するよう改変し、細胞を破壊するようにした> とある。

 "腎臓" の機能障害は、その機能回復が難しく、"人工透析" が必要となる場合も少なくないと言われる。 また、"腎臓移植" 以外のアプローチも、一定程度進んではいるものの、まだまだ奏功するまでには時間がかかりそうな見通しのようだ。

 ◆ 参照 当誌過去の "腎臓" 関連記事

  腎臓病に朗報!"体性幹細胞"からの"腎臓の立体組織"作製に成功!岡山大・杏林大など!/当誌 2014.11.26


 今回注目する下記引用サイト記事iPS細胞で腎機能回復 マウスに移植、京大チーム/【共同通信】/2015.07.21 - 22:00 は、  <人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った腎臓のもとになる細胞急性腎障害のマウスに移植し、腎機能を回復させることに成功したと京都大とアステラス製薬のチーム> と報じている。

 <人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った腎臓のもとになる細胞急性腎障害のマウスに移植し、腎機能を回復させることに成功したと京都大とアステラス製薬のチームが21日、海外の科学誌電子版に発表した。  腎臓はいったん傷つくと機能回復が難しい場合が多く、人工透析が必要になることもある。チームの長船健二京大教授は「急性腎障害の治療法や薬剤の開発につながる成果だ。腎疾患にも細胞移植療法ができる可能性がある」と話す。  チームは人のiPS細胞に、サイトカインと呼ばれるタンパク質などを加え、腎臓のもとになる細胞を作製。これをマウスの腎臓に移植した> とある。

 欧米諸国では、医学界の排他性や密室性を排除するために多くの努力を払っており、アメリカでは転院する時はカルテが自動的についてくる。カルテは患者に属するもので医師や病院のものではないという考え方が徹底している為である> ( ウィキペディア - 診療録 ) とあるが、片や、日本では "患者のカルテ" がどう扱われるのか気になるところであろう。 特に、昨今では "セカンドオピニオン" を活用しようとする際に、"当該主治医によるカルテ" が必要となる場合があるからだ。

 ◆ 参照 当誌過去の "セカンドオピニオン" 関連記事

 (1) 主治医介さず他病院の医師の意見が聞ける"セカンドオピニオンセンター"開設!(千葉県)/当誌 2015.07.18

 (2) <がんなどの大病を患って手術を勧められたら、あなたはどうするか。主治医の方針をすぐに受け入れるのか、それとも主治医以外の医師や、別の医療機関の意見である「セカンドオピニオン」を求めるのか。 9割近い人がセカンドオピニオンを望んでいるのに、そのうちの3人に1人は、いざとなると受けられないだろうと考えていることが、電話健康相談最大手のティーペック (東京)の調査で分かった。どうすれば受けられるのかという具体的情報や、受けやすい環境の整備が不足しているとみられる。......> ( "セカンドオピニオン"!受けたいけど"情報不足"!納得して治療を受けたいという傾向!/当誌 2015.06.05


 今回注目する下記引用サイト記事カルテ開示義務、患者4割知らず 厚労省が5千人調査/【共同通信】/2015.07.20 - 16:25/ は、  <患者の権利確保の実情を把握しようと厚生労働省の検討会が昨年12月~今年1月にかけて、過去半年以内に入院や通院の経験がある男女5千人に「医療機関のカルテ開示義務」を知っているかどうか聞いた結果、4割超が「知らない」と答えたことが20日、分かった。実際に開示を求めたことがあるとした人は1割に満たなかった> と報じている。

 <患者の権利確保の実情を把握しようと厚生労働省の検討会が昨年12月~今年1月にかけて、過去半年以内に入院や通院の経験がある男女5千人に「医療機関のカルテ開示義務」を知っているかどうか聞いた結果、4割超が「知らない」と答えたことが20日、分かった。実際に開示を求めたことがあるとした人は1割に満たなかった。  厚労省が患者の求めに応じた開示義務を医療現場向けの指針に盛り込んでから10年以上たつが、制度が十分に周知されていない現状が浮き彫りになった。  調査は、入院や通院をした20代以上の男女5千人を対象にインターネット上で質問し、全員から回答を得た。> とある。

 "がんの転移" については、これが "難題" であるところから、その "仕組み" の解明から "抑制" 策にいたるまで幅広く研究されている。

 ◆ 参照 当誌過去の "転移" 関連記事

  がん細胞が"転移する仕組み"の一部を解明!がん新薬/分子標的薬開発への期待!(富大)/当誌 2015.07.10


 今回注目する下記引用サイト記事がんの肺転移の引き金、肺の炎症抑制物質 東京女子医大が発見 /日本経済新聞/2015.07.19 - 23:46 は、"肺(への)転移" に関するもので、  <東京女子医科大学の丸義朗教授らは、皮膚がんなどの肺転移に先だって肺に起きる炎症を抑える物質を発見し、マウスの実験で効果を確認した。肺の炎症肺転移の引き金になることが知られており、これを抑制することでがんの肺転移を抑える新たな治療薬になる可能性がある。  がんは転移先の臓器に炎症を起こし、それを足がかりに転移することが知られている。研究チームは、エリトランという物質に、炎症を起こす免疫反応を抑える効果があることをつきとめた。> と報じている。

 <東京女子医科大学の丸義朗教授らは、皮膚がんなどの肺転移に先だって肺に起きる炎症を抑える物質を発見し、マウスの実験で効果を確認した。肺の炎症肺転移の引き金になることが知られており、これを抑制することでがんの肺転移を抑える新たな治療薬になる可能性がある。  がんは転移先の臓器に炎症を起こし、それを足がかりに転移することが知られている。研究チームは、エリトランという物質に、炎症を起こす免疫反応を抑える効果があることをつきとめた。  マウスの皮下に皮膚がんの一種である悪性黒色腫の細胞を注射したところ、10日後に皮膚がんができ、肺に炎症が起きた。何もしないとその5日後に肺の炎症が悪化したが、エリトランを投与したマウスでは炎症の指標となる白血球の数が減り、炎症が抑えられた。  がん細胞が出す物質が肺の細胞に作用すると、肺の細胞は生理活性物質S100A8を分泌する。これが肺細胞の表面たんぱく質に結合することで炎症が起きるエリトランは、この結合を抑えることで炎症を防ぐ。  乳がんの肺転移、肺がんの別の部位への転移も同様のメカニズムで起きるとみられており、エリトラン様々ながんの肺転移を抑制する可能性がある。がんの増殖を抑える通常の抗がん剤とは作用機序が異なるため、同時に使うことも可能とみられる。  エリトランエーザイが敗血症の治療薬として開発を進めていたが、最終的に開発を断念した。安全性を確かめる第1相試験はすでに終えており、効果が確認できれば比較的短期間で実用化できるという> とある。

 昨年、小児患者が鎮静剤の投与によって死亡するという痛ましい医療事故( c.f. 「禁忌の認識、欠如」、女子医大の鎮静剤事故 死亡に影響した可能性は否定できず、外部評価委員会/橋本佳子[ m3.com編集長 ] 2014.12.18)があったことは記憶に新しい。
 こうした "投薬" の "禁忌事項" なぞは、一般の患者側に理解できようはずもなく、そうした範疇で死亡事故が発生するとは、ただただ驚きであった......。


 今回注目する下記引用サイト記事小児患者4%超に禁忌鎮静剤 集中治療で人工呼吸中/【共同通信】/2015.07.18 - 08:49 は、  <小児集中治療室を持つ国内23の医療機関で2013年に人工呼吸器を付けて治療を受けた子ども約4200人の4%超に当たる約190人に対し、禁忌とされる鎮静剤プロポフォール投与されていたことが18日、厚労省研究班の調査で分かった。 うち8人には、重い副作用を招く恐れがある48時間を超えて使用されていた> という意表を衝く事実を報じている。

 <小児集中治療室を持つ国内23の医療機関で2013年に人工呼吸器を付けて治療を受けた子ども約4200人の4%超に当たる約190人に対し、禁忌とされる鎮静剤プロポフォール投与されていたことが18日、厚労省研究班の調査で分かった。  プロポフォールは添付文書の禁忌事項で、集中治療下で人工呼吸中の子どもへの使用禁止が明示されているが、症状などに応じて医師の判断で使うこともある。うち8人には、重い副作用を招く恐れがある48時間を超えて使用されていた。  研究代表者の氏家良人氏は「医師は、保護者への説明を尽くし同意を得ることを原則としなければならない」と指摘する。> とある。

 現在、"iPS細胞" の研究は、様々な視点から展開されている。 "iPS細胞" 自体を(より効率的に)作製するもの"iPS細胞" から各種の(臓器などの)細胞を作製するものをはじめとし、さらにこれらを使っての新薬開発など多彩である。

 今回注目する下記引用サイト記事精子卵子のもと高効率作製、京大 人のiPS細胞から/【共同通信】/2015.07.17 - 02:00 は、"iPS細胞" からの新規細胞作製のアプローチに類するものであり、  <精子と卵子のもとになる「始原生殖細胞」とみられる細胞を、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から高い効率で作製する手法の開発に成功したと、京都大の斎藤通紀教授のチームが16日付の米科学誌セルステムセル電子版に発表。> と報じている。

 <<精子と卵子のもとになる「始原生殖細胞」とみられる細胞を、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から高い効率で作製する手法の開発に成功したと、京都大の斎藤通紀教授のチームが16日付の米科学誌セルステムセル電子版に発表した。  人の卵子と精子を作る技術の開発につながる成果で、将来的には生物発生のメカニズムの解明や不妊治療法の研究に役立つと期待される。  チームはまず、さまざまな細胞や組織になる人のiPS細胞に薬剤などを加えて「初期中胚葉様細胞」を作った。この細胞にサイトカインと呼ばれるタンパク質を作用させ、始原生殖細胞とよく似た遺伝子パターンを示す細胞を作り出した> とある。

 "インフォームドコンセント" が浸透し始めているとは言うものの、相変わらず「素人で分かりませんので、先生にお任せいたします」という "がん患者" の多いのが現状とか......。
 そんな中で、患者側に不利な医療が押しつけられた事件も発生しており、いわゆる "セカンドオピニオン" と呼ばれる支援環境が注目されている。


 ◆ 参照 当誌過去の "セカンドオピニオン" 関連記事

 (1) <がんなどの大病を患って手術を勧められたら、あなたはどうするか。主治医の方針をすぐに受け入れるのか、それとも主治医以外の医師や、別の医療機関の意見である「セカンドオピニオン」を求めるのか。 9割近い人がセカンドオピニオンを望んでいるのに、そのうちの3人に1人は、いざとなると受けられないだろうと考えていることが、電話健康相談最大手のティーペック (東京)の調査で分かった。どうすれば受けられるのかという具体的情報や、受けやすい環境の整備が不足しているとみられる。......> ( "セカンドオピニオン"!受けたいけど"情報不足"!納得して治療を受けたいという傾向!/当誌 2015.06.05
 (2) <ぼうこうがん治療の現場に対しても、自らの実体験をもとに一石を投じていたという。「がんをテーマにした講演会では十分な選択肢を示さずぼうこうを全摘する日本の医療現場に『とても先進国とは思えない。詐欺みたいなもんだ』と苦言を呈し、セカンドオピニオンの重要性を説いていました」(関係者)> ( 文太さん、セカンドオピニオンの重要性訴えた!"膀胱全摘"判断に傾く日本の医療現場!/当誌 2014.12.04


 今回注目する下記引用サイト記事主治医以外の意見、聞きやすく...窓口開設へ/yomiDr. ヨミドク/2015.07.12 は、  <腹腔鏡(ふくくうきょう)手術を受けた患者が相次ぎ死亡した問題を受け、千葉県は、主治医を介さずに他の病院の医師の意見を聞く手続きができる「セカンドオピニオンセンター」を今夏にも県がんセンターに開設する。 保険適用外で高難度の腹腔鏡手術が患者に十分な説明なく行われ死亡例が出たことを教訓に、再発防止策の一環として導入される。......> と報じている。

 <腹腔鏡(ふくくうきょう)手術を受けた患者が相次ぎ死亡した問題を受け、千葉県は、主治医を介さずに他の病院の医師の意見を聞く手続きができる「セカンドオピニオンセンター」を今夏にも県がんセンターに開設する。  保険適用外で高難度の腹腔鏡手術が患者に十分な説明なく行われ死亡例が出たことを教訓に、再発防止策の一環として導入される。  セカンドオピニオンセンターは、手術などの治療の前に患者から相談を受け、意見を聞ける専門家のいる病院選びや必要書類の準備を支援する。院内の患者相談窓口に新設し、看護師らスタッフ6人が対応。主治医に直接申し出るという、通常の手続きを回避することで、他の医師の意見を受けやすくする。主に院内の患者が対象だが、外部の患者も専門家のいる病院の情報提供などを受けられる。  同県によると、外部の患者向けにセカンドオピニオン外来を設ける病院は多いが、院内の患者を対象に病院が支援窓口を設ける例は珍しいという。  腹腔鏡手術を巡る医療事故で同県が設置した検証委員会会長の多田羅浩三・日本公衆衛生協会会長は「主治医に治療方針を熱心に説明されると患者はその意向に誘導されがちになる。患者の立場を守るためには、セカンドオピニオンの普及が不可欠だ」と話している。  (2015年7月12日 読売新聞)> とある。

 "胆管がん(胆管腫瘍)" は、がんの種類の中でもどちらかと言えば馴染みが薄い病名なのかもしれない。
 筆者も、昨年知人がこの病で "急逝" するまでは、この病名や死亡率の高さに関する認識については疎い方であった。


 ◆ 参照 当誌過去の "胆管がん" 関連記事

 (1) 千葉県がんセンターの腹腔鏡手術複数死亡問題!群馬大病院と類似点が浮かび上がる!/当誌 2015.03.27

 (2) 印刷会社従業員などが相次いで発症の"胆管がん問題"で、初の研究拠点!(大阪市立大)/当誌 2015.03.09


 今回注目する下記引用サイト記事働き盛りの命奪う「胆管がん」の厳しい現実/毎日新聞 医療プレミア 奥野敦史 / 毎日新聞 医療プレミア編集長/2015.07.14 は、  <消化器がんの専門医は、胆管がんについて「難しいがん」と口をそろえる。三嶋秀行・愛知医科大臨床腫瘍センター教授(消化器外科、がん化学療法)は「見つけにくく、有効な薬も少なく、治癒は困難なことが多い」と話す。その最大の特徴は、早期の段階ではほとんど症状が出ないことだ。佐野病院(神戸市)の小高雅人・消化器がんセンター長(消化器外科)は「がんが進行して、胆管が詰まってしまうと黄疸(おうだん)が出るが、その時にはすでにがんはかなり進行していて、治療が間に合わないことが多い」と指摘する。両医師とも「膵臓(すいぞう)がんと並んでもっとも難治性のがんだ」との見解で一致する。 胆道がん(胆管がんと胆のうがん、胆管が十二指腸につながる部分の乳頭部がんの合計)の罹患数(2011年)は男女計で約2万3600人。一方、死亡数(13年)は男女計約1万8200人に達する。大腸がん(罹患数約15万8000例、死亡数約4万7600人)と比べると、胆道がんはその罹患数と死亡数に大きな差がないこと( 注.高い死亡率!)が目につく。......> と解説している。

 "がん検診&早期発見" については、一方で "有無を言わさぬ" ごとき喧伝があるだけではなく、他方では "無愛想" なほどの "否定論" もある......。

 ◆ 参照 当誌過去の "がん検診" 関連記事
 (1) "大腸がん"早期発見でほぼ治る!便に混入した少量の血液(潜血)を調べる"便潜血検査"!/当誌 2015.07.13

 (2) "前立腺がん検診"は過剰医療なのか?米国での"PSAスクリーニング検査"非推奨の効果!/当誌 2015.06.29

 (3) "がん検診"のデメリットの一つ、"偽陽性"!"要精密"でも余り心配し過ぎる必要はない!/当誌 2015.06.03

 (4) 減らない"がん死亡率"!医師は指摘"政府の取り組み不十分"!喫煙率/がん検診受診率!/当誌 2015.05.25

 (5) すい臓がんを"血液検査"で早期発見(味の素)!早期では"自覚症状"が少ないすい臓がん!/当誌 2014.10.09

 (6) がん検診 "早期発見"の功罪!しかし"早期発見"には実はさまざまな"害"があるのです!/当誌 2014.07.30

 (7) 『医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて 元気に 長生きする方法』はお薦め!/当誌 2014.02.22


 今回注目する下記引用サイト記事がん検診&早期発見は無意味?治療で寿命縮める?本当に受けるべき検診/Business Journal/2015.07.14 は、良く言えば "バランス良く"、辛辣に言えば "どっちつかず" の折衷で、"がん検診&早期発見" という悩ましいテーマについて論評している。  <早期発見・早期治療が何よりも重要といえる。 だが、がんの早期発見・早期治療を否定する見解も根強い。 さらに、手術や抗がん剤による治療で、かえって寿命を縮める可能性があるとして、がん治療にも疑問を投げている。 しかし、早期発見によって生存率を高めることができる種類のがんがあることも事実だ。つまり、あらゆるがん検診が有効とはいえないが、受けたほうがいい検診もあるというのが筆者の見解だ。 では、実際に受ける価値があるがん検診とは、どのようなものだろうか胃がん大腸がん乳がん膀胱がん肝臓がん......。 現在のところ、はっきりとした有効性が認められているがん検診は、大腸がん胃がん乳がん子宮頸がんだ。特に大腸がんにおいては、最も有効といわれている。肺がんについては、エックス線検診の有効性が海外では認められておらず、国内でも疑問を呈する声が高まっている。> と解説している。

 しばらく前に報道されていた "がん細胞を光らせる" という技術※以下の ◆ 参照記事 )は、"がん手術" に携わる専門医の働きを大いに支援するものとして注目された。

 ◆ 参照 当誌過去の "がん細胞 光らせる" 関連記事

  <がんがどこまで広がっているのかを手術中に素早く検査する技術の成果が相次いでいる。キヤノンと浜松医科大学は特殊な電磁波を使って脳腫瘍を見分ける技術を開発した。東京大学や弘前大学はそれぞれ、がん細胞だけを光らせる物質を作った。簡単に切除範囲を把握できるようになり、再手術など患者の負担を減らせる。病理医と呼ぶ専門医の不足を補う効果が期待できる。> ( "がん細胞の広がり" 手術中にすぐ判定!簡単に切除範囲を把握!検査技術成果相次ぐ!/当誌 2015.03.18


 今回注目する下記引用サイト記事手術中に微小ながん識別 発光試薬、市販向け試験へ/【共同通信】/2015.07.13 - 18:19 は、  <乳がん手術で取り出した組織に、がん細胞を光らせる試薬を吹き付ける方法で、1ミリ以下の小さながんを検出できることを確認したと、九州大病院別府病院(大分県)の三森功士教授、東京大の浦野泰照教授ら。 手術中に、がんの取り残しの有無や切り取る範囲を広げるべきかを判断でき、再発の危険性が低くなると期待できるという。蛍光色素メーカーの五稜化薬(札幌市)と共同で、市販に向けた試験をしたいとしている。> と報じている。

 <乳がん手術で取り出した組織に、がん細胞を光らせる試薬を吹き付ける方法で、1ミリ以下の小さながんを検出できることを確認したと、九州大病院別府病院(大分県)の三森功士教授、東京大の浦野泰照教授らが13日、英科学誌に発表した。  手術中に、がんの取り残しの有無や切り取る範囲を広げるべきかを判断でき、再発の危険性が低くなると期待できるという。蛍光色素メーカーの五稜化薬(札幌市)と共同で、市販に向けた試験をしたいとしている。  試薬は浦野教授が11年に開発。がん細胞で働きが活発な酵素によって分解され、5分で緑色に光り始める。今回は乳がんに試し、光らせることができた> とある。

 季節がら、"毒蛇のマムシ" に遭遇することもあろうし、不幸にも "かまれる" というケースがないわけではない。 そんな場合、"一刻を争う対処!" が欠かせない とも言われる......。

 今回注目する下記引用サイト記事マムシにかまれたら、走ってでも受診を!/yomiDr. ヨミドク/2015.07.12 は、 その "マムシ応急処置" に関して提言している。 <毒蛇のマムシにかまれたら走ってでもいち早く医療機関を受診する方が軽症で済むことが、救命救急医らのグループによる全国調査で分かった。 従来は「走ると毒が全身に回るので安静第一」とされてきたが、グループは「認識を改めてほしい」としている> と報じている。

 <毒蛇のマムシにかまれたら走ってでもいち早く医療機関を受診する方が軽症で済むことが、救命救急医らのグループによる全国調査で分かった。  従来は「走ると毒が全身に回るので安静第一」とされてきたが、グループは「認識を改めてほしい」としている。  グループは兵庫、福岡などの医師、ヘビの研究者ら6人で、2007年4~10月、全国の救急病院、約9500か所にマムシにかまれた患者の治療実績を尋ねたところ、975例の回答があった。このうち、受診の経緯などがわかった患者178例について分析結果をまとめ、今年、専門誌の電子版に発表した。  マムシにかまれると、約30分でかまれた部位の腫れがひどくなり、その後徐々に毒が全身に回るとされる。受診するまでに少しでも走った人は21人で、受診までの平均時間は約18分。平均入院期間は5・9日だった。一方、全く走らずに救急車を待つなどした157人は、受診までに約84分かかり、入院期間は8・4日と長かった腫れの程度も、走った人の方が軽かったという。  マムシは南西諸島を除く全国各地の水辺や山地に生息。グループによると、年間1000~3000人がかまれ、10人前後が死亡するという。治療は、毒の作用を和らげる薬を注射するのが一般的だ。応急処置としては、かまれた部位より心臓に近い場所を布で縛るなどの方法がある。  グループの聖マリア病院救命救急センター(福岡県久留米市)の瀧健治医師は「救急車がすぐ来るなら待った方が良いが、時間がかかる場所なら、応急処置の後、走って人里に出て助けを求めるなど、早い受診を試みて」と呼びかける。 (2015年7月12日 読売新聞)> とある。

 新しくがんと診断される人の数(罹患数)が相変わらず多いのが "大腸がん" であり、日本では "女性のがんの死亡率1位" を占めているとされる。

 ◆ 参照 当誌過去の "大腸がん" 関連記事

 (1) "大腸がん"発症の仕組み解明!炎症分子(EP2)特定!EP2阻害剤で発症リスク抑制可能!/当誌 2015.06.25

 (2) "大腸がん"は若い人ほど命を脅かす!がん細胞の遺伝子に抗がん剤を無力にする仕組み!/当誌 2015.06.17

 (3) 進行"大腸がん"の腹腔鏡手術、手術後の5年生存率90%超!(日本臨床腫瘍研究グループ)/当誌 2015.02.09


 今回注目する下記引用サイト記事《 大腸がん:2 》 早期発見でほぼ治る 便潜血検査受けて/朝日新聞の医療サイトapital/2015.07.12 は、  <早期の大腸がん自覚症状がほとんどないため、自主的に検査を受けなければ、発見することは困難です。自分は大丈夫と思っていても、検査を受けてみなければ分かりません。検診や人間ドックなどでは、便の中に混入した少量の血液(潜血)を調べる便潜血検査が行われ、2日間の便を調べる方法が一般的です。薬を飲んだり、食事制限をしたりする必要はありません。早期に発見できれば、大腸がんはほぼ治すことができるので、この便潜血検査を受ける意義は非常に高いと思います。> と報じている。

 <大腸がんの場合、はっきりとした自覚症状が出るのは、がんがかなり進んでからのことが多いようです。症状は、発生する部位によってやや異なります。「上行結腸」を通過する便は、水分が多く軟らかいため、ここにできた大腸がんは症状が出にくい傾向にあります。一方、「S状結腸」や「直腸」では、がんで狭くなったところを硬くなった便が通過するため「便に血液が付着する」「便が細い」「下痢と便秘を繰り返す」「おなかが張る」などの症状が出てきます。このような自覚症状がある人は、早めに医療機関を受診して、大腸内視鏡検査などの精密検査を受けてください。  一方、早期の大腸がん自覚症状がほとんどないため、自主的に検査を受けなければ、発見することは困難です。自分は大丈夫と思っていても、検査を受けてみなければ分かりません。検診や人間ドックなどでは、便の中に混入した少量の血液(潜血)を調べる便潜血検査が行われ、2日間の便を調べる方法が一般的です。薬を飲んだり、食事制限をしたりする必要はありません。早期に発見できれば、大腸がんはほぼ治すことができるので、この便潜血検査を受ける意義は非常に高いと思います。検診の受診率を高めるために、厚生労働省のがん検診推進事業に基づき、各市町村で大腸がん検診の無料クーポンが配布されていますので利用してください。  便潜血が2日のうち1日でも陽性となった場合は、精密検査を受けていただきます。精密検査では1割弱にがんが発見され、このうち約7割は早期がんです。がんの他にも、4割程度の方には大腸ポリープなどの病変が発見されています。ですから、便潜血陽性>の場合は、必ず精密検査を受けるようにしてください。検診や人間ドックを受ける機会がない方でも、50歳を過ぎたら内視鏡検査などの精密検査を一度でよいので受けておくと安心できると思います。  (朝日新聞 2015年7月4日掲載)  ■ 小林正明 新潟大学地域医療教育センター・魚沼基幹病院 医師 〈消化器内科〉> とある。

 "抗がん剤の副作用" については、もはや周知の事実となっていそうだ。 ただ、"副作用" の惨い現実は、一向に止むことがないようである......。

 ◆ 参照 当誌過去の "抗がん剤 副作用" 関連記事

 (1) "抗がん剤のやめどき"!概して副作用が目立ち始める抗がん剤"開始から2週間後"辺り!/当誌 2015.05.21

 (2) 抗がん剤=殺全身細胞薬は、がん完治の薬ではない!だから"やめどき"が必ずや訪れる!/当誌 2015.05.16

 (3) なぜ、"副作用"が少ない"放射線"治療よりも、"抗がん剤"治療が選ばれてしまうのか?!/当誌 2015.04.20

 (4) ノバルティス:重篤な副作用2579例 未報告!死亡例も!抗がん剤/分子標的薬など!/当誌 2014.08.310

 (5) "抗癌剤職業曝露"の実態調査進む!やはり気になる!ここまで有害とされる抗癌剤の使用!?/当誌 2014.07.29


 今回注目する下記引用サイト記事乳がんで抗がん剤:98%に脱毛 5年後も10%がかつら/毎日新聞/2015.07.09 - 10:30 は、  <乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が頭髪などの脱毛を経験し、抗がん剤投与を終えてから5年たった人の中にも、髪が十分に生えそろわずかつら(ウイッグ)を使用している人が約10%いるとの調査結果を、専門医らのグループがまとめた。大規模な患者調査で抗がん剤副作用による脱毛の程度や経過の実態が明らかになったのは初めてだという。> と報じている。

 < 抗がん剤副作用の「脱毛」実態、初めて明らかに  乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が頭髪などの脱毛を経験し、抗がん剤投与を終えてから5年たった人の中にも、髪が十分に生えそろわずかつら(ウイッグ)を使用している人が約10%いるとの調査結果を、専門医らのグループがまとめた。大規模な患者調査で抗がん剤副作用による脱毛の程度や経過の実態が明らかになったのは初めてだという。  調査は2013年4〜10月、乳がんの手術後に抗がん剤治療を受けて5年以内の女性を対象に実施し、全国の47医療機関に通院する約1500人から回答があった。平均年齢は54.7歳だった。98%が頭髪などが抜けたと回答し、脱毛が始まったのは抗がん剤投与開始から平均18日後だった。94%が頭髪の8割以上が抜け、眉毛、まつげが8割以上抜けた人も約60%ずついた。  再び頭髪が生えてきたのは、投与終了から平均3.4カ月後。投与終了から2年たった人の約60%は頭髪の8割以上が回復したが、5年たっても3割以下の回復にとどまった人も約5%いた。高齢になると回復が遅くなる傾向があった。かつらの平均使用期間は約1年だった。  国立がん研究センターが実施した抗がん剤副作用の苦痛度調査(09年)によると、「頭髪の脱毛」は男性では18位だったが、女性では1位。  調査を担当した国立病院機構仙台医療センター乳腺外科の渡辺隆紀医長は「医療関係者に実態を知ってもらい、ウイッグの情報提供や眉毛の描き方の指導などの支援につなげてほしい。患者ががんとの診断や治療で混乱している中で、脱毛についてどのように伝えるのか慎重に検討する必要がある」と話す。 【下桐実雅子】> とある。

 ヒトの腸管内には100兆個を超すさまざまな微生物種が複雑な生態系( "腸内フローラ" )を形成しており、その状況などがヒトの健康に少なからぬ影響を与えていること、が以前から関心を集めている。

 ◆ 参照 当誌過去の "腸内フローラ" 関連記事

 (1) 肥満の鍵になるタンパク質[ニューデシン]を特定!肥満の抑制薬剤開発に繋がる!(京大)/当誌 2015.05.10

 (2) 糖尿病患者の血糖コントロール状態の悪化で"眠りの質"低下、解明!(大阪市立大チーム)/当誌 2015.04.15

 (3) 便秘薬(ルビプロストン)による腸内環境改善が慢性腎臓病の進行を抑制!(東北大/慶大)/当誌 2014.12.21

 (4) 思わぬ"落とし穴"?! "人工甘味料"には、血糖値が下がりにくい状態にする作用がある!/当誌 2014.09.19

 (5) "(2型)糖尿病"もまた"腸内細菌"(腸内フローラ)の存在が関係している(ヤクルト)とは?!/当誌 2014.06.22


 今回注目する下記引用サイト記事「腸内フローラ」腸炎抑える仕組み解明/NHK NEWS WEB/2015.07.08 - 16:43 は、「腸内フローラ」が、またしても重要な役割を演じているとの事実について伝えている。
 <ヒトの腸の中では、数多くの細菌が、「腸内フローラ」と呼ばれる生態系を作っていますが、この細菌の一種が、腸の炎症反応を抑える仕組みを慶応大学の研究グループが突き止めました。 国内に16万人の患者がいる潰瘍性大腸炎やクローン病など新たな治療法の開発につながると期待されます。> と報じている。


 <ヒトの腸の中では、数多くの細菌が、「腸内フローラ」と呼ばれる生態系を作っていますが、この細菌の一種が、腸の炎症反応を抑える仕組みを慶応大学の研究グループが突き止めました。  国内に16万人の患者がいる潰瘍性大腸炎やクローン病など新たな治療法の開発につながると期待されます。  この研究を行ったのは、慶応大学の吉村昭彦・教授らの研究グループです。  研究グループでは、ヒトの腸の中に生息する細菌、「クロストリジウム属細菌」に注目し、マウスで実験を行いました。  その結果、この細菌が、腸の特定の細胞を刺激することで「Tレグ」と呼ばれる免疫反応を制御する細胞が増え、炎症反応が抑えられることが分かったということです。  腸内には、100兆個以上の細菌が生息し、「腸内フローラと呼ばれる生態系を形成して互いに免疫のバランスを調整しているとみられていますが、研究グループでは、具体的な仕組みが分かったことで患者数が16万人を超えた潰瘍性大腸炎やクローン病などの新たな治療法の開発につながるとしています。  研究を行った吉村教授は、「免疫を抑える細胞を増やす薬を開発できれば、潰瘍性大腸炎や食物アレルギーといった免疫が過剰に働く病気に有効なのではないか」と話しています。> とある。

 がんの研究に関しては、"発がん" の仕組み解明とともに、"がん転移" の仕組みの解明に勢力が注がれているかに見える。 これら無くしてがん治療や治療薬開発があり得ないからであろう。

 ◆ 参照 当誌過去の "がん 転移" 関連記事

 (1) 乳がん「核酸医薬」(がんの増殖や転移に関わる"RPN2"遺伝子を抑制)で臨床治験開始へ!/当誌 2015.07.09

 (2) "転移がん"を画像から高精度で判定!分析ソフト=診断支援システム!(東京理科大など)/当誌 2015.07.01

 (3) "ナノテクノロジー"を使って"脳へのがん転移"治す!"血液脳関門"を通過してがん治療!/当誌 2015.06.12

 (4) "乳がん薬剤耐性"の原因解明!がん細胞増殖遺伝子を活性化させる分子の存在!(熊本大)/当誌 2015.05.01

 (5) 脳へのがん転移!がん細胞が出す特殊な物質(エクソソーム)が脳血管を破壊して発生!/当誌 2015.04.03

 (6) "がん転移"予防効果の仕組み="心臓ホルモン(ANP)"による血管の保護!"国循"が解明!/当誌 2015.02.28

 (7) "心臓から分泌されるホルモン" が "がんの転移"を防ぐ!9施設で初臨床研究へ!(国循)/当誌 2015.02.27

 (8) がん:"既存薬(肝炎治療薬セロシオン)"で"転移抑制"!九大教授らマウス実験で確認!/当誌 2015.01.05


 今回注目する下記引用サイト記事転移仕組み 一部を解明 富大、がん新薬に期待/中日新聞/2015.07.08 は、やはり "がん転移" の仕組み解明に関わるものである。  <富山大大学院の桜井宏明教授(薬学、写真)らの研究グループは、がん細胞転移に関わるタンパク質を活性化させる酵素を発見がん細胞転移する仕組みの一部の解明で、桜井教授は「新しいがん分子標的薬の開発につながる可能性がある」と話している。> と報じている。

 <富山大大学院の桜井宏明教授(薬学、写真)らの研究グループは、がん細胞転移に関わるタンパク質を活性化させる酵素を発見した。がん細胞転移する仕組みの一部の解明で、桜井教授は「新しいがん分子標的薬の開発につながる可能性がある」と話している。七日、英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」電子版で発表した。金沢大がん進展制御研究所などとの共同研究。

 桜井教授によると、がん細胞は、細胞内の「EphA2」というタンパク質が活性化すると、他の臓器に転移することが知られているこのタンパク質が活性化する仕組みを明らかにするため、培養したがん細胞内の五百十八種の酵素との反応を調べたところ、「RSK」という酵素の活性化が、このタンパク質を活性化させていることが分かった。RSKは、発がん遺伝子などの働きで活性化するという。

 さらに肺がん患者三百五十三人のがん細胞を調べたところ、RSKが活性化しているがん細胞では、このタンパク質も活性化していることを確認した。がん細胞内で両方が活性化している患者は、その後の生存期間が短い傾向も分かった。

 抗がん剤は、がん細胞の細胞分裂を抑えることで転移を防ぐが、正常な細胞の分裂も抑えてしまうため脱毛や嘔吐(おうと)などの副作用を招く。桜井教授は「がん細胞転移に特徴的なタンパク質を標的にした薬の開発が可能になるかもしれない」と意義を話している。(豊田直也)> とある。

 「核酸医薬」とは、"新たながんの治療法" のことであり、抗がん剤や放射線治療などに続くものなのだそうだ。

 今回注目する下記引用サイト記事乳がん「核酸医薬」で臨床治験開始へ/NHK NEWS WEB/2015.07.07 - 15:59 は、  <抗がん剤や放射線治療などに続く新たながんの治療法として注目されている「核酸医薬」を使った国内初の乳がん臨床治験を国立がん研究センターなどのグループが始めると発表。  「核酸医薬」は、がんに特有の遺伝子の一部を人工的に作り出し、がん細胞に注入することでがんの転移や増殖を抑えるもの。> と報じている。

 <抗がん剤や放射線治療などに続く新たながんの治療法として注目されている「核酸医薬」を使った国内初の乳がん臨床治験を国立がん研究センターなどのグループが始めると発表しました。  「核酸医薬」は、がんに特有の遺伝子の一部を人工的に作り出し、がん細胞に注入することでがんの転移や増殖を抑えるものです。  国立がん研究センターの田村研治科長のグループは、乳がんの細胞の中では、がんの増殖や転移に関わる「RPN2」という遺伝子が活発に働いていることを突き止め、この「RPN2」の働きを抑える「核酸医薬」の開発に成功したということです。  治験では、乳がんが進行し、皮膚にがんが転移した患者30人を対象に「核酸医薬」を注射し、腫瘍を小さくするなどの効果や安全性を確認することにしています。  治験を行う田村科長は「核酸医薬が、実際にヒトに応用されるところまできた意義は大きいと思う。皮膚に転移した腫瘍は痛みや出血が患者にとって苦痛だが、いまは根本的な治療方法がないので、効果を期待したい」と話しています。> とある。

 "人工透析" 治療という場面を思い浮かべるだけで、できれば "腎臓病(腎機能低下!)" は避けて通りたいと願うもの。 ただ、罹患率の高い生活習慣病である "糖尿病" が "腎臓病を誘発するリスク" を高めている、と言われたりしているため要注意だ。

 ◆ 参照 当誌過去の "糖尿病 腎臓病" 関連記事
  糖尿病患者の腎機能チェック:採血1回での正確な推計法(大阪市大)!腎臓病の早期発見!/当誌 2014.00.00


 今回注目する下記引用サイト記事運動の有無、夕食時間...不健康な生活習慣で腎臓病リスク増
/yomiDr. ヨミドク/2015.07.06 は、ある意味では "自然な説得力" を持つであろう事実、  <不健康な生活習慣の人ほど腎臓の機能が低下する慢性腎臓病になりやすいとの研究結果> を報じている。

 <不健康な生活習慣の人ほど腎臓の機能が低下する慢性腎臓病になりやすいとの研究結果を福岡大学スポーツ科学部の道下竜馬助教(現・産業医科大学講師)らがまとめた。  調査は2008~13年に福岡大病院の特定健診を受診した男性職員252人を対象に、08年時点で定期的な運動の有無や夕食を食べる時間など七つの生活習慣5年後の慢性腎臓病の発症率を比較した。  この結果、不健康な生活習慣が4個以上ある人の発症率は、0~1個の人の6・5倍だった。道下講師は「慢性腎臓病の予防には定期的な運動と規則正しい生活が重要だ」と指摘している。  (2015年7月6日 読売新聞)> とある。

 "医療施設" での "死亡事故" が相次ぐ中、"介護施設" である "特別養護老人ホーム" でも、介護ケアの過程で "入所者が死亡!" という痛ましいケースが発生している......。

 今回注目する下記引用サイト記事誤った薬飲まされ女性死亡 熊谷の特養、過去の事故も県に報告せず/埼玉新聞/2015.07.04 は、  <特別養護老人ホームで、入所者の女性=当時(88)=が誤って渡された別の入所者の薬を服用後に嘔吐(おうと)し、誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡していたことが分かった。県は同施設に再発防止と改善を指導。県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。また、この事故を含む昨年発生した8件の事故について、施設が県への報告義務を怠っていたことも判明。 高齢者の肺炎は70%以上が誤嚥に関係しているといわれている。誤嚥性肺炎を含む肺炎で死亡する人は年間で12万人を超え、死因別では3位となっている。また、肺炎による死者数の約95%が65歳以上の高齢者と、高齢になるほど発症しやすい。> と報じている。

 <熊谷市平戸の特別養護老人ホーム「いずみ熊谷」(岡部陽子施設長)で昨年12月、入所者の女性=当時(88)=が誤って渡された別の入所者の薬を服用後に嘔吐(おうと)し、誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡していたことが4日、県などへの取材で分かった。県は同施設に再発防止と改善を指導。県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。また、この事故を含む昨年発生した8件の事故について、施設が県への報告義務を怠っていたことも判明した。  同施設や県によると、女性は入所翌日の昨年12月19日、朝食時に別の入所者が服用しているパーキンソン病治療薬を飲み、約1時間半後に嘔吐。病院に搬送され、3日後の22日に死亡した。診断の結果、薬の副作用で嘔吐した可能性が高いという。  薬はケースに入れられ、朝食のお膳に乗せて女性に渡し、ホームヘルパー2級の資格を持つ男性職員(48)が飲ませた。別の入所者の名前を呼んだ時、女性が「はい」と応答したため、誤配してしまったという。女性は認知症を患い意思決定ができない状態で、高血圧のため血圧降下剤などを服用する予定だった。男性職員は事故後、体調不良などを訴え退職した。  事故原因について、岡部施設長は「職員の認識不足。利用者の方の顔と名前が把握できていなかった」と説明。チェック体制にも不備があった点を認め、謝罪した。施設は再発防止に向けて服薬に関するマニュアルを見直し、本人確認の徹底や職員の増配などの措置を講じているという。  県が事故を把握したのは女性が死亡して1カ月後の今年1月16日で、女性の遺族からの通報が発端だった。県は同28日、施設の立ち入り調査を実施し、2月26日に文書で改善を指導。ほかにも過去1年で誤嚥事故など7件の事故が未報告だったことが発覚し、管理責任者の処分を求めた。  いずみ熊谷は2012年4月に開所。ショートステイを含めて約100人が利用し、約70人の職員で運営している。......> とある。

 "医者に殺される" というフレーズが、あながち否定し得ないような昨今の医療事情である。 "群馬大病院"、"千葉県がんセンター"、"神戸国際フロンティアメディカルセンター" などでの "連続・術後死亡事故" は、ひょっとしたら現在のこの国の医療界における由々しき問題の根の深さ! を指し示しているのだろうか......

 ◆ 参照 当誌過去の "手術 死亡" 関連記事

 (1) <神戸市が進める「医療産業都市構想」の一環として昨年11月に設立され、生体肝移植を行っている「神戸国際フロンティアメディカルセンター」で、3月末までに移植手術を受けた国内外の患者7人のうち4人が手術後1か月以内に死亡していたことがわかった。......> ( 生体肝移植"4か月で7人中4人死亡"!新病院:神戸国際フロンティアメディカルセンター/当誌 2015.04.16
 (2) <"その件数" といい、"その発生状況の実態" といい、"群馬大病院" と余りにも酷似していると言わざるを得ない "千葉県がんセンター" の "腹腔鏡手術複数死亡問題"......> ( 千葉県がんセンターの腹腔鏡手術複数死亡問題!群馬大病院と類似点が浮かび上がる!/当誌 2015.03.27


 今回注目する下記引用サイト記事千葉の市立病院 手術患者7人相次ぎ死亡/NHK NEWS WEB/2015.07.04 - 11:57 は、  <千葉市の市立病院の心臓血管外科で、先月までの3か月間に手術を受けた患者7人が相次いで死亡していたことが分かり、病院では、外部の専門家を交えた委員会を設置して詳しい経緯や原因の調査を行うことになりました。> と、後を絶たない "連続術後死亡" の実態を報じている。

 <千葉市の市立病院の心臓血管外科で、先月までの3か月間に手術を受けた患者7人が相次いで死亡していたことが分かり、病院では、外部の専門家を交えた委員会を設置して詳しい経緯や原因の調査を行うことになりました。  患者が相次いで死亡したのは、千葉市美浜区の千葉市立海浜病院です。  病院の説明によりますと、心臓血管外科でことし4月から先月までの3か月間に、心臓や血管の手術を受けた50代から70代までの患者7人が相次いで死亡したということです。  手術は心臓血管外科の医師2人が執刀し、患者は手術の翌日から20日までの間に死亡したということです。  病院は、短い期間に患者が死亡するケースが続いたことから、近く外部の専門家も加えた委員会を設置して、詳しい経緯や原因の調査を行うことにしています。  また、調査結果が出るまでの間、心臓を切開する手術や大動脈瘤(りゅう)の手術など、患者の負担が重い手術を停止するということです。  千葉市立海浜病院の加藤勝夫事務長は「現時点で医療事故があったとは考えていないが、相次いで患者が死亡したことを重く受け止めており、委員会で詳しく調査していきたい」と話しています。> とある。

 "放射線被ばく" による "発がん" は、常に懸念されるのだが、"低線量の被ばく" の場合には "軽視" されがちとなりやすい。

 ◆ 参照 当誌過去の "被ばく量" 関連記事

  <放射線が人体に与える影響を分析する国連の機関――国連の原子放射線影響科学委員会――は東京電力福島第一原子力発電所の作業員の内部被ばく量について、日本政府や東京電力が実際より20%ほど少なく評価している可能性があるとして、今後、影響の全体像を把握するためにも継続して調べる必要があると指摘> ( 東電福島原発/作業員の被ばく過小評価か?! 国連の原子放射線影響科学委員会が指摘!/当誌 2013.10.14


 今回注目する下記引用サイト記事放射線低線量でも白血病リスク 欧米作業員30万人を疫学調査/【共同通信】/2015.07.02 - 09:49 は、"低線量の被ばく" の場合であっても "発がん性" があること( "白血病" は血液のがん!)に改めて注意を向けさせる。  <低線量の放射線を長期間にわたって浴びることで、白血病のリスクがごくわずかだが上昇するとの疫学調査結果を、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン)などのチームが1日までに英医学誌ランセット・ヘマトロジーに発表。> と報じている。

 <【ワシントン共同】 低線量の放射線を長期間にわたって浴びることで、白血病のリスクがごくわずかだが上昇するとの疫学調査結果を、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン)などのチームが1日までに英医学誌ランセット・ヘマトロジーに発表した。  欧米の原子力施設で働く30万人以上の被ばく線量と健康状態のデータを分析した。低線量被ばくの健康影響を統計的に示した研究は少なく、東京電力福島第1原発などで働く作業員や、放射線機器を扱う医療従事者の健康管理に役立つ可能性がある> とある。

 "遺伝子治療/操作" のアプローチに、いよいよ本腰が入って来たかの感がある。

 ◆ 参照 当誌過去の "遺伝子治療" 関連記事

  <多くの病気などが "遺伝子" と深く関係していることがかねてより注目されてきた。―― 下記の関連リスト参照。そうした観点の妥当性を裏付けるかのようなニュースが続いている。......> ( 病気などの"原因遺伝子"が次々明らかに! "遺伝子操作"が治療の決め手となる趨勢か?!/当誌 2013.09.12


 今回注目する下記引用サイト記事神経難病の15歳に遺伝子治療...自治医大が国内初/yomiDr. ヨミドク/2015.07.02 は、  <全身の筋肉がうまく動かず、寝たきりになってしまう小児の神経難病に対する遺伝子治療を、国内で初めて実施この難病は「芳香族アミノ酸脱炭酸酵素(AADC)欠損症」と呼ばれ、神経の間で信号を伝える物質が、生まれつき作れないAADCを作る遺伝子を組み込んだウイルスを、15歳の男性に投与。> と報じている。

 <自治医科大の山形崇倫教授らのチームは1日、全身の筋肉がうまく動かず、寝たきりになってしまう小児の神経難病に対する遺伝子治療を、国内で初めて実施したことを明らかにした。  この難病は「芳香族アミノ酸脱炭酸酵素(AADC)欠損症」と呼ばれ、神経の間で信号を伝える物質が、生まれつき作れない。  チームは、厚生労働省の承認を得た上で、6月29日、AADCを作る遺伝子を組み込んだウイルスを、15歳の男性に投与した。同様の治療は台湾で16例行われ、一部は介助付きで歩けるようになったという。  (2015年7月2日 読売新聞)> とある。

 中高年の人々の日々の生活に "辛い苦痛" を与え続けているものの一つが、"変形性関節症" という "膝関節" の疾病である。 決定的な治療法が見いだされないまま、患者数は膨大な数に上っていると言われる。

 ◆ 参照 当誌過去の "変形性関節症" 関連記事

 (1) <変形性関節症の初期状態である軟骨の微細な損傷を特殊な顕微鏡で早期発見する技術を、......> ( "中高年齢"泣かせの"変形性関節症"を早期発見する技術!特殊な顕微鏡で!(愛媛大院)/当誌 2015.03.17
 (2) < "膝" などの "関節の欠損軟骨" の修復再生医療を、"幹細胞" と "磁石の作用" とを活用して実施するもの、......> ( 関節の欠損軟骨修復治療!鉄粉を取り込ませた"幹細胞"を磁石で患部に集め!(広島大)/当誌 2015.02.08
 (3) <膝上部から健全な軟骨組織を摘出し、約4週間培養。今回の手術ではその組織を膝関節の軟骨欠損部に移植した......> ( 将来的には変形性関節症の治療にも生かせる可能性がある"自家培養軟骨移植手術"成功!/当誌 2015.01.26


 今回注目する下記引用サイト記事東京医歯大、幹細胞移植で膝治療 潜在的患者2500万人/【共同通信】/2015.07.01 - 19:31 は、  <東京医科歯科大は1日、半月板の損傷などで痛みを訴える患者膝に幹細胞を移植し、修復させる再生医療の臨床研究を7月下旬に開始すると発表。国内で潜在的に2500万人いるとされる変形性膝関節症の治療法開発につなげたい考えだ。> と報じている。

 <東京医科歯科大は1日、半月板の損傷などで痛みを訴える患者膝に幹細胞を移植し、修復させる再生医療の臨床研究を7月下旬に開始すると発表した。国内で潜在的に2500万人いるとされる変形性膝関節症の治療法開発につなげたい考えだ。  半月板は膝関節にある三日月形の軟骨で、クッションの役割を担っている。すり減って外側にずれると、関節の軟骨が損傷し痛みが出たり膝の曲げ伸ばしが難しくなったりして、悪化すると変形性膝関節症を起こす。この関節症は、ヒアルロン酸の関節内注射などによる治療法もあるが、評価は定まっていない。> とある。

 "がん" と "遺伝子" とは深く関係しており、ここから "ゲノム(全遺伝情報)" の "解読" に向けた研究に拍車が掛かっている。

 ◆ 参照 当誌過去の "ゲノム" 関連記事

  <乳がんと卵巣がん、それに前立腺がんにつながる可能性のある遺伝子の配列を、イギリスや日本などの国際共同研究チームが特定し、がんになるリスクを事前に診断するうえで新たな指標になると期待されています。......> ( "がん"になる可能性がある"遺伝子配列のわずかな違い(SNP)"!国際共同で新たに特定!/当誌 2013.03.29


 今回注目する下記引用サイト記事がん2000症例、ゲノム解読 発生の原因探る/中日新聞/2015.06.30 は、  <肺がんや胃がんなど二十一種類約二千症例のがん細胞のゲノム(全遺伝情報)を解読したと発表。患者の正常な細胞とがん細胞遺伝情報の違いを比較して、がんの発生原因を探るのが狙い日本で初めての大規模ながんゲノムのデータとなる。治療法の開発や創薬などに活用されると期待。> と報じている。

 <政府の「次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム」のチームは二十九日、肺がんや胃がんなど二十一種類約二千症例のがん細胞のゲノム(全遺伝情報)を解読したと発表した。  がん正常な遺伝子が発がん物質などさまざまな要因により、突然変異を起こし、それが蓄積して起きる。患者の正常な細胞とがん細胞遺伝情報の違いを比較して、がんの発生原因を探るのが狙い。  順次インターネット上で公開する。記者会見でチームの間野博行東大教授(細胞情報学)は「日本で初めての大規模ながんゲノムのデータとなる。治療法の開発や創薬などに活用されると期待している」と話している。  ゲノムは遺伝情報を担うDNAに含まれる塩基対の全配列のこと。人の細胞では約三十億対ある。チームは症例ごとにがん細胞の塩基配列をデータベース化。国の審査を通過した研究者らに対してのみ閲覧できるようにする。このほか、がんの種類ごとに、変異することが多い遺伝子のリストを作成した。いずれも個人情報は分からないようにしている。> とある。

 "がん" の恐さは、"転移" にある、と言われることさえある。"転移がんの有無" が、"悪性の度合い" を指し示すかのように受けとめられている。

 ◆ 参照 当誌過去の "がん 転移" 関連記事

  < 転移(てんい、metastasis)とは、腫瘍細胞が原発病変とは違う場所に到達し、そこで再び増殖し、同一種類の腫瘍を二次的に生じること
 がんが転移して新しい腫瘍が形成されると、それは二次がんあるいは転移がんと呼ばれ、転移した細胞は原発病変のものと同一種となる。これは、例えば、乳癌が肺に転移した場合、二次がんは悪性の肺細胞ではなく、悪性の乳腺細胞によって形成されることを意味する。この肺の疾患は肺癌ではなく乳癌肺転移になる。但し臨床医学の現場では習慣的に、二次がんが転移した先の器官の名前で「転移性○○がん」と呼ぶ
 特定のがんは特定の臓器に転移するといった傾向もある。例えば、前立腺癌は、通常、骨に転移する。同様に、大腸癌は肝臓に転移する傾向がある。また、女性の場合、胃癌はしばしば卵巣に転移する(Krukenberg播種)。
 腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍とに分類されるが、このうち、悪性腫瘍のみが浸潤や転移を行う。見掛け上、良性腫瘍であっても、転移が起こった場合には悪性腫瘍とみなされる。......
ウィキペディア/転移 (医学) )> ( 術後長期間を経て"再発・転移"する乳がんのメカニズムを解明!(国がん) 新治療法へ!?/当誌 2014.07.05


 今回注目する下記引用サイト記事転移がん、高精度で判定 東京理科大などが分析ソフト/日本経済新聞/2015.06.29 - 01:30 は、そうした "転移がん" の診断に関するものであり、  <東京理科大学と東京大学、ソフト開発ベンチャーのエルピクセル(東京・文京)のチームは、がんの診断画像から転移がんかどうかを高精度に判定する人工知能ソフトを開発肝臓にがんが見つかった場合でも、肝臓自体にできたがんと、他の臓器から肝臓に転移してきたがんでは性質が異なり、治療法が変わる。画像診断の専門医を助け、より確実な診断につながると期待する。3~4年後の実用化をめざす> と報じている。

 <東京理科大学と東京大学、ソフト開発ベンチャーのエルピクセル(東京・文京)のチームは、がんの診断画像から転移がんかどうかを高精度に判定する人工知能ソフトを開発した。肝臓にがんが見つかった場合でも、肝臓自体にできたがんと、他の臓器から肝臓に転移してきたがんでは性質が異なり、治療法が変わる。画像診断の専門医を助け、より確実な診断につながると期待する。3~4年後の実用化をめざす。  新ソフトはコンピューター断層撮影装置(CT)や電子顕微鏡などで撮った画像を分析し、転移の元となったがんとの違いを見分ける。  マウスの皮膚の下に肉腫と乳がんの細胞を注射し、がんになった組織の画像約300枚をソフトに読み込んだ。  乳がんの細胞を転移がんとみなし、ソフトが判定を誤るたびに国立がん研究センター東病院の臨床医が正しい判定結果を教え込んだ。学習作業を10回以上繰り返すと、94%の精度で転移がんを見抜くようになった。患者の画像に応用しても、転移がんが見つかるしくみだ。  画像診断は専門の資格を持った医師が担う。専門医は1人当たり年間100万枚以上の画像を目にするという。支援システムの需要は大きい> とある。

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このアーカイブについて

このページには、2015年7月以降に書かれたブログ記事のうち科学一般カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは、
 科学一般: 2015年6月
です。

次のアーカイブは、
 科学一般: 2015年8月
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック